恥ずかしくて死ぬかと思った体験 – 短編10話【26】 – まとめ

恥ずかしくて死ぬかと思った体験 - 短編10話【26】 - まとめ 恥ずかしくて死ぬかと思った体験

 

 

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恥ずかしくて死ぬかと思った体験 短編10話【26】

 

 

1

 

中学の頃体育大会があって、うちのクラスがなにかで賞をもらった。
朝礼台まで賞状をもらいにいくのがなぜか私になって
緊張しながら賞状を受け取った。
その後、賞状を頭の上に上げて、自分のクラスに向かって
「やったよー」みたいなとびはねるアクションをしたが、振り返って賞状をかがけたのは自分のクラスとは全く違う方向。
(方向感覚が狂った)
全校大爆笑でした。余計なことしなきゃよかった。

 

 

2

 

大学の卒業旅行でカナダにスキーに行った時の事。
スキー場にあるレストハウスで、トレーを食べ物で山盛りにし、意気揚々と自分の席に向かおうとしたその時!
固いスキーブーツと濡れた床のせいで、見事にすっ転びました。

コーラやサラダを全身に浴びつつ焦っていると、ワラワラと集まってくる外人達。
皆、何か凄い勢いで俺に喋りかけている。パニクっている俺は、怒られていると思い、「ソーリー、ソーリー」と繰り返すのみ。

なおも、もの凄い勢いで喋る外人達。
冷静さを取り戻し良く聞いて見ると
「お前はまだ一口も食べてない。もう一回食べ物を取ってこい。金は払わなくても大丈夫だ!」

と言っているのが解った。言われるがままもう一度食べ物を取りに行き、レジも見事スルーして自分の席に着いた瞬間、周りから拍手が起きました。
恥ずかしいやら馬鹿にされているようで悔しいやらで複雑な気持ちになりつつ、
笑顔で周りに手を振る俺がいました…

 

 

3

 

おれなんか結婚式場のバイトをしてたとき、お客様のテーブルに料理を配ろうと大きなトレーを持って歩いてるとき、カーペットの端っこに足を引っ掛けてスッテーン!と転びました。
両側に客がズラーと並んで座ってる通路の真ん中で・・・

落ち込んでいたら先輩格の人が「心配すんなよ、ポタージュスープの鍋を客の前でひっくり返して客に浴びせちゃったヤツもいたんだぜ」と慰めてくれたが、
「すぐにクビになったけどさ」というのは一言多いと思った。

 

 

4

 

高校の頃、自分だけ跳び箱飛べなくて死ぬ程恥ずかしかった。

 

 

5

 

中学のとき、好きな女の子の目の前で車に吹っ飛ばされた。
つーか私服のその子に見とれた挙句、突風でスカートがめくれ上がり
うわっおわっおひょぅってうわ気づかれてるよこっち見てるよ
顔真っ赤じゃんやべー謝るべきかいやいや俺のキャラ的にはライトにいくべきか
とりあえず何かアクションおこさなきゃなって何だ?何かこえー顔してるよ
やべーな怒らせちゃったかなエヘヘ
どごーーーーーん。

…丁度持ってた運動着袋と背負ってた鞄のおかげで打撲・捻挫2箇所・青あざ多数と数針縫っただけで済んだが、運転手とともにその子が走り寄って来、「ゴメン!ゴメンね!」と泣かれたときには本気でこのまま死にたいくらい恥ずかしかった。

 

6

 

去年末のじいちゃんの13回忌での事。
これが最後の法事という事で70人と大人数で、初めて会う親戚も多数。
坊さんが来て、にゃむにゃむと上げてたお経も佳境に入り、木魚をボクボクやりだした頃、元々貧血のばあちゃんが倒れた。
隣に座ったいとこが小さい声でボソッと、大変だ、ばあちゃんに霊がついた、と。
おかしくて唇を噛みながら耐えてた所へ、またいとこが、「じいちゃん、ばあちゃんを連れてかないで」って。
膝をぎゅうぎゅうつねって、白目までむいて必死に耐えた、でも追い打ちの木魚、木魚を叩け!でダメだった。
必死に耐えた私の口から息が漏れたよ、ピュウって立派な口笛の音だった。
このまま法事が終わらなければいいのにと思った。

 

 

7

 

俺も会社の新人研修の時、発声練習があって一人ずつ大声で
「ア、エ、イ、ウ、エ、オ、ア、オ」とか順番に言うのがあったわけよ。
で自分の番が回ってきて大声で言ったさ
「ナ、ネ、ニ、ヌ、ニェ、ニョ、ニャ、ニョ」

クスクスと周囲から聞こえる笑い声。
必死に恥ずかしさに耐えながらもう一度トライ。
「ニャ、ニェ、ニィ、ニュ、ニェ、ニョ、ニャ、ニョ」

結局5回失敗したところで次の人に強制交代。
次の人は難なく「ナ、ネ、ニ、ヌ、ネ、ノ、ナ、ノ」と。
しにたくなりました。何故あの時言えなかったのだろう…。

 

 

8

 

俺はデザイン関係の仕事をしてるんだけど、知り合いのデザイナー(♀)(以下B)にカメラマン(以下A)を
紹介してもらう事になった。ファミレスで3人で待ち合わせて、それぞれの仕事内容を話し、
そのカメラマンが撮影した作品を見せてもらう事に。
その中の1枚に地方で行う小さいクラシックのコンサートのパンフがあった。
聞けば、その作品は写真だけじゃなくパンフのレイアウトやらデザインもそのカメラマンが作ったと言う…。

丁度その頃俺もクラシックコンサートのパンフを作っていて、何かの参考になればと思い、目を落としてみると、
女性が3人それぞれの楽器を手にし、満面の笑みを浮かべていた。
その中に1人お世辞にも可愛いとは言えないブサイコちゃんがいた。

本当にスゴイ顔だったので俺は思わず

「あ~~こういうのやってる人って奇特な顔の人多いですよねぇww 特にコレコレ!
なんかもういくら加工しても無理w 顔だけコラージュしようかとおもいますよねw」
(※まったくの偏見です。関係者の方ごめんなさい)

とか言いながら、真中のブサイコちゃんを指さしてAとBにキャッキャッキャ♪と笑いかけたところで
横にいたBが青い顔して黙っている。良く見ると手まで震えている。 訳がわからん俺は
『え?なになに?どうしたの? ゴキでも入ってた?』とか小声で冗談言ってたら、
普段は強気で豪快なAが脂汗を流して震える小声で俺に呟いた。

「アンタ…それ、Aさんの奥さんだよ…。」

俺は一瞬理解できないで、笑顔のまま頭の中は『???』でいっぱい。
沈黙が続く中、時間と共に理解できた俺は、お通夜のような紹介タイムを過ごした。

人様の奥様の写真指さして「この人ブスですね(ゲラゲラ)ってどうなのよ(涙)
もうね本当 誰か俺を殺してくれと思った。さもなくばこの2人をいますぐ殺してくれと。
あれ以来軽口と悪口は心底控えようと思って猛省している。

 

 

9

 

去年の夏、25歳でかつあげにあいそうになりました。
仕事帰りの午後10時過ぎ、いつも通りに家の最寄りの駅から自転車置き場へ行って駕篭に鞄を入れようとしてる時に後ろから若いカップル(今時風の感じで
二人とも結構美男美女)にいきなり「すいません、この辺にどこかラーメン屋ありますか?」と尋ねられたんですね。

で、知ってる店を教えたんですけど、その後すぐその店に向かうのかなと思ったら、さらに男性の方が「お兄さんは学生さんですか?」「この辺に住んでらっしゃるんですか?」「お仕事は何ですか?」と色々と聞いてくるので、なんかヤバイと思い「すみません、私、ちょっと急いでおりますので失礼させてもらいます」と言いその場をさっさと立ち去ったんです。

それから、500メートルくらい走った後信号待ちしてると、いきなり後ろから聞き覚えのある声がしたので振り向くとさっきのカップルがそれぞれ自転車に乗ってて、男の方が凄い怖い顔、女の方がニヤニヤして私に近づいてきました。

男の方が私に
「てめえ、なに逃げてんだ、この野郎!」
「話は、まだ終わってねえだろー!」

と言い私は完全にパニック状態になりオロオロしてると、横に私より先に信号待ちしていた50歳前後のおじさんが立ってるのに気付き咄嗟に私はそのおじさんに
「これから、どこいかれるんですか?よかったら私にも付き合わさせてくださいよ~」と言ったら
「離れろ!俺を巻き込むな!(怒)」(隣で一部始終を見てたんだから当然ですよね)と怒鳴られ、
それでも信号が青に変わり、マッハで歩いてるおじさんに私はなおくっついていくと
「いい加減にしろ!お前とあいつらの問題に俺を関わらせるな!さっさと失せろ!」
と怒鳴りながら私を振り切りきって目の前の焼き肉屋に入っちゃったんですね。

一人になった私は「どうしよう、どうしよう」とカップルの方を振り返ると、私がとった行動があまりに意外だったのか、まだ信号の手前で狐に摘まれたような表情でこっちを見てたんですよ。

「この隙に」と後ろを一切振り向かず夢中で逃げて5分くらい走った頃に恐る恐る振り返ると誰もおらず、なんとか逃げおおせました。

でも1ヶ月くらいは怖くて最寄り駅にはいけず1駅先の駅から通いました。
後にこの話を同僚や友人、家族に話すとみんなに
「いい歳して情けない」
「男だったら逃げるなよ」
「ガキに嘗められて格好悪」
「俺だったら逆切れして返り討ちするぞ」
などぼろんちょんに言われ情けないやら恥ずかしいやら。

それにしても、あのおじさんには凄い申し訳ないことしちゃったなあ、
今更ですがごめんなさい。

 

 

10

 

出産のとき、トイレに行ったら下着に便状のものが付着していた。
陣痛中だったので、トイレの前には姉と看護婦さんが心配して待機してくれていた。
「うんこをもらしました」とも言えずおろおろしながら立ち上がったとき、ウォシュレットのスイッチを押してしまい、個室の外まで潮吹き状態。頭からびちゃびちゃになってしまいました。
開き直って状況を説明したところ、便状のものは
うんこではなく「おしるし」というものだったらしいです。
ちょっと恥ずかしさダウン。でも、トイレ前のナースステーションには私たちのやり取りがしっかりときこえていましたとさ。

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