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『カメラ目線』短編 – 全2話|洒落怖名作まとめ【シリーズ物】

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『カメラ目線』全話|洒落怖名作まとめ【シリーズ物】 シリーズ物
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カメラ目線

 

 

死の直前の表情

 

動物の死体だとかなんかきったないものだとか、とにかく普通は撮らないだろっていう
写真とるのが好きな人がいたんです。お客に。で、その客がどうしても撮りたいものっ
ていうのがあって。人が死ぬ瞬間の顔。死を決意した顔だったんですね。死体は撮ろう
と思えば撮れるでしょ。なんかそういうのは嫌らしく。
で、どうしようかって考えて。もちろん自分は死ぬ気ないし回りにも死にたがってる人
いないし。いても多分そんな話できないでしょう。ということで、その人が向かったの
は自殺の名所と言われる崖。そこで何日間か待ち構えてたんですね。3日間いて二人き
たんですって。でもこっそり写真撮ったはいいけど飛び込まない。

□ □ □

つまんねーとか思いつつ、まあ居心地のいい場所でもないからそろそろ…って
思ってたとき。一人の女の人が来たんです。それでまあ撮りあえず撮っとこう
かな~なんて思ってカメラ構えた瞬間に。飛び込んだんですって。
で、連続でシャッター切って。顔がなんとかくこっちむいてて。
ちゃんと表情とれたかな~とか思いつつ。というか飛び込んだ事に何か感じろ
ってかんじなんですけど…。
その写真をね、自分で後日現像?っていうか写真にして。見たんですって。
そしたら、その写真に写ってた、最後の日に飛び降りた、飛び込んだ?女の人
の写真。全部カメラ目線だったんです。

 

 

笑み

 

兄(新聞記者)から聞いた話。

兄の友人でカメラマンをしている人が、
休日カメラを持って海岸を歩いていました。
天気は良いのですが風の強い午後だったそうです。

しばらく歩いていると離れた崖の上に白いワンピースを着た
髪の長い女性が崖の上から海を眺めていたそうです。
「いい絵になるかな・・・」そう思った彼はファインダー越しに
彼女を覗き込みシャッターチャンスを狙いました。(結構昔らしいんで肖像権等は今ほどうるさくなかったみたいです)

ふと・・・彼女は崖に向かい歩き出しました。
「まさか?」
不穏な空気を感じた彼はファインダーから目をはずし
肉眼で確かめました。
確かに崖に向かい歩いてます。

□ □ □

「まてー、やめろ!」
叫び、走り出しましたが砂に足を取られうまく走れない上
風が強く声も届きません。
そうしているうちに彼女は崖の淵にたどり着き手を合わせます。

「間に合わない」そう感じた彼はとっさにカメラを構えます。
カシャカシャカシャカシャ・・・・・・。

彼のとった行動は「最後の瞬間を記録に残すこと」でした。

全て終えた彼は消防に電話をし、一通りの手続きを終えました。
その後彼は現像した写真を見て驚愕したそうです。
連続でとった写真、波に消える瞬間の写真に信じられないものが写っていたそうです。
最後の写真の女性は、こちらを向いて(カメラ目線で)笑っていたそうです。

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