人が死なない泣ける話 – 感動エピソード【2】全5話

人が死なない泣ける話 - 感動エピソード【2】 泣ける話

 

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人が死なない泣ける話 – 感動エピソード【2】

 

 

バケツの水をぶっかけた

中学一年生の英語の授業の時。とある男子が、普通に授業を受けてて急に立ちあがったそうだ。
そして、走っていきなり教室を出ていった。教室は騒然。しかしすぐにその男子生徒は戻ってきた。
水がいっぱい入ったバケツを持って。
そして、その男子生徒の前の女子生徒にいきなりそのバケツの水をぶっかけたらしい。
英語の教師は激怒したらしい。廊下に呼び出し男子生徒を責めたんだと。

廊下に出て行き、何故そんなことをしたんだと怒鳴りつけても下を向いて黙ったまま。
それでその教師は職員室に連れていって、他の先生をゾロゾロと連れていって、怒鳴ったり
叩いたりしても口を空けず黙ったまんまなんだと。
で、男子生徒の担任はもう呆れて、親のところへ行くぞと脅し気味に言っても言わない。
結局親のところに行って、母親と父親に話しても、黙ったまま。次の日電話親に電話をしても
何も話してくれなかったという。
結局何日も尋問は続いたらしいけど、何も答えず黙ったままだったらしい。
で、仕方なくその事はそのままにして、2年がすぎ、彼が三年生になった時、ソイツの父親の仕事
のせいで、大分に引っ越さなきゃいけなくなったんだと。で、転校する前日、担任がソイツ呼び出して
「お前明日大分行っちまうんやから、2年前、なんでバケツで水ぶっかけたか教えてくれ」
って聞いたんだと。

そしたら、その男子、ためらったあげく、結局話したらしい。
で、その理由ってのが

「その日、朝からその女の子、調子が悪かったんです。ガクガク震えてて、様子がおかしかったんです。
で、その時、その子を見たら、顔は見えないけど、とりあえずイスの下から何かが滴れ落ちてたんです。
オシッコを漏らしてたんです。だから俺はそうするしかなかったんです」

 

アオーン

今日、お風呂に入っている時、次男が風呂の縁に立って窓をバンバン叩きだした。うちの窓側の縁は幾分広く、子供の足ならしっかり立てるくらいの幅はある。しかしまあ、濡れているから危ないわけだ。
下りなさいと言っても全く聞かず窓をバンバン叩き続ける次男。いい加減危ないし、少し注意しても同じ事を繰り返す奴なのでちょいと脅かしてみた。
俺「そうやって危ないことしてるとアオーンがお前を食べに来るぞ」
次男「いーよー」
いいのかよ。軽ーい返事しやがって……ん?
(゜д゜)
どうした長男?そんな顔して?
( ゜д゜)…パパ、アオーン呼ぶ?
そうだな、次男が危ないことしてるからな。
( ゜д゜)………ダメ
だめか?
( ゜д゜)……ダメ、ゼッタイ
次男「おーりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!」バンバン!
よーし次男よ良くわかった!今からアオーン呼ぶからな!!
(;゜д゜)ダメー!おとうと食べられるよ!ボクも一緒に食べられるよ!
お前は食べないように言っておくから大丈夫だ。さあ次男よ行こうか!
( ゜д゜)ダメだって!ダメよーっ!!
( ;д;)ダメだってー!
お前が泣いてどうする…
( ;д;)おとうと食べられるってー!
( ;д;)おとーとはママのおなかから出てきたの!おとーと食べられるならボクが食べられる!!おとーとは!かぞく!たいせつなの!!!
……その弟を四六時中イジメて泣かせてる奴の台詞とは思えんな……わかった、おにーちゃんに免じて今日はアオーン呼ぶのやめる。
いざって時はちゃんと弟を守れるんだな長男よ。
お前も成長したもんだ。
さあ、先にあがりなさい、パパも後で行くから。
( ;д;)うん、もうアオーン呼ばない?
呼ばないよ。さあ次男もあがれ、次は赤ちゃんの番なんだから。
次男「わかったー」

今日は兄弟二人で寄り添って寝ています。

 

一通の封筒

以前、免許やらキャッシュカードやらの入った財布を紛失。
心当たりの場所は探したが見つからず、交番に届けを出した。

数日が経ちもう財布は見つからないだろうと諦めていた頃一通の封筒が自宅に届く。
送り主の名前は無い。

何だろうと開けてみると、中によれよれになった財布、カードや免許
そして手紙が同封されていた。
以下手紙の内容。

○○くんへ
小生、釣り好きの老人です。
先日~川で釣りをしていた所、川辺にて財布を発見しました。
中身を確認するとお金は入っておらず、同封した物だけが入っていました。
○○くんが何か事故に遭われたのか、
落としたものを誰かが捨てたのか分かりません。
本来なら警察に届けるべきなのでしょうが、
当人にとって大切な物であると判断した為、勝手ながら送らせて頂きました。
貴重品の自己管理はしっかりされたし、と思っております。
小生のおせっかいが貴方の為になれば、自己満足とさせて頂きます。

釣り好きの一老人より

今でもこの手紙は私の宝です。

 

革の財布

俺、今年の5月の誕生日に友達に貰った。
バイト先、店閉めるのが俺で、最後俺しか居なかったんだけど
急に店に入ってきて、paul smithの革の財布。
友達二人で金出して買ってくれたんだって。なきそうになった。ちょっと泣いた。

貰った云々よりも、俺がpaul smith好きってのを分かってくれて
財布が欲しかったってのを分かってくれてて、っていうか、自分に関心を向けてくれて
お金まで出してくれる友達が出来たことが嬉しかった。生きててよかったって思った。

消耗品ってのは分かってるから、ずっとは使えないと思うけど
大事に取っておこうと思う。その友達も大好きだし、ずっと大事にしていこうと思う。

 

巻き寿司

近所に婆ちゃん一人でやってる食料品店があって、なんか雰囲気が好きで結構通ってたら
いきなり店に品物が無くなった。
婆ちゃんが「驚いた?商売の保証人やってた弟が病気になったからこの店たたむのよー。」
一週間かそこらでチラシ無き在庫セールも終わり、婆ちゃんは店の前で椅子を出して
ボーっとしてた。
そんなある日仕事帰りに寄るとなんかニコニコして掃除しながら「奇特な人がいてね、今度どこそこで店やるからそこで惣菜作らせてもらえるの。お店の2階が住めるようになっててね、お風呂もトイレもついててそこに住めるのよ。」

思わず「おばちゃん良かったねー。」って一緒に喜んだんだけどさ、商売人なら移転した店の場所くらい
教えるわな…

その近辺に行って本気で店を探そうと思ったんだけど、友人に止められた。その方が良いのは
分かっていても、あの巻き寿司がもう一度食べたいよ。

 

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