『復讐を糧に』など 短編5話【16】本当にやった復讐の体験談

『復讐を糧に』など 短編5話【16】本当にやった復讐の体験談

 

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短編 – 本当にやった復讐【16】

 

 

パワハラ上司

 

数年前とついこないだやった復讐。

上部企業から左遷されてうちの会社に来た元々上司。
こいつが最悪の人間で、自分が偉いと勘違いして書類綴じの
ホチキスの位置から始まるありとあらゆるパワハラ三昧。
毎日終電まで仕事を強要され、罵倒と説教の嵐でついに鬱で通院する羽目に。
糞上司が仕事しねぇせいで部署が実質一人になってるから、
休職も出来ずに毎日終電の線路見つめては飛び込むか迷う状態で。

なんか悔しくて、死ぬんなら復讐しようと思い決行した。

奴の任期が切れて、上部企業に戻る事になった数ヶ月前、
奴の会社の偉い人とうちの会社の偉い人の前でわざと倒れてそのまま休職。
見舞いに来た奴の会社の偉い人に涙ながらに奴のパワハラを告発。
結果、糞上司は出向期間満了を待たずに、上部企業に戻される。
普通、うちの会社に出向後は出世するのが通例なんだが、問責で以前より降格、
窓際に追いやられ定年まで干される事になった。

俺は数ヶ月休職して復帰したが、会社が元々上部会社の出向を快く思っていなかったらしく、
社長からは感謝されるわ、上部企業から謝罪されるわでスムーズに復帰出来て今に至りますが。
で、数ヶ月前、上部企業の知り合いと話してたら、件の元上司が相変わらず
俺の事を恨んでるらしく、あちらで俺のありとあらゆる悪評や悪口を(誰も聞かないが)喚いてるらしい。
頭に来たんで、また追いつめてやろうと。
奴の携帯番号、住所やらは手帳に残ってたんで、
足がつかない様にネットのホ◯出会い系サイトやら、
ハッ◯ン場と言われてる場所やら、駅の男子トイレなどに奴の個人情報を記載してやったった。

こないだ上部企業の人にそれとなく奴の事聞いたら、
毎日怪しげな電話掛かって来て発狂してるわ、自宅は引っ越ししなければならんわで大変みたい。
いつか屈強な兄貴に掘られる日も近いのではないかと。ざまあみろ。

 

 

弱いものから順に

 

もう15年も前のことだが
中学生の時いじめというか、クラスみんなに無視されて
1ヶ月ほど我慢したが改善されなかったので
弱そうな奴が1人になった隙を見計らって
誰の指示で無視してるのか問い詰めた

しかし、口を割らなかったので必死でボコボコにした
次の日もまた次の日も別の弱そうな奴に同じ事をしてたら
4人目で無視されなくなってクラスでの地位も上位になった

大勢にいじめられてる奴は弱いものから順にってのが鉄則

 

復讐を糧に

 

五・六年の担任(女 親も教員)が私のことを嫌っていて、結構いやな目に合わされた。
その当時、その地区では珍しい私学受験の予定だったからかも。

子供は多少バカで勉強が出来なくても元気なのが良い、というのを曲解していて
バカで運動が得意な子ばかり可愛がって、頭は良いけど運動が苦手なタイプは出来損ない扱いだった。

そいつは私達が卒業した後に何故か地元に帰る事になっていたらしく、
改めて自分の地元の県の採用試験を受けたんだが見事に落ちてた。
家の母親はなんかの機会の時に
「落ちてよかったですね。もう先生はやらない方がいいんじゃないですか」と面と向って言ったのだと。
それぐらい家の母親も業を煮やしていた酷い奴だったんだよ。

その後、風の便りで「地元の美容師と結婚したものの、一人目を流産した」という話が伝わってきた。
当時の私の仲間連中(先生に嫌われてたメンバー)は誰も同情もしなかった。
ザマアミロって。

「教師も、同級生も、バカにした奴は皆、見返してやる。幸せになってね。」
これが私なりの復讐だった。中高一貫の私学で充実した六年間を過ごした。
最高学府を目指すほど頭は良くならなかったけど、大学は理学部に進学した。

そして今は何故か教員やってる。非常勤だけどさ。
あの頃、自分が味わった惨めな思いを味あわせたくないから
目立たない子、地味な子も均等に扱っていくように心がけてる。
目立つ奴の影で、そいつなりの良さを認めてもらいたくて
ひっそり咲いている小さな花のような子の力に少しでもなれることができたらいいな。
理想の子供像に当てはめるんじゃなくてね。

 

 

牛乳臭い

 

くだらなくて小さな復讐かもしれないけど投稿します。

小学2年生の頃、秋の初めあたりに席替えをした。
私の隣になったのはYという男の子だった。

隣になるこの日までは、特に関わりもなく、話した事もない。
「Yは夏休みに家族とNYへ行ってきた」という話を聞いたので、金持ちなんだなーという印象はあった。
そんなYは、隣の席が私だと分かるとこう言った。

「お前かよ、最悪だー」
話した事もないYからの意外な一言。私も見栄っ張りな所があって、
つい「私も嫌だ」とか心にも無いことを呟いてしまった。
それから毎日私はYにネチネチと嫌みを言われるはめになる。

「お前うぜぇ」「こっち見るな」とか色々言われた気がするがあまり覚えていない。
ただ私はひたすら無言でその場を押し通したのは覚えてる。

はっきりと覚えているのは忘れもしない冬の初め。
給食の時間になり、隣のYと私とYの後ろの席の人達で
4人で机を合体させてグループを作って食べるのが決まりだった。
Y私
○○
↑こんな感じ(○は後ろの席の子達。)で私はYと向かい合わせになり、嫌でも顔を合わせるはめになる。
で、机を合わせた瞬間にYが「お前どっか行けよ」と言ってきた。

今まで散々嫌みを言われてきたのもあって、私はそこで我慢の糸がキレた。
といっても叫んだとか殴るとかではない。
頭の中で給食を食べている間、復讐の策略を練っていた。
今日は体育の授業は無く体操着もない。
それが私が思い付いた復讐計画には嬉しい条件だった。

やがて給食の時間が終わりに差し掛かり、
後ろの2人は食べるのが早いので席を戻しどこかへ行く。

私はその瞬間を待っていた。

「あぁぁあああ゛!!」
教室にYの叫び声が響き渡る。私はYに牛乳をぶちかました。
口にいっぱい含んでいた生ぬるい牛乳を。
私の机には牛乳が4滴くらい垂れただけで、
Yの机は牛乳で真っ白、服にまで飛び散って悲惨な状態に。
しかも私は牛乳の吹き出しがわざとだと思われないように
具合の悪いふり(むちゃな事だが)をして、ひたすら演技した。
「どうしたの?」と周りの子が集まってくる。

私は涙を出して演技。
「Yくんがずっと私に悪口言ってくるから夜も眠れなくて…気持ち悪くて吐いちゃった…」
と嗚咽まじりに言ってみた。
私と同じグループの子が、「うん、席替えしてからずっとYくん○○(私)ちゃんの悪口言ってたよ!」
と皆に言いふらしてくれたのでYは牛乳まみれになりながら悪者となった。

その日Yは牛乳臭い机と服で授業をした。

ざまあw

 

 

H動画の証拠

 

元旦那と不倫相手とになら復讐したよ。
二人のH動画を裁判の証拠にして提出しただけだけど
こっちに証拠がないと思わせて裁判まで我慢してた。

ほんとは探偵もやとってて証拠いっぱい。
どうしても二人に恥をかかせたかった。
相手側は私を被害妄想の基地外として自分に有利に離婚するつもりだったようだ。

動画を裁判で公開されるのか?とおもってたのだけど実際は裁判所に提出するだけ。
ちょっとつまらなかった。でも元旦那はいいとこのお子さんだったのに親から絶縁された。
元義理両親に土下座され相場の倍近くの慰謝料をいただいたが気持ちはおさまらなかった。

二人は同じ会社だったから会社にも提出して処分を求めた。
どの程度の人が動画を見たのかは知らない。
弁護士さん経由で処分を求めるためだから違法ではない。
結果元旦那は左遷、不倫相手は退職した。

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本当にやった復讐短編
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