『親父はスーパーDQN』本当にやった復讐 – 修羅場【長編】

『親父はスーパーDQN』本当にやった復讐 - 修羅場【長編】- 実際に行動した体験談

 

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親父はスーパーDQN

 

ちょっと後味悪い話だからご注意。

かなり前の話だし時効くさいから特定はされないと思う。

妹=俺の妹。2コ下

彼氏=妹の彼氏。バイト仲間

友子=妹の友達。同じくバイト仲間

親父=俺と妹の父

うちの親父はスーパーDQNだった。

パチンカス サイマー アル中 婦女暴行の前科持ち。

おはずかしい話だが俺ら一家はナマポをもらっていたこともある。

だが、おかんはなぜかそんな親父が好きらしく離婚しようとはしなかった。

何度も離婚してくれと言ったが

「あの人もあれでやさしいところある」

などと寝言のようなことばかり言い、結局死ぬまで別れなかった。

高3のときおかん病死。

ちょうど卒業だったこともあり、俺は家出して上京。

卒業を待って妹も俺を追うようにして上京してきた。

俺は引っ越し会社バイト→働きぶりを認められて正社員になっていた。

妹とはいえワンルームで男女同居は何なので2LDKに引っ越し、そこで兄妹いっしょに住むことになった。

妹は生活費を稼ぐべくファミレスでバイトを始めた。

バイト先で妹は友達やら彼氏ができた。

それが上に書いた彼氏と友子。

彼氏はいいやつっぽかったので俺は口出しせず好きにやらせていた。

そんな生活が1年半くらい続いた。

ある日俺の職場経由で役所から電話がかかってきた。

親父がまた生活に行き詰ってナマポ申請しやがったらしい。

役所は俺に「お父さんの面倒をみてあげてください」とかなりしつこく言ってきた。

しかし筋金入りのスーパーDQNに俺はもう人生を潰されたくなかった。

頑として断った。

第一生活に余裕がないのはほんとだった。

そして半月後、親父が会社に凸してきやがった。

たぶん役所のあの男がばらしたんだろう。

そうとしか考えられないし今もそう思っている。

親父は俺がいない間に事務所の女の子を泣き落としでだまくらかしたらしく、俺の住所までゲットした。

その日からふたたび親父に悩まされる悪夢の日々が始まった。

親父は捨てるものがないDQNだし、他人に追い込みかけるのも慣れている。

底辺スキルはついているはずの俺たちでも、親父のなりふりかまわない凸にはまいった。

会社に居づらくなったしアパートも管理会社を通して何度も何度も苦情が来た。

先に神経まいったのは妹だった。

妹は友子に親父のことをうちあけ相談したらしい。

先に彼氏にしなかったのはDQN親父のせいで嫌われるのが怖かったからだろう。

しかし友子の反応は「お父さんを受け入れてあげないなんてひどい、冷たい」だった。

妹「でもお父さんを家に入れたら住みつかれちゃう」

友「家族なんだから一緒に住むのがあたりまえ」

妹「うちのお父さんは普通の父親とは違う。また借金かぶらされるのはいや」

友「お父さんを立ち直らせるのは家族の役目。愛があれば乗り越えられる」

とひたすら友子はお花畑だったそうだ。

とりあえず友子への相談は打ち切り、妹は彼氏に相談することにした。

しかし彼氏には先に友子からチクリがいってたあとだったらしい。

友子に同調した彼氏は同じような論法で妹を責め、

「冷たい。そんな女だと思わなかった。見そこなった」
だと。

俺が親父への対応でいいかげんキレかけていたある日。

妹のバイト先の店長さんから電話があった(いい人だった)。

妹が最近仕事でミスが多い、どうも心が疲れてるようだからいったんバイトを休んではどうかという勧めだった。

妹にその晩訊いたところによると、すでに妹と彼氏は別れていた。

妹の悪口?で盛り上がったらしい彼氏と友子はくっつき、厨房で妹の前でこれ見よがしにイチャイチャ 悪口って感じだったらしい。

俺は店長にお礼の電話をして、妹はしばらく休ませますと連絡した。

妹は不眠等で鬱っぽかったから心療内科に行かせた。

病気ってほどじゃないがカウンセリング受けた方がいいと言われしばらく通わせた。

その間にもなぜか友子はハッスルタイムで俺に凸してきて涙目で

「お父さんを見捨てる気ですか!人の心がないんですか!」

などと三流ドラマの台詞みたいに怒鳴って走り去っていったり、妹の携帯に非通知でかけては留守電に「人でなし!」と入れるなどやたら精力的だった。

今ならスイーツ(笑)で片づけるとこだが当時はイライラした。
そしてどういう加減かわからないが、俺らのアパートに凸してきた親父&同じく凸してきた友子が鉢合わせしたらしい。

友子は親父にいたく同情の意を示し

「よかったら私のアパートにどうぞ」

などとバカなことを言ったようだ。

ほんとうにバカだと思う。今思い返してもそう思う。

たぶん友子は彼氏の手前「あの子とは器の違う心の広い優しいワタシ」をやりたかったんだろう。

甘い世間で生きてきて本物のDQNとの接触もなかったんだろうし、ハタチそこそこの女の子にしてみりゃ40代のオヤジなんて男のうちに入らなかったのかもしれん。

だが当然40代の男なんて現役バリバリなわけで、しかも婦女暴行の前科付きDQN。

その後どうなったかは説明するまでもない。

ともかく親父が友子のアパートから出てくることはなかった。

親父はそこに住みついた。

以上のことがわかったのは、彼氏がファビョって俺んちに凸してきたから。

ファビョりすぎて玄関ドアをへこませたので警察呼んで逮捕してもらった。

その後示談にするかわりに彼両親も呼んで話し合い。

ご両親はさすがに人生経験長いだけあって、DQNにかかわることの恐ろしさを知っていた。

彼氏の頭を押さえつけて土下座させ、ドア弁償代 慰謝料まで多めにくれた。

彼氏は両親に説教されて初めて

「悪いのは俺の方?DQN親から逃げようとしてるあいつらの方がまとも?」

となったらしい。

一か月くらいして電話で謝罪してきた。妹にも謝っていた。

そして「もう一回やり直せないかな」と妹に言って「ムリ」と即答されていた。

親父はその間ずっと友子のアパートにいた。

親父にしてみれば金づるが欲しいだけで、それは別に実の子である必要はないのだ。

金づる 若い女である友子を親父が離すはずもなかった。

友子はかわいそうではあるが、正直自分が逃げるので手いっぱいだったし、多少良心は痛んだが、親父が友子に満足してるうちに俺は円満退社→転職 引っ越しさせてもらった。

俺の職場をばらしただろう役所のやつにもむかついたので、そいつの上司にねちねちとクレーム電話を入れてやった。

役所のやつらが一番いやがるのは「ねちねちうるさいやつ」と「声がでかくて集団で押し掛けるやつ」だと経験上知ってるからわざとねちねちやった。

それが成功したのか、二度と役場から電話が来ることはなかった。

友子がどうなったかはわからない。

ツテをいっさい切ってきたからその後のことは知りようがない。

ただ友子に逃げるスキルがあったとは思えないから

1・早めに親を頼って警察かヤクザか使って脱出

2・親に相談できずにいるうちずるずるやって風呂に沈む

3・親に相談したが時すでに遅く親も食い物に

この3つのうちのどれかじゃないかと思う。予想ではたぶん2か3。

友子の親は知らんがキングオブダボハゼなうちの親父から逃げ切るのはカタギには荷が重いだろう。

詳細は書けないが親父とやっと完全に縁が切れそうなので投下してみた。

女の子一人見捨てたわけだから叩かれるだろうが懺悔の意味もこめて。

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