恋愛の泣ける話『阪神淡路大震災で最愛の人を亡くした』- 実話 体験談まとめ

恋愛の泣ける話『阪神淡路大震災で最愛の人を亡くした』- 実話 体験談まとめ 恋愛の泣ける話

 

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阪神淡路大震災で最愛の人を亡くした

 

1995年1月17日。
この日に起こった阪神淡路大震災で最愛の人を亡くした人、結構多いんだろうなぁ。

そういう自分も、最愛の彼女をその日に亡くした一人。
18日夜に彼女の家に行ったが、周囲も含めて壊滅。
その日は西宮の親戚の家で泊まった。その後、仕事の為一度帰宅。
この時は彼女はまだ生きていると信じていた。この時は、まだ。

そして、26日深夜。
彼女の親友(親戚の娘)から電話。泣きながら「○○兄さん、●●●やっとみつかったよ」って。
その時はまだ自分は冷静だった。その娘と阪神青木駅前で待ち合わせの約束をして電話を切った。
翌朝、電車を乗り継いで梅田駅に。青木行きの電車には、救援物資を持った人、ボランティアに行く人、買い出しから帰る人・・・皆無口だった。
やがて電車は青木駅に到着。二人で遺体安置所へ。
そこで、自分は彼女と約2週間ぶりに再会した。

変わり果てた姿で、最愛の彼女は横たわっていました。

そこから先はあまり覚えてません。なんでも涙を流しながら彼女に色々語りかけていたらしいですが。(親戚に聞いた)

その後、遺体の搬送、葬儀の準備、そして仕事・・・
慌ただしく7年という時間が過ぎ去っていきました。
心の中に大きな空白を持ったまま。

そして今年の夏。彼女が大好きだった季節。
彼女の墓参りに行った。そこには彼女の笑顔と声が朧げにしか思い出せない自分がいた。
7年半ぶりに泣いた。

泣きやんで、自分は彼女に誓った。
「ありがとな。今までもういつ死んでもいいと思ってたけど、もうちょっと長生きしてみるわ。お前に会うのはそれからでも遅くないからな」
そう、墓前で誓った。

なんか、空の向こうで彼女が微笑んでいる気がした。

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