『神社と揉め事』|洒落怖名作まとめ【神社・仏閣シリーズ】

『神社と揉め事』|洒落怖名作まとめ【神社・仏閣シリーズ】 神社・仏閣
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神社と揉め事

 

地元じゃ有名な話。

話は遡ること40数年前。
ある在日(帰化人)一家が引っ越してきた。
在日であることは隠してね。

この町には朝鮮人は居なかったし焼肉専門店も当時なかった。
焼き鳥屋がついでに焼肉を出してるくらい。
在日一家は焼肉専門店をはじめた。
商売はそこそこ上手くいって地域に溶け込んでいた。
その一家には一人息子がいたのだが一家が引っ越して数年後コイツがやらかした。
コイツが高二の時だったらしい。

この町には不可侵な一家がいらしゃった。
小規模の神社なのだが壮健は奈良時代に遡る。
元々この地域を治めていた豪族の末裔にあたる方達らしい。
地元ではこの神社と揉めたら家運が衰退すると言われ逆に懇意になったら家運は良くなると言われ地域からは恐れ敬われていた。
揉め事があった当時は長女はすでに嫁ぎ次女(高二)長男(小学生)だった。
地元では有名な美人姉妹だったのだが上記のようなやんごとなき娘さん達なので地元の男達は尻込みして口説くことは出来なかった。

こちらの一家の血筋の方はどの方も、一種のテレパシーや千里眼みたいなものがあられるので地元民は恐れ敬われている、これは現在でもだ。
箱入り娘だった次女様は同級生になった隠れ在日と恋仲になった。
隠れ在日は顔もそこそこよかったらしく持ち前の厚かましさで恋仲になったんだろう。
焼肉屋も熱心に寄進もしていた事も奏したのかも知れない。
高校時代はつつがなく恋も進んだようだが。
高校卒業後次女様は大学に、隠れ在日は実家を継いだ。
ここでいち早く社会出た在日は悪い遊びを覚え始める。
小金も持ってるし、顔も悪くない。
女を何人も作って遊んでいたらしい。

感が鋭い次女様は在日にそういうことはやめて欲しいと哀願するが次女様を自分の所有物ぐらいにしか考えなくなった在日は言う事を聞かず、時には手を上げたらしい。
それでも始めての操を捧げた相手だとずっと耐えていたらしい。
その内、お母様も娘の様子がおかしい事に気が付き娘を問い詰め一切の事情をお父様にお話になる。

お父様は怒り心頭であったが、娘のためを思い在日と穏やかに話し合いをなさったらしい。
その時は在日は神妙な面持ちで謝罪をしたようだがそれ以来次女様を遠ざけるようになり焼肉屋も参詣にこなくなった。
こんな状況でも次女様は待っていたのだがある日押えきれなくなった思いを抱いて在日が遊んでるという盛り場に一人で向かってしまう。

その頃、在日はキャバレーの女と寝んごろになっており次女様の事をうとましく思っていた。
何かにつけて見透かすその能力にも。
ある日盛り場まで押しかけてきた次女様は在日と口論になり寝んごろの女とも喧嘩になった。
その時は店の者がその場を治めたらしいが顔を潰されたと思う在日と場末の女は後日筋者を使って次女様に乱暴しようとした。
本当にあぶなかったらしいが、盛り場で連れ去られる女性を目撃した自衛隊員二名に救出されたらしい。
このことでお父様は激怒したが、在日は筋者とは関わりないと言い張った。
警察沙汰も考えたらしいが、娘の将来を思い穏便に済ませることなった。
だが神職の娘を汚そうとしたことに神が許すはずもなかった。

次女様はその事件後、心を痛められ大学もやめ入院なさった。
それから数ヶ月、盛り場で893同士の抗争が起こり3人の男が死んだ、拷問によるショック死とのこと。
同じ頃、あるキャバレーの女の変死体が雑木林で見つかった。
複数の人間に乱暴されており止めに頭を割られていた。

それから数日後、顔を真っ青にした在日一家が慰謝料を持って謝罪に来たらしいがまったく相手にされることもなく帰るしかなかった。
それから数ヶ月後、ある男がわき見運転でバスに追突炎上。
救出されたがその時の大火傷で下半身不随となる。
焼肉屋は閑古鳥が鳴き経営も立ち行かなくなっていく。

その頃、次女様はかなり回復なさって助けてくれた自衛隊員の一人と親密になってゆかれる。

カタワの馬鹿息子を抱え、商売も上手く行かなくなった一家はその後、漏電が原因の火事で消滅する。
その土地は今でも買手がつかない。
何でも「許してくれ、熱い、助けてくれ」と声が聞こえるとの事。
まさにケガレチと化したようだ。

これが我が町に伝わる話です。

まあ近年でもバブルの時に神社と揉めた土地ころがしが行方不明になったとか、市町村合併を強引に推し進めた町長(地元民ではない)が心筋梗塞で倒れて辞職したとか色々と恐れ敬われてる鎮守様ですw

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