『妻の不貞が原因で別れた』など 短編10話【2】修羅場 – 本当にやった復讐の体験談

『妻の不貞が原因で別れた』など 短編10話【】修羅場 - 本当にやった復讐の体験談

 

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短編 – 本当にやった復讐 修羅場編【2】

 

彼の親御さんにご挨拶した

去年のお正月。
彼の親御さんに会いに行って御挨拶した。

まだ婚約とかそういうのじゃなくてただ親御さんに紹介されて御飯食べただけなんだけど、彼の態度がそれ以来変わってしまった。

それまでは優しいっていうよりちょっと気弱なくらいの人だったんだが、私の言うこと、やること、趣味、仕事、学歴すべてにケチをつけるようになった。

私の好きな芸能人には「程度が低い」「くだらないやつ」「こんなのを好きとか言うやつも程度が低い」

私の卒業した大学には「最近偏差値が下がる一方らしいじゃん」「ガラ悪いんだってな」

私の趣味(読書)には「一銭の得にもならない」「本読めるアタシ~とかえらぶってんの?」「もっと金かせげることを趣味にしろよ」「女ってバイクとかサッカーには興味示さないよな。下等だよ」
などなど。

最初はあまりの変わりように唖然として言い返せないこともあったけど、仕事に対して「どうせ女なんか枕で仕事とるんだろ」

私の家族を「しょぼい、冴えない」「田舎者」「まんま百姓って感じ(うちの二代前は農家)」
とまで言ったのでブチギレ。

「おまえは何様だゴラァァァ!!!」と怒鳴りつけて叩き出し、二度と会いたくない!と言い渡した。

ドアの前に彼、居座ること3時間。

時折鼻をすする音をわざとたてる、「寒い……」とつぶやくなどの高等テクニックを披露する。

しかしもちろん開ける気なし。
朝まで粘るほど根性がないのも知ってたし。

ドアの前から彼が送ってきたメール。

「親にも会わせたんだからもううちの嫁だし、立場をわからせようと思った」

「今のうちにガツンとやっておかないと調子に乗ると思った」

「婚約破棄する気か?傷物に見られるぞ、後悔するぞ」

来るわ来るわ、めまいのするようなメール。

あまりに理解不能のメールに怖くなり、友達に電話した。

友達「それって膿家脳ってやつだよ」と。

「彼くんがまさか膿家脳だったとは意外だけど…メールでURL送るからここ見て対策して」
と送ってくれたのが2chの膿家スレと、家庭板の修羅場スレw

それが私の2chデビューでしたw

こんな人たち本当にいるの?作り話じゃないの?でも現に彼があんなだし…と思いつつ読みふけること数時間。

ドアの前の彼のことも忘れ果てて2chしてたら、かまってもらえないことに気づいたか、彼はいつの間にかいなくなってた。
翌週、2chで学習した「婚姻届不受理届」。
無料で出せるらしいから、と一応出しておいた。

全部着信拒否は駄目らしいから、メールのみ受信でフォルダに振り分け。

「根回し」もできるだけ早くしておいた。
疑う人には証拠メールがあったのでそれをそのまま見せた。

そして意外と周囲に2ch見てる人が多いこともわかった。
「安価で彼にメールしようww」
なんていうやつもいた。もちろん断った。

そして半月後。

振り分けフォルダに彼のお怒りメールが…

彼、ほんとうに婚姻届出そうとしたらしい。
しかし不受理届のおかげでブロック。

「俺がせっかく広い心でおまえを迎え入れてやろうとしてるのにおまえって女はーー!!」
だそうだった。

私、ひさびさにメール返信。

「私の欄は誰が署名したの?それって法律違反だよね」

彼「誰が書いたかなんて証明できっこない」(勝ち誇って)

私「あなたが書いたの?」

彼「違う。ちゃんと女の字で書いた。俺は女の字なんか書かない」

私「じゃあ誰」

彼「A子(彼と私の共通の知人。私の社の後輩)に書いてもらった!!」

A子は知人のうち唯一彼の味方をしてた子で

「彼さん、かわいそうだよ!第一彼さん、そんなメールくれるなんて情熱的じゃん!いいじゃん!」
「結婚に前向きなだけじゃん、いいじゃん!」
「頼りなかったのがぐっと男らしくなっただけじゃん、いいじゃん!」

とやたら何通もメールくれた子。

彼が「親にまで紹介したのに、俺の面子が立たない~」とグジグジ言いだしたので

「じゃあA子を代わりにお嫁さんにしなよ。
そこまで協力してくれるってことはきっとあなたを好きなんだよ。
それにA子は若い(私の2つ下)だから、若いお嫁さんの方が御両親も喜ぶよ。
よかったね!私より若くて従順なお嫁さんが見つかったよ!」

とヤケクソでメールした。

すると
「そっか!そうだな!!(顔文字満載)」
と一瞬でテンション激高になる彼。

コロっと彼のターゲットは私からA子に変わりました。
…バカで良かった。

A子は私が結婚して退社すれば、私のやってる某仕事が回って来る!と思って、彼に結婚をおすすめしてたらしい。

いや専門違うから私が退社したところでA子には回らないと思うんだが…

A子から「彼さんがストーカーになった、助けて」とメールが来たが

「第一彼、そんなメールくれるなんて情熱的じゃん!いいじゃん!」
「結婚に前向きなだけじゃん、いいじゃん!」
「男らしいのが好きだって言ってたじゃん、いいじゃん!」
とだけ返信してたら、そのうちメールして来なくなり、気づいたら会社も休職していた。

ちょっと気の毒ではあったけど「人を呪わば穴二つ」とみんなに噂されていたらしいから、周囲もある程度知ってたのかも。

(元)彼はどうやら一時的なはっちゃけだったみたいで、今は憑き物が落ちたかのように普通だそうです。
私は会ってないので知らないけど。

でも去年の11月と今年の1月、そして一昨日に
共通の知人から「やり直してほしいって横で泣いてるよ」と電話が来た。

「ヤダ」
「いちいち報告スンナ」

と返事して、その知人も一昨日から切りました。

たいしたことない話ですいません。
自分としては初修羅場だった。

 

新婦友人として参加した式

私が新婦友人として参加した式。

前提として、新郎新婦は5年間付き合って、両両親ともずっと公認の付き合いだった。

で、ついに結婚式をあげることにして万全の準備をおえたら、式1週間前に新婦父親が急逝。

あわてて式を延期にして、一年後に挙式。

披露宴の席で、新婦母の卓上のわきには葉書サイズの新婦父の写真が写真立てに入れて置いてあった。

宴開始後一時間ほどは何もなく、いい雰囲気で進んでいた。

が、酒がすすみ酔った新郎叔父が新婦母にしつこくからみだす。
(いうのはなんだけど新婦母はだいぶ美人)

わざわざ新婦母の隣に居座り、新郎親族たちにになんど注意&連れ去られてもまいもどってくる。
(しかも声がやたらでかくて高砂まで聞こえてた)

やがて、ついに聞くに堪えない(書くのもイヤだ)卑猥な言葉を言い出したところで、新郎父と新郎兄が飛んできて後ろ首ひっつかまれて退場。
新郎母が新婦親族に謝り倒してた。

やがて新郎父と兄だけ戻ってきて、ああ強制送還されたんだなと思いつつ、会場のみんなはホッとしてた。

実際そのあと30分くらいは和やかに進行。

だが、本番はここからだった。

突然会場外からなにかもめる物音がしたと思ったら、乱入してきたのは新郎叔父。

まっすぐ新婦母のところへ行ったと思ったら、「お前のせいだ!辛気臭いんじゃ!」と怒鳴って、なんと新婦父の写真を床に叩き付けた。

しかもなんか怒鳴りつつ何度も何度もそれを踏みつける。

その場の全員呆気にとられて、しばらくだれも動けなかった。
10秒か20秒くらい放置だったかも。

ふと我に返ると、新郎がいつの間にか高砂から降りて、新郎叔父の後ろにいた。

そして新郎に肩をたたかれた叔父が、振り返った瞬間にふっと膝からくずおれる。
(マリオネットの糸が切れたみたいな感じだった)

そのまま倒れてる叔父の下から写真を拾い上げる新郎。
(このあたりでやっと会場の人とかが動き出した)

まだ写真立てに残ってるプラスチックの破片をポンポンとはたいた後、新婦母のもとへ。

まだ呆然としている新婦母の手に写真を握らせた後、一歩下がったと思ったら、なんとその場に土下座!

あわてた会場の人とかが声をかけるも(ここまでほとんど会場に声なし)、新婦母に声が掛けられるまで微動だにせず。

我に返った新婦母が声をかけ、(「新郎がそんなことしたらいけません!もう十分だから高砂に!」みたいな感じ)ようやく新郎は高砂に戻っていった。

戻ってきた新郎は、マイクを取って落ち着いた声で

「お見苦しい騒ぎをお見せして大変申し訳ありません。ご参列いただいた皆様には大変ご迷惑かと思いますが、もうこのようなことはないと思いますので、もうしばらく御辛抱願います。」

みたいな発言をして着席。
そして隣の新婦にも謝ってた。
そのあと新郎叔父は運び出され、司会者はうろたえ、余興は上滑りし、新郎両親は新婦親族に謝り倒しながらもなんとか披露宴は進んでいった。

そして最後の新郎のあいさつ、会場の皆に感謝とお詫びをしつつ、アドリブを入れてきた。

それは新婦父のこと。
「身内のことで恐縮ですが」
と前置きを入れて、新婦父に言及。

実にいい人だった、自分も良くしていただいた、何よりも自分が新婦と今日こうして式をできるのはここまで新婦を育てて頂いたおかげである。
孝行できなかったうえに、大変な不孝(おそらく上記のこと)をしてしまって申し訳ないが、これからはその分も新婦母に孝行していきたい。

みたいなことを発言。
それを聞いた新婦母と新婦が号泣。会場ももらい泣き。

最後の見送りの時も、新郎と新郎両親はみんなにお詫びをし倒していた。

その後、新婦親族と新郎親族でひと悶着あったものの、新郎側の真摯な態度、そしてなにより新婦と新婦母の擁護で事なきを得たらしい。

新郎叔父はその後親族全体から絶縁されたとか。

隣町のガキ大将

くだらない修羅場だけど、懺悔のために書きます。

ガキ大将 五歳 隣町の子

私 五歳
姉 六歳
弟 三歳

新しい公園が出来てからガキ大将が近所にくるようになった。
ガキ大将は誰にでも暴力をふるい怖がられてた。

ある日公園に姉といったら、ガキ大将がブランコで遊んでた。

私はブランコが大好きで乗りたかったけど、開いてるブランコに近寄ろうとすると、ガキ大将が石投げたりして威嚇してきて乗れなかっので、仕方なく滑り台してると優しい姉が

「ブランコ乗せてもらえるよう言ってきてあげる!」
とガキ大将に近づいていったと思ったら、姉がガキ大将に顔を殴られて腹を蹴られてた。

びっくりして姉に駆け寄るとガキ大将に「邪魔なんだよ!」と砂かけられ逃げられた。

悔しかったが泣いてる姉をお家につれてかえってばんそうこを探していると、今度は家の外から、弟の泣き叫び声が聞こえた。

急いで外に出ると、弟がガキ大将に大きい水溜まりに沈められてた。

たった3歳の弟を上から抑え付けてるのを見たら怒りで体が震えたのを覚えてる。
ガキ大将は自転車でまた逃げた。

私は急いで弟をおんぶしてばぁちゃんの家に連れて行った。

泥だらけの弟をばあちゃんに預けると私はばあちゃんに何も言わず、一目散に家から飛び出してガキ大将を探した。

ガキ大将は公園の上の草原にいて、私が来たのに気づくと鉄パイプを振り回して私を殴って来た。

私は何発か殴られたものの鉄パイプを抑える事に成功し、ガキ大将を2メートル近くある崖(?)から突き落とした。

私はそれでも怒りが収まらず自分も崖の下に飛び降りうずくまってる。

ガキ大将に一心不乱に「弟に謝れえええぇ!!!!お姉ちゃんに謝れええええ!!!うわああぁあぁ!!!」
と叫びながら殴る蹴るをひたすら繰り返した。

少しすると私を探していた爺ちゃんに止められた。

私の猛攻が止んだ途端ガキ大将は今まで見たこと無いくらいに号泣した。

その後は全然記憶無いんだが、確か私は鉄パイプで殴られた足にギプスをしていたから、骨折してたかもしれん。

それから近所でガキ大将見ることは全くなくなってたんだけど、この前正月帰省したらガキ大将がニューハーフになってた。

 

絵を描く行為が嫌いな父

ネタ乙と言われてしまいそうだが、ネタだったらどんなによかったかという話吐き出し。
フェイクあり。

姉(5つ年上)と私の実父は、私が生後2ヶ月の時に病気で亡くなり、私が4才の時に母が再婚。

だが、新しい父はどういう訳か「絵を描く」という行為を異常に嫌悪しており、おえかき帳の落書き程度も許さないような人。

(何故そんなに「絵を描く」という行為が嫌いだったのかは現在も不明のまま。)

幼稚園や学校で描いた絵も、描いた本人(私と姉、父違いの弟と妹)にビリビリに破かせ、庭で火にくべさせる程。

漫画やのアニメ、絵本すら我が家では厳禁だった。

父は決して暴力は振るわなかったが、姉が中2の時に地域の学校の絵画コンクールで入選した時は、姉を半年間無視するという、所謂ネグレクトに近いことをやった。

元々絵を描くのが好きだった姉に対する父の仕打ちは、姉が高校に入ってから益々酷くなる。

姉が学校の漫研で出した会誌や隠れて作った同人誌を姉の留守中に部屋に入って探し出し、姉自身に好きなキャラや作品への口汚い罵倒を書かせ、破いて燃やさせるなんてこともやった。

母は何度も父に抗議していたが、父は
「絵なんかまともな人間が扱うものじゃない。俺は子供達が真人間になるよう教育しているだけだ」と言って譲らない。

姉は美大に進学を希望していたが、当然父が許す訳がなく、母が伯父(実父の兄)に相談し、父には「極普通の大学に通う」と伝え、家を出て伯父宅から美大に通うことになった。

…が、伯母がうっかり口を滑らせ、姉が美大に通っていることが父にバレてしまった。

そしたら父は何と、役所に姉の死亡届を提出。

それが受理されたもんだから、後から大変な騒ぎになり、結局姉は美大を退学。
これが原因で姉は完全に父と決別した。

騒ぎの数年後、姉は私と弟・妹以外の家族には一切何も告げずに結婚し家を出た。

私と弟と妹は、姉の助言もあり家では父に従っていた。

この頃から少し体調を崩していた父は、かつてのように留守中に部屋へ忍び込んで根掘り葉掘り探し出して…というようなことはしなくなっていたので、私は独立して家を出るまで、隠れてひっそり同人活動をしていた。

数年前、父は末期癌と診断され、半年の闘病生活の末に亡くなった。

死亡届騒ぎ以来一切実家に顔を出さなかった姉だが、流石に父の葬儀に出ないのは駄目だと思ったのか、十数年ぶりに家族で実家に戻ってきた。

姉は葬儀の間中ずっとハンカチで口元を押さえていて、色々あったけどやはり父親の死は悲しいんだろうなぁ、と私も弟・妹も思っていた。

葬儀も滞りなく終わり、自宅に帰る前の晩に姉に呼ばれ、姉家族の車(ワンボックスカー)に入った。

姉はニコニコしながら「(私)ちゃんにだけいいもの見せてあげるね!」
と言って、大きなダン箱を開いた。

中には、蝋で作った人形(ひとがた)が大量(100や200どころではなかったと思う)に入っていた。

しかも、その全てに無数の針が刺さっている。

姉は嬉々とした口調でこんなことを言っていた。
「これねぇ、あの時(死亡届騒ぎ)からずーっとアイツに呪いかけてたの。
1日1本、アイツの顔思い浮かべながら『死ね、死ね、苦しみぬいて死ね』って念じながら刺してたの。
そしたら神様は聞き届けてくださったのねぇ、やっと死んでくれたわ!!
お葬式の時はもう嬉しくて嬉しくて、大笑いしたいのを必死に堪えてて大変だったけど、死体に唾吐いてやりゃ良かったって今ちょっと後悔してるわwww
今度はねぇ、これ(蝋の人形)を1日1体『地獄で苦しめ』って念じながら燃やすの!
死んだって楽になんかさせてやらないんだから!!アタシが生きてる限りずっと呪ってやるんだから!!」

…その時の姉の顔を、私は生涯忘れることが出来ないだろう。

漫画とかで、精神がイッちゃった人の目を◎◎みたいに描いたりするけど、この時の姉は正にそういう目をしていた。

この時の姉があまりにも恐ろしくて、その後徐々に連絡の機会も減り、その後すっかり疎遠になってしまった。

やがて、弟も妹も成人。
それぞれに好い人とめぐり合って結婚し、家督は弟が継いだ。

が、弟夫婦から「大(おお)姉さんが恐い」と度々連絡が来るようになった。

聞くと、ひと月に2~3度姉から電話が来るのだが、何を言っているのか全くわからないという。

一度会話を録音したものを聞かせてもらったが、確かに何を言っているのかわからない。

文法や文脈がおかしい、というものではなく、何と言うか既に人類の言語ですらない。

「のくしーっかたかん!よまーっそっろめらつなちきしーーー!!!はのきせ~!」

みたいな、ただ単に五十音をでたらめに並べて叫んでいるだけ…といった感じ。

そして週に何度も、姉の長男(当時中3)と長女(当時小5)から
「お母さんがおかしなことを言う、恐い」という電話も来ていると。

当時、義兄(姉の旦那)は単身赴任で遠方に住んでいて、子供達が母親の異変を訴えても
「またまた~wwパパをびっくりさせようとしてもそのテには乗らないゾッ♪」
みたいに真に受けなかったらしい。

なので、私と母から義兄に連絡、急いで駆けつけた義兄は録音された姉からの電話を聞いて漸く事態の異常さを認識。

その後、姉は“外から鍵がかかり、窓に鉄格子が嵌められた、場合によってはカメラで24時間監視”な病院に入院した。

その病院に辿り着くまで、義兄と伯父と母が何人もの精神科医やカウンセラーに診察・相談し、何度も大病院の精神科に入院させたが、原因は一切不明で症状が改善することもなかったそうだ。

別の病院にいた頃に一度だけ姉を見舞ったことがあるが、その時の姉の目は、父の葬儀の時と同じ◎◎だった。

 

物心ついた頃から片親だった

俺は物心ついた時から片親で父親の詳細はわからないままだった。

俺は幼少期に母親から虐待を受けてて、夕方5時から9時まで何時も家の前でしゃがんで、母親が風呂に入って寝るのを待ってた。
ボロアパートの2階だったので階段下でずっと待つんだ。

小学生が夏も冬も暑くても寒くてもとにかく5時から9時ぐらいまでは待つのはつらかった。

でも家に入ると母親に殴られるので外に居た。

9時になると母親は寝るのでこっそりと家に入り朝まで押入れの中で眠った。

朝の3時ごろに母親は家を出て行くので、それから起きて家にあるご飯を食べた。

生保生活だったのか、仕事をしていたのか不明だが一応給食費だけは出してたので、平日は給食が唯一のまともなご飯だった。

母親は夕方4時55分には必ず家に帰ってきた。

男を連れてくるときもあった。
その男も同じ様に俺にしつけと言いながら殴る蹴るの暴力を行った。

そんな日々が俺の小学校生活における日常だった。

俺が小学校5年生になったある日、学校の友人数人が万引きをして捕まった。

俺は万引きをしなかったのだが、一緒に居た事で注意を受けるために学校に連れて行かれた。

親が迎えに来てぶん殴られる子も居れば、泣きながら謝る親も居た。
俺の親は迎えに来なかった。何度電話をしても。

担任は俺と一緒に家に行くと言うが、俺は必死で断った。
怖かったんだ、暴力が。

なんとか、俺は無実だった旨と親は忙しくて家に夜中にしか帰らないと嘘をついて、注意と先生から母親への文面での報告だけで済むことに。

とりあえず、難を逃れたと思ったが結局帰った瞬間に包丁で手を切られた。
初めて泣き叫びながら死を感じた。

異常だと思ったのかアパートの住人の誰かが警察を呼んだらしく、数人の警官が駆けつけて母親を取り押さえ、俺は養護施設(孤児院と言ってたけど)へ入所することになった。

中学校卒業と同時に俺は仕事を探して今の仕事(とび)に就いた。
院の先生は良い人達だったので今でも繋がりがある。

未だににぞっとするのは、俺が母親だと思ってた女性が赤の他人だった事。

あれ以来会ってないが戸籍上俺の母親は俺が2歳の時に死んでおり、俺には父しか居なかった。

父親との面識は一度も無い。
それを本当につい最近しった。

ただ、俺は暴力を振るわれようと貶され様と涙を流そうと耐えて、いつかはいつかはと普通の家族を夢見て信じてた母親と呼べる女性が他人で誰かもわからないと言う事実が正直怖かった。

あの女性は誰でなんの関係で俺を育ててたんだろ。
本当に極稀に俺を撫でた手のやさしさはなんだったんだろう。と考えると泣けてもくる。

あの家に行ってみたが今は誰も住んでなかったけど、階段下の壁に「まーくん」と削った文字を見つけて不可思議な同居生活がなんだか虚しく思い出された。

 

ずっと出入りしてた営業の彼男

私 事務職
彼男 出入りの営業
友男 彼男の同僚
お局さん 同僚A・B 私の会社の人たち

それまでもずっと出入りしてた営業の彼男に突然口説かれるようになった。

それほど接点も無かったので既婚とは知らなかった。
でもひっかかることがチラホラあって彼男に確認した。

なぜ土日祝は会えないのか?
こっちから電話していけないのは何故?

疑惑はその程度だったけど、うちのお局さんが「なんかひっかかる」と言ってた。

お局さんは信用できる人なのでまた彼男に確認した。
そうしたら友男を連れてきて独身だと証言してくれた。
お局さんも「私のカン外れた?あれれ?」となった。

疑惑も晴れたしいい人っぽいのでお付き合いスタート。

彼男が押せ押せで、親への紹介を遠まわしに要求してきたりで私はひき気味。

もっとひいたのは「俺、本命には絶対ゴム使わないんだよね」というセリフ。

お付き合いもまだ浅いしそんな関係にはなってなかったのでよけいドンびき。

そんな無計画な男は嫌だった。

デートの後「家まで送るよ」と言われてマンションまで送ってもらったけど家には入れなかった。

当時住んでたのは、姉夫婦の持ち物で姉夫婦は2年海外だったので管理がてら住ませてもらってた。

姉夫はわりと高給な人でかなりいいタワーマンションだった。
それを見た彼男が

「すごい。いずれ俺もここに住むのかあ」とボソリと言った。

かなり引っかかったけど、彼男もここ買うのかな?営業って儲かるんだなと思うことにした。

一緒にいて楽しかったけど、彼男と一緒にいると脳内警報がよく鳴る。

なぜそうなるのか分からなかったけど、それがストレスになってきたので悩んだ末別れることにした。

出入りの業者ということもあって、後々のことも考えてお局さんや同僚ABに別れるつもりなことを先に話した。

すると同僚Aが「私もなんかあの人結婚してる匂いがするんだよね。いい人ぽいんだけど。なんでだろ?」

同僚B「もう一回友男さんに確認してみたら?私もやっぱり引っかかる」

と言うので、お局さんもついてきてくれて確認することにした。

別れるんだからもういいやと思ってたけどお局さんが
「こういうのはきっちりしないと!」と。

友男は最初、彼男は独身だと言いはてったけど

「じゃあ、もっと上の人に確認していい?」と聞くと白状した。

それで謝ってくれるかと思いきや

友男「このまま彼男と別れず付き合って結婚してください」

私「既婚者と結婚なんてできない」

友男「そうすれば、僕も友男も奥さんも幸せになれるんです。僕達付き合ってるんです」

お局さん「はあ?誰と誰が?」

友男は彼男の奥さんと、友男には内緒でお付き合いしてました。

友男「あなたが彼男と結婚したら、みんな幸せになれます。あなたは彼男が独身ならいいんでしょう?奥さんに慰謝料を支払ってもらえれば僕も助かります。借金があるんです。慰謝料くらいあなたの親が軽く出してくれるでしょう?」

私「慰謝料?無理無理。なんで払わないといけないの?親だって出さないよ」

友男「社長なんだから大丈夫でしょう?○本会社の社長さんなんだから」

お局さん「あー、分かった。○本さんと勘違いしてるでしょ、総務の」

私の名前は、○元Y子。
総務の子は○本Y美。

私は知らなかったけど、○本さんはどっかの会社のお嬢さんでコネ入社だったらしい。

ごくごく一部しか知らないことだったけど、彼男と友男はどこからかで知ったらしい。

彼男は奥さん捨てて結婚して逆玉狙い。

友男はそれに協力するふりして、彼男と私を有責にして慰謝料と奥さんゲット狙い。

彼男と友男と奥さんは学生時代からツルんでたらしいので、もっといろいろ事情はあったのかもしれない。

内内に済ませてあとでゴタゴタも嫌だったので、上司にも話して向こうの会社の方にも話して彼男と別れた。

一応謝罪は受けたし私が悪くないということにもなり担当営業も交代して一件落着。

でもその後彼男や友男から、別々に

「○本さんになりすましたこと言いふらされたくなかったら、いくらか支払って」
と待ち伏せされたのが怖かった。

ストーカーとして処理してもらったけど、当時はすごくこわかった。

サークルで知り合った男

当時趣味のサークルで知り合った男と付き合っていた。

その男は車で2時間くらいかかる隣県からサークルに参加していた。

地元にも似たようなサークルはあるだろうに、とちょっとだけ不思議だった。

俺、地元には友達いないんだよねと言っていた。

朗らかでサークルでも人気者だったので、女関係とかかな?とちょっと思っていた。

結婚してくれないかとプロポーズされて初めて彼の自宅に行くことになった。

彼は父親の自営の手伝いをしていて、デートとかでも結構羽振りがよさそうだったのに、彼の実家は市営?県営?住宅で古い団地だった。

あれ?調子いいこと言ってたけど、結構やばいかも?と思った。

彼が車を停めてくるから、と先に団地の前で降ろされ、待っていたところに中年のおばさんが来て「○○さんの彼女?」とかそんな感じのことを聞かれた。

ええまあ…みたいに適当に流したら、そのまま立ち去っていった。

両親も彼に似て明るく感じのいい人だったけど、家は余り裕福には見えなかった。

まあ実は貧乏とかでも人柄がいいなら何とかなるかなあと思っていたころ、彼がひき逃げにあったと連絡があった。

夜仕事の帰りに田んぼのあぜみち?で車にはねられたらしい。

幸い、田んぼが柔らかくて骨折とかはしていたが、命に別状はないとのこと。

後日名乗り出てきた犯人は、実は彼が昔事故で殺した子供の親だった。

まさに、彼がはねられたのと同じあぜみちで自転車の小学生をはねたらしい。

しかも、救命活動もせず逃げて結局警察に逮捕されるまで黙っていたとか。

当時未成年だったらしいが、その事故で実刑を受けて服役していたらしい。

ずっと父親の仕事を手伝っていたと言っていたので、服役していたことも。

まったく気づかなかった。

私が彼の実家の団地で話しかけられたのは、どうやら団地内のスピーカーおばさんで、彼が結婚しようとしているらしいことがあっという間に広まったらしく、それで被害者の親の耳にも入ったみたい。

結婚なんて許さない!って気持ちだったんだろうな。

実家が団地だったのは、補償金とかで自宅も全部売ったから。

余りのことにびっくりして、当時は携帯もまだ普及していなかったので、すぐにサークルを辞めて、とにかく彼が退院する前に、と家も引っ越した。

今だったらネットのSNSや携帯とかで共通の知人が大勢残ってしまうけど、そのころはそれだけでもどうにか逃げ切れたと思う。

今はその後縁があった人と結婚してこどももいるので、被害者?犯人?の気持ちは痛いほどわかるが、逃げた彼の気持ちは今でもわからない。

内容が内容だけに、親しい人には話せなくてこうしてにちゃんで吐き出すこともできなくて当時は本当に修羅場だった。

退院して彼が私のことを探したかどうかも知らないが。

 

妻の不貞が原因で別れた

妻の不貞が原因で別れたんだが、一人娘が小学校低学年だったのと、養育環境の優劣で親権は元嫁側に取られた。

養育費も払い続けてたんだけど、まともに面会させてもらったのは最初の一、二年でその後は娘が会いたくないと言ってる、と会わせてもらえなくなった。

電話すら取り継いてもらえなかった。
しかし養育費5万円の支払いは子供の為と思って続けた。

で、娘が高校生になった頃、俺に会いたいとどこで調べたんだか元嫁に隠れて連絡がきた。

俺はうれしくて嬉々として出かけて行ったんだが、数年ぶりに会う娘はすっかり大きくなっててびっくり。

でも娘は全然笑わないで敵意まるだしの目で俺をみるわけ。

よくよく娘の話を聞いてみると、離婚原因が逆転してて俺が女つくって女房子供捨てた事になってた。

しかも養育費も払ってこない最低の父親と聞いていると。
そりゃ俺に会わせられないよな、嘘バレるからな。

でもって籍はいれてないらしいが、最近同居の男がいて母親の事も嫌で仕方ないけど居場所がないから仕方なく一緒にいると。

全部お父さんが悪いんだと言われた。

俺は怒って元嫁に電話しようと思ったけど、娘が勝手に俺に接触してたのがバレると娘が怒られると思って我慢した。

しかたなく娘を俺の家に連れて行って、迷ったが離婚原因となった元嫁の浮気調査報告書やら娘名義宛ての養育費の振込帳を見せたらどっちが嘘をついてるか納得してもらった。

娘に、

「いままでつらい思いをさせてごめんな。お前はもう自分で判断できる年だからお前が望むならお父さんの所に来てもいいよ。」

と。娘はすぐに同意してくれた。

そこからは早かったよ。
二人で元嫁に凸して娘は、

「今までよくも騙してくれたわね、あんたなんか母親じゃない。これからはお父さんと暮らすから。あんたが小遣いにしてた養育費ももう入らないからね」

と元嫁に絶縁宣言。
元嫁はうつむきながら黙ってた。

その日の内に娘の荷物を赤帽が運び出して引越し完了。

いまでは父娘ふたりで仲良く暮らしています。
元嫁とももう係わっていません。

 

車貸して、車クレクレ

朝から凸ケチ

ドライブ行くから車貸してクレクレ→ヤダ→午前中だけでイイから→ヤダ→先週から子供もたのしみにしてるのよ、酷いわ!→自分の車で行けば?→何で子持ちなのにそんな車乗ってんのよ!ズルいズルい!→買えば?→旦那に言いつけてやるー!!

旦那凸に備え、非番のk官Aを叩き起こしてバナナを食わせるが「民事不介入」とか言いながら二度寝。

ガレージの鍵ok、やり取りを見て聞いてた隣の奥様が、犬の散歩の別の奥様にスピーカー済、モニターの録画モードon

さて、おやすみ。

–後日–

昨日昼頃よりせこ旦那、せこママの順に凸。

旦那「乗らない車を譲って頂けると聞きました、前から欲しかったんです、ありがとうございます。」

私「一体何の事だか分からない、ウチには乗らない車は一台もない。そういえば、知らない女性が朝早くから車を寄越せとやってきたが、知り合いか?」

旦那「妻から、御宅が車の処理に困ってるが、金を掛けて改造してあるから廃車は勿体無いので貰って欲しいと言われたと聞きましたが」

車貰える!!と、ものすごいwktk顔で凸してきたが、途中から自分の言ってる事が可笑しいと気が付いたようで、だんだん声が小さくなってく旦那。

「やっぱり夢は夢なんですね、妻に嘘つかれたって事でしょうか、ハハハ」
と正気に戻ってくれたので、

「旦那様を騙してこんな恥をかかせるだなんて、奥様どうしたんでしょうね」
とかフンガーしないように頑張ってオホホ系を貫き通した。

旦那さんから、平謝り+名刺と連絡先をメールBOXにいれて頂き、帰ってもらう。

そしてせこママ登場。

インターフォン越しなのに、外から普通に罵声が聞こえるw

私に恥かかせてーっ!出てきなさいよー!お詫びに慰謝料と車寄越せふじこーっ!

せこ旦那さんに「奥様がウチの前で叫んでます」と連絡し、非番に報告するが「家中鍵掛けて玄関開けなきゃイイヨ、旦那に回収して貰え」と。

近所の方からの24でパトカー到着。

せこママは、シャベルでうちのガレージをガンガン叩いて、お巡りさんにシャベル振り上げて向かって行っちゃったから、連れて行かれてた。

せこ旦那は間に合わず、お巡りさんに土下座し、女の子の手を引いて帰って行った。

今日は朝からご近所へ菓子折り持ってお騒がせして申し訳挨拶回りフンガー。

スピーカー奥様が自治会役員だったので一安心でござる。

 

私もいびられてたらしい

夫の兄嫁さんがトメにいびられてた。
気づいてなかったけど私もいびられてた、らしい。

「らしい」というのは、私は物事に熱中すると他のことが耳にも目にも入らなくなる傾向があるので気がつかなかった。

あと、興味のないことはあまり脳みそが理解しないアホだったから。

嫁としてどうなのかとは自分でも思うけど、結婚当初から私はトメに興味が無かった。

トメにいろいろ話しかけられてたけど「はあ」と返事して流してた。

これが嫌味だったらしいけど、脳みそが咀嚼してないので不愉快にはなってなかった。

でも兄嫁さんは人の話を興味持ってとてもよく聞いてくれる人。

遠まわしの嫌味もすぐ理解してしまうくらい察しと頭が良い人だった。

私がトメに嫌味を言われてるのを見て、人ごとながら心配してたらしい。

兄嫁さんは、自分への嫁イビリと弟嫁(私)への嫁イビリの目撃とで、とうとう精神的に限界に来た。

「ごめんね、弟嫁ちゃんを一人にしちゃかわいそうって思って頑張ったけどもう無理みたい」

と義実家へ顔を出さなくなった。

楽観的だった夫の兄も妻の限界を見て、とうとうトメを怒って義実家に来なくなった。

私の夫も私を心配してたが、実家に行かないという選択肢はなかったらしい。

そこでようやく私もイビリに気がついた。

というか、一連の騒動を見てトメに関心を向けた結果、トメが嫌味を言ってることを理解した。

でも、嫌味あっても今まで特に問題無かったし、こっちが興味を示さなければ無いのと同じ。

兄嫁さんが来なくなったことと、息子に嫌われたからか、嫌味と嫌がらせがますます悪化してきた。

とうとう、靴を隠すとか物理的な行動に出るようになってきた。

今までスルーしてきたし、今さらトメに対して騒ぎ立てるのも嫌だったので、「あれ?靴ない。探さなきゃ」→義実家家探し。

靴を見つけてもトメが関係あるとも言わず
「靴あった。良かった」で終了。

そうこうしてるうちに、トメがどんどん暗くなってきた。

ある日「これじゃ私が居ないのと同じじゃない。無視されてる。透明人間みたいに扱われてる」とトメが騒いで泣きだした。

嫌味や嫌がらせを責められないことが辛かったらしいけど、そんなの私には関係ないやと思った。

あー、でもこれは使えるなと思い、スルー続行。

トメが嫌味、私「はあ」でほとんど内容聞いてない。

トメが私のリップクリームをゴミ箱へ捨てる→「あれ?無いな。ま、いっか」

ウトも夫も、トメがこの頃なんだか機嫌が悪いなと思ってる程度。

我慢の限界が来たのか、トメが自爆した。

「弟嫁に嫌がらせしたのに堪えてない。兄嫁は反応したのに。反応無いのが辛い」
とウトと夫に泣きついたが、反対に
「嫁イビリしてたのか!」と責められ家出した。

家出した先は義兄と兄嫁の家だけど、当然追い返された。

近頃トメは私を見ると過呼吸発作とまではいかないけど、それに近い状態になる。
でも、特に配慮はしない。

気づいてなかった時はともかくとして、気づいてからの嫌味もわりと酷かったから。

いくら嫌味だったとしても、相手の実親の生死に関わることについての嫌味は許容範囲外。

(ちょうど私の親が交通事故で入院した時に、下手に生き残って迷惑かける人もいるのよね的なことを言った)

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