『母の友人』本当にやった復讐 – 修羅場【長編】

『母の友人』本当にやった復讐 - 修羅場【長編】- 実際に行動した体験談

 

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母の友人

 

最大ではないけど、数年前に私の周りであった出来事です。

私の母には、高校時代からの親友が数人いて今でも仲が良い。

私も小さい頃から母に連れられて、母の友達とその子供達(みんな歳が近い)と遊んだりしてた。

中でも母が一番仲よくしてたのが友美で、家が近いのもあって家族同士でよく会っていた。

私が中学生になる頃、友美は夫の実家で暮らすようになり、家が遠くなってしまったからか、友美家族とはあまり会わなくなった。

そして私は進学し、短大を出てから地元の小さな会社に就職した。

母は父が亡くなったのを機会に、営んでた居酒屋をたたみ、港町の旅館で仲居をしてた。

その頃、噂で友美が偽実家から出たと聞いた。

何でも東京にいるらしいと。

母が会いに行き、近況を聞くと、友美は娘と東京のアパートで暮らしてるらしい。

何で東京にいるのかには二つ理由があって、一つは娘の専門学校進学のため。

もう一つは、友美は不倫をしていて、その彼に会いやすいように東京にしたという。

聞けばその不倫相手は社長さんでお金持ちらしくて、社長さんは仙台に住んでいて月に数回東京に来るので、友美おばちゃんはその時会って何日も一緒にいて、それから社長は仙台に帰るという二重生活をしてた。

母は聞いていて、あまりにも現実離れした話に面食らったらしい。

あと、その不倫相手との熟年S○X話を聞かされうんざりしたと言っていた。

夫とは、生活費や娘の学費などの面倒をみて貰っているので別れないらしい。

だけど友美が不倫相手に夢中になって帰らない生活の中、娘がやらかした。

同じクラスの専門学生と付き合っていた娘が妊娠した。

娘に彼氏がいる事は知っていたが、友美は手塩にかけて育ててきた一人娘をどこの馬の骨ともわからない男に掠め取られた悔しさに怒り心頭。

自分のしてる不貞の事実を棚に上げて、大反対したらしい。

うちのお母さんに夜な夜な電話してきて、〇〇ちゃんが…うちの〇〇ちゃんに限って!!!…と泣いちゃって大変だったw

友美が結婚を反対するのにはちょっとワケがあって、以前、娘とその彼と友美で個室のレストランで食事をした際、友美が財布をテーブルに置いて娘とトイレに行ったらしい。

そして戻って会計を済まそうと財布を開けると、入れておいた30万円の札束がそっくり無くなっていたらしい。

考えられるのは娘の彼氏しかいないのだが、彼氏は身体検査を拒否。

埒が明かないので、彼氏親を呼んで話し合いになったが、彼親は息子がそんな事するわけないwと一蹴。

娘は彼氏をかばって友美と大喧嘩。

そのすぐ後に妊娠発覚で、稼ぎもない都会のチャラ男(くせ者って感じの男だった)と娘はデキ婚をしてしまった。

反対する友美に、娘は絶縁を言い渡して

『お母さんの顔なんか二度と見たくない!』
とか言われたらしい。
彼親も娘ちゃんはうちの嫁だから、あなたみたいな親とは会わせない!と言ってきたそう。

それから友美はショックでうつ病を発症。

睡眠薬を大量に飲んで自殺未遂。

重体だったみたいだけど、運よく助かりしばらく病院に入院してた。

母もお見舞いに駆け付けたけど、言葉がレロレロで会話にまるでならなかったらしい。

しばらくは安静にしていないとダメ、ということだった。

その頃、私は短大時代にバイトしてたとこの社員さんとの結婚が決まった。

彼氏の会社は全国転勤が当たり前だったので、彼について行くために私は会社を辞めて結婚の準備に奔走してた。

彼と私は地味な生活をしてたんで、貯金は結構持ってた。

貧乏性で贅沢できないしw使い道がなかったしね…

私達は話し合いの末、それを結婚のために使おうと決めた。

二人で貯金を半分ずつ出し合って、ちょっとした豪華な式を挙げる事に。

地味婚でも良かったんだけど、彼の会社が大企業というのと、彼がいい家柄のボンなのでちゃんと豪華なのを挙げる事にした。

その頃、友美は退院して、吹っ切れたようにまた不倫相手に夢中になってた。

自分には子供がいなくなったと思う事にした、と会いに行った母が言ってた。

そして母が、私の結婚の話を友美にした。

式は二回挙げる予定で、職場の人達や身内を呼んでやるのはホテル。

彼の家の方針で、身内だけで挙げる式は彼の実家がある東北で。

ホテルで挙げる方は二人の貯金で。

身内だけの式は彼家持ちで…というのを話すと、友美の態度が一変した。

『何で私ちゃんが結婚式するのよ!貧乏のくせに、何でそんな式なんか挙げられるわけ!?そんなの生意気よ!!!』

友美にそうファビョられて、母は頭が真っ白になったと言っていた。

確かに父が死んでからは前より裕福ではなくなったけど、式を挙げるお金は私と彼が貯めたお金だったし、うちが裕福じゃないとかは関係ないと母も言った。

だけど友美は多分、娘が自分を捨てて学生の男の所に嫁いで行ってしまった事がコンプレックスになってるんだと思う。

友美は昔から、娘の事は何でも自分で決めて、娘の自由と選択肢を消してきた結果、子供が逃げて行ったとしか思えないんだけど、お嬢様のように育てて、私立にまで通わせてた娘より、田舎で野生児のように自由に育った私が、ちゃんとした人と結婚式を挙げて幸せになるのが許せない!と友美は怒ってるんだと思う。

娘のデキ婚をすごく嫌がってたし、世間体とか言ってたし。
てゆーか自分の不倫はwwって感じなんだけどね。

『うちの娘ちゃんならわかるけど…何で私ちゃんなの?』

とぶつぶつ呟いて錯乱してたみたいだから、ちょっとおかしくなっちゃったみたい…と言っていたが、母はいつからあの人はああなっちゃったのかしら…と嘆いていた。

それから二年が経ったけど、友美の娘は離婚したらしい。

美容専門学校も妊娠を機に中退して、資格は取れなかったらしい。

今は子供を連れて、シングルマザーで働いていると聞いた。

私は今、主人が東北に転勤になったので一緒にそっちにいるけど、友美の娘とは久しぶりにちょっと会いたいとか思ってたりする。

子供に会ってみたい。

たいした修羅場じゃないけど、私的には後味悪い出来事でした。

–後日談–

友美は未だにプリン(不倫)中みたいです。

私が今、友美の彼氏のいる場所の近くに住んでるので、仙台市内に行ったら友美を見かけそうなんですよね。

母の他の親友情報で、今は頻繁に仙台に行ってるらしい。

もし本人に声かけられたらどうしよう…

無視して逃げるしかないか?とちょっと考えて怖かったりします。

皆さんの言う通り、娘にはやはり会わないことにします。

あの子にたかられる…とかは想像出来ないけど、万が一何か厄介な事とかになったら…と考えると怖いですし…

母から友美のプリンや本性など実態を聞くまでは大好きなおばちゃんだったので
(お菓子作りの先生で、よくお邪魔して一緒に料理した)
結婚式にも是非呼びたいと思ってた。

今は母も連絡は取っていないと言ってました。

他友が電話などで情報は入れてくるらしいけど。

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