【山にまつわる怖い話】『サエノ神』『源平女郎』など 全5話|洒落怖名作まとめ – 山編【2】

【山にまつわる怖い話】『サエノ神』『源平女郎』など 全5話|洒落怖名作まとめ - 山編【2】 山系

 

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山にまつわる怖い話【2】全5話

 

サエノ神=塞の神

ある旅人が丹沢山中で夜をむかえた時
夜露をしのぐ為に仕方なく道端の「サエノ神」(確かそんな名前)の
祠で夜を明かそうとした。
夜も更けた頃、どこからともなく二人の声が聞こえてきた。
「お~い、サエノ神、そろそろ行こうや」
「いや~今日はダメだ。お客人が来てるんでな。今日のところはみんなで行ってくれや~」
そんな会話を旅人はウトウトしながら聞いていた。
しばらくするとまた声がする。
「サエノ神よ~今帰ったぞ~。」
「どうだったんだ??」
「あ~男だったよ。だがアレは15までの運命だ。最期はは川で果てる事になるな~」

そんな会話を聞いた旅人は翌朝近くの村を周ってみた。
すると不思議なことに昨夜生まれた男の子がいるという。
そこで両親に昨日の出来事を話し、子供の為にサエノ神を大事にするようにすすめた。
やがてその子は釣り好きになり毎日のように山に釣りに入っていった。
そしてその子が15歳になったある日、釣り竿を壊して家に帰ってくると不思議な話をしだした。
「今日、おかしな事があった。川で弁当を食べていたら上流の方から一人の男の子がやってきた。
そしてその子が言うには・・お前は本当なら今日で命が終わる運命だ。だが親が信心深いので
60になるその時まで命を預ける・・と言われた」そう不思議そうに話したという事だ。

□ □ □

「サエノ神」は「塞の神」ですね。
道祖神とか結界を守る神様で、遡ると黄泉の国でイザナギが死者を封じる為に置いた大石の事だとか。

あの世とこの世を分ける役割も併せ持つという信仰でもあるんでしょうか。

死を司る存在というと、中国で竹林の中で碁をうっていた二人の老人北斗七星と南斗六星のお話を思い出します。北斗七星が子供の寿命の数字をひっくり返して延命してくれたとか・・・

 

ごにょごにょ

北東北のある町に住んでいます。
今までロムオンリーでしたがはじめてカキコしまつ。
(微妙にスレ違いかもしれませんが一応山での怪異ということで。)

渓流釣りが好きでシーズンになると毎週のように釣りに出かけます
元々周りが山深いので車で30分も走ると町を流れる川の源流部に到着します。
家等は無く荒れた山道があるだけでその周囲を釣り場にしていました

その日は魚の食いが悪くイワナがまったく釣れませんでした
少し場所を変えようと思い一キロほど上流まで歩くと大きな淵に突き当たりました。

いつも通っている道のすぐ脇なのに今まで気が着かなかったのが不思議でしたが
両側を見上げるような深い岩と木々に囲まれたそこは薄暗くしん・・と静まり返っていました。

丁度大きな釜の底のような場所でいかにも大物が居付きそうな深い淵になっていました。
釣り人に踏み荒らされた跡も無いのを幸いにすぐさま竿とエサをセットし一投目を淵の流れに投げ入れました。

・・・ごにゅごにょ・・・・だ・・

「えっ!?」
誰かに小声で後ろから声を掛けられたのです。
正確には耳元で確かに誰かの語る声が聞こえたのです。

淵の岩場の上に誰か別の釣り人が来たのかと思いましたが下草の生えた場所なので
音を立てずに周囲に来ることなど無理なはずです。
現に今はサワサワという水音しか聞こえません
何かゾクッとしたものを感じたのですが気が付くと投げ入れた仕掛けが何かに根掛かりし仕掛けを切る羽目になってしまいました。

なかなか仕掛けを失うなんてヘマはしないのですがその時はそれで悔しくて声の事はすぐに忘れて再び仕掛けとエサをセットし再び淵に流しました。
そして流して数秒後
くんっ・・とした手ごたえ
アタリキターーー!?と思った瞬間、糸がずりっ。。と水中に引き込まれ

ぽきり

と竿の先10センチほどが見事に折れてしまいました。

カーボン製の普通の渓流竿ですがシーズン中ずっと使っていて
ぶつけた訳でもないのに・・というか1万円もしたのに・・と思考停止状態で唖然としました。

予備の竿先も持ってきていなかったし(通常そんなに折れるものではない)
何か嫌な予感がしたので結局その場所での釣りを諦め竿を畳みました。

岩場の横を登り山道に戻ろうとした時、目に入ってきたのは古い石でできた石碑?のような石が数個積み重なって蔦に覆われている姿でした。
(何かいわくのある場所なのか??とその後釣り仲間の誰に聞いても分かりませんでした。)

そもそもあの竿が折れた時の違和感のある”感触”は魚だったのか・・・
その出来事以来直感で嫌だな、と思う場所での釣りは控えるようにしています。

以上あまり恐くないですが
体験談でした。

バス停:死畠

土木関係の仕事で山奥のバスに乗っていたとちゅうの役場でほとんどの人がおり、現場がある終点までいくのは自分一人となった。

ちょうど夕方から夜になるくらいのときでうとうとと寝込んでしまった。

妙にガヤガヤさわがしいので起こされてしまうと、途中で団体がのったらしく、ちょうど20人くらいがバスから降りたところだった。

おどろいたことに、全員が全員白装束ではちまきのようなものをしている。「なにか祭りでもあるのか・・」とぼんやりして錆びたバス停をみるとライトに浮かんだ文字は「死畠」と書いてある。「気持ち悪い地名だ」と唖然として乗っていると、バスはすすんでいく、「死畠」のバス停は遠くなっていく。
バスは再び暗闇のなかに飲み込まれる。

終点について運転手に聞いてみた。そんな集団はいなかったという。

翌日、戻るときのバスで「死畠」のバス停はなかった。
たぶん違う世界に少し迷い込んでしまったのかもしれない。

 

仏様

同僚と3~4人で山に登ったときのこと
なだらかな山道をみなでワイワイ言いながら歩いていたところ
路傍に大きな岩があり、その平らになった表面に仏様が彫ってあった。長年、風雨にさらされて表情もなんとか目鼻だちがなんとか分かるぐらいになっていた。

ふと、ほぼ線だけだけになった目鼻の顔をみていると、急に何ともいえないような心をつぶされるような気持ちになってきた。
その顔が表情を持ち始めたように見えてきた。
しかも、それが最後まで和解することなく死に別れた父の顔に見えてきた。

下山後、同僚の一人が
「あの仏様、昔、死んだ友達に見えた」
と言うや他の同僚も、あるものは死別した母に見えたと言い、またあるものは可愛がってた犬に見えたと言う。

みんな驚いていたが、そんなこともあるのだろうということで終わったが、ある時同じような体験をした人に会った。
しかし、その人が見たのは、夕暮れせまる闇のなかで目が赤く光り、何とも言えない禍々しい悪鬼の顔だったと言う。あの仏像が仏なのか魔なのか今もわからない。

 

源平女郎

父に聞いた話(怖くないけど)

家の裏山にみかん畑を持っているんだけど子供の頃、父親(祖父)と二人で畑に行った。
夕刻になり収穫を終えて山道を下っていると、美しい着物をまとった女性が登ってきた。
そのことを父に言うと、血相を変えて「見るんじゃない」と怒鳴られた。
家に着いて、再度聞くと「それは源平女郎(げんぺいじょろう)だ。付いて行ったら、二度と戻れない。
家の畑にも出没する。
一晩でなだらかな畑がブルドーザーでも使って掘り返したように土山が一面に広がっているそうだ。

源平女郎=妖怪(物の怪)・・・女郎蜘蛛の化身といわれている。
俺の家は静岡だし壇ノ浦には遠すぎるんだが、でも静岡に平家の落ち武者の隠れ里があったという伝説がある。

 

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