人が死なない泣ける話 – 感動エピソード【12】全5話

人が死なない泣ける話 - 感動エピソード【12】全5話 泣ける話

 

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人が死なない泣ける話 – 感動エピソード【12】

 

 

自分の髪に手紙を書こう

マイ・ヘアーよお元気ですか。
ミノキ・フィナで命吹き返してくれた君たちだったが・・・
私が病気になり入院や治療で半年くらいミノキ・フィナ
使用できなくなってしまったこと、謝りたいんだ。
本当にすまなかったね。。。

今思えば・・・・・

死 ん で も い い か ら ! ミ ノ キ ・ フ ィ ナ
を 使 い 続 け れ ば よ か っ た 。

そうすれば、君たちは今でも元気に私の頭で優しくそよ風
に揺れていてくれたことだろう。
病気も完治し、ミノキ・フィナを再度始めたが、さっぱり戻っ
てきてくれないね。被爆でもしたんじゃないのか!?って
くらいのペースで抜けていく君たちを見ていると、精神が
崩壊しそうで平常心を保のに必死だよ。
巷では「リセット効果」などの言葉も聞くが、私の頭には
関係ないようだね、あははは・・・ちくしょう。

最近は桜の花びらが散っていく風景を見ていると涙が
止めどなく流れるんだ。
どうしてだろうね?
こんなにも美しいのに・・・・・

僕もそろそろ美しく散っていく時期なのかな?
近いうちに、君たちに会えるような気がするよ。
この青い空の上で・・・

 

これぐらいは

そのときの部長はすっごく冷たくて、いつもインテリ独特のオーラを張り巡らせてる人だった。
飲みに誘っても来ることは無いし、忘年会なんかでも一人で淡々と飲むようなタイプで、
良く怒られていたこともあって俺はすごく苦手だった。

ある日のこと、部長の解雇を伝える社内メールが全員に届いた。
あのむかつく部長が居なくなる!!心の中でガッツポーズしたのは俺だけじゃなかったはずだ。

それから1週間後、部長の最後の出勤日。
退社のセレモニーが終わるとみんなそそくさと帰って行ったが
部長と俺だけは居残って仕事を片付けていた。
送別会の開催も自ら断った部長を苦々しく思っていると、珍しく専務から呼び出された。
しぶしぶ専務室に行くと、課長と専務が待ち構えていた。
俺はそこで始めて課長から「部長解雇の真相」を聞いた。
原因は俺だった。俺のミスの責任を全て部長がかぶってくれたらしい。
話を聞いてたまらなくなった俺は急いで部署に戻ったが、部長の姿はすでに無かった。
ふと自分の机の上を見ると、封の開いた買い置きのタバコ。すでに一本無くなってる。
横に添えられたメモにはこう書いてあった。

「これぐらいはいただいても良いはずだ」

俺にとっては無くなったその一本が、思い出の一本です。

 

俺の妹は11歳下

俺の妹は11歳下。おむつも替えたし、子供みたいな感じで兄弟とは思えなかったけど
やつが高校入った頃から少しずつ会話の量が増え始めた。
生来勘のいい女だからか、通じ合う部分がかなりあって、
恥ずかしながら俺から相談する事もあったくらい。
やつの幼稚園の頃の口癖は「お兄ちゃんと結婚する!」
大学入ってからは両親死んだ事もあって「お兄ちゃんが結婚するまでは安心できない」

今日、妹の結婚式。
バージンロードを腕組んで歩いて来た。
「ありがとう」は兄ちゃんの台詞だ、バカ。
すげー綺麗だったぞ、翠。幸せになれよな。

 

君たちは異常でないと思う

君たちは異常でないと思う。
礼儀知らずで図々しい奴らや、金の為に媚びてる人達、上辺だけのお調子者
の今の社会に順応した人達より、よっぽと素直で情の深い人だと思う。
今の日本人には欠けてる部分を絶対に持っている人だと思うよ。
ただ、この日本社会や習慣に順応出来ないだけで、それはおれも同じです。
おれは30過ぎの、いわゆる低学歴でまともな職に就いたことのないDQNな奴だけど
いっそのこと、言葉も通じない、本来人間の持つ暖かさや思いやりを
持った国・・・貧しい国でも構わないから引っ越したいくらいに思っているよ。

 

日本初のオリンピック マラソン選手 金栗四三の話

スポーツ系なら自分は日本初のオリンピック出場マラソン選手の金栗四三の話を推す。

国内で世界記録を20分以上も塗り替えるような記録を出しながらも本大会では日射病で倒れ、行方不明扱いにされてしまった。
日本の期待を一心に背負いながら、それでも走りきれなかったことで、深い自責の念に駆られた。
それでも日本のマラソンの発展のために50年間尽くしてきた。

1967年、ストックホルムオリンピック委員会から「オリンピック55年祭」が開催されるので来てもらえないかという連絡が届いた。
式典後、当時のコースを懐かしげに辿る金栗。そして55年前にたどり着けなかったスタジアムに足を踏み入れた。
何故かそこには観衆と役員、そしてゴールテープ。思い出のスタジアムで念願のゴールテープを切った金栗。

『日本の金栗がただ今ゴール。
タイムは55年…。
これで第5回ストックホルム大会の全日程は終了しました』

 

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