人が死なない泣ける話 – 感動エピソード【8】全5話

人が死なない泣ける話 - 感動エピソード【8】 泣ける話

 

スポンサーリンク

人が死なない泣ける話 – 感動エピソード【8】

 

 

でかい風呂敷

戦争のニュース見て悲しいってなんだ?
戦争体験ある世代ならそうかもしれないけど
画面の向うの人の死なんてリアルに悲しいの?
それとも世界の行く末に悲嘆してんの? すげー想像力だ素晴らしい
想像力に乏しい俺レベルだとネットの悪口の方悲しいけどな

歴史や事件を知って、考えるのは誰にもできるんだよ
そっから行動に移してるなら偉いもんだが、お前何かやってんの?
ネットでしか見たことない世界に思いを馳せるのは社会人になったら卒業しないとな
厨二病をこじらせるとやっかいらしいぞ

俺が言いたいのは親孝行ひとつ、家族を幸せにできてるかもわからないような
一個人が戦争だの平和だのデカイ風呂敷拡げてんなよ、ってことだ

そもそもネットで個人を罵るレベルの低さが悲しいって話なんだし
地元愛に溢れる俺の方がお前よりリアルに生きてるよ

「半径10mにいる人を幸せにできない人間が
自分に無関係な人の死に涙するなんて滑稽だ」

と、どっかの昔の偉いサンが言ってたぞ

 

お帰りアルヨー!

同級生と中華街に行くとか言ってた日、家の前まで来るとイイ匂い。
ウキウキしながらドアを開けたら、にっこり笑ったカミさんが
ホンコンソース焼きそば(知ってる?)のキャラみたいなカッコで
ソデに手を入れて
「アぃヤー、お帰りアルヨー!」

ヒザから崩れ落ちたね。ナマズヒゲまで付けてるし。
そのヘンな服は小ネタのためにわざわざ買ったのか。
「そうアル。アナタ帰り遅いから何度かスに戻って大変だたアルネー」
「あーパパアルー」娘もかよ!

・・・・バカだこいつ、バカすぎる。
あまりのバカさ加減に、涙が出た。
ああ俺、結婚して良かったなあ。
ホントに良かったなあ。

 

あなたの中の最良のものを

「あなたの中の最良のものを  by マザー・テレサ」

人は不合理、非論理、利己的です。
気にすることなく、人を愛しなさい。
あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
気にすることなく、善を行いなさい。
目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。
気にすることなく、やり遂げなさい。
善い行ないをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう。
気にすることなく、し続けなさい。
あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。
気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい。
あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう。
気にすることなく、作り続けなさい。
助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
気にすることなく、助け続けなさい。
あなたの中の最良のものを、世に与えなさい。けり返されるかもしれません。
でも、気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。

カーチャンに善い行いをされても次の日には忘れてました。カーチャンがおれのために作り上げたものを壊してしまいました。
カーチャンに助けて貰っても恩知らずの仕打ちをしてました。カーチャンがくれた最良のものを蹴り返していました。
それでもカーチャンは気にすることなく、最良のものを与えつづけてくれました。ありがとう。カーチャン。

 

(‘A`)

うちのかーちゃんは酒乱の親父に耐えかねて
俺ではなく犬を連れて家をでていった。

 

「悪かったね、ありがとう」

おじいちゃんは老いから手足が不自由でトイレも1人では厳しい。
だから、いつもはおばあちゃんが下の世話をしてた。
おばあちゃん以外が下の世話をするの嫌がったからだ。

ある日、家に私とおじいちゃん2人になった。
おばあちゃんが倒れてしまい母と兄は病院、父は会社から直行したからだ。
おじいちゃんと留守番してると申し訳なさそうに
「喪喪ちゃん、悪いんだがトイレに…」って言った。

私は本当に馬鹿だなって思った。
一人じゃ行けないの知ってたくせに気が付いてあげられないなんて
孫、それも女には言いづらかっただろうなって。
トイレに行くとパンパースが小と大で汚れてた。
たくさん我慢させてしまった。

私はおじいちゃんの気を反らそうと学校であった笑い話を精一杯明るく話した。
お風呂場で体を洗ってパンパースつけてホッとした。
同時におばあちゃんは毎日これをしてるんだと思うと何とも言えない気持ちになった。

そして「悪かったね、ありがとう」って五千円をくれようとした。

おじいちゃんは本当に馬鹿だなって思った。
私が赤ちゃんの時、両親は共働きでした。
おしめを変えて育ててくれたのは貴方じゃないですか。
幼稚園だって塾の送り迎えだってしてくれたのは貴方じゃないですか。
あれは無償の愛でしょ?
私はおじいちゃんが大好きだよ?だからお金なんかいらないんだよって言った。
2人してちょっと泣いた。
その日からは介護の人を頼んだり、家族にも頼ってくれたりでおばあちゃんの負担も減った。

 

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました