『彼女に馬乗りになってた男』本当にやった復讐 – 修羅場【長編】

『彼女に馬乗りになってた男』本当にやった復讐 - 修羅場【長編】- 実際に行動した体験談

 

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彼女に馬乗りになってた男

 

婚約記念に昔の修羅場投下。

結構フェイク入れてるのでおかしなところがあるし長いがすまん。

A男・・・俺 21才 大学3年

B子・・・A男の彼女 21才 大学1年 付き合って6年

C男・・・B子の大学同期 19才 B子にアプローチをしていた

B子と付き合って6年目、彼女の大学の関係で遠距離恋愛になることに。

お互いに忙しかったが1ヶ月に一回は会えるように2人でいつも調整していて遠距離になってからも関係は順調だった。

大学に入って体育会系の部活に入ったB子。

ある日試合で好成績を上げたから急遽打ち上げの飲み会をすることになったと連絡が。

その日、久しぶりにB子の所に泊まりがけで逢いに行くことになっていたが、ちょうど自分の大学の実験がなかなか上手く進まず行けないかも知れないと連絡を入れようとしていたので仕方ないねと逢うのを断念していた。

B子とメールのやり取りをしてから、全然進まなかった実験が何とか形になり実験結果のレポート提出やらが意外と早く終わり携帯をチェックしていると、飲み会の筈のB子から具合が悪くて結局途中で帰ってきたというメールが。

その時19時を少し過ぎていたが、実験も終わったし元々泊まりで逢う約束をしていたしで内緒でお見舞いをしにいくことに。

急いで新幹線に乗りB子の地元へ。

家に向かいながらもう寝ちゃってるかな?と思いつつB子の好きな紅茶や食べ物を途中のスーパーで買い込みいざアパートへ着くと、部屋に電気がついていた。

この時、すでに22時過ぎ。

具合悪いのに起きてる?と不思議に思いながらもびっくりさせたくて俺はその時ただわくわくしながら慎重に鍵を開けてドアに手をかけた。

今でもこの時のことを思い出すと血の気が引くし変なものがこみあげてくる。

俺は中の様子を窺おうとゆっくりとドアを開けたんだが、少し開けた所で不穏な空気を感じた。

部屋の中から、持続的に何かをぶつけるようなガンゴンという鈍い音が聞こえくぐもったように「ぐっ」とも「う゛っ」ともつかない声が聞こえた。

瞬間反射的にドアを開け放つ。

彼女の上に馬乗りになっている男の背中(後のC男)と、争った後が見られるリビングやらものが散乱している廊下が目の前に飛び込んできた。

俺「てめー何やってやがる!!」

思わず叫ぶと、男がびっくりして振り向いた。

男は馬乗りになって彼女の胸倉を掴み、彼女を上下に揺すっていた。

あの鈍い音は男が彼女を床に叩きつけていた音だったと理解した瞬間何かが切れた。

「誰だテメー!!」

と言おうと男が叫び終わらないうちに俺は気付いたら男を殴りつけ壁に投げ飛ばしていた。

「がっ」とか「ふぐっ」とか唸っている男の首を壁と腕で抑えつけていたと思うがここらへんは頭に血が上っていてよく覚えていない。

気がついたら血を流しながららふらふらしてる彼女に

「A男さん、ダメっ」

と止められ、半分気絶した男が目の前にいた。

正直半分気絶している男を殺そうかと真剣に考えていた気がする。

破られたサマーカーディガンを着た彼女、顔は腫れて頭からは血が流れていた。

俺「B子、大丈夫か?すぐ病院につれてくからな」

B子「A男さん…私、なんで…C男くんが…宅配便って…」

しがみついたままガクガクと震えて泣きながら呟く彼女もわけがわかっていないらしく同じことを繰り返すばかり。

真っ青でブルブルと震えるB子を抱きしめながら警察へ通報、救急車を呼んだところで彼女がぐったりと倒れてしまった。

その後は救急車で彼女を病院に連れて行ってもらったりC男を警察に引渡したり関係者ということで事情聴取されたり彼女の実家に電話をしたりとばたばたとしていてあんまり覚えてないんだが、結局4日間近く彼女の所にいた。
C男は彼女の大学の同期で、同じ部活。

彼女が入院中に、今回のことで彼女の実家に話をしに行った時C男一家が謝罪に来たので俺も話し合いという名の尋問に参加。

阿修羅と般若を足しっぱなしにした彼女父が静かに何でこんなことをしたのかを聞いた

C男「部活の顔合わせを兼ねた新歓の時に、潰れた部活仲間をテキパキと介抱していたB子に一目惚れして…
それ以来B子にいろいろとアピールをしていたが彼氏がいるからとスルーされつづけてて…。
こんなに好きなのに自分を見てくれないのが気に入らず、何とか関係を持てないかと思っていたら打ち上げに来るっていうから、ワザと彼女のだけアルコールの強いお酒にすり替えてチャンスを作ろうと思って…」

B子父「なぜ娘の部屋で娘に暴行していた」

C男「…」

B子父「答えろ!」

C男「B子が…全然酔わなかったから……」

どうやらお酒に強いB子にいくら飲ませても酔わず、それどころか1人でさっさと途中帰宅してしまって計画していた

B子が酔う→介抱をし家まで送る→そのまま家に上がりこんでry

が出来なくなりやけで飲みまくったがイライラが収まらずに

B子家に行く→宅配便と偽りドアを開けさせる→何とか黙らせてやってry→彼女に激しく抵抗される→イライラしてry→俺が来てお縄

だったらしい。

これを聞いた阿修羅般若のB子父が切れ、投げ飛ばされるC男(B子父は柔道有段者)C男両親も来ていたが、泣きながらずっと土下座して謝っていた。

なげ飛ばされたC男はB子父がつかみかかったとき

「お、俺悪くない!だってB子がっ…」

と泣き叫びながら逃げようとしていた。

何しに来たんだおまえは。

もうね、何こいつって俺は呆れた以上に今もこいつの身勝手さで彼女が病院に入院してるかと思うと泣けてきた。

B子両親は訴えると言っていたが、B子が逆恨みを怖がり・学校を辞めること・めちゃくちゃになったアパートのリフォーム代と家具代治療費代を出すこと・C男からの今後一切の接近を禁止すること・慰謝料請求を条件に訴えずに終わらせた。

ただその後C男が宅配便を偽って無理やりあがりこみ暴行をしようとしたときに、彼女に投げ飛ばされ(背負い投げをしたらしい)ガラスのパソコンデスクに突っ込み怪我をした、それで俺も病院で治療したから治療費は相殺だと駄々をこね始めるC男。

しかしC男両親に〆られたのとB子の正当防衛が認められていたのでたいした問題にはならず、むしろ反省の色なしということでC男両親からは勘当され、慰謝料が増えるというなんとも自業自得な展開に。

後頭部を4針縫い、肺炎で入院していた彼女が退院するころにはC男は自主退学、C男一家は遠くに引っ越しC男もまたどこか遠いところに引っ越していった。

その後B子は大学に復帰したが、この事件を知った部活が自主解散状態になってしまったり彼女自身、意識していなくても男性の近くにいると体が震えてしまったり吐き気やめまいを起こしたりなかなか家から出れなかったり逆に外から家に帰れなくなったりと精神的な傷が癒えずに大学を中退してしまった。

事件から2年、実家で療養しつつ、かなり無理をして短期で女子大に入りなおした彼女。

というのは、彼女はある専門の職につきたくて地方の大学に出ていたので、どうしても夢を諦められなかったらしい。

C男のその後だが、寮つきの工場で厳しい管理のもと馬車馬のように働いていてすっかり見る影もなくなっているらしい。

この事件があってから4年、まだ本調子ではないが元気になったB子と婚約したので清算するために投下しました。

沢山の支援ありがとうございます。

ちなみに、彼女は今でも俺のことをさんづけで呼びます。

すごく穏やかでしっかりしたお嬢さんって感じのB子は友達もさんづけやくんづけで呼ぶようなやわらかい雰囲気の子で、逆にいえば男にはなめられるタイプななのかも。

たぶんC男もそう思って狙っていたんだろうが見た目のイメージや雰囲気からは分からない酒豪っぷりや武道経験っぷりに面食らったみたいです。

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