スポンサーリンク

【山にまつわる怖い話】『狐火』『源氏山』など 全5話|洒落怖名作まとめ – 山編【60】

スポンサーリンク
【山にまつわる怖い話】『狐火』『源氏山』など 全5話|【60】洒落怖名作 - 短編まとめ 山系
スポンサーリンク

 

スポンサーリンク

山にまつわる怖い話【60】全5話

 

 

山登りするお客さんの話

山形のお客さんから聞いた話

そのお客さんは山登り…本格的なものじゃなくて…が趣味なんだけど、
山では何度か不思議なことに遭遇してるそうだ。

車で県外まで行って、初めての山に登った時のこと。
山の中腹ぐらいだったらしいんだけど、
ふと山頂の方をみようと上を見上げた時に、
一本の木に赤い色がへばりついてるのが見えた。

高さは約10m強ぐらい。
目をこらしてよく見ると、天狗のお面が一つ木に結わえつけてある。

「なんであんなところに??」

高い場所に結わえつけてある天狗のお面を見て、不思議に思いながらも、
そのまま山頂まで登ってから、下山の途についたそうだ。

下山した後、山の近くの商店があったので、
天狗のお面の事を聞いてみようと思って、
車を止めて商店に立ち寄ったんだって。

商店の中に入ったんだけど、店内には人の姿はない。
「ごめんくださーい」って店の奥に声を掛けたら、
「はい、は~い」ってお婆さんが奥から出てきた。

そのお婆さんに天狗のお面は話をしたら、
首を傾げてお店の奥に引っ込んでしまった。
お客さんはお婆さんが出てくるのを待ったけど、
待てど暮らせど声を掛けても出てくる気配はない。

結局諦めて商店を出て、帰宅の途についたそうだ。

別のお話

早朝から近くの山に登り行った時のこと。
普段から行き慣れた山なんだそうだけど、
登り始めたら、どうも足がもつれる感じがする。
「いや~昨日飲み過ぎたかぁ?」
そう思いながらも更に登ろうとしたが、やっぱり足がもつれる。

「今日は帰るか」
登るのを諦めて山を下り始めると、
今度は足がもつれる事もなく、順調に下山する事が出来た。

家に帰ってから足元を確認すると、
種類はわからないが動物の毛がついている。

「こういう時は登らない方がいいんだ~」
そう言いながら、ケラケラとお客さんが笑った。

また別のお話

やっぱり近くの山に山菜を採りに行った時のこと。
その時に限って驚くほど山菜を見つけ、
山頂付近につく頃には、大量の山菜を採ることが出来た。

山頂付近の拓けた場所の岩に腰掛けて煙草を一服する。
「いや~ちょっと採りすぎたかなぁ」
思わぬ収穫にそう独り言を漏らすと、

「そうだな」

と耳元で低い男の声が聞こきえた。

ギョッとして背後を振り返るが、もちろん誰もいない。
お客さんは収穫した山菜の半分程を岩の前に置いて、
「すまんこって、半分お返ししますゎ」
そう言って下山し、無事帰宅したそうだ。

「怖くないんですか?」と俺がお客さんに尋ねると、
「ケンカさえしなきゃ、大丈夫だぁ」と言って、
やっぱりケラケラ笑ってた。

 

狐火

俺が まだチビの頃

田舎で体験した話
夏休みで 田舎に行った俺は ある暑い晩
じいちゃん ばあちゃん に誘われて 山の中腹にある 畑に
花火をしに 行ったんだ

車でしばらく林道を登って行ったんだけど
月は出ていたが 月明かりも周りの木に遮られ 結構暗かった
俺は車の窓を開け 森の中から 聞こえてくる 虫の鳴き声なんかを
聞きながら 後ろの席で 身を乗り出して 森の中を見ていた

開けた 場所について 車は止まった
じいちゃんが 準備するから待ってろと 車を降りて
畑の脇を流れる 小川から 水を汲んだり ランプに 火を入れたりして時
俺は 車の中で 花火の入った袋を抱えて ニヤニヤしていた

ええぞ~ ってじいちゃんが 車まで 迎えに来てくれて
いよいよ 花火が 始まった ランプの やさしい光にじいちゃん達の 笑顔が
ぼんやり浮かんで見えて ちょっと不思議な そして楽しい時間だった

持ってきた 花火が 半分ぐらいに減った時 ちょっと休憩しようって事で
三人 並んで 座ってスイカを食べていた時のこと

前方の森の中に ポウー ポウー ポウーっと 三つの 明かりが 浮かんできたんだ
じいちゃんは その明かりを見て ほう~っと言った
俺は 人魂だ!!って言って ばあちゃんにしがみ付いた

するとじいちゃんは あれは人魂とは違う
狐がおまえを見に来たんだと言った
こんな時間に 山に子供が来る事は 滅多にないからな 珍しくて見に来たんだろ~な~
ってじいちゃんは 言っていたが 俺には人魂にしか見えなくて 大泣きして
花火は 中止して 変える事になった あの光を 見たときは 本当に怖かった…

怖がってる 俺に 帰りの車の中で こんな事言ってましたよ

狐火と鬼火(人魂)は 違うもんじゃよ
狐火は な~んも悪い事はせんよ~
最近 めっきり見てなかったが おまえは運がええよ~って

 

源氏山

山っていっても鎌倉の源氏山での話。
小学生の時に遠足であのあたりをハイキングしたんだけど切り通しって道歩いていて、所々崖がくりぬいてある。

事前に調べておいた情報ではそこは源氏の兵士が切腹したやぐらの跡だ。ってことになっていてみんなこえーこえー言いながら歩いていた(ほんと?)。
でも、しょせん小学生だからすぐにそういうところに駆け上がってピースしたがるんだ。
で、一緒のグループだった二人がピースするから写真に撮るってことになってみんなで恐る恐る支度をした。

で、その二人が一気に駆け上がってピースしようとそのやぐらに手をついたその瞬間、「あっ!」って一人が叫んで泣き出した。
もう一人はあわてて駆け下りてそいつが何で泣き出したのかわかんね。
って言いながらそいつが泣きやまないのでみんな困ってしまった。

仕方がなくチェックポイントにいる先生を呼んできて、降ろしてもらう事になったんだけど、そいつが降ろされてみんなびっくりした。
そいつ、手のひらがぱっくり裂けて血がだくだく流れてる。
それで泣き出したというわけ。

慌てて先生がそいつをおぶって病院に走って行った。
みんなあっけにとられてしばらくぐずぐずしてたんだけど、次の瞬間一斉にダッシュで駆けだして逃げた。

だって、ぐずぐずしてると崖の上からぱらぱらと小石が降ってきて、ざざざぁーって土が崩れて降ってきたんだから。
まぁ手を切ったのもなんか木の根っこみたいな物で切ったんだろう。
土が降ってきたのもたまたまだよな。っていまでも話の種になるんだけどオカルトな、なにかがあったのかねぇ・・・。

 

石の祟り

これは親父の話なんだけど。

親父は大学の時地質学やってたらしく、山に行ってりゃ
出席になるくらいのところだったから毎日山登ってたらしい。
で、ある山登って地質調査してたらなんかこう手のひらぐらいの
石が積み重ねられてる(なんていうか、イメージは賽の河原?)物
があったらしい。珍しい、というかそこらの石とは明らかに違う石で
魔が差したのか一個取って割っちゃったんだよね。
そしたらさ、親父は突然寒気に襲われたり、熱が出る、というようなこと
が起こるようになった。やばい、と思ったらしく、下宿の近くの神社に
相談して、お払い受けたって言ってた。
それ以来、親父はむやみやたらに石を割ることはしなくなったっていう話。

触らぬ神に祟りなし。

 

そういう事もある

小学生の頃の話

俺は霊感みたいなのはないけど、何度か怖いというよりも、
不思議な体験をした事があるんで書き込ませて下さい。
子供の頃、休日になると、それこそ毎回のように親と山に行ってた。
いつものように、親父と共に山へ行った時の話し。
空は快晴、初夏の頃合いだったから、ちょっと汗ばんだ肌には
肌寒いぐらいの気温が、とても心地よかった。
しばらく歩いていると、ふいに緑色をしたモヤのようなものが
木々の間からわき上がったかと思うと、異様に背の高い、
白い布を羽織った、妙に足の長い人影がピョンピョンと飛び跳ねるようにして、
モヤの中を駆け抜けて行った。
俺はただ呆然。
緑色のモヤは1分もかからずに跡形もなく消え去り、
親父がゆっくりと歩き出したので、俺は顔を引きつらせながら
「今のなに?」
と聞くと、親父は、さも当たり前のように
「そういう事もある」
とだけ言って、また歩き出した。
あの変な人影も怖いけど、それでもなお、山を登り続ける親父の方が怖かった。

カテゴリ一覧
スポンサーリンク
 
スポンサーリンク
山系 短編
kaidanistをフォローする
怪談ストーリーズ

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました