動物の感動する話 【10】
警察官と仔猫
うちの近所の交番に、機動隊あがりのごつい警察官が配属されてきた。
朝夕の通学、通勤時と昼間に交番前で立ってる(立番っていうのか?)。
この前、交番の前を通り掛かったら立番してる警察官がいた。
何でかしきりに足元を気にしてる。
なんだと思ったら、仔猫が警察官の足にすりすりしたりジャレてたりしてたw
無視したり追い払おうとしてたが、埒があかないと思ったのか警察官は仔猫の首の後ろを摘まんで塀の上にあげてた。
でも仔猫はすぐ降りて警察官にまたジャレてたw
別の日に財布を拾ったので昼休みに交番に届けに行った。
その警察官、仔猫を椅子に座らせて弁当を分けて食べさせてたw
自分に気付いて椅子を仔猫ごと机の影に置いたけど、仔猫の耳と尻尾がピコピコはみ出てるからバレバレw
その後も
警「では、財布の中身を一緒に確認してください」
猫「ニャー」
警「おまえじゃない」
久しぶりに爆笑したわwww
盲導犬の厳しい訓練
盲導犬の訓練で「渡ってはいけない状況」で主人が「GO」指令を出すのがある。
言う事を聞いて渡りだすと怒られる。
混乱するワンコ、「どうして!?ぼくはご主人の言う事聞いてたのに!?」
繰り返される「渡ってはいけないGO」
やがてワンコは気付く
「ただ主の望むがままに従うだけが忠義ではござらぬ。
刃向かってこそ示せる忠義もござ候」
>>
何故そこで侍になるw
父を出迎えるのが日課
我が家の猫は帰宅する父を玄関で出迎えるのが日課だった。
今日も夕方の定時になると玄関先にお座りしていた。
でもな・・・もう待ってても親父は帰ってこないんだよ。
スーツに毛が付くのもかまわずオマエを抱き上げてくれることはないんだよ。
会社帰りのお土産の焼き鳥ももう味わえないんだよ。
もう・・・やめろよ・・・
親父は定年退職でずっと家にいるだろうが
無愛想な父の意外な一面
家に父と私とたまたま2人だった時。
風呂からあがって、脱衣所で服を着てる時に父の話し声がした。
「ん?電話でもしてるのかな?」
と思ってたら、よくよく聞いてみたら、
「○○くん(我が家のMダックス)は何でそんなに足が短いのかな?」
「○○くん、そんなに胴が長くて恥ずかしくないのかな?」
「○○くん!アンタ○○くんって言うんかね!?」
などと、犬に向かって色々としゃべりかけてたw
私が服を着替えて脱衣所から出てくると、慌てて「おぅ。風呂あがったんか?」と
何事もなかったかのようにしてたけど、いつもはどちらかといえば無愛想な父の意外な
一面を聞いてしまって、笑いをこらえるのが大変でした。
犬用のリード
知人から子犬を譲ってもらえることになり
犬用のあれこれを家族でホームセンターに買いに行った時のこと。
可愛いからピンクがいい、男の子だからピンクはおかしい、と
散々全員で悩んでリード(ひも)を決めた。
ふと気がつくと、父がいない。
決めてかごに入れておいたはずのリードもない。
父を探してふらふらしていると、何列か離れた棚の前に父を発見した。
リードの犬につなぐ方を床に置き、輪っかになっているほうを手に持って
ちょっと歩いては振り向き、ちょっと歩いては振り向きを繰り返していた。
イメトレかwwww
娘がどうしてもと言うから、仕方なく飼うことを承諾したというポーズをとりたがる癖に
誰よりも犬が来るのを楽しみにしている父に萌えたwww
チャラ男が困っていた
駅の駐輪場で「どーしよ……困ったなあ……」という声が聞こえた。
見たら、二十歳前後くらいのチャラ男がスクーターの前で困っていた。
スクーターのシートには猫が丸まって爆睡中、
足置く部分にも子猫が二匹爆睡中。
チャラ男「ねーどいて下さいよ」
猫「zzz」
チャラ男「つかマジでバイト遅刻しちゃうから。すんません」(猫を抱えて下ろす)
猫「うにゃー」(不満そう)
チャラ男「そんな事言わないで下さいよー俺にも事情があるんすよー。
はいチビッコ達もごめんねー下りてねー」
子猫×2「みゃー」(不満そう)
チャラ男「ごーめーんー」
普通に下ろせばいいのに、いちいち会話するチャラ男に和んだ。
下ろした後「これお詫びの気持ちっす」て言って、バッグから食べかけのパン出して猫にあげてた。
母とねこ
母に夜中の大運動会をいつも叱られていた飼いねこ。
喧嘩は弱いし気だけ大きいし暴れん坊だし、マジ阿呆でバカな愛しいねこ様。
少し前、母が末期癌になって、腫瘍がデカくなったせいで下半身が麻痺してしまい、
家の階段を一段一段腰掛けながら降りていた。するとねこが無言のまま隣に来て、
階段を一段一段母に合わせてゆっくり下り始めた。
母が止まるとねこも隣で止まって母の方を見る。
母がねこの方を見るとプイッと顔をそらす。
そんな母が死んだ時、母の亡骸にねこが近寄っていつも通りに鼻ゴツンをしようとして、
はっ…と何かに気付いたかのような顔をしてゴツンするのを止めた。
母が亡くなって3ヶ月、いつもずっと一緒に寝てくれた。
大運動会は雨天延期か知らんが、夜中はずっとお互い抱きしめて寝てた。
オレはねこの腹を、ねこはオレの顔を抱いていた。
オレはちょっと息が出来なかったが。
今は夜中の1人大運動会が復活して、全く一緒に寝てくれない。
そんな大運動会を叱る母の怒号だけが聞こえない。
親父に萌えた瞬間
うちの親父。
典型的な九州男子、元自衛隊、潜水士な海の男。
かなり厳格な性格で、小さい時はよくげんこつ喰らってた。
4月下旬に子ねこを拾ってきたんだが今までいた歴代のねこ達への態度とは180度変わってもうた…
ねこの名前はミルというんだが、最初は名前を呼ぶことすら恥ずかしがってた親父が自分が寝床に入ってると「ミルしん~」と呼んでいた(ちなみにミルちんと呼ぶのに抵抗があったので自分がミルしんと呼んでいた。)
そこからたがが外れたのか事あるごとに「ミルしん、お庭行くぞ」とか「噛んだら痛いんだぞう」とか語尾にハートマークついてそうな喋り方をするようになってもうた。
確かにミルは可愛いんだが親父が何より可愛がっている姿に自分はちと萌えとる。
独り芝居
人間、疲れてくると、歩いていても微妙に足が上がらなくなってくる。
さっき部屋に入る時に裸足で敷居を蹴飛ばしてしまい、予想以上に痛くて転げ回り、
痛みを紛らわす為に
「くそ……!俺はもう駄目だ……!先に行け……!」
とか独り芝居してたら
窓の外、通りすがりの野良猫さんと目が合った。
野良猫さんが塀の上で歩き姿勢のまま立ち止まってこちらを凝視されていたので、
「いや……大丈夫ですから……ごめんなさい」
と謝ったら、そうですかお大事にとばかりに目をふせて立ち去られた。
なんだか負け犬になった気がした。
電話で猫が鳴いていた
この間風邪をこじらせ、会社を早退した
一晩寝たら治ると思ってたが、次の日目が覚めたら体が動かなかった
枕もとのポカリ飲むのがやっとで、マジで這う事も出来ない
鞄の中で携帯が鳴ってても、そこまでたどり着けない
その内目の前が真っ白になってきて、あーこれヤバいと思いつつ意識が飛んだ
そしたら思いっきり鼻を噛まれて目が覚めた
忘れてたんだが俺は一人暮らしで、猫(メス・推定5歳)と住んでいる
不規則な仕事なんでこいつのメシと水は、
三日分くらいストック出来る自動給餌機使ってるんだが、
起こしに来たって事はメシが無くなったって事だ。それにトイレ掃除もしてない
これはいかん、と思って死に物狂いで布団から這い出した
時々ふっと意識が途切れたが、その度猫に噛まれて覚醒
何とか部屋の真ん中まで来たところでまた携帯が鳴った
必死で出たら会社の同僚だった
何か言ってるが、全然頭に入ってこない
とにかく体が動かない事を伝えた所で本当に意識が飛んだ
次にハッキリ目が覚めたら病院にいた
医者の話を聞いて驚いたんだが、
俺は過労と栄養失調から風邪がこじれて肺炎になりかけていたらしい
ついでに早退した次の日と思ってたら、既に三日経っていた
熱で意識がぶっ飛んでいたらしい
同僚が来て救急車を呼んでくれなかったら、本当に死んでいたそうだ
付き添っていてくれた同僚に礼を言った後、猫の世話を頼んだ
迷惑とは思うが、メシと水とトイレの始末してもらえば後は何とかなるから
そう言ったら、同僚がちょっと変な顔をした
「いや、猫いなかったぞ?つーか、猫の物なんか無かったぞ」
覚えてないが救急車で運ばれる前、俺はずーっと猫の事を言い続けていたそうだ
だから世話をしようとしてくれたそうだが、
猫もいなければ給餌機もトイレも見当たらなかったらしい
「仕方ないから、コンビニで猫缶買って開けてきたけどさ」
そんな訳無いだろ、と言い掛けてぞっとした
何で忘れてたのか分からんが、猫はもういなかった
3月の頭に車に轢かれて死んで、あいつの使っていたも物全部処分した
その事言ったら、今度は同僚が青くなった
俺が電話に出た後ろで、猫がでかい声で鳴いていたそうだ
俺は今朝退院して所だが、連休に入ったら墓参りに行く事にした
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