”嫁に愛してると言ってみた”【19】『酒の力を借りて』など全10話

”嫁に愛してると言ってみた”【19】『酒の力を借りて』など全10話 嫁に愛してると言ってみた

 

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嫁に愛してると言ってみた【19】

 

□ □ 1 □ □

 

6歳下の嫁が結婚のあいさつに家に来た時に俺の母親に「俺さんを産んでくれてありがとうございます。本当に感謝してます、俺さんに会えたのはお母さんのおかげです」って言った話を3年経ってから聞かされた。その時母親は猛烈に感動したらしい。
そんな嫁さんに俺はずっと何もしてやれなかったので頑張って言ってみようかと思う。

 

 

遅くなった上に歴代の勇者さんたちには申し訳ないくらい普通でした。

今晩言おうと決めたので、駅にある花屋で小さい花束を購入。

夕食後に決行。
「○○いつもありがとう、こんな俺だけどこれからも一緒にいてください。愛してます」花束を差し出す俺。

嫁ポカーン。
(*゜д゜*) こんな感じだった。
こちらこそ、よろしくお願いしますと言ってくれた。

風呂上がったら窓辺に花をにこにこしながら飾ってた。あげてよかった。

今横で安心しきった顔で寝てます。
本当言ってよかった。

起きないように画面を暗くして打ってるから誤字脱字は許してください。
みんなもがんばれ。

 

□ □ 2 □ □

 

若いヤツらが多いのか?触発されて久々に言ってみた。
昨晩より義父夫婦が泊まりに来て
今日は妻と温泉に親子水入らずで過ごすため
今朝は俺を会社まで車で送ってくれた
会社の駐車場に着いた時、これがチャンスと思い

俺「いつも有難うな。出世街道外れて、転勤やらなにやらで苦労かけるな」
妻「もう慣れっこだよ。会社のお金で旅行してるみたいだし(笑)」

俺「お前と付き合ってもう20年だ。お互い歳をとったもんだ」
妻「早いね・・もうそんなになるんだ」
俺「俺はお前を愛してるし、今でも俺はお前に恋してる。
お前と結婚して本当に良かった。これからも宜しく」
こう言ったら、妻は抱きついてキスをしてきた。おい、会社の若い娘に丸見えだぞ・・
妻「私も愛してるし、今もずっとあなたに恋しつづけてる。
出世なんかしなくていい、無理せず暮らせるだけでいい。今日も気をつけて。体だけは。」

お互い四十路だがな、お互い愛し続けるのも悪かねえな。
あと50年位二人で生き延びて年金食い潰してやるのも面白えな。




 

□ □ 3 □ □

 

妻寝ようとしてた。俺がねえって話しかけたら今日は遅いからしませんよって言われた。
ちがうのに。でも俺謙虚。おやすみって言いたかったって言って出てきた。
お酒飲み過ぎないで早く寝てね、おやすみって言われて、今居間。謙虚は難しい。
というよりも何か俺は間違ってる。明日俺は休みだから飲みすぎた。夜遅い。妻眠い。これダメ。明日。

 

 

朝起きてなるべく謙虚に言ってきました。

俺:ねえ
妻:ありゃどうしたのその顔、おなか痛いの?
俺:いやちょっと
妻:昨日飲み過ぎたでしょ
俺:そうなんだけど、いやお話が
妻:なに?お小遣い?
俺:いやこの間おふくろ亡くなったじゃない
妻:はい
俺:そん時から思ってたんだけど、やっぱ生きてるうちに気持ちは表しとこうと
妻:うん
俺:それで、俺はあなたに愛してると言いたくなったの
妻:えへぇ?
俺:変かな?
妻:いやあああうれしいいいい私も○○愛してるねえもう一回ちゃんと言って

 

□ □ 4 □ □

 

俺、嫁と出会ってから八年経ったけど、一度も言ってないよ。
嫁はたまに言ってくれるけど、照れてしまって、返事の代わりに頭撫でてやるだけ…
けど、このスレ見てて、言ってみようって気になりました。
今日、勇気出して特攻してみます!

 

 

え~、言ってみました。
今日は婚約記念日、こんな日は嫁が言ってくるので、タイミング合わせてカウンターで「愛してる」と。
えっ!?って顔して俺見てたから、もう一度「愛してるよ」て言ったんです。
そしたらパッと下むいちゃって。
で、急に立ったと思ったら鍵掴んで車にダッシュ!
止める間もなく、走り去っていきました。
携帯も財布も持ってってないし、さすがに心配。
俺、変な事でもしたかなぁ…?

 

 

え~、15分前に電話がかかってきて、今切ったとこ。

電話相手は義妹からでした。
「ちょっと○○(嫁)に何したのよ!?
さっきまで泣き通しで、今は泣き疲れて一言も話さないでヘコんでんのよ!!
(中略)
何か、とんでもない事やったんでしょ!?
とっとと謝りなさいよ!!
そして、こんなの嫌だから、もう別れて!」
以上、終了

…俺、なんもしとらんって、多分。
片道30分、ちょっと行ってまいりやす。

 

 

戻りました。
義妹夫婦は朝から仕事あるため、とりあえず二人で帰宅。
心配してくれた人、ありがと!
あ、俺の浮気はないから。
嫁は二つ年上です。
今、風呂に入れてます。
上がったら、話の続きです。
また、続報書きますね。

 

 

ついさっき、やっと眠ってくれたよ、半分泣きながら。
ずっと話してて、この時間だ。
続報だけど、長くなるから、読むの嫌ならとばしてね。

結婚して長いけど、俺達は子無し。
理由は、嫁の体は『子供が出来ない』体だから。

それがわかった時、嫁は落ち込み、別れを言ってきたよ。
正直子供欲しかったけど、嫁と一緒にいたいから別れないって伝えた。
そしたら、少しずつ嫁が明るくなってきてね。
でも、その明るさは『一緒にいてくれる俺』に『嫌われない』為にしてた事でした。

でも、昨日俺が「愛してる」って言ってしまった。
それで、心の中で変化があったらしい。
『不良品』が『一緒にいてくれる俺』に『嫌われない』ようにするのは当然。
でも、『不良品』には『愛される』資格がない。
だから、『一緒にいられない。』
そう思って飛び出した。
で、義妹の所に行ってみたものの、何も考えられなくて、ヘコんでた。
そこに俺が迎えに来たらしい。
とりあえず嫁を連れ出し、帰る道中でも色々話したよ。
「『一緒にいたい』って言ったのは、支えてないと私が壊れると思ったからじゃないの?」
とか言われたよ。

俺は、嫁の言ってる事の全てを否定していったよ。
愛してるから一緒にいたいと思った事。
好きとか愛してる等の言葉は、照れくさくて言えなかった事。
等々、勢いでくっさい事も山ほど言ったよ。
「子供を産めない不良嫁と、嫁が苦しんでるのに気付かない精神的不良旦那ってのでバランスいいんじゃない?」
てな事も言った。
嫁、またボロボロ泣いてさ、うんうんって首縦振りしてさ。
で、話は丸くおさまりました。
その後、何も食べてなかった二人はカレー食べて、嫁を寝かしつけました。

 

□ □ 5 □ □

 

いつだったかここに来た者だが報告

今日夜晴れてて星が綺麗だったから
ベランダで寄り添いながらコーヒー飲みながら毛布被って昔のこと話してた
あんたは昔っからだらしなくて放っておけないとか仕方なく結婚してあげたとか言われたw

ツンデレだな~wwと思ってたら突然俺の手を握ってきた
「あの…ね?今日病院行ってきたの。」
「ああ、風邪だったもんな。」
「ついでに調べたら…その…できちゃってたw」
「…は?」
「うん…赤ちゃん…///」
「…Yahoo!マジで!?やったな!!」
「ちょ…声大きいよw」

「わりぃw…ありがとな。これからもよろしく。ずっと愛してるから。」
って言ってキスしたら涙ポロポロ流した
「…もう…。星見えないじゃんかぁ…。」
だってwww萌え死ぬかと思ったwwww

 

□ □ 6 □ □

 

数年前からキャリアアップ+年収アップの為になりふり構わず仕事した。
結果、年収は上がったが単身赴任になっちまった。
口には出さないが嫁は寂しいんじゃないかな(スマン)

子供が去年、就学で上京したんで家に帰ると嫁と二人きり。
先日帰省した時に「回らない寿司でも食いに行こうか」
と言った後の上機嫌な嫁を見てたら、なんか盛り上がっちゃって、

俺「あのな」

嫁「うん」

俺「もう人生の半分はお前と一緒にいるよね」

嫁「うん」

俺「もうなにも言わなくても分かってくれると思ってるんだけど」

嫁「うん」

俺「言葉にするのもいいかな~と思ってな」

嫁「うん」

俺「あのな」

嫁「うん」

俺「いままでありがとう、愛してます」

嫁「うん」(涙目)

俺「これからも・・・」

何故か俺も涙目で言葉が続かんorz

嫁「ふぇ~ん」(涙腺崩壊)

その後は想像通りだw

 

□ □ 7 □ □

 

俺:「なぁ、嫁」
嫁:「嫌だ。聞きたくない」
俺:「えっ」
嫁:「断固拒否」

orz

 

 

断固拒絶されたのを仕切り直してみた
俺:「なぁ嫁」
嫁:「何?」
俺:「いつも感謝してる ありがとう」
嫁:「急に何言ってんの?キモイ」

orz

俺:「嫁。愛してる」
嫁:「はぁ? なにどうかしたの?もしかして他の女にでも手を出したの?」
怒りモード突入
嫁:「とりあえずそこに直れや」

-数十分事説明-

その後、自分の潔白を証明した後

嫁が泣きながら「あんた、バカだよ。」と抱きつかれました




 

□ □ 8 □ □

 

俺も言ってみたぜ。昨日。
昨日は朝から今日言おうと決めてたんだが、なんか緊張して言えないまま深夜に‥。

嫁「まだ寝ないの?」
俺「〇〇は?」
嫁「ん~、〇〇が寝るとき一緒に寝る」
俺「そっかぁ‥」 「あ‥あのさ…」
嫁「何ぃ?」
俺「あのさ…」
嫁「何よぉw」
俺「あ‥‥愛してるよ〇〇」
嫁「え…?」
俺「……」
嫁「もっかい言って…?」
俺「え?…だ、だからぁ…あ、愛してるよ」
嫁、少し俯いたかと思うと
嫁「…パードゥ~ン?」←ちなみにこの時は100点の笑顔だった。
俺「…もう寝る」
スタスタと寝室に向かう俺。
嫁「えっ、ゴメン~!!ちょっと待ってよ~!!」
追う嫁。

ベットで横になる俺に
嫁「ねね、もっかい言って♪もっかい言ってよ~」
と、しつこくねだる嫁。シカトしてると嫁も諦めたのか、俺の隣で横になった。
しかし10分後、指で俺の背中をツンツンして、小声で
嫁「もう言ってくれないの…?」
その言い方が少し悲しげな言い方だったので俺はもう一回だけ言った。
俺「愛してるよ〇〇」

後ろから強めに抱きしめてくる嫁の暖かさを感じながら寝た。

 

□ □ 9 □ □

 

俺もようやく自分の事を報告する時がきたので書きます。

うちの女房は「愛してる」とか「好きだよ」だの言ったところで「ハァ?何言ってんの馬鹿じゃないの!?」と一蹴されるのがオチ
昔から照れ屋で、そう言うマジな話はまともに対応しない事は、長年連れ添ってる俺が一番わかっている。
そんな女房でも逃げられない日がついにやってきた。
10回目の結婚記念日。それが昨日だ。

少ない小遣いでスイートテンはさすがに買えなかったけど、なんとか節約して安物のネックレスを買い、それを渡す事にした。
子供達も寝静まり、いよいよ決戦の時だ。女房はネットに夢中になっていた。
もう俺の心臓はバクバク言ってた。自宅でこんなに緊張するのなんて初めてのこと。

「あのさ・・・これ・・・」と言ってネックレスと手紙を渡した。
「あ・・・ありがと・・・」と普段は見せない少女のような照れた顔になり手紙を開けようとした。
「あ・・・それ読む前に聞いて・・・ず、ずっと・・・あ・・・愛してるよ・・・」
宇和ああああああああああぁぁぁぁあああああああああああ・・・ついに言ってもうた!!!!!

「な・・・何よ急に!コレ読むんだからもう変な事言わないでねっ!!」などと取り乱しながら手紙を読み始めた。
しばらく沈黙が続き、読み終えた女房が「もう!馬鹿!!」と言いながら2階の寝室に駆け上がっていった。

手紙の内容はこうだ。
~ママへ
いや~なんだかんだで結婚10周年か、お互い歳とったな・・・それにしてもあっという間だな
最近若い頃の事とか思い出すんだよな、あの時こうしてりゃ良かったなとか、あの時に戻りてぇな・・・とかね
そうすりゃ今よりちったぁマシな人間になれてたかなあって
でもな、俺が著名人になろうが権力者になろうが、俺の女房はアンタしかおらんわけよ
俺なんかの女房がまともに務まるのは世界中探してもアンタだけ、本当にそう思う
頼りない旦那だけど、精一杯家族のために頑張るからさ。これからも末永くヨロシクな!!
結婚してくれて本当に有り難う。俺はすごく幸せだよ。

パパより~

 

 

俺も後を追って2階へ行くと、女房は布団の中に潜りこんでいた。
「どうした?」と言って近づくと「こないで!!」と怒鳴られた。布団の中で泣いているようだ。
普段のノリなら「なに泣いてんだよw嬉しいのかオイwww」と言い布団を引っぺがすところだが、今日はそのままそっとしておいた。

しばらくすると目を真っ赤にした女房が下りて来て、ソファーで横になっていた俺に覆い被さる様に抱きついてきた。
「なんだオイ珍しいなw」と言うと「フン!」と言いながらも力いっぱい抱きしめてきた。
俺にはそれだけで十分だった。言葉なんかなくても女房の気持ちは伝わってきたから。

その後、近くにある居酒屋に2人で飲みに行った。家に子供だけを残して行ったので褒められた事ではないけど・・・
2人っきりで外に飲みに行くなんて結婚して初めて。出会った時の話とか子供が生まれた時の話とかいっぱいした。
1時間位だけだったけど凄く楽しかった。帰りは手を繋いで家まで歩いた。

家に着き玄関に入ると女房は突然キスしてきた。酒の力を借りたな、卑怯者め!!
そして「私もだからね!」と言ったので、敢えて「は?何が?」と惚けてみせた。
「だから私も!!」相変わらずの対応だ。でもそこが可愛らしいところだって俺が1番知ってるよ。

報告は以上です。長々とすみませんでした。
そして俺は今すごく幸せです。皆さんにも幸あれ。

 

□ □ 10 □ □

 

嫁とは10年付き合ってようやくこの間結婚したんだよ

当方30
嫁28
籍入れた夜新居で酒のみながら出会いからこれまでの事話してて、そーいえば愛してるって言ったことないなーって気付いてサラッと
俺「…愛してる。これからもこんな俺だけどよろしくお願いします。」
嫁「……( ゜д゜)」
俺「…えっ?」
嫁「ばかっ…」

どっかいっちゃった∑(゜Д゜)
少しして、ドアから少しだけ顔覗かせて泣きながら
嫁「愛してる。ずっと幸せにして下さい。」

2人して泣きながらお風呂入りました
夜は抱き合って寝ました

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