家の祠
霊感主婦さんの実家が祀ってるのは素戔嗚尊の孫にあたる神様だそうなのでそういうのが入り口に祀ってあるのも生き霊が入れなかった理由かも、との事です。
で、実際に祟られた人間が存在するそうです。
「うちは、家の祠にも何故か昔から賽銭箱があって、お金を入れるようにしてたんだけどそれを盗んだヤツがいたのよ。盗まれたのはすぐ気付いたんだけど、犯人は捕まらないと思われてたから解ったときビックリした。」との事で、それを知ったときには犯人は既にこの世の方では無かったそうです。
というのは、「○○中学の学生、ボート遊びで転覆、溺死。シンナーを吸いながら遊んでいたらしい」という記事とその事件が近所で名前が解ったときに、彼女の祖父が「去年俺が補導(といっても警察官ではない、民生委員みたいなの)したときに、おっさんとこのカネ盗んだの俺だよ俺、って言ってたヤツだ。」と。
祖父さんは「カネはいいが神様に一言あやまれ」と言ったのを、「祟りなんて、おっさん何言ってるの」と相手にしなかったそうである。
「実家では大事にしていて、お祭りもある。祭事を忘れるとものすごい災いになるっていうから、まず元旦にそれを確認するくらい。」との事でした。
ちなみに、賽銭箱はそれまでは木の小さな、いわゆる神社の賽銭箱のミニミニ版みたいなものだったそうですが、以後は銀行で年末に無料でくれる干支貯金箱をかわりにしてるそう。
「でも自宅なのに賽銭入れるってのも、面白いよね」と彼女は申しておりました。
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一応補足しておく。
祟られて亡くなったと思っているのは主婦さんの家族であって。
主婦さん本人は「シンナーやってて溺れたせいで死んだわけで、
祟りじゃないとも言えるけど、わからないことは怖いね」だそうです。
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