『運動会で順位付けするのをやめよう!』など全5話 – スカッとする話 短編 – 傑作選【因果応報・復讐・武勇伝】

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

  1. スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話
    1. 俺「前のおばちゃん割り込んできたよね」 ちょっとしたスカッだけど 彼女と一緒に初売りに行って、開店前四十分頃から並んでたんだが、並ぶ順で俺たちの前が丁度建物の角で列が折れていて割り込みやすい形だった 待ってる間は俺も彼女もスマホ弄って待ってたんだが、案の定割り込みやすいからか、前におばちゃん達が二人割り込んできた 彼女に「前のおばちゃん割り込んできたよね、言おうか」と声をかけたら、「いや放置でいいよ」という 後ろの人たちもみんなバカをみるじゃないかと言っても、まあまあと彼女に誤魔化された 暫くしたらおばちゃんが仲間を呼んだ 更に四人のおばちゃんが現れた そして開店十五分前、おばちゃんは更に仲間を呼んだ おばちゃんが二人増え、計八人になった そして開店十分前、人は長蛇の列 皆の緊張感が高まる中、注意を呼びかける警備員さんが開店直後は走らないように呼びかけを開始した 列の側にきて、メガホンで注意を呼びかける その時、彼女が警備員さんを呼び止め、何かをゴニョゴニョと話し始めた スマホを見せながら暫く話した後、警備員さんがおばちゃん集団に声をかけた 「割り込みは禁止です、途中合流も禁止だと注意をながしていました、一番後ろに並び直してください」 おばちゃんたち、濡れ衣よ!証拠はあるの!と叫んでいたが、彼女がにこやかにスマホをおばちゃんたちに見せていた そこには割り込みをしてふえていくおばちゃんの写真複数枚 おばちゃんたちは3人の警備員によって列から外され消えていった その時に並び直したところで目当ての品はもう手に入らない段階だろうし、彼女うまいことやったなと感心した     運動会で順位付けするのをやめよう! ゆとり教育に転換するちょっと前だから20年くらい前の話? 以下、伝聞。 通っていた小学校で「運動会で順位付けするのをやめよう!」みたいな議題が持ち上がった。 曰く「運動が苦手な子がかわいそう」 そして総会だかなんだかで、広く意見を求めたときに立ちあがったのが私の母。 「うちの子たちは運動が苦手で、特に娘(私)はいつも最下位です」 この瞬間「ああ、こいつも賛成派か」みたいな空気になったそうだ。 それを見たうえで母は「ですが」と話題転換。そこから始まる無双。 ・娘は運動は苦手でいつでもビリだがそのことは割り切っている ・むしろ、運動が得意な友達の活躍を楽しげに話している ・何かに秀でている子が、そのことで褒められるのは当たり前 ・いくら順位をうやむやにしようとしても、結果は出ているんだから意味がない ……とまあ、そんな感じのことを滔々と。 「と言うわけで、順位をうやむやにすることには反対です」で結んだ途端拍手。 それをきっかけに反対派の意見が飛び出し、結局、順位付けは残るままとなった。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});   証拠押さえてる人多いから気をつけてくださいね サビ残、休出当たり前。 盆も正月も休み無し。 ボーナス何それ美味しいの? 有給は名ばかりで、忌引の時に2日だけしか貰えないテンプレみたいなブラック企業に6年勤めてたんだけど、 同業他社で基本残業無し、休出無し、盆と正月休み、ボーナスもちろんあるよ!な素敵な会社に転職出来る段取りが決まったので、 退職の意をクソ上司とクソ社長に伝えたところ、 「ふざけんじゃねぇ!今までお前に会社が何百万かけたと思ってんだ!辞めやがったら全部返してもらうからな!裁判だ裁判!覚悟しておけ!」 と怒鳴り散らされたので、 「裁判!!やる!やるやる!今まで貯めた残業何千時間分の証拠のコピーと、正確な勤務日数等の書類もがっちりあるから、もうガチでやりましょう!」 って笑顔で返したら、社長室のドアをそっ閉じしたのち、「それは勘弁してくれ」と小声で言ってきてワロタw 「ここの職場、サビ残とか休出とか、使えない有給とか日常的に証拠押さえてる人多いから気をつけてくださいね」と社長に伝え、未払い金をゲットしつつ月末に退職成功。 で、今の職場に移ってから たまに前の同期と飲むんだけど、なんだか残業代もキッチリ出るようになったし、残業休出は(費用が嵩むから)極力やらない。有給も割と取りやすくなり、会社の雰囲気も良い感じになったとの事。 なんだよー!俺居た時にそんなだったら辞めなかったのになぁ。     アホ男はとんでもない子を標的にしてしまったようだ 大学生のアホ男にツイッター画像にキモい虫の写真載せて、フォロワーの女の子が嫌がるのを楽しんでた奴がいた フォロワーの子たちはサークルの後輩とかで、立場上フォローはずしにくい子ばっかり ある時またフォロワーが増えてた その子はサークルの新人、おっとりしてて可愛らしい女の子だった そんな女の子に向かってアホ男が早速ゴキブリの写真を送りつけたら、新人の子 「ゴキブリって、クワガタムシを可愛くした姿に似てますよね!!」とリプを返してた アホ男はそれに対し「そんな可愛いゴキブリを喰う蜘蛛がいるんだぞ」とアシダカグモの画像を貼り付けた 新人の子は「アシダカグモかっこいいですよね!こう、がっしりした骨格!太い足!でも恥ずかしがりやで人目に触れることが滅多にないですよね」と対応 アホ男は更にマイマイガとマイマイガの幼虫を貼りつけて「最近大量発生して困るよね」 新人の子「毛虫って可愛いですよね、でも私、尺取り虫の方が好きです(尺取り虫の画像」 「先輩って蛾が好きなんですか?蛾って奥深いですよね、私こんな蛾も好きです(蛾の画像」 とアホ男に負けず劣らずの虫画像で応戦 更にサークル室に蛾が入ってきた時 「アホ男先輩!大好きな蛾ですよ!ほらほら!」と捕まえてアホ男に押し付けてた なんかそれ以外でも外で見つけたイボがえる渡されたり、ナメクジひっつけられたり、カメムシ押し付けられたりしたらしく、アホ男は虫と新人の子に恐怖心を抱くようになってサークルに来なくなったw ツイッターも静まり返っている 新人の子に虫が好きなの?と聞いたところ 「いえべつに。興味があるので一通り調べて知識はありますが、興味があるだけで好きではないです。触りたくもないし」 とあっけらかんと返された アホ男はとんでもない子を標的にしてしまったようだ     会社の上司の喧嘩仲裁が凄かった よくある武勇伝かもしれんが会社の上司の喧嘩仲裁が凄かった。 うちの会社の上司は小太りで陽気なおじさんって感じで信頼も厚い人。 出張に行くと毎回色々なおみやげを買ってきてくれるし休憩中は仕事で行った様々な国の話をしてくれて本当に面白い人だった。 会社の飲み会が終わり駅まで繁華街を歩いていたら、ホストぽい兄ちゃんたちが掴み合いの喧嘩をしていた。 掴み合いぐらいなら止めないんだけど、横を通り過ぎるときは殴り合いになった。 一方的に殴る感じ。 そこへ上司がブルース・リーのように「ホアチャー、チャー!」と叫びながら乱入。 たぶん陽気な雰囲気で落ち着かせようとしただけだと思う。 殴りかかってたホストの兄ちゃんを引き離した。 でも、突然のわけわからん乱入にホストの兄ちゃんも動じず、関係ないやろと怒鳴りながら倒れた兄ちゃんに更に殴りかかろうとした。 他の会社の人も割って入って落ち着けって言って宥めようと四苦八苦してた。 けど倒れた兄ちゃんの様子が明らかにおかしかったので私らが警察と救急車を呼んだ。 そしたら警察が来る前にホストの兄ちゃんが更にヒートアップしてうちの社員を殴り飛ばした。 もう凄い音がした。 漫画みたいにバキィって感じで顔面に一撃。 当たりどころが悪かったのか一撃でその社員は気絶。 それで上司がぷっつんした。 体型から想像できない強烈な一撃を相手の鳩尾に… 相手は吐いて唸りながら立ち上がれなくなってた。 映画の世界かと思った。 あとは警察が来て事情聴取。 上司も一人社員が付き添って警察署へ。 殴られてた兄ちゃんは病院へ。こっちは結構流血してたから救急車で病院へ。 殴られた社員も救急車が来た時には目を覚ましてたからタクシーで夜間救急へ。 暴れてたホストの兄ちゃんはその場で逮捕されてた。 初めて手錠がかけられるのを生で見た。 その後は詳しくはわからないけど、上司はお咎め無し。会社からも特に何もなかった。 殴られた社員は相手から治療費と慰謝料は貰ったらしい。 逮捕されたホストの兄ちゃんがどうなったのか、殴られた兄ちゃんがどうなったのかは未だに分からない。 そもそも喧嘩の原因も分からんし。 でも上司のあの一撃は本当に凄かった。   【厳選】スカッとする話 一覧 【傑作選】スカッとする話 一覧
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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

俺「前のおばちゃん割り込んできたよね」 ちょっとしたスカッだけど 彼女と一緒に初売りに行って、開店前四十分頃から並んでたんだが、並ぶ順で俺たちの前が丁度建物の角で列が折れていて割り込みやすい形だった 待ってる間は俺も彼女もスマホ弄って待ってたんだが、案の定割り込みやすいからか、前におばちゃん達が二人割り込んできた 彼女に「前のおばちゃん割り込んできたよね、言おうか」と声をかけたら、「いや放置でいいよ」という 後ろの人たちもみんなバカをみるじゃないかと言っても、まあまあと彼女に誤魔化された 暫くしたらおばちゃんが仲間を呼んだ 更に四人のおばちゃんが現れた そして開店十五分前、おばちゃんは更に仲間を呼んだ おばちゃんが二人増え、計八人になった そして開店十分前、人は長蛇の列 皆の緊張感が高まる中、注意を呼びかける警備員さんが開店直後は走らないように呼びかけを開始した 列の側にきて、メガホンで注意を呼びかける その時、彼女が警備員さんを呼び止め、何かをゴニョゴニョと話し始めた スマホを見せながら暫く話した後、警備員さんがおばちゃん集団に声をかけた 「割り込みは禁止です、途中合流も禁止だと注意をながしていました、一番後ろに並び直してください」 おばちゃんたち、濡れ衣よ!証拠はあるの!と叫んでいたが、彼女がにこやかにスマホをおばちゃんたちに見せていた そこには割り込みをしてふえていくおばちゃんの写真複数枚 おばちゃんたちは3人の警備員によって列から外され消えていった その時に並び直したところで目当ての品はもう手に入らない段階だろうし、彼女うまいことやったなと感心した     運動会で順位付けするのをやめよう! ゆとり教育に転換するちょっと前だから20年くらい前の話? 以下、伝聞。 通っていた小学校で「運動会で順位付けするのをやめよう!」みたいな議題が持ち上がった。 曰く「運動が苦手な子がかわいそう」 そして総会だかなんだかで、広く意見を求めたときに立ちあがったのが私の母。 「うちの子たちは運動が苦手で、特に娘(私)はいつも最下位です」 この瞬間「ああ、こいつも賛成派か」みたいな空気になったそうだ。 それを見たうえで母は「ですが」と話題転換。そこから始まる無双。 ・娘は運動は苦手でいつでもビリだがそのことは割り切っている ・むしろ、運動が得意な友達の活躍を楽しげに話している ・何かに秀でている子が、そのことで褒められるのは当たり前 ・いくら順位をうやむやにしようとしても、結果は出ているんだから意味がない ……とまあ、そんな感じのことを滔々と。 「と言うわけで、順位をうやむやにすることには反対です」で結んだ途端拍手。 それをきっかけに反対派の意見が飛び出し、結局、順位付けは残るままとなった。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});   証拠押さえてる人多いから気をつけてくださいね サビ残、休出当たり前。 盆も正月も休み無し。 ボーナス何それ美味しいの? 有給は名ばかりで、忌引の時に2日だけしか貰えないテンプレみたいなブラック企業に6年勤めてたんだけど、 同業他社で基本残業無し、休出無し、盆と正月休み、ボーナスもちろんあるよ!な素敵な会社に転職出来る段取りが決まったので、 退職の意をクソ上司とクソ社長に伝えたところ、 「ふざけんじゃねぇ!今までお前に会社が何百万かけたと思ってんだ!辞めやがったら全部返してもらうからな!裁判だ裁判!覚悟しておけ!」 と怒鳴り散らされたので、 「裁判!!やる!やるやる!今まで貯めた残業何千時間分の証拠のコピーと、正確な勤務日数等の書類もがっちりあるから、もうガチでやりましょう!」 って笑顔で返したら、社長室のドアをそっ閉じしたのち、「それは勘弁してくれ」と小声で言ってきてワロタw 「ここの職場、サビ残とか休出とか、使えない有給とか日常的に証拠押さえてる人多いから気をつけてくださいね」と社長に伝え、未払い金をゲットしつつ月末に退職成功。 で、今の職場に移ってから たまに前の同期と飲むんだけど、なんだか残業代もキッチリ出るようになったし、残業休出は(費用が嵩むから)極力やらない。有給も割と取りやすくなり、会社の雰囲気も良い感じになったとの事。 なんだよー!俺居た時にそんなだったら辞めなかったのになぁ。     アホ男はとんでもない子を標的にしてしまったようだ 大学生のアホ男にツイッター画像にキモい虫の写真載せて、フォロワーの女の子が嫌がるのを楽しんでた奴がいた フォロワーの子たちはサークルの後輩とかで、立場上フォローはずしにくい子ばっかり ある時またフォロワーが増えてた その子はサークルの新人、おっとりしてて可愛らしい女の子だった そんな女の子に向かってアホ男が早速ゴキブリの写真を送りつけたら、新人の子 「ゴキブリって、クワガタムシを可愛くした姿に似てますよね!!」とリプを返してた アホ男はそれに対し「そんな可愛いゴキブリを喰う蜘蛛がいるんだぞ」とアシダカグモの画像を貼り付けた 新人の子は「アシダカグモかっこいいですよね!こう、がっしりした骨格!太い足!でも恥ずかしがりやで人目に触れることが滅多にないですよね」と対応 アホ男は更にマイマイガとマイマイガの幼虫を貼りつけて「最近大量発生して困るよね」 新人の子「毛虫って可愛いですよね、でも私、尺取り虫の方が好きです(尺取り虫の画像」 「先輩って蛾が好きなんですか?蛾って奥深いですよね、私こんな蛾も好きです(蛾の画像」 とアホ男に負けず劣らずの虫画像で応戦 更にサークル室に蛾が入ってきた時 「アホ男先輩!大好きな蛾ですよ!ほらほら!」と捕まえてアホ男に押し付けてた なんかそれ以外でも外で見つけたイボがえる渡されたり、ナメクジひっつけられたり、カメムシ押し付けられたりしたらしく、アホ男は虫と新人の子に恐怖心を抱くようになってサークルに来なくなったw ツイッターも静まり返っている 新人の子に虫が好きなの?と聞いたところ 「いえべつに。興味があるので一通り調べて知識はありますが、興味があるだけで好きではないです。触りたくもないし」 とあっけらかんと返された アホ男はとんでもない子を標的にしてしまったようだ     会社の上司の喧嘩仲裁が凄かった よくある武勇伝かもしれんが会社の上司の喧嘩仲裁が凄かった。 うちの会社の上司は小太りで陽気なおじさんって感じで信頼も厚い人。 出張に行くと毎回色々なおみやげを買ってきてくれるし休憩中は仕事で行った様々な国の話をしてくれて本当に面白い人だった。 会社の飲み会が終わり駅まで繁華街を歩いていたら、ホストぽい兄ちゃんたちが掴み合いの喧嘩をしていた。 掴み合いぐらいなら止めないんだけど、横を通り過ぎるときは殴り合いになった。 一方的に殴る感じ。 そこへ上司がブルース・リーのように「ホアチャー、チャー!」と叫びながら乱入。 たぶん陽気な雰囲気で落ち着かせようとしただけだと思う。 殴りかかってたホストの兄ちゃんを引き離した。 でも、突然のわけわからん乱入にホストの兄ちゃんも動じず、関係ないやろと怒鳴りながら倒れた兄ちゃんに更に殴りかかろうとした。 他の会社の人も割って入って落ち着けって言って宥めようと四苦八苦してた。 けど倒れた兄ちゃんの様子が明らかにおかしかったので私らが警察と救急車を呼んだ。 そしたら警察が来る前にホストの兄ちゃんが更にヒートアップしてうちの社員を殴り飛ばした。 もう凄い音がした。 漫画みたいにバキィって感じで顔面に一撃。 当たりどころが悪かったのか一撃でその社員は気絶。 それで上司がぷっつんした。 体型から想像できない強烈な一撃を相手の鳩尾に… 相手は吐いて唸りながら立ち上がれなくなってた。 映画の世界かと思った。 あとは警察が来て事情聴取。 上司も一人社員が付き添って警察署へ。 殴られてた兄ちゃんは病院へ。こっちは結構流血してたから救急車で病院へ。 殴られた社員も救急車が来た時には目を覚ましてたからタクシーで夜間救急へ。 暴れてたホストの兄ちゃんはその場で逮捕されてた。 初めて手錠がかけられるのを生で見た。 その後は詳しくはわからないけど、上司はお咎め無し。会社からも特に何もなかった。 殴られた社員は相手から治療費と慰謝料は貰ったらしい。 逮捕されたホストの兄ちゃんがどうなったのか、殴られた兄ちゃんがどうなったのかは未だに分からない。 そもそも喧嘩の原因も分からんし。 でも上司のあの一撃は本当に凄かった。   【厳選】スカッとする話 一覧 【傑作選】スカッとする話 一覧

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