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『明け方の訪問者』など 全5話|洒落にならない怖い話【短編・オカルト】

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『明け方の訪問者』など 全5話|洒落にならない怖い話【短編・オカルト】 厳選
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短編 洒落にならない怖い話 全5話

 

『日傘の女』

姉から聞いた話。
高校生の時に用事があって、いったことのない駅に行った時、
ホームに秋なのにサマーワンピ着て、真っ白いレースのいっぱいついた
日傘持ってる女の人がいたんだって。

日傘も手に持っているんじゃなくて、ホームなのに傘さしてたそう。
えぇっ?と思っていたら、ホームに電車が入ってきて女の人を見失ったそうな。

で、姉が社会人になって通勤途中に人身事故の起こった電車に乗ったことがあったんだって。
やだなーとか思いながら外を見ていたら、本当に運悪く遺体搬出しているトコで、
姉のいる車両の近くに搬出して置いていたそう。

 

見たくないけど好奇心でそっちを見ていたら、駅員とか警察?の人に混じって、
レースの日傘が見えたんだって。
えっ?と思ってよく見ると、サマーワンピの女の人がいたんだって。

姉はそこで怖くなったんだけど、なぜか目が離せなかったらしい。
一回瞬きをしたら、遺体のそばにいたその女の人が電車のそばまできていて
姉に向かって何か言ってにこって笑って消えたんだって。すごくかわいらしい女の人だったと。

何を言ったのかわからないけど、きっと「ほらね」っていったと思うと姉は言っていた。

でも死んだ人を姉は知らないし、その女の人にも心当たりはないらしい。

 

ダイノジ大谷の怖い話『踊って』

階段の手摺り
俺にはNっていう友人がいるんだが、
どういう訳かNは自分の家に人を呼ぶのを嫌う。

いや、嫌うというか
親に友達を家に上げるな。と言われていたらしい。

確か、家が片付いてないだとか、洗濯物が干してあるからだとか、毎回理由はそんな感じ。

Nは学校の中で一番の人気者で、友達の数も多くてさ。
家に遊びに行く約束とか良く言われるんだけど、
そういう時、絶対にNは断る。

しかし、それが長い間続くと、
何故かNの家は玄関だけで遊ぶならOKっていう許しが出た。

男5、6人が人ん家の玄関でカードゲームしたりゲームボーイしたりする
ちょっと珍しい事になってたのはいい思い出。

玄関は広かったし、すぐ近くにトイレもあったから何不自由なく遊べたし、
最初は新鮮味のあった遊びのスタイルも、皆徐々に慣れて、それが普通になっていった。

 

俺は幼稚園の頃からNを知っていて、自分で言うのも何だが、Nとは親友のつもりでいる。
それくらい仲が良かったんだ。

一緒に飯を食いに行ったり、小学校を卒業した時には、一緒に旅行なんかも行ってた仲なんだが、
そんなに仲が良い俺でもNの家の中に入った事はなかった。

Nん家は3階建てで、3階に自分の部屋を持ってるのは知ってて、
若い時分、3階建ての民家なんて入った事がなく興味もあったし、
親友の俺くらいには家の中を見せて欲しいって思いも強かった。

そして、ある日。
とうとう俺は、どうしてもNの家で遊びたいとNに頼み込んだ。

最初はいつもみたく断るNだったが、ちょっと悩んでから、
「お前なら家に上げたの親にバレても怒られんと思うし、別にええで。」
と許しを得る事ができた。

初めてNの部屋で遊べる、
その時は本当に嬉しかった。

 

Nの家に着き、ルンルン気分の俺、
「お前の家めっちゃ気になっててん」
とか言いつつ二階に上がる。

二階はリビングで、Nが言う程部屋は汚くなかった。
いや、むしろ片付いている方だとさえ思った程だ。

片付いたリビングを横目に、俺はNに案内されて三階の階段へと向かう。
階段は当たり前だが一階から二階へ続く階段と同じ、木製の良く見る普通の階段。

案外普通だな、と思いながら一歩階段に足を乗せる。
すると妙な事に、少し遅れて階段の板の裏から、
「トン、」
と、小さな振動が返って来る。明らかに木のきしみではない。

俺がびっくりして、
えっ!?と声を上げると、Nは、
「建て付けが悪くてな、気にしんといてくれ」 と言う。

Nの言う事に納得しつつも、階段を昇る度に返ってくる振動に気味の悪さを感じ、
俺は何となく手すりに手をかけようとした。

「手すりに触るなよ、」
Nが振り向く事なく俺に言ってきた。

普段温厚なNらしくない命令口調だったので、俺は不思議に思ったが、

慌ててNが、
「すまん、手すりには触らんといてくれ、頼むわ。」
と言い直してきたので、
それ以上の事は聞かない事にした。

 

再び階段を昇り始めるのだが、やはり階段の小さな振動には慣れる事はできない。
階段を昇って8、9段目くらいだっただろうか、

階段に足を乗せた途端、
ゴツンッ!!
と、今までと比にならないくらいの大きな振動が俺の足の裏を叩いた。
その振動に思わず仰天して、俺は咄嗟にNに触れるなと言われていた手すりに手をかけてしまった。

あっ…

「おいっ!」

少しの間も無くNが凄い形相でこちらを振り向く。

それとほぼ同時、階段の全ての段が
ドドドドドドドドドドドドドッ!!
と振動した。
全身に鳥肌が立ち、恐怖におののく中、俺は直感した。

大量の何かが、階段の板の裏を踏み鳴らしている。
それも厨房の俺の足が振動で浮く程、かなり強い力で。
涙目の俺は前にいるNの脚にしがみつき、振動が止むことを願った。

振動していた時間がどれだけのものだったかわからない。
あれだけ強く揺れていた階段が急にピタッ。っと止まったのだ。

といっても、俺の方はgkbrしまくってて、とても立てるような状況じゃなかったのだが。
終始立ち続けていたNは、一度深いため息をして、
「降りよう」と俺に言う。

呆気にとられた俺に、
「俺の部屋に入る気なくなったやろ?」
とNが俺を起こしながらそう言う中、俺はただ頷くしかできなかった。
俺がNん家の玄関から出る時、
「階段の事、皆には言わんといてくれんか?」
とNが言ってきたので、俺は絶対に言わない事を約束した。

 

大学に入る辺り、Nは親の都合で東北の方へ引っ越しする事となり。
Nの家族はあの家から離れた。

といっても、Nと俺はまだ繋がりがあり、今でもたまにNの新しい実家の方へ遊びに行ったりする。
新しい実家になってからは、Nもその両親も俺が家に上がる事を歓迎してくれている。

N家に上がる時は、もっぱら小さい頃の話で盛り上がるのだが、
俺は今でもあの階段の事は聞けないままでいる。

 

 

携帯の都市伝説

ドコモのケータイを持ってる人は、試してみて下さい。
やり方は簡単です。「1111」とダイヤルするだけです。

「発信試験を行っています」というガイダンスが流れたら、電話を切って下さい。
少しすると、「通知不可能」という相手から、電話がかかってきます。

電話をとると、「着信試験を行っています」というガイダンスが流れます。
これが普通です。これはいわゆる「発着信テスト」と呼ばれるものです。
正常に回線が使えるか、電話機のスピーカーに異常がないかを調べるためのものです。

ただ、ごく稀に発着信テストが正常に行えない場合があります。
「通知不可能」から電話がかかってくると、ガイダンスではない音声が聞こえるのです。

それはお経であったり、うめき声であったり、爪を引っ掻く音であったりします。
霊的な存在が、無機質な着信を利用してその存在を知らしめようとする音です。

運が良ければ、あなたにも聞こえるかもしれません。電気を消して、真っ暗な中、
合わせ鏡でやると確率はアップするかもしれません。

 

 

明け方の訪問者

昨夜って言うか今朝4時ちょっと前に、うちの呼び鈴を「ピンポンピンポンピンポン」と連打する奴がいて、
時間にして10秒くらいの短い間だったけど、
後半は「ピンッ…ポ~ン」みたいに押したまま指を放さないやり方をされ、かなり怖かった。

二階建のメゾネットタイプのアパートだから二階の窓から
コッソリ真下の玄関辺りを見たら、普通に小学生くらいの子供だった。

暫く直立不動で玄関を見つめてたけど、1分くらいしたら誰もいない玄関にお辞儀して帰っていった。
幽霊とかじゃないけど、あんな時間に呼び鈴連打されると、普通に泣きそうなくらい怖かった。

 

黒い霧

家族で旅行に行った時に、旅館の周りをブラブラ観光していたら荒れ果てたお地蔵様があった。
別に俺達が掃除する義理もないので、そのままスルーしようとしたら、
四歳の息子が急にゴミ拾いを始めたので、偉いぞ!と誉めて少しして旅館に戻った。

夜息子が寝た後に奥さんと二人でビールを飲んでいたら、息子が寝言で
『僕イラナイからパパにあげる』
と言っていた。

昔だれかに
子供の寝言には話かけたらいけない
と言われたのを思い出して、声はかけずに無視してそのまま寝た。
朝起きて飯を食べているときに息子が、
昨日夜にお地蔵様がきて目をくれると言ったけど僕はいらないからパパにあげるって言っといた!
と言っていた、あの寝言はそれかとなっとくした

チェックアウトをして帰りの駅に向かうバスを待っていた。そのうち遠くの方にバスが見えたが
そのバスに黒い霧みたいなのが絡み付いていた。
次のバスまで時間はあったけどなんかきみ悪かったので次に乗ることにした。

そして駅までのバスの中からみたのが、最初にに乗るはずだったバスが事故にあい
パトカーとかがいっぱい来ている所だった。
そんなもん見たからかなり気分が悪くなり家についた後も早めに寝たんだけど
途中目が覚めテレビをみていたら、息子が寝言で
『その目は大切にしなさい』
と言っていた。
今でもたまに車に黒い霧を見ることがあるのがかなりこわい

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