動物の感動する話『野良猫と仲良くなる方法』など短編10話【2】 – 実話体験談

動物の感動する話『野良猫と仲良くなる方法』など短編10話【2】 - 実話体験談 動物・ペットの話

 

スポンサーリンク

動物の感動する話 【2】

 

 

大事な家族

もう5年程前になるが、仕事から帰宅すると飼っている犬の様子がおかしい。
足がガクガクして立っていられない様だった。
かかりつけの獣医に診せに行くと、老衰からくる肝不全か何かで、もう長くないと言われた。
急に寝たきりになってしまい、幾許かの余命を過ごす事になった愛犬。
こればかりは処置のしようもないが、預かっておこうかと獣医に提案されたが、
残り僅かな時間は一緒に過ごしたかった。

翌日、会社の主任に長めの有給を申請したら、
「たかが犬位で馬鹿な事を言うな」と一蹴されてしまう。
しかし居合わせた課長が「いいよ、休みなさい」と受理してくれた。
「姿形が違うだけで、彼も君の大事な家族なんだろう?
動物は人間と一緒にいられる時間が短い、悲しい事にね。
せめて最期は、家族水入らずの時間を過ごしなさい」
ただただ有難くて泣きながらお礼言った。
課長は「気にしない、気にしない」と笑顔で言ってくれた。

その後、5日程で犬は旅立ってしまい、会社に復帰。課長に改めてお礼を言いに行ったら、
「もう大丈夫なの?辛い事があったんだから、無理しないようにね。
月並みだけど、早く元気出して」
「僕もオウムを飼っているんだが、僕の場合はむしろこっちがコイツに看取られそうな勢いだよw」
携帯の画像見せてもらったら、動物園でしか見た事ないような大きくて綺麗なオウムだった。

ペットを家族として扱ってくれた事、最期を一緒に過ごさせてくれた事、本当に有難かった。

 

 

鰹節

さっき雑煮に鰹節を投入しようとしたら、
手元が狂って鰹節を床にぶちまけてしまった。
床に丁度ネコが寝てたのだが、空から1万円が降ってきた人のようになってた。

今うっとりした顔で体にかかった鰹節の粉を舐めてる。

 

 

何かよそよそしい猫

実家に帰省しながらも大学の課題レポートを書かなければならなかった。
その日は皆仕事で出払っていたので留守番をしていた。
部屋で嫌々レポートを書きながら飼い猫(部屋が同じ)を呼んだが、遊びに行っているのか来なかった。
猫を触りまくることで発散しようと思ってた嫌々が頂点に達してしまい、
でもこんなんじゃダメだ!単位は絶対とらねば!!と思い立って立ち上がり、
「元気ですかーーーー!!!」「元っ気があれば、なんっでも出来る!!」
「馬鹿になれーーーッ!!シャッ!!!」「ダアァァァーーーーーッ!!!!」
「出る前に負けること考えるバカがいるかよォオオーッ!!ヒャッハー!!!」
とか「猪木を通り越した猪木ごっこ」をし、一通りやってゼーハーしながら振り返ったら、
何事にも動じなかった飼い猫が(´゜Д゜)みたいな顔で、
半開きのドアから部屋に入ろうかどうかを躊躇していた。
結局入って来てくれたけど、いつも全力で甘えてくるくせに何かよそよそしい猫を撫でながら、
自分は一体何をやってるんだろうと思ってわんわん泣いた。

 

 

良い犬は目を見ればわかる

隣の家のおじさんが、保健所から引き取ってきた中型雑種犬。
どうやら酷い虐待の末に保健所行きにされた犬みたいで、
右の耳が欠けて、身体もガリガリ。
沢山の傷跡と、ストレスからきたらしいハゲだらけでみすぼらしく、
人間を見ると怯えて失禁してしまうような犬だった。

なんでまたそんな犬を……と思ったが、
今や人が近付けば尻尾ぶんぶん振って撫でられにくるし、
ハゲもすっかり治って毛もツヤツヤ、ちょっと肥り過ぎじゃないかというくらいに肥えて、
別の犬みたいに立派な犬になってる。
そしておじさんを「ご主人様」を通り越して「神様」だと思ってんじゃないかというくらい慕っている。

おじさん曰く「良い犬は目を見ればわかる。俺はコイツを見てピンときた」らしい。
おじさんと一緒に、喜々として散歩してる犬を見るたびなごむ。

 

郵便受けに猫が詰まってた

郵便受けに猫が詰まってた。
朝、新聞を取ろうと玄関に行ったら、ドアに付いてる郵便受けが突然ガガガガガッと揺れて、
隙間から毛やら足やらがはみ出したり引っ込んだりしてた。
郵便受けは、アパートによくある、ドアの下についてて内側にボックスがついてるタイプ。
ドアをめいっぱい開けて、ボックスのフタを開けてやったらビョーンと飛び出して転がり逃げてった。
ドアの横に新聞が置いてあって、
『猫ちゃんに怒られて郵便受けに入れられないのでここに置きます。』
とメモが付いてた。

 

 

野良猫と仲良くなる方法

昔試したのをちょっと
まず、野良猫を見つけ自分の存在を認識させます
1.目標の猫と目が合ったらササッと物陰に隠れる
2.次はゆっくりと物陰から顔を出しチラッと猫を見ます
この1と2を交互に繰返していると猫のほうから・・・
あとは餌をあげるなどをして親交を深めればすぐ仲良し

因みに私はこの方法で交番に連れていかれました
周りの状況をよく確認してから実行しましょう

 

 

犬の鼻を利用する

以前、出来心で犬の鼻を利用しようとしたら、そのまま鼻に付けて走り去られたことがある。
気に入ったのか、なかなか返してくれなかった。

 

 

ネコからの電話

ネコから電話もらったことがある

ケータイに実家から着信が入り、「もしもし?」といったら「にゃあにゃあ!」
親が飼いネコに受話器当ててるのかと「(笑)もしも~し?」… 「にゃあにゃあ!」
何度繰り返してもネコの声だけで誰も出ない…

不安になって、家業継いでる兄のケータイにかけて真相が判明
ネコが電話に飛び乗って、手ぶらとワンタッチダイヤルのボタン踏んづけたらしいw
それにしても、ネコから電話もらったヤツって日本中で100人位しかいないと思う

 

 

猫が交番に入ってきた

かわいい猫がいたのでここに書き込む。

先々月の日曜に叔父と車で買い物に出かけた。
しばらくして、ある交差点で事故。
110番したら近くの交差点に行くように言われ、事故相手とともに交番に行った。
交番に一人だけいたガチムチな警察官は外で車の確認を始めた。
叔父と事故相手はお互いに興奮してて言い合いが始まった。
自分からするとどっちもどっちな状況だと思ったのでなだめようとしたがダメだった。
外にいる警察官を呼ぼうとしたら、まだ小さい猫が交番に入ってきた。
猫「ミャー」
叔父「………」
事故相手「………」
空気を読まない猫に毒気を抜かれる叔父と事故相手。
そこへ外から戻ってきたガチムチ警察官が猫の首の後ろをつまんで
交番の奥に連れて行き扉を閉めてしまった。
ガチムチ警察官にどういう状況で事故になったのか聞かれ、
はっと我に返ったかのようにまた言い合いを始める叔父と事故相手。
言い合いを止めようと警察官が口を開こうとした瞬間、交番の奥に繋がる、
隙間が開いていた扉から猫がこちらに出てこようとして
扉をカリカリ、狭い隙間に顔をねじ込もうとジタバタしてた。
叔父「………」
事故相手「………」
警察官「………」
毒気を抜かれる叔父と事故相手。
結局、毒気を抜かれたところで警察官に
「売り言葉買い言葉で言い合いになったけど、別にお互いに憎い訳じゃないでしょう?」
となだめられ、お互い納得して終了になった。

猫がいなかったら面倒くさいことになってたと思うが、警察は揉め事処理に猫を雇い始めたのか?

 

 

もしかしてDV

こないだ友人と外で食事するんで家まで車で迎えに行ったら、
まだ準備できてなくて、その家の前でちょっと待ってたのね。
そしたらお向かいの家から女性の声で
「遅くなってすみませんっ!すぐ夕食の準備を、あぁっ痛い痛いっ!
ほんっとすみません!わざとじゃないんです!わざとじゃないんですうっ!」
って聞こえてきて「もしかしてDV?通報とかしなきゃ?」って
一瞬焦ったんだけど、続けて
「にゃーっ!」「仕事の予定がですね予定外に延びて」
「にゃにゃっ!」「ほら、お土産の金缶です、ねっ?」
「うみゃーっ」
と聞こえて来て、なんだただの下僕か、と安心して外食に出かけた。

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました