『馬鹿は罪』など 短編10話【84】修羅場 – 本当にやった復讐の体験談

『馬鹿は罪』など 短編10話【84】修羅場 - 本当にやった復讐の体験談

 

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短編 – 本当にやった復讐 修羅場編【84】

 

タクシー運転手はソルジャー

同僚OLの披露宴&2次会帰りに一緒に参加した同僚と女二人で繁華街でタクシーに乗った。

道が混んでてなかなか進まないでいると前方に車道に出た4~5人のスーツ姿の酔っ払い。

私たちの乗るタクシーがその人達にクラクションを”プッ”(危ないよ、どいてって程度だった思う)とならしたところ、そのうちの一人が

「なんだテメ~」

みたいな感じで運転手さんの窓越しにきてごちゃごちゃ言い出した。

運転手さんは

「危ないですよぉ」

とか言って刺激しないようにしてたんだけどほかの仲間2人が加わって3人で絡みだした。

(その時点で私たちは怖くて固まってた)
そのうち相手の一人がタクシーのワイパーを掴んでグニッ!と曲げてしまった。

すると運転手さんは私に向かって

「お客さんすいません、110番してもらえますか?」と。

わたし→コクコクコクコクと機械のようにうなずく(同僚後日談)

そして運転手さんはなぜか横にあった缶コーヒーを手に取り車を降りる。

缶コーヒー1本あげてなだめるの?!そりゃ逆効果だ~!と思っていると、相手が運転手さんの髪をつかんだ。

次の瞬間なんと運転手さんその缶を握ったままパンチ

それ武器?!武器なの!?

そしてあっという間に3人倒してしまった。

ホントあっけないくらい。

テレビでみるような大きく振りかぶってウオリャ~って殴りかたじゃなくてガシッと掴んでゴンッと殴ると相手はその場にグシャと潰れるような感じ。

イメージしていたケンカと違ってなんか地味だなっていうのが本音。

その後、残りの仲間が割って入り話していると警察登場次々とパトカーがいっぱい来た。

ちなみにわたし110番してません、固まってました。

運転手さんは他のタクシー呼ぶんで乗り換えて下さいと謝ってきたけど、警察に囲まれた高揚感なのか、殺し屋の仕事を見てしまったせいなのか妙な興奮状態に入り込んだ私と同僚。

「最初からあったことを警察に話します!運転手さん悪くないもん!」

と興奮MAX。

その場で話しをするんだと思ったらパトカーに乗せられ○○警察署へ。

パトカーの中で警察官同士が話してたんだけど、

「3人とも同じように殴られてた、あれは正確に狙ったんだろうな」

というのを聞き背筋が凍ったのが第二の修羅場。

そして友人と一緒にパーティードレスのまま事情聴取?を受けました。

年配のお巡りさんに運転手さんは悪くないってことを言ったら、お巡りさんが

「じゃあ彼はカッとなって殴ったんじゃなく、あなた達2人を暴漢から守ったってことだね?」

「あなた達が身の危険を感じたってことだね?」

という若干の誘導尋問に喜んでのっかりその日は終了。

タクシー会社が無料で自宅まで送って下さいました。

後日、運転手さんと上司の方が私たちの会社へ謝罪にいらっしゃることに。

わたしの部署では殺し屋が来る!って話しでもちきり(笑)

私たちも上司に同席してもらい挨拶すると、運転手さん会社のロビーでまさかの土下座未遂。

一同びっくりしてやめて~~と全力で止めました。

なんでも私たちの証言で事なきを得たそうな。

それでも警察に一泊したらしい。

運転手さんは元自衛隊で空手家。

会社を首になっても不思議じゃないところだった。

反省してます。と。

でも私たちが、すごかった!強かった!と話すとめっちゃうれしそうだった(反省してる?)

同僚が缶コーヒーについて聞きました。

「あれは護身用ですか?」と。

違いますとは言っていたけどあれは絶対武器として常備してるんだと思う。

あれ以来わたしの中では缶コーヒーを飲む男=ソルジャーです。

でも今になって考えるとお客ほったらかしてケンカすんのはどうかと思う。

もしやられちゃったら残された私たちどうしてたのよ。

以上長くてすいません。

 

農地にマンション建てる

実家が農家。

長男である弟は農業以外にやりたい事があると家を出ており一昨年結婚。

私は農業が好きだった事もあり、農業をやりたいと言う地元の人と婿養子と言う形で結婚。

実家の農家は私達夫婦が継ぐつもりで父も弟もそれで納得。

まだまだ現役な父が相続関係の事は自分がちゃんと判断出来るうちに決めたいと、私達夫婦と弟夫婦を交えた話し合いの場を設けた。

弟が

「自分は農家をやりたくないと家を出たし、代々の農地を分散するのは気が引けるので相続放棄をしたい」

と、言ったとたん義妹が発狂

「ふざけるな、私はこの土地にマンション立てて管理人として生きて行くつもりだ」

「弟が放棄するなら私にその分を相続させろ」

「今時農家なんて流行らない、絶対にマンション建てた方が良い!」

と言うような事を鼻息荒くまくしたてる。

両親、私夫婦、弟ポッカ-ン

コンビニまで車で15分、一番近い駅が無人駅、ショッピングモールまで車で約1.5時間のド田舎にマンション建てるって頭大丈夫か。

弟が義妹を引きずるようにして帰って行ったのがこの間の日曜日。

昼間に毎日義妹から電話がかかって来る。

頭おかしいわ…

父が今度は義妹抜きで頭おかしい義妹の事含めて話し合いする予定らしい。

農業したくないと家を出た弟でさえ、多忙時にはちょっと手伝いに来てくれるのに義妹は滅多に来ない。

来たとしてもフワフワの格好に綺麗なネイル。

手伝ってもらうつもりは無いけど、あんまりだなぁとは思ってたけど、こんなんだとは…

馬鹿は罪

うちの義兄嫁も賢い風で実は罪なお馬鹿ちゃん。

数年前にトメが亡くなり、唯一の遺産だった義実家を売ったお金を義兄と夫で相続した。

お墓と仏壇を義兄家が引き継いだので、夫は今後のお墓の維持費と法事費用込みで義兄に2割くらい多目に渡した。

うちは子供の将来に備えて遺産をそのまま預金するつもりだと言ったら、義兄嫁から資産運用しない無能情弱プゲラされた。

そのあとすぐにリーマンショックがあり、賢く運用してたはずの義兄嫁から、株の追証を入れないと種銭がパーになるから金貸してとお願いされた。

義兄が受け取ったお金を義兄嫁が運用していて

「株は分析力とセンスが必要、私さんはやめといたほうが良いタイプかもね~」

と自慢半分の嫌味をたれられてた。

センスに任せて先物株に手を出してたので、誰にも内緒でこっそりお金を貸して欲しいんだと。

「時間が無い、そっちが持ってるのは知ってるから頼んでる」

とえらく威圧感に言われてムカついた。

私のお金じゃないので無理だと断っても、しつこく電話が鳴りっぱなしになった。

それで言われたままを夫に伝言し、夫は義兄にまた伝言。

義兄が義兄嫁を問い質してるうちに、入金のタイムリミット切れで元本が消えてしまった。

お馬鹿ちゃんに言わせるとさっさと貸さなかった私が悪いらしく、あれからずーっと逆恨みされてる。

馬鹿は罪だと思う。

 

高学歴でないと認めない

ウトさんが亡くなったのを期にトメと同居。

何事もなく平和だったところに、夫の単身赴任にくわえ、義弟さんが有名大卒の嫁と結婚した頃からトメが豹変。

義弟嫁と一緒になって、

「(私が)低学歴だから味付けが下品」

だの

「低学歴だから掃除も雑」

だの

「こんな低学歴が嫁や義姉なんて恥ずかしい、○○家に相応しくない」

などと言い始めるようになった。

最初は豹変ぶりが信じられないのもあり我慢していたけど、耐えきれず夫に相談。

夫も最初は信じられない様子だったけど、録音したものを聞かせたら、謝ってくれて実家に帰るなり何なり好きにしていいと言われたので、DQN返し。

毎度お決まりのごとく「学歴」「学歴」と言い始めたトメに、

「やっぱり大卒じゃないと○○家の嫁として認められませんか?」

と聞くと

「当たり前じゃない、最低でも○○大は出ていないと」

と言うので、

「分かりました、私子は○○家の嫁に相応しくなるべく○○大合格を目指して頑張ります」

と宣言して、速攻で本屋で赤本買って勉強してる振り。

トメに何か話しかけられても、

「受験勉強の邪魔しないでください」

とシャットアウト。

次の日、義弟嫁が来て

「冗談を真に受けるなんて」

と言うから、

「あんな言葉を冗談で言える人間がいるはずがないじゃないですか。至らない私を叱咤してくれたんですよね」

と笑顔で返した。

根回し済みの実親が電話で

「そちらで勉強させるとご迷惑でしょうから、実家でしっかり勉強させますので」

とトメに話して、トメがアワアワしているうちに纏めてあった荷物を持って義実家を後にした。

最後にトメには

「何年かかっても○○大卒業してきますので、待っていてください」

義弟嫁には

「戻ってきたら○○(惣菜屋)の商品にそっくりなお味のおかずの作り方を是非とも教えてくださいね」

と高らかに言って出てきた。

数日実家でのんびりした後、今は夫の単身赴任先で一緒に暮らしています。

–後日投稿–

義実家を出て、しばらくの間は

「私子さんの料理が恋しい」

とか

「私子さんの存在の大きさがわかった」

とか留守電に入っていましたが、ある時を境にパッタリと止まりました。

それは夫が電話番号を変えた上で、会社に親戚にタカリがいるので、何と名乗られても新連絡先を教えないでくださいと頼んでいたことと、義弟さんには

「やっぱり夫婦は一緒に暮らしたほうが良いし、義弟嫁さんのことを母さんは気に入ってるみたいだから同居してやってくれないか」

と持ちかけ義弟夫婦とトメ同居。

義弟嫁はメシマズとか不潔というほどでないにしろ家事全般得意でないらしくトメは高学歴女は使えないとシフトチェンジしたようで、何かとダメ出ししているようです。

その様子を義弟さんは母親が嫁を仕込んでくれていると感謝して温かく見守っているようですよ。

 

休日出勤手当は私のもの

先月に一部の社員が休日出勤した。

仕事内容の関係上、子持ち共働きのAさんにしかお願いできない内容もあって上司が

「申し訳ないけど出てくれないか」

とお願いしていた。

Aさんは

「内容が内容なのでいいですよ~娘は旦那に見てもらうんで~」

と快諾していた。

で、土曜の早朝にAさんから電話

「うちの子が昨夜から熱が下がらなくて、悪いけど私さん出ていただけませんか?」

声色も本当に申し訳なさそうで、

「分からない所はメールで連絡くれたら教えるから」

とフォローも約束してくれたし、その日は予定がなかったので引き受けた。

Aさんや同じく出勤していた上司に色々聞きながら何とか無事に仕事を終えた。

昨日もらった給与明細にはきっちり休日出勤手当(額面で一万円)も増額されていた。

もちろんAさんには支給なし、当然ですよね。

うちの会社は、支給日の定時後に上司が明細を配ることになっていた。

明細を鞄に入れて帰ろうとしたらAさんに呼び止められた。

「私さんが貰った休出手当は本来は私が貰うべきものだから」

というAさんの意味不明な主張により手当を全額、しかも税引き前のきりのいい額をクレクレされた。

分からない所をフォローしてあげたんだから手当の一部を…というなら最大限譲歩して分かる、さすがに税引き前の全額はないだろ、と呆れてたら

「じゃあ一万円いただきまーす♪」

と言って私の鞄を勝手にまさぐって財布から金を抜こうとしたので必死に止めた。

このあたりで周りも不穏な空気に気付いて、一部の人は

「ちょっとAさん…」

と止めに入った。

私が経緯を説明して周りに諭されてAさんは諦めたが私への謝罪はなし。

むしろケチとか子を持つ親への敬意がないとか親にならないと私の気持ちなんて分からないわよとか言い放って帰って行った。

んで気分悪く帰宅してパソコンでFacebookを見ていたんだよね。

私もAさんもやっているけど、Aさんは身内と言うか本当に仲いい人以外友達申請を受け付けていないそうなのでAさんのページを見たことはなかった。

けれど今日のことがあったので何か弱みを握りたいなと思って見たら致命的なものを発見したよ。

私が休日出勤を変わった日、どこかの河川敷でバーベキューをしてる写真を普通に全体公開していたww

その日は五月だったけど本当に暑い日で、娘(Aさんの子は一人だけ)を川で水遊びさせている写真まであった。

恐らく熱を出したって言うのも嘘だなww

急いで魚拓とスクショを取ってプリンターで印刷もしておいた。

月曜日にまた言われたらこれを見せて黙らせて場合によっては社内にばらまく予定。

ただでさえAさんは仕事は出来るけど産休から復帰後、人が変わったかのように勤務中の態度が最低レベルになって周りから疎まれている。

けれどベテランなので上司しかきつく言えない上に、その上司もAさんより年下で入社当初はAさんに鍛えられたと言っても過言ではないので批判的なことは言いにくい。

みんな不満を言いたいけど言えない状態なのでいい餌になるだろうなw

ついでに言うと、先週に娘が熱を出したという理由で二日間休んだ日は泊りがけでUSJへ行ってたw

この辺も全部魚拓取って、出勤簿と見比べてみたら面白いことになるだろうなぁ。

 

ぶりっ子派遣社員

職場に典型的なぶりっこ(契約社員、正社員である私の部下に当たる人)がいた。

注意されると

「もぉ~私ったら!」

とか言うわ、リアルに自分の頭コツンするわ、

「私ってぇ、○○なんですぅ」

みたいな話し方だわで正直気持ち悪かった。

これで30オーバーだから笑えない。

AKBか何かのつもりだったのかもしれないけど、よく分からない。

しかも見た目も中身も喪女の私(ぶりっこさんより年下)をあからさまに見下してくる。

髪も染めない、ピアスも空けないなんて信じられなぁい(本人談)らしく、男性経験が無いから男性の気持ちなんて分かんないでしょwと若い男性社員にベタベタしていた。

男性社員から助けてくれみたいな視線を感じた時は何かしら用事を言いつけてたので、その事でも気に入らなかったらしくしょっちゅうpgrされた。

30すぎて普通の商社に勤めてるのに髪の毛ほとんど金に近い茶色、ピアス空けまくりの方が信じられないと思うんだけど…

なので契約更新の時、バッサリ切らせてもらいました。

私の部下なんだから、ある程度私の判断で首切られるかどうか決まるのに何で更新されると思ってたんだろう?

あなたが部屋に来た時、私と上司が並んで座ってるのを見て笑いそうになってたけど何だと思ったの?

隣のデスクからやたらとデコった鏡が出てきて(ぶりっこさんの忘れ物?)新しく来た社員さんが困惑して相談してきたので思い出した話でした。

–後日投稿–ぶりっ子の一部始終–

契約社員は一人一人別室に呼び出されるようになってる上、ぶりっこさんが普段猫被ってる上司(以下上司A)の更に上の上司Bが話すようになってるんだ。

(上の上司には洗いざらい話してあるし、他の社員にも聞いて裏付けは取れてる)

本来なら上司Aが上司Bの横に座るはずだったんだけど、どうせAの前じゃ猫被るだろうからって私が座る事になったw

他の社員さんは普通に更新される中、ぶりっこさんの順番になって呼び出される。

私もぶりっこさんに続いて入るとぶりっこさん今にもpgrしそうな顔。

私は素知らぬふりして上司Bの横に座る→アレ?って顔するぶりっこさん。

上司B、淡々と契約打ち切りを説明→「えっ…」とぶりっこも忘れて唖然とするぶりっこさん。

今の今まで更新される物だと思っていたらしい。

上司B、「理由は(私)が説明するから」と私に促す。

ここぞとばかりにあれやこれやとぶりっこエピソードを挙げる私。

「何で睡眠時間まで知ってる、プライバシーの侵害だ」

と怒るぶりっこさんに

「ご自分で『昨日デコやってて3時間しか寝てないわー』とか言ってたじゃないですか」

と冷たい目で返す私。

ミサワ発言にちょっと笑う上司B

「高校生じゃないんだから(笑)」

「とにかく、ぶりっこさんとはもう仕事出来ません。今までご苦労様でした」

と精一杯上司ぶって最終通告して、ぶりっこさんは肩を落としながら出て行った。

その後周りに私被害者!っぽく言い回ってたけどスルーされて、私が睨む中ヴィレッジヴァンガード並にカオスと化した机を一人で片付けて出てった。

会社でいじめられた話

少々長いですが、初めて就職した時の話。

私と同期のAは1つ上の先輩Bという男に「生意気そうだ」という理由で入社した頃からいじめを受けていた。

「嫌だなあ」

と思いつつもAと

「気にしないでいようね」

と励まし合い、何人かの先輩も庇ってくれたり直接Bに注意してくれたので何とか我慢できていたが、ある事がきっかけていじめが私1人に集中し、ノイローゼ状態になった私は親とも相談して仕事をやめる決意をし辞表を提出、Aにも

「もう限界だから」

と伝えた。

ところが翌日の朝、突然私とBが会議室へ呼ばれ行ってみると、そこには次長・部長・支店長、そして本社の社長がズラリと揃い、その隣には見覚えのない男性がこちらを睨みつけている。

次長が

「この人は××会社(うちの親会社)のC社長で、Aのお父さんだ」

と私達に紹介し私を課長の隣へ、Bは面接でもするかのように真向かいの真ん中の席へ。

席につくとC社長はBに向かって

「お前この子の事随分いじめてるんだってな」

と言いだした。

しかしBは即座に否定。

するとC社長は持っていた手帳を開き、私がBから受けていたいじめの詳細を日付入りで読み上げ始めた。

内容はピッタリ合っていて

「え…何でこの人知ってんの?」

と私は混乱、Bもビックリしてたと思う。

更にBの出身地から家族構成、交友関係、取引会社の評判(余り良くなかった)まで全て調べ上げており、それらも全て読み上げ最後に

「この程度のくせして後輩に偉そうな態度取ってんじゃねえ!」

と迫力満点の説教。

その後うちの社長に

「こいつを今ここでクビにしろ」

と言い、

「いや今回だけは…」

と社長が庇おうとすると

「お宅らだって責任あるんだぞ!何でこんなになるまで放っておいた!」

と今度は社長達に説教。

社長達はひたすら頭を下げ、Bも

「もう2度としませんから!」

と大泣きで土下座。

殆ど置き去り状態の私も気が付くと涙がボロボロ、心臓は痛いくらいにドキドキで額にはビッショリと汗をかいていた。

結局Bはクビは免れたものの後日地方へ転勤、私の辞表はなかった事に。

C社長が何故私の事を知っていたのかと言うと、Aは母親に入社当初から自分が受けていた嫌がらせや私個人が受けていたものも全て話しており、母親はC社長に全て報告していた。

最初のうちは

「そういう事もあるさ」

と流していたものの、日に日に聞かされる内容が酷くなって行くので手帳に書きとめるようになり、私が辞表を出した話をA母が電話で知らせたらしく

「これは放っておけない」

と立ち上がったとの事。

恐る恐るお礼を言ったら

「実は娘は何も知らないんだ。俺が出しゃばった事を知ったら怒るだろうからこの事は絶対内緒にしててね」

と笑いながら言われ、

「頑張るんだよ」

と励ましてくれた。

10年以上経つんだけど本当に衝撃的で今でも忘れられない。

いろいろ削ったんですがこれ以上短く出来ませんでした。長くなってすみません。

 

間違い電話で運命ほざく男

ずうずうしい度はいまいちだけど、先週あった話。

携帯に見覚えのない番号から電話が来た。

無視してたら4~5回連続でくるので、間違いだと教えてあげようと電話に出た。

私「もしもし」

男(声から推測で40代)「あ、○○さん?」

私「違います」

男「え?○○さんじゃないの?道理で出ないわけだね」

私「では失礼し…」

男「ああ!でも間違い電話で分かってても出てくれたよね!?それって運命感じない?」

私「は?」

男性「だーかーらー、君も何か感じたから電話に出てくれたんだよね!?運命だよ運命」

私「………」

男性「すごいよねーすごい確率だよー、ね?ね?」

私「…はあ(呆)」

男性「せっかくの運命的出会いなんだから、近いうちに会」

私「すいません、子どもが泣き出したんで切ります」

男性「…お子さんいたんですね」

私「あと、電話番号削除しておいてくださいね、迷惑ですから」

男性「…はい」

だいたいこんな感じの流れだったけど、やたらと運命運命ほざく人だった。

これでもう電話が来なきゃいいけど、また来たら電話番号変えなきゃいかんのかなあ…面倒くさい。

 

お葬式で読経した

友人のおじいちゃんのお葬式で、お坊さんの代わりに読経するはめになった話を投下。

もう二十年以上たったからいいよね。

大学で知り合った友人のおじいちゃんに、自分の研究のためにちょくちょくお話を伺ったり、現地を案内してもらったり、人を紹介してもらったりと本当に随分お世話になったし、可愛がってもらいました。

卒業して数年たった頃は、おじいちゃんは田舎の家を引き払い、他県の友人両親宅で同居されていました。

おじいちゃんからみれば、娘さん夫婦に当たります。

そのおじいちゃんが、亡くなったとの知らせを受けて急いでお葬式に駆けつけました。

家を処分して、他所の娘夫婦の所で余生を過ごしていたのと、かなり高齢で参列者も少ないということで、自宅で小さなお葬式にするということでした。

なんとか間に合ったんですが、お坊さんが待てどくらせどこない。

焦り始める葬儀者の方々。

斎場の予約の時間とかあるんですね。

なんと、お坊さんは葬儀に向かう途中に事故に巻き込まれて大渋滞にはまって身動きができないとのこと。

他のお坊さんの手配を試みるも、皆さん他所の葬儀や不在で捕まらないとのことでどうしようか、と一同顔面蒼白でした。

そんなとき、突然友人が

「あなた、お経読めるよね!もうしょうがないから何でもいいからお経上げて」

と言い出し、ご両親からもお願いします!と頼まれ、逃げられない雰囲気になってしまいました。

うちは、代々、ある仏様を家でお祀りしていて(新興宗教ではないです)ご供養の勤行など、見よう見まねで覚えていて、それを友人は知っていたから、いつの間にか、私が読経することになっていました。

でも、経本もないしと断ろうと頑張っていたのですが、葬儀社の人が観音経と仏頂~何とかという経本を持ってらしたので、それを読むことに。

観音経は読んだことはかろうじてありましたが、もうひとつは全然知らない。

でも、おじいちゃんの供養だと思って頑張りました。

内心、バチが当たるんじゃ、と内心ヒヤヒヤしながらの読経でしたが、すごいなぁーと思ったのは、そんな素人臭い読経の最中も、葬儀社の人の司会で場が締まり、お焼香なども盛り上がる?タイミングで行われ、一時間半の読経の中で全て収まったことが凄い衝撃でした。

プロって、凄い。

あと、その後、私が怪しい新興宗教の教祖だとの噂が友人達の間で流れていたということを知ったのも衝撃でした。

そういう人とは自然に縁が切れたので、おじいちゃんの置き土産だと思ってます。

おじいちゃんのお孫さん(友人)とは今でも、よい付き合いしています。

 

美人友達の姉が亡くなった

中学時代の友達Aは美人でスタイルも良くて活発で、勉強も運動も出来て、地味な私とは正反対。

自慢の友達だった。

Aの姉は、お世辞でも美人とは言えない顔で太っていて、引っ込み思案で勉強も運動も苦手で、私と似たようなタイプだった。

Aは県内で一番偏差値の高い高校へ行った。

高校が別でも私とAは仲良くて、時々遊んだりしていた。

Aは高校でも成績優秀だったらしい。

だが何もかも完璧なのが原因なのか、一部の同級生に逆恨みされて、いじめにあっていたらしい。

それでもAの成績が下がる事は無かったが、Aはいじめの事ですごく悩んでいた。

Aは東京の大学へ進学した。
実家を出て1人暮らしをして、(私とは電話でたまに話をしていた)数年後には薬剤師になっていた。

ある日、Aの姉が交通事故で死んだ。

私は通夜と葬式には出席した。

もちろんAもいた。

そっとしておいた方がいいと思ったのでそれ以来Aに電話しなくなった。

Aからもかけてくる事は無くなった。

数ヶ月後、実家に帰ったAに偶然会ったがAはすごく元気だった。

何で姉が死んだのにこんなに元気なんだと思って聞いてみた。

Aは交通事故の事を話した。

Aは実家に帰る途中の道で、偶然姉を見かけた。

姉は急いでいたらしく、信号無視をして横断歩道を渡る途中でひき逃げされた。

Aは見てたくせに、わざと通報しなかった。

知らん顔して通り過ぎて家に帰ったらしい。

もしすぐに通報していたら助かっていたかもしれないとの事。

なぜそんな事をしたかというと、高校時代にいじめにあっていて悩んでいた時に、Aにコンプレックスを持っていた姉はそれを嘲笑ったらしい。

あと、いとこの前で、いじめられた事をバカにするような事も言ったらしい。

Aの姉も高校時代いじめにあっていたらしいけど。

「許せない!自分だっていじめられてたくせに私の事を嘲笑ってバカにするなんて!他人の前で恥かかせやがってあのババア!
あんなブスでデブでバカで性格悪い奴なんか死んで当然だよ!
土下座してくれたら許してあげてもよかったんだけどね!
あ、ごめん、デブすぎて土下座出来ないよね」

と言ってる時のAは怖かった。

信じられなかった。

Aの言ってる事がどこまで本当なのかわからないけど、あれ以来Aとは連絡を取っていない。

怖すぎる。

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