グッとくる話『オレが食べるのをじっと見てた親父』など 短編10話【11】 – しみじみ体験談まとめ

グッとくる話『オレが食べるのをじっと見てた親父』など 短編10話【11】 - しみじみ体験談まとめ グッとくる話

 

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– しみじみ - グッとくる話 短編10話【11】

 

 

エレベーター内で悪臭

先日とあるエレベーターで悪臭的なテロ行為をしたんだけど
(朝から腹具合が悪くてガマンしてたけど漏れ出る気体を止められなかった)
同乗はOL3人、おばちゃん2人、男子高校生3人、喪女
音はしなかったんだけど激しい悪臭が立ち上がって来て
皆「うわ……誰だ畜生」的な空気、マジで死にそうになってたら

男子高校生1「なあ、俺の可愛いお尻ちゃんテロしたかも」

男子高校生2「お前か!!!!!」

男子高校生3「密閉空間で何しさらすんじゃアホ!」

男子高校生2「すんません!みなさんすんません!」

男子高校生3「ホンマすんません!おいお前がまず謝れよ!」

男子高校生1「みなさん俺のお尻がとんだ事をしてしまって」

男子高校生2「何他人事っぽく言っとんじゃ!下敷きだせ!」

ここでエレベーター到着男子高校生は出入り口際に立ってたんだけど
先に下りて手で扉押さえながら降りる人皆に頭下げて謝っていた
そして全員降りた後下敷きでエレベーターの中を扇いで臭いを出そうとしていた
乗ってた人は臭いに顔を顰めてたけど、男子高校生たちを笑って許してた
多分周りが女の人たちばっかりだったからって無実の罪をさらっと被る子と、
友達がテロしたってんで即自ら謝る、本当にいい子達だった

生きててごめんなさい…

 

 

俺はアブラゼミ

俺からお前に言っておきたいことがある。
俺はアブラゼミとして生を受け、今まで懸命に生きた。
最後の最後の瞬間まで、精一杯の声を出し
息子、孫、その先の世代へのエールを今夏、送り続けてきた。
お前にはうるさかったかもしれないが、許してくれ。
これはセミ族だけではない、君へのエールでもあったのだから。
俺は今、君の家のすぐそばで倒れている。俺の声は届いただろうか?
この、精一杯の俺の生き様を、そしてもぬけの殻になった俺を見て
何かを感じてくれれば嬉しいと思う。頑張ってくれ。ヒトの友よ

 

 

吹奏楽部でいじめにあった

中1のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなったときがありました。
いばっていた先輩が3年になったとたん、無視されたこともありました。
突然のことで、わけはわかりませんでした。
でも、さかなの世界と似ていました。
たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。
せまい水槽に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃し始めたのです。
けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。
すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。
助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。
いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。

広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。
同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。
中学時代のいじめも、小さな部活動でおきました。
ぼくは、いじめる子たちに「なんで?」ときけませんでした。
でも仲間はずれにされた子と、よくさかなつりに行きました。
学校から離れて、海岸で一緒に糸をたれているだけで、
その子はほっとした表情になっていました。
話をきいてあげたり、励ましたりできなかったけれど、
だれかが隣にいるだけで安心できたのかもしれません。

ぼくは変わりものですが、大自然のなか、さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。
大切な友だちができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、
悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。
外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。
広い空の下、広い海へ出てみましょう。

東京海洋大客員助教授・さかなクン

 

嫌われ部長の最後の出勤日

そのときの部長はすっごく冷たくて、いつもインテリ独特のオーラを張り巡らせてる人だった。
飲みに誘っても来ることは無いし、忘年会なんかでも一人で淡々と飲むようなタイプで、
良く怒られていたこともあって俺はすごく苦手だった。
ある日のこと、部長の解雇を伝える社内メールが全員に届いた。
あのむかつく部長が居なくなる!!心の中でガッツポーズしたのは俺だけじゃなかったはずだ。
それから1週間後、部長の最後の出勤日。
退社のセレモニーが終わるとみんなそそくさと帰って行ったが
部長と俺だけは居残って仕事を片付けていた。
送別会の開催も自ら断った部長を苦々しく思っていると、珍しく専務から呼び出された。
しぶしぶ専務室に行くと、課長と専務が待ち構えていた。
俺はそこで始めて課長から「部長解雇の真相」を聞いた。
原因は俺だった。俺のミスの責任を全て部長がかぶってくれたらしい。
話を聞いてたまらなくなった俺は急いで部署に戻ったが、部長の姿はすでに無かった。
ふと自分の机の上を見ると、封の開いた買い置きのタバコ。すでに一本無くなってる。
横に添えられたメモにはこう書いてあった。
「これぐらいはいただいても良いはずだ」
俺にとっては無くなったその一本が、思い出の一本です。

 

 

病弱な子供の頃

自分、子供の頃はすごく病弱だった。しょっちゅう寝込んで、幼稚園の頃、風邪をひどくこじらせた。
寝ながら夢を見たんだけど。どこかの河原(石がゴロゴロ転がっている)でぽつんと1人で立ってる。
何かヒマだな、寒いな…なんて思ってたら、どこからともなくガチャガチャ音が。見回すと、甲冑つけた人
が三人、こちらに歩いて来ていた。三人は自分の前にドカッとあぐらをかくと
「○○(自分の事ね)、何をしておる?」
何と言っても幼稚園児の事、文脈がわからなくて「何をしている」→「幼稚園で何をしている」と脳内変換。
その時運動会で披露する予定だった踊りを披露した。元気いっぱい。
最初は露骨に戸惑った感じだった甲冑三人も、1曲踊り終わる頃には和んだらしく
「他にも何か見せてもらえないか」なんてリクエストしてきた。自分もテンション高く
ありったけのレパートリーを踊った…夢の中だというのに妙にリアルで石に足をとられて転んだりしつつ。
レパートリーが尽きかけた頃、それまでヤンヤ、ヤンヤと手拍子していた三人がむっつりしている
ことに気付いた。それに、三人で何事か話している。時々、気まずそうにこちらを見ながら。
何となく妙な雰囲気だなぁと踊りやめてぼーっと三人を見ていると、どうやら話がまとまったらしく
「○○、数は幾つまで数えられる?」と聞いてきたので元気いっぱい「ひゃく!!」と答えておいた。
三人はうなずくと「では○○。またいづれ。」と順番に自分の頭を撫でて去っていった。

当時は無い頃は、不思議な夢を見たなぁ位にしか思ってなかったけど、成長するにつれ何となく状況が理解できた気がする。
河原→賽の河原  甲冑三人→恐らく御先祖(土着一族なんで、戦に参加したのもいた)
不思議とはっきり覚えていた甲冑の家紋は、もう断絶した本家のものだったと大人になってから知った。

きっと、あの晩自分は死ぬ筈だった。三人もそのつもりで迎えに来たけど、いたいけな園児のワンマンショーに
世代を超えた「祖父バカ」が発動…見逃してくれたのでは。
どんなに世代を超えてても、【孫】はかわいいもんなんだなw

 

 

毎日聞こえてくるラップ音

昼になると毎日何故か全く同じ位置からラップ音が聞こえる。
木造の家だからかなと全く気にしてなかったんだが休日にベッドで昼寝してたらいつもより酷いラップ音で目が覚めた。
その時はちょっと色々あって傷心状態だったし、あんまり煩かったから「うっせえ静かにしろよ」ってキツめに怒鳴ってしまった。
そしたらピシピシ鳴ってたラップ音が急に止まって、若干不思議に思いながらも「あーやっと眠れる」と思って瞼を閉じたんだけど
静かになりすぎて逆に眠れなくなったし、何かちょっと悪い事したかな…とちょっと罪悪感を覚えて
「別にそこまで静かにしなくていい」って言ったら、「パキ」て短いラップ音がした。
何でこんな事を言ったのかも今ではよく分からないんだけど、「ずっと願ってた夢が叶わなかったんだー」て愚痴り始めたら、
相槌を打ってくれてるかの様に(本当に人が返事してくれてるみたいに)「パキ」「ピシ」って音が鳴る。
一通り話し終えて「聞いてくれてありがとう、さっきは怒鳴ってごめんね」って言ったら「ピシ」って音をたてた後、もう二度とラップ音が鳴る事は無かった。
あれは一体なんだったんだろう。

 

 

スラムダンク魚住の一言

電車内のドア前でヤンキー数人が座り込んでダベッてた
乗り降りする客もわざわざ他のドアから出入りしてるし、乗客に注意するものもいない
あたしはやだなあ、と思い見てみぬふりをしていたのだが、
ある駅で乗り込もうとした客がスラムダンクの魚住みたいなガタイと風貌 学ランじゃなかったが

一言「邪魔だ、どけ」
と言うとヤンキー達はスッとたちあがり、散った その後なんかぶつぶつ言っていたが次の駅で全員おりていってしまった

スカッとした

 

 

オレが食べるのをじっと見てた親父

死んだ親父はよく食いに連れてってくれたな
うまいんだけど、親父は食うのが早くて、
食い終わるとじっと怒ったよな顔でオレが食べるのを見てた。
「早く食え」って言ってるみたいでちょっとヤだった。

こないだ初めて子供とラーメン屋に言ったら、やけにおいしかったらしく
ガツガツ食うわ、あせって水飲むし、ちっこい手で丼つかんでスープ飲んでハァハァいってる
可愛かった
そしたら「ねぇなんでじっと見てるん?怒ってる?」

オヤジ・・・・

 

 

大学時代のいい思い出

2004年、俺はとあるコンビニでバイトをしていた
近くの高校のDQN数人がたまり場に使っており、駐車場は散らかすわ、原付はふかすわ、長時間座り読みするわ
もう辟易としてた 店長が良く怒鳴りつけてたが、次の日になるとまた現れる

その日の夕方、客は白い杖をついたおばさんと、付き添っている小学2年くらいの女の子、DQN2人
不意に大きな揺れが起こり、地震だ!と店長が叫び、俺はとっさにレジ裏の菓子折が倒れてくるのを防ぐことしかできなかった
ふと見ると、DQN2人がおばさんと女の子へ駆け寄り、ガラス戸から離れるよう肩を抱いて誘導していた

揺れはすぐに収まり、幸いけが人は出なかった
おばさんと女の子はDQNに何度もお礼を言い、帰って行った
店長「おう、なんだ、お前らいいとこあるじゃねーか、ありがとな..」というとDQNはなんか恥ずかしそうにモジモジしてた
そのあと、二人は散乱た商品の片付けを手伝ってくれた
店長は礼に、とパンとコーヒーをおごってた

その後もやつらはうちの店をたまり場にしていたが、ゴミを散らかしたり、迷惑な立ち読み等はしなくなった
それでも、駐車場にたまられては迷惑、とのことで店長は裏の自宅の駐車場を貸してたw
そのうち、引きこもりがちだった店長の一人息子(中学生)と仲良くなったみたいで、一緒にパワプロとかしてた
店長は悪いことを教えられるんじゃないかと心配そうだったが、
徐々に社交性を取り戻していく息子の姿を見てうれしそうだった たばこだけは絶対禁じてたけど

やがて、DQNたちは高校を卒業し、それぞれの道を歩んだようだ
一人は地元の大学に進学し、一時期うちのコンビニでバイトしていた
店長の息子は、高校進学を決め、地元でも有名なヤンキーの先輩を持つ男として、
一目おかれながら学校へ復帰したようだ それがいいことかどうかはわからないが、
とにかく彼は自分の意志で部屋を出た その後大学に無事現役合格したと聞いた
店は今も健在 もう年賀状でしかやりとりをしていないが、店長は元気みたい

俺の大学時代のいい思い出です

 

 

無口なおやじ

親戚の葬式で地元に帰り、無口なおやじのクルマに10年ぶりに乗ったとき。相変わらずいたたまれん空気だすねと子供んとき思い出して感傷に耽ってたよ… そしたら親父ラジオでさりげなく若者向けの音楽にチューニングしてんの。なんかしばらくこのままでいたいと思った。

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