萌える話『般若女』など – 短編10話【3】 – ほっこりする話 まとめ

萌える話『般若女』など - 短編10話【3】 - ほっこりする話 まとめ 萌える話

 

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萌える話 – 短編10話【3】

 

 

般若女

 

5年前の話です。夜中寝ていると窓をコンコンと叩かれました。
最初、気のせいかと思い無視していたんですが次第に音が大きくなっていき、
さすがに怖くなりました。
こりゃ確かめるしかないと思い、一気にカーテンを開けた瞬間です…。
目の前に般若の面被って白い着物着た女の人がいたんです。
すげえビビりました。あまりにビックリして声も出せず、ただただ凝視してしまいました。
そしたら般若女が、顔をグーっと近付けて来て、鍵のところを指差し「開けて」みたいな
動作をしたんです。
恐る恐る開けてあげました。
すると般若女はちょっと照れたような声で
「すいません。お家間違えたみたいで…○○さんのお部屋はどちらですか?」
と聞いてきました。
「あっ…隣です…」
「ありがとうございます!あの…通報しないで下さいね。ではまた」
と言い隣の部屋へ。数分後、隣の部屋から絶叫が聞こえたのは言うまでもありません。
隣の奴に何の怨みがあったのか知りませんが、萌えました。

 

 

ごはんできたから帰ってこんかいばか

 

以前友達と出掛けてたときに妹の長女からメールきた。
長女「ごはんできたから帰ってこんかいばか」
ー返事ー
俺「だれがうれしくてテメェのところいってメシ食うんだアホ」
ー長女返事ー
長女「じゃあ帰ってくるな」

そしたら次女からメールきた。
次女「今日はハンバーグだよぉ!今回はママと一緒につくりましたっ!あつあつのままどーぞっ!」
ー返事ー
俺「まかせとけ。あと5分で帰る」
ー次女返事ー
次女「まってるねー!」
帰宅ー。
長女「おい!アタシが言ったら反論してきて次女ないいのかよ!」
俺「ハンバーグうめぇwwww」
次女「まじでぇ!やっぱりママとおねぇちゃんに協力してもらってよかった!」
俺(長女…。ごめんよ…。…でも言葉使いが原因だと思うんだ。)

 

 

みんな忍者が大好き

 

うちのアパートの外国人住人は、なぜかみんな忍者が大好き。
「ニーンージャ!ニーンージャ!」
とうるさいので、忍者装束を買える店を紹介してやった。
「スタンダードに黒が欲しい」
「ピンクは目に痛いね」
「この水色も発光してるよ」
「黄色は忍んでなさすぎる!」
「ねえ、マイク(黒装束)とジェフ(紺装束)だとジェフのほうが忍んでるよ!?」
「紺色のほうが忍ぶんだね!」
「どうせなら忍者戦隊作ろうぜ!俺レッド!」
「じゃあ僕シルバー!」
「ないよ、シルバーの忍者服」
など、大所帯でとんでもない騒ぎになった。
事前に店に連絡しててよかった。ほんとに。
というわけで、今アパートの廊下を忍者が大量にうろついている。
どこかの部屋に集まって、かっこいい忍者ポーズの練習をしたりもする。
特撮の悪役好きが何人かいるのもあってか、
「おやつは羊羹じゃないと認めない」悪の忍者軍団
vs
「ういろうだっておいしいじゃないか」正義の忍者軍団
という特撮ごっこで遊んでいる

 

 

職場でネコ飼いたいっすねー

 

職場でネコ飼いたいっすねーと話しかけたら、
昼休みにネコミミヘアバンド買って来て、
装着して平然と仕事再開した先輩(♀ 30)ならうちに。
ちなみに一児の母。

 

 

熱海!(゜∀゜)

 

バスで、後ろの席に座った若いカップル。
会話の端々から、もうすぐ結婚するらしいと解る。

男「新婚旅行はどこにしよう?国内か海外か・・・・」
女「(間髪入れず)熱海!(゜∀゜)」
男「あっ・・・・あたみぃぃーー!?w」
女「熱海で温泉入って卓球やるのが夢だったのー♪」
男「えぇー浴衣だと恥ずかしいとこ見えちゃうw」
女「じゃあ、ジャージ持ってく?」
男「なんか、温泉が目的なのか卓球が目的なのか解らんくなってるなw」

いい夫婦になるよ、おまいらw

 

 

父親がお弁当作り担当

 

我が家は両親共働きで、父親がお弁当作り担当なんだが
つかずっとそうだったんで余所の家でもそれが普通だと思っていたんだが
何かそうでもないらしいので、父さんに
「どうしてうちは父さんがお弁当担当なの?そういうの珍しいってさ」
と聞いてみた。その時の父親の反応↓

( ゜д゜ )<母さんは料理がド下手だからな!○○だって、父さんが作ったやつのが
美味いと思うだろ!

( ゜д゜ )<昔っから母さんは料理下手でな~(以下恋人時代の思い出を30分ほど)
( ゜д゜ )<そんな訳でこれからも弁当は父さんが担当だ!
共働きだし父さん仕方無く作ってるんだぞ!本当は面倒くさいし嫌なんだ!

( *゜д゜* )<別に深い意味はないんだからな!…母さんも俺の料理好きって言ってたしな

正直こいつはとんだツンデレだと思った
これからはもう少し真面目に家事を手伝おう…

 

 

ちっさい俺様

 

先日一人でファミレスで飯食ってたら、
カッコイイねーさん二人組みが隣の席に座った。
どうやら、お互い会社だか店だかを経営してるっぽい。
二人は最初、お互いの職業理念やら人生哲学やらを熱く語っていたが
やがて結婚の話になるとトーンダウン。
二人とも独身らしく、「私達は一生結婚しないかもわからんね」とか言っている。

「歳取ってから、やっぱり結婚してれば・・・とか思うのかな」
「それもまた良し、っていう歳の取り方したいね・・・」
「なんで私達って、皆が当たり前にやってる事を普通にやれないのかな」
「サラリーマンが、毎日同じ時間に起きて同じ電車に乗って、みたいな」
「蔑む人もいるけど、それってすごいことだと思う。
自分の稼ぎで一生かけて家族を養うって、皆当然みたいな顔してるけど・・・」
へぇ、こういう人でもそれぞれの思いや悩みがあるもんなんだね、
なんて思っていたら、突然一人がガバッと頭を抱えた。
「・・・ああっ、どうして!どうして今私達は
自分達の比較対象として、OLでなくサラリーマンを上げたのか!」
「気付かなかった!これじゃ結婚できるわけない!
きっと私達の中には、ちっさい俺様がいる!」
「そのちっさい俺様が、『俺の中にいるウルフが・・・』とか言ってる!」
「飼うな!私の中で、勝手にウルフ飼うな!」
カッコイイねーさん達の奇妙な壊れっぷりに;`;:゛;`(;゜;ж;゜; )
でもなんか、色々考えさせられたな。

 

 

我が家に伝わりし全裸十の字固め

 

姉「なぁ」
俺「ん?」
姉「ゲームしよう」
俺「嫌」
姉「なんで!」
俺「姉ちゃん下手やし」
姉「そうか…我が家に伝わりし全裸十の字固めをお見舞いしてくれよう」
俺「は?」
姉「我が家に伝わりし(ry」
俺「そんなん聞いたことないぞw」
姉「脱げ!」
俺「いや…ちょっ…やめろ!!!」
姉「ごめん…お願いやから相手して」
俺「いいよ」
姉「ひょほほ?い!買い物行こう!」
俺「ゲームって言っt」
姉「我が家(ry」
俺「わかった行くよ」
誰かこの姉ちゃん貰ってあげて

 

 

優秀なお姉さま

 

自分で言うのもなんだが、進学高(その中では底辺w)に通ってる受験生な私。
私『優秀なお姉さまを持ってプレッシャーは感じない?』
妹1『ブッ、優秀ww』
妹2『いや?泣きながら勉強してる姉ちゃんが優秀ってのはね?』
妹1『それよりちゃんと受験会場行けるの?』
妹2『電車ちゃんと調べときなよ』
妹1『変な人についてっちゃ駄目だよ』
妹2『こないだパンツ落としてたよ。風呂上がりパンツなかったでしょ』
妹1『パンツと財布と受験票あれば大丈夫だよ』
…しっかりした妹がいて幸せです。姉ちゃんもっと人間として自立するからね

 

 

鈍感

 

俺の鈍感っぷりの一例
そもそもオタクで童貞の俺は女の子が自分に好意を寄せるなど
と前提としてあり得ないと思ってた。

・auに変えた嫁。俺に絵文字のメールを送りたい&共通の話題
ゲットのために変えたそうな。
嫁「これで絵文字使えるね。」
俺「無駄にパケット食うから絵文字いらね」
これになぜか嫁の友達がブチ切れwサークルが終わるまで説教
くらった。

・嫁に誘われた
嫁「服買いたいの。買い物付き合ってよ。」
俺「ああ、いいよ。俺も買いたいものあったし」
当日、嫁はかなりオシャレな格好して可愛かった。俺ジャージ。
俺「よし、それぞれ買い物を済ませよう。2時間後にまたここで。じゃあ解散」
嫁「え?え?」
オタな買い物に付き合わせるのは悪いと俺なりに気を使ったんだが、逆効果だった。
嫁は「何が起こったか一瞬わからなくなった」とポルナレフ状態になっていたそうな。

・俺が風邪ひいた
レモンのハチミツ漬をつくってアパートまで持ってきてくれた。
俺「ありがとう、優しいな。」
嫁「誰にでも、するわけじゃないよ」
俺「病人には優しいのか。納得。」
嫁「・・・・・・」

・ろくな物を食べてない俺に手料理を作ってくれることに
嫁「カレーとパスタならどっちがいい?」
俺「じゃあ、スパゲッティ」
嫁「パスタ好きなんだ。がんばって作るね。」
俺「いや、カレーはよく食うから。サークル友(女)の家で。」
←よく食事会してた。
嫁「・・・・・・・・・」

・台風で電車が無くなったので大学に近い俺のアパートに来た嫁
他のサークル仲間は車で帰った。今思うとみんな気を使ってくれたんだと思う。
しかしそこは信頼と実績の童貞、眠かったので10時に就寝。

・嫁が勇気を出した
嫁「どんな女の子がタイプ?あのね、私そうなれるようにがんb
俺「二次元」
心がボキッて言ったのが聞こえたらしい。

これはほんの一例だが、嫁にはすまんことをしたと思ってる。

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