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『幼なじみの住職』全6話|洒落怖名作まとめ【シリーズ物】

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『幼なじみの住職』|洒落怖名作まとめ【シリーズ物】 シリーズ物
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幼なじみの住職

 

 

コケシ

信じるか信じないかは別として知り合いに変わったやつがいる。
小学校時代からの友人で、現役の住職をやってるやつがいる。

私自身は霊感なんてこれっぽちも持ち合わせていないのだがこいつのせいで 何回かありえない現象にあっている。

私は職業システムエンジニアでそういったものはまったく信じてないし、ありえないし、いるはずがないと日頃から公言している。
そういうのもあって住職がやたら私にそういうものや話しをしてくる。

社会人になって間もない 夏のある夜、住職から電話があった。
「よぉ 俗世間の生活はどうだ? 楽しいか? 今から時間あるか?」

ちょっと酔っ払ったような軽く興奮したような そんな早口の口調だった。
日頃は年の割には達観したというか落ち着いた口調の奴なんだが、めずらしい事もあるもんだと思って

私 「まぁ明日休みだし、久しぶりに飲むか?」と答えたら
住職「今からいく」

十分もしないうちに住職がやってきた

住職「いやぁ ひさしぶり 何年ぶりだ?ん?」

そういいながら 家にやってきた

私「あほか こないだおうたとことこやろ それよりなんか用か?」
住職「友達にあうのに用がいるのか? あははは」

□ □ □

酒をちびちび飲みながら くだらない話をしてたんだが なんか様子がおかしい 妙にうれしそうだ。
私「お前 なんかあるやろ そんなにうれしそうなんおかしいぞ」
住職 「やっぱわかる? 今日はちょっとおもしろいものもってきた」

私「なんや? ビデオか? ゲームか? つまらんもんは嫌やで」
住職「ふふ ジャーーん いわくつきの御人形!」
そういって鞄の中から木箱だして 蓋をあけて見せた。

私「うわ・・・・いやがらせか? 第一そんなもんどっからひろてきたん?」
住職「まぁきけ」

話しはこうだった。

住職の知り合いAさんから妙な相談を持ちかけられ私の家に来る前にいってたそうだ。
妙な相談というのは、Aさんが東北でかった古い人形を見てくれというものだった。
Aさんいわく 人形を手に入れてから、家で子供の話し声や誰かがいる気配が常にするので住職のお寺でお払いしてほしい そんな相談だったらしい。

私「・・・でこの人形になんかあるん?」
住職「まぁそれは内緒 言ったら面白くないやん」
住職「これ見てみ御人形さん悲しいというか怒ってるというかそういう顔してはるやろ」
私「・・・確かに古臭いが そんなんありへんよ あほらしい」

住職「お前ならそういう思てね もってきた んで今日はここに置いていく」
私「・・・まじで? 預かりもの置いていくなよ 何考えてるの?」

住職「まぁお前、日頃から全否定してるやん それにこれ昼間でないと・・」
私「はぁ?意味わからん ふざけんな もって帰れよ」
住職「それにこれはAさんとこ返されへんからな ほなな かえるわ」

□ □ □

本当に置いていった・・見たところちょっと薄汚れてたが普通の日本人形だった。
少し酔ってたせいもあって気にも止めないで、人形を箱にほりこんで、箱をTVの上に置いてその日はぐーすか寝たんです。

しばらくして 喉が無性に渇いて目が覚めた 時計をぱっとみると03:30。
人形のことなんかすっかり忘れて 台所で水をごくごく飲んでたんです。
そしたら服をちょいちょいと引っ張られてん?とおもってみたら 子供が私のよこっちょにいて

「うちらもお水・・・」

あぁ・・はいってコップに水をいれてる最中に我に返りました。
びっくりして振り向くと 部屋中に何十人も子供がいてこっち見てたんです。

情けないことにそっから記憶がなく、朝 住職のインターホン連打で目が覚めました。

私「もぉ休みの朝早くからちょっとは迷惑かんがえろよ」
住職「ん? なにいうてるん?もぉ昼過ぎてるぞ」

時計をみると12時を過ぎてました
住職が私の顔を見てニヤニヤしながら、「昨日なんかあった?」
私「なーんもあらせんよ 酔ってたしぐっすり寝てたわ」
住職「んーー・・そうかぁ・・ まぁ 人形どこ?」
私「そこTVの上」
住職がTVの上においてある人形をひょいて持って、なんかブツブツ
言い始めた後 数珠を人形にかけたんです。

住職「ほんまになんもなかった?」

内心 人形が箱から出てたと昨夜の子供の件でかなりびびりまくってましたが、弱みをみせるのもしゃくなので 何もないと言いはねました。

□ □ □

住職「これね たぶん コケシ なんよ ようさん子供が憑いてる」
私「・・・・・」
住職「こんだけ 憑いてたら ご供養してもあかんしな これは焼かなあかん」
私「・・・・・適当なこというなよ・・・」
住職「ほんまやで ほれ」

住職が人形の着物はぎとったら 人形の腹から 何やら名前を書いた小さな紙がばらばらとでてきた。

それを見てその場で泣きそうになったけど、その日のうちに 住職の知らないお寺にいってお払いしてきてもらいました。

□ □ □

細かいことはわかりませまんが、災害か 飢饉の間引きかなんかじゃないかと。
数十人以上憑いてて 憑きすぎてどんどん呼び寄せるくらいの物だと普通のしろものじゃないとは言ってました。

まぁ私は今でも信じてませんけどね。

コケシ(こけし)は”子消し”だから、間引いた子供の名前を書いた紙を
人形の腹の中に入れていたんだろうな。
(-人-)合掌

 

 

無愛想な誘導員

 

信じるか信じないかは別として知り合いに変わったやつがいる。
小学校時代からの友人で、現役の住職をやってるやつがいる。
私自身は霊感なんてこれっぽちも持ち合わせていないのだがこいつのせいで 何回かありえない現象にあっている。

大学生時代、みんな免許取り始めてうきうきしてた時分の話です。
季節的には、夏 夜遊びしてて、ふとある話題から怪談話に移っていった。

私自身は1ミリも信じていないんだが、女の子もいたこともあり大いに参加 よくいう都市伝説の話とかしてました。
むろん住職(学生時代は髪があり出家はしてなかった)もがんがん話しをしてもりあがりました。

やはり行き着くところ、ミステリーツアーということになり5人で夜中に車で出発 関西地方で有名な幽霊トンネルに行くことになりました。
山中を目的地にむけて車を走らせること数十分街から離れ、街灯もろくになく、対向車すらなくなってようやく目的地近くまできたときに 運転手Aが突然のブレーキ。

あまりの急ブレーキに頭にきたので

私「急ブレーキ かけんな このへたくそが!」
A「・・あれ・・あれ・・」

うわずった声で、前を指さしたんですよ。

□ □ □

前方を見ると、赤い光がゆっくり円を描くようにうごいている。

私「んん・・? 工事かなんかちゃうん? 徐行でいけ びびりすぎ」
A「ん・・・あ・・うん」

声にならない返事でゆっくりと赤い光にちかずいていきました。
すると後ろにすわってた住職が「あっ・・」と一言

案の定私の予想道理 警告灯を持ったガードマンらしき人がたっていた。
運転しているAが車をゆっくりととめたので、なにげなく私は窓を開けて

「工事ですか?道通れます?」

と声をかけた。

ガードマンらしき人は何も答えずこちらをちらりとも見ないで無表情のまま、警告灯を道路の先に向けて”行け”と突然壊れたおもちゃの様に前後に激しく振りはじめた。
感じ悪いやつだぁと思ったが気にしないで

私「いこうぜ」
A「・・・・・」
私「? 早よいかんかぁ」
A「・・・・・」

無言のまま 急発進。
1分もしないうちに、私と住職以外が ワンワン泣き始めた。
Aにいたっては

「ぃぃぃぃぃぃぃぃ・・・・・」

と半分悲鳴みたいな声でうなっている。

あまりのスピードと乱暴な運転におどろいた私はAに

私「ちょっと 止めるか スピードを落とせ あぶない」
A「ぃぃぃぃぃいいいいいいいぃぃぃいいいぃぃ・・・」
私「事故るだろうがっ!!!」

Aの頭を 力いっぱいはたきました

□ □ □

ようやく電車の駅前のちょっとした広場みたいな所でとまりました。

私「Aよお前 何をしとんねん?」
A「・・・・・・・・・・・・・」
住職「まぁまぁ あれはしゃーないよ」
私「なにが?なにがしゃーないん?」
住職「まぁ大丈夫 ちゃんとお清めするから」
私「? なんかでたん?」
全員「・・・・・・」
私「なぁ なんか見えたん? なぁ なぁて・・」

住職以外は私と目もあわせようとしない・・・
ちょっとムッときたので Aと運転を代わるから今すぐ戻るぞ!!といったところ。
3人に全力で 泣きつかれて頼むから朝までここにいようとお願いをされた わけをきいてみると こうゆう感じだった。
私が話しかけた相手というのが、手首から先が無く、下半身もなく宙に浮いていた。
私が話しかけた途端、大声で ゲラゲラ笑い始めて激しく手招きし始めた。
駅前に到着するまで、ずーと笑い声がしていたそうです。

あまりのぶっとんだ話しにあきれ返って

私「あほくさ 朝なって確かめたらわかるやろ 帰り運転するからな」
住職「なぁなぁ お前さ どっち向いてた?」
私「どっちて・・助手席座ってたから左や」
住職「左走ってて左に話しかけたてどこ工事するん?」
私「どこでも工事くらいするわな」
住職「左てガケやで、お前のそういう鈍いとこすごいな」

翌朝 来た道を運転して帰りましたが、みんなにこう聞きました。

「あっれ? きのうの工事どこでやってたけ? わからんわ」

車内再度パニックでした

蹴ったもの

信じるか信じないかは別として知り合いに変わったやつがいる。
小学校時代からの友人で、現役の住職をやってるやつがいる。
私自身は霊感なんてこれっぽちも持ち合わせていないのだがこいつのせいで 何回かありえない現象にあっている。

学生時代 住職とよくつるんで遊んでいたのですが、そろそろ就職活動をはじめるかくらいの時期の出来事。
学食で一緒にご飯を食べて、午後のひと時を、まったりとすごしていたときに、青白い顔した女をつれた友人Aがうちらの所にやってきた。

友人Aいわくちょっと住職にこの女の子Bの話をきいてほしいそういうことだった。無論私もその場にいたので、一緒に話を聞くことになった。
ぱっとみわりとかわいいこの女の子Bが話を始める前に、ふいに住職が女の子Bをジーと見て

「だいたいわかったからその家から引越ししたほうがいいよ」

と にこやかにいった。

□ □ □

そのことを聞いた女の子Bはいきなりすすり泣きはじめて、

「やっぱり・・そうなんや・・やっぱりそうなんや・・・」

隣で聞いてた私は、さっぱり話が見えない上に理解できない

私「また いんちきくさい話かよ・・」

住職「なんでお前は信じないの? 世の中には科学や理屈で解明できてない
ことたくさんあるのに・・いきなりいんちきと決め付けるのはどうよ?」

私「物理法則を無視した現象がおこりうるはずがないだろうが、そんな事象はありえない」

と議論はじめたら友人Aが「まぁまぁ」とわって入ってきた。

そこで女の子Bに、何があってどうなっているかを詳しく話せと問いただした女の子Bはぼそりぼそりと、ここにきた理由を話し始めた。

大学にはいってから住んでいた アパートに最近妙なことが起こっている夜中に寝ていると、どうも人の気配がする そう気がつくと、金縛りにあい回りの空気が重く冷たくなり、耳元で女の人の少し苦しそうな息づかいが聞こえると・・・・

昨日の夜、とうとうその苦しそうな息をする女が、顔を覗き込むように頭上に正座しているのに気がついた 覗きこむ顔は、焦点があわないような目をしていて顔にはひどく裂けたような傷が下から上まで広がっていて口は閉じているのに、裂けたほっぺたから 苦しそうな呼吸音がしていたというものだった。

□ □ □

私「ははっ 第一見る前から女の人というのがわかるって時点で夢じゃないの?それに金縛りも精神的なものですよ。今、いろいろと難しい時期だから、そういうのもかさなって疲れてるんじゃないのかな。それに簡単に引っ越せるものでもないでしょ?そう思うからそういう風に感じるんだと
思うよ」

というと住職のやつが

「うーーん・・・」

住職「たしかに簡単に引っ越すのは難しいな 面倒だけど私が行ってお清めしますよ」
私「だから・・なんでお前はそうなんだ?」
住職「はは ならお前も一緒に来て本当か 嘘かたしかめればいい それが一番だろ?」

その女の子Bは 私は部屋に帰るのが嫌なので鍵を預けるから・・・と主張したが。

私はそれは解決にならんから だめだと説得して 私 住職 友人A 女の子Bでそのくだんの件の部屋で一晩すごすことになった。

その部屋は別段かわった所もなく、6畳一間に2畳ほどの台所とガラリ2枚扉の押入れ、ベランダにエアコンその他もろもろとまぁそのへんによくある構造の部屋でした。
色々な可能性(異常者やストーカー(当時はこんな言葉はなかったですが))を考慮して住職と私は、押入れ、友人Aと女の子Bは6畳のところで寝るときめ、夜になるのをまちました。

女の子Bは最初、異常に怯えていましたが、住職がいるのと、他にも人がいるので、まぁ安心したような感じでした。
大体0:00くらいになったときに、取り決めどおり、私と住職は押入れに、Aは床にざこね、女の子Bは布団という感じで寝ました

どれくらい時間がたったか、少しうとうとしてた私を住職が、こずいて小さな声で

「おい 起きろ 来てる・・こりゃ・・俺じゃ無理かも・・」と

□ □ □

押入れの隙間から部屋を覗くと、なんとなくですが、空気が重く、冷たい感じがしてました。
Aと女の子Bが

「んんんん・・・・・んん・・」

と寝言なのかうなされているのか、なんともいえない声を発していました。
そのまま少し覗いていると、薄暗い部屋の中に確かに、Aと女の子B以外の何かがいるAと女の子Bの間くらいに、正座をして うつむいている感じの丸い奴がいました。

なぜかわかりませんが、とっさに3人目の誰かがいると判断した私は、押入れのふすまを蹴りあけました。蹴りあけたフスマの上に飛び乗り、フスマの上に突き出たナニカの頭?を、蹴り上げました。なにかに当たる確かな感触して

「み”ゅ・・・」

と鈍い声というか音がし、もう一発床の上の黒いものをカカトで踏みつけました ゴリッと嫌な手ごたえを感じ、3秒ほどの時間をおいてから電気つけました。

電気をつけると、鼻血をだしたAがなんともいえないうなり声をあげて、のたうちまわってました。すぐに蹴り倒したフスマをめくり、下を確認しました。
一瞬黒いものがいた様な気がしたのですが、痕跡すらなにもありませんでした。

・・・・一瞬の静寂のあと 住職が馬鹿笑いをはじめました。

住職「お前が一番ありえへん 普通 蹴りにいかへんよ けど原因わかったで」

私「?いや せやけどなんもいーへんかった。ちゅうよりA 蹴ってしもた A ごめん 大丈夫?」

A「ふが・・・いや 女がいた お前が飛び込んできたら消えた」

鼻を抑えて 血を拭いてるAが怒るでもなくたんたんと答えてきた。

□ □ □

Aと女の子Bの話を総合すると、Aと女の子Bの間に顔が裂けた女が座っていたそうです。
この時点でAも女の子Bもはっきりと意識があり、私が飛び込むのを確認したそうです。

ふいに住職が、ベランダの窓を開けて、ちょっと手伝えと、私に手招きしました。
エアコンの室外機をちょっと持ち上げてくれというので、少し浮かせると、住職が室外機の下に手をつっこんで、

「あぁあった やっぱこれだ・・・」

と、白い薄汚れたコンパクトをひょいと取り出しました。

それを見た瞬間、私は「あ おれが蹴っ飛ばした奴だ」と確信に近い感覚を持ちましたが、黙って、住職に「なにそれ?」というと住職が、少し難しい顔をしながら、それを紙に包んで

住職「んー。。なんだろうなこれ よくわからんが、女がついてる なんでここにあるのかがわからん。。 最初からあったのか ほりこまれた物なのか 最初部屋が原因だと思ってたんだけど、お前が蹴飛ばしに行ったら 空気が窓の外に集中したから わかったんだけどな」

私 「・・・・・・お前がしこんだんちゃうん?」
住職「むちゃいうな あぶないもん持ちたくないわ ほらこれ・・・」

そういって、薄汚れたコンパクトつつんだ紙を俺につきつけました。

よーくみると、ところどころ欠けたり 亀裂が入ったり 髪の毛がついてたりどう見ても血が乾いたようなシミがついてました。

その後、住職がコンパクトを持ち帰り、部屋には何も出なくなったそうですが、一つきになるのが、最初に蹴っ飛ばしたやつが何がいまだにわからない。
フスマを破らずすり抜けられるモノがなんなのか今だに説明がつきません。

 

 

封印された扉

 

信じるか信じないかは別として知り合いに変わったやつがいる。
小学校時代からの友人で、現役の住職をやってるやつがいる。
私自身は霊感なんてこれっぽちも持ち合わせていないのだが こいつのせいで 何回かありえない現象にあっている。

とまぁ書こうと思ったのですが、セリフが多いからとか私が好戦的だと不評なので、住職の親父さん大住職から聞いた話書きます

大住職のお寺は、何十代と続いたわりと古いお寺です。
当然建物もかなり古く、いまだに釜戸なるものも存在します。
この話しはその釜戸の横にある、封印された扉の話です。

場所柄、あの悲惨な戦争の戦火にお寺は、巻き込まれませんでした。
大住職のお父さんは、大変人が出来ておられて、戦火に巻き込まれた人たちの避難先として、お寺を開放していたそうです。

人づてで、他府県からの方も避難して来てたみたいです。
多いときには数十家族もお寺に住んでいた時もあったようです。

戦争も終わりに近い時期、大住職のお父さんが、寝ていると軍靴の音が 聞こえてきたそうです。一つや二つではなく数十人が行進しているようなそんな音だったそうです。

□ □ □

そしてドンドンドンと、激しく扉をたたく音がする、急いで玄関にでたが、玄関ではない 釜戸の横の勝手口を叩いている。

大住職のお父さんは なんでそんな所を思ったそうですが、勝手口の扉を開けたそうです。するとそこには、一人の軍人さんが立っており、大住職のお父さんを顔を見ると靴を揃え敬礼をし、

「私は南方******隊の******であります。私の家族が大変お世話に
なっていると聞き、お礼に参りました」

その当時、帰還兵というのは神様のようなもんで、お国のために戦ってきたというもので大住職のお父さんは大変恐縮し、すぐに家族の方をお呼びするので、お座りになってお待ちください。と家族の方をよびいったそうです。

家族の方と一緒に戻ると、その帰還兵の姿はなく、扉もしまっていたそうです。
1ヶ月ほどあと戦死の官報がお寺の方にきたそうです。

終戦までに5回か6回くらい 同じような事があり、きまって釜戸の横の勝手口にやってきてたそうです。
やがて終戦になり大住職のお父さんは死んでも家族のことを思ってここに来る。
悲しいがそれは仏さんの為にならないと扉を封印したそうです。

家族には、そういう方達がいたのをわすれないようにと塩とお供え物をするよう 言い残したそうです。

今でも住職の家では、毎年勝手口にお供え物をしている。

 

 

放置プレイ

 

信じるか信じないかは別として知り合いに変わったやつがいる。
小学校時代からの友人で、現役の住職をやってるやつがいる。
私自身は霊感なんてこれっぽちも持ち合わせていないのだが、こいつのせいで 何回かありえない現象にあっている。

大学生時代、みんな免許取り始めてうきうきしてた時分の話です。
季節的には、夏 夜遊びしてて、ふとある話題から怪談話に移っていった。

私自身は1ミリも信じていないんだが、女の子もいたこともあり大いに参加。

よくいう都市伝説の話とかしてました。

むろん住職(学生時代は髪があり出家はしてなかった)もがんがん話しをしてもりあがりました。

やはり行き着くところ、ミステリーツアーということになり人で夜中に関西地方で有名な幽霊トンネルに車で出発。

□ □ □

山中を目的地にむけて車を走らせること数十分街から離れ、街灯もろくになく、対向車すらなくなってようやく目的のトンネルの前にきました。

時計は夜中の2時過ぎをさしており、幽霊ターイムと大騒ぎでトンネルに突入、トンネル自体は全長90メートルちょっとさほどスピードをださずにゆっくりと走っていました。

オレンジ色の灯火が車内をうっすらと照らし、女の子達が

「なんかでそーだねーー」とか「ここはでるんやとぁ」

とか与太話をしてちょうど真ん中くらいのどこで、車の天井にドンッッッ・・・・・・

運転手A「なんや いまの・・・」

一瞬で車内が車内が静まり返りました。するとまた、ドンッッ・・
ここで住職がちょっとためてから

「ん・・・おい A車止めろ」

車は静かに止まりました。 また ドンッッ・・
車の上で、ゴムのボールをついてるみたいな、そんな感じの軽い振動が再び車内に響きました。

□ □ □

住職「おい 降りてみてこいよ 日頃いないっているし、この音の正体なんなのか確かめてみたら? それか もしかして こわいとかそんなんいわへんやろ?」
いやらしぃくらいニヤニヤわらいながら、俺にそういってきました。

私「・・・・・まじ?・・いや・・ここで?」

ドンッッ・・・・ドンッッ・・一定の感覚で音が車内に伝わってきている。

そう答えると めちゃめちゃうれしそうな顔して

住職「まぁこわいなら、しょうがないなぁ・・口だけかぁ・・」

私「あほか 何いうか そんなもんはおらへんわ 見てきてやるわ」

そういって車のドアをあけて車外にでました。車の天井の上には何もない・・・

住職「車の後ろとか しっかり確かめろよぉ」
私「うるせぇ いわれんでもちゃんと見るわ」

乱暴に車のドアを閉めて、車の後ろにまわりました。

車のエンジン音以外は、恐ろしく静寂で、オレンジ色の一色の不思議な光景が広がっていました。もちろん 車以外は何一つない。

□ □ □

ふぅ・・・と思ったら、不意にドーーンッと音がして車自体が上下に一回激しく揺れました。
びっくりして後ろに飛びのいたら、ギュルルル。
私をトンネルにおいて車が全力発進・・・・みるみるうちににテールランプが遠くの方に消えていった・・

あまりの突然の出来事にしばし放心状態になりましたが、落ち着くためにタバコを取り出して一服 不意になんともいえない恐怖心が沸いてきてトンネルの出口に向けて走りました。

トンネルの出口に車が止まってるの見つけた途端、いきなり怒りが爆発

私「そこを動くなあああああああああああっこらあああぁぁ」

遠くの方から

「でたぁぁぁ・・・・・・・・」

悲鳴と共に叫び声がトンネル内に響いてかえってきました。

車は、無常にも再び走りだして消えていきました。
車で数十分の山の中に放置、罰ゲームとしかいいような仕打ち。
1時間ほど待っていたのですが全く迎えずにこず、ふつふつと殺意に似た怒りを胸に山中を歩いて帰っていたら前方からカブにのった住職が、走ってきて 人の顔をみるなり爆笑しながら

「あいつら 腰抜かしてた 迎えにきたで」

□ □ □

詳細をきくと私が車の周りを、音の正体をさがして回ってるときに得たいの知れない塊 がボンネットの上に落ちてきたそうです。

びっくりして急発進 私をおいていったのに気がついてトンネルの外でまっていると、「そこをうごくなぁぁ」と声が響いてきて、たまらず街まで、逃げたそうです。

 

私「なぁ落ちてきたんて何? 何が落ちてきた?」
住職「さぁなぁ・・・なんやろな?お前見てへんの?」
私「なんもいねーよ」
住職は「いやいや まぁあれはトンネルから出れへんからなぁ。。」
私「はぁ?なんもいーへんし でれへんて意味わからん」

 

後日逃げた3人に聞いても、口を閉ざして何もいわず、Aの車のボンネットだけがしばらくの間、いびつな形でへこんでいました。
なにがおこったのかいまだにわかりません。

後日 トンネルで、大学生が行方不明になったとか、男が車を追いかけてはしってくるといった話が噂につけたされてました。

 

 

見てる

 

信じるか信じないかは別として知り合いに変わったやつがいる。
小学校時代からの友人で、現役の住職をやってるやつがいる。
私自身は霊感なんてこれっぽちも持ち合わせていないのだがこいつのせいで 何回かありえない現象にあっている。

住職も私も少しかかわりのあるとあるマンションの話。
京都市内にある某マンションでの話で、くわしい場所はいえませんが、とあるマンションです。
私は京都市内で会社員をしており、後輩がまぁできるくらいの年齢です。

2004年の春、私の部署にも数人の新人がはいってきました。
夏ちょっとすぎに後輩のAくんから、相談をひとつうけました。

A「・・さん ちょっと京都で住みやすいとこってどこかありますか?」
私「んーー・・? 引越しでもするん?」
A「ええ どうもなんか毎日じゃないんですけど 今のマンションで
金縛りにあうんで。。引っ越そうかとおもってるんですよ」
私「つかれてるんじゃないの? 環境かわってまだなれてないだけでしょ?」
A「いやそういうのじゃなくて、こわいんですよ すごくすごくこわいんですよ」
私「はははは・・まぁネットとかでさがしてみたら?」
A「そうします」

それから秋ぐらいに友人の住職から、ひさしぶりに連絡がありました。

住職「いょう ひさしぶりー ちょっとお前暇やったらつきあわへん?」
私 「あー? なにー? 酒とかのまへんでー」
住職「ちょっとさぁ やっかいごとでさぁ 頼むわ」
私 「まぁええから うち こいよ」

住職の話を要約すると、某県のお寺のお嬢さんが京都市内にすんでいて、連絡が最近無くて心配なので、知り合いである住職の父に、ちょっと様子を見てほしい ただ住職の父は忙しいので、暇している住職にちょっとみてこいとそういう話でした。

□ □ □

私 「・・で そのお嬢さんとこいくから一緒に来いってか?」
住職「せやせや 俺面識なくてさぁ、でこの頭でしょ あやしまれるから・・」
私 「電話は? わざわざなんでいかないかんの?」
住職「連絡取れへんからいってこい、いわれてんねん 死んでたらかなわんやん?」
私 「・・・・・めんどくせーなんか おごれよ」

そういうやり取りのあと、そのお嬢さんが住んでいるというマンションに向かいました
一見ふつーのマンションで わりとあたらしいところでした。

私 「鍵とかどーすんねん 管理人もいーへんみたいやし おまけにオートロックやん」
住職「もってへんよ 見て来いいわれただけやし 部屋は505な」
私 「どーやって入るん?って ロックかかってないな」

マンションの入り口のオートロックであった扉の下に雑誌がはさんであって、閉まらないようになっていました。

なんの問題もなくエレベーターに乗り5階に向かいました。
この時点で一つ気がついたことがあったのですが、くちに出すほどではないかと思い黙っていたら、住職がこっちをみて「なぁ・・・」それっきり住職も静かになりました。

問題の505に到着し、何度かインターホンを鳴らしたのですが、なんの反応もなく

私 「どっか出かけてるか、ひっこしたんちゃうん?」
住職「あー・・・どうしよー・・・・」

そんな会話をしながら、私は のぞき穴をのぞいたりしましたが、中は見えるはずはなくドアノブをがちゃがちゃやってみましたが、扉は開くはずはなく 帰ろうかとしたときに新聞受けを指でちょいと押したら、隙間から すごい悪臭がモァと鼻につくように、上ってきました。
私「pp@pkk ウェくっさ・・なんやこの臭い・・」
そのとき 私と住職の脳裏に横切ったのが、中で死んでるんじゃ?

あわててしゃがみこんで新聞受けから中をのぞきました。 悪臭と共に目に入ったのが、ゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミ。

□ □ □

警察をすぐ呼びました。
警察がくるまでに少し落ち着こうと思い、たばこを吸いながら、コの字型になってるマンションの中庭を見てました。
私 「なぁ・・おい このマンションさぁ・・妙に・・」
住職「言うな なんも言うな・・」
私 「あぁすまん 親父さんに連絡とかしとけよ・・」

しばらくして警察がきて、マンションの管理会社がきて、505の扉を空けました。
中は、ありえないほどのゴミ。コンビニの袋、カップラーメン、なんかわからない物体。
あしの踏み場もないほどのゴミの山。
内心、絶対死んでるなぁ・・・と思いつつも、「○○さん いますか?」
そういいながら、奥にふみこんで行きました。
薄暗い部屋の中に、がりっがりの髪の長い女が、ベッドの上に体育すわりで、そこにいました。
中にはいった、私 住職 管理会社の人間 警察官 は一瞬時間がとまったようにその女の人に注視しました。
女「・・・・・・っ。。っっ・・」
警察官「もしもし? もしもし?」
女「みてるっ みてるっ みてるミテルっ ミテルっ 見てるっ 見てる」
警察官「・・・号 救急車お願いします 住人発見しました」と無線で連絡
女「みてぇぇぇるぅっぅぅぅうぅぅ」と立ち上がって押入れ?に手をむけました。
その瞬間、押入れがバーンッと開きました。
その場にいた全員腰砕けで逃げ出しました。警察官の人はさすがというか女の人をつれて部屋から脱出 部屋の中でものすごい轟音というか爆発音というかめちゃめちゃな音が鳴り響いてました。

問題のお嬢さんはノイローゼで2ヶ月近くマンションにひきこもっていて、食べ残したものや飲み残したものが腐って悪臭を放っていた。
マンション内の8割が空き部屋だった。
後輩Aくんが住んでいたのはそのマンションだった事があとでわかりました。
ここまでが私が直接、見て聞いた話です。

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