嫁の下着が派手になった
登場人物
年齢等は当時ね。
- 俺 25 普通のサラリーマン。
- 嫁 25 専業主婦。今では元だけど。
- 間男 32
- 俺父母
- 嫁父母
- 嫁兄
俺と嫁は大学時代からの付き合いで、在学中に婚約。
俺就職決まり、卒業後すぐ結婚。
嫁は就職せずそのまま主婦に。
就職したい気持ちとかは無かったらしい。
嫁の様子がおかしいと思ったきっかけは、まぁ様々。
服装が派手になったり、派手な下着買ってたり。
もちろん俺が派手好きとかはない。
最初は「趣味が変わったのかな?」程度にしか思わなかった。
ある日、残業二時間ばかしして帰る時に、家に電話入れとこうと思って携帯開くと、嫁からメールが。
内容は友達と飲みに行く。今夜は遅くなる。というか友達の家にお泊りする。
そのころ多かったんだよね、友達との飲み会が。
さして気にもしなかったけど、若干の違和感を覚えつつ帰宅。
それからは何事もなく、二週間程経過。
その日は朝出かけに嫁から友達家にお泊りすると言われてた。
はいはいと了解し、出社。
ちなみに、その友達ってのは俺らの共通の友人。
友人と言うか知り合い程度の仲。
だから、嫁がお泊りしに行くってのに若干違和感があったのです。
まぁ、女同士だから学生時代は意外と仲良かったのかも?とか思ってた。
そして、その日の昼休み。
携帯開くと嫁からメールが来てる。
以下原文ママ。
「今日は定時で帰れるんだよね?早く会いたいな(ハート」
……何かがおかしい。
とりあえず俺に送るつもりのメールじゃないよな?と思い、嫁に「何の話?」と返信。
すかざず嫁から
「ごめーん。今日お泊りする友達に送るつもりが間違えちゃった。」
まぁそうだろうなと思いつつ、やっぱりおかしい。
女相手にハート使うのか?いや最近は使うのか…?
というか「今日は」ってなんですか。まるで毎日会ってるみたいな……。
その時はそのまんま何もせずで終わったけど、俺はやっぱどっか引っかかるものがあった。
数日後、帰宅して家いるときに、嫁が風呂入った。
都合良く携帯は居間で充電中。
見るかどうか迷ったが、長風呂派の嫁を信じて、見た。
ロックしてなかった。
そしたら、まー出るわ出るわ。
もー真っ黒。ド真っ黒。
以下一部抜粋。
「今日会えるね(音符の絵文字)」
「早く会いたいわー。この間買った奴着てきてね」
「えー恥ずかしいよー。透け透けなんだもん」
とか
「ごめん、ゴム買ってきて」
「もうエントランスまで来ちゃったよ~」
「安全日だから大丈夫」
こんなん。
とりあえず俺の携帯に転送して、その晩は何事も無かったかのようにやり過ごした。
翌日、友人のつてで興信所紹介してもらって速攻で調査依頼。
ちなみにその友人相手の有責離婚でバツイチ。
当初は二週間お願いするつもりだったけど、結果的に一週間で済んだ。
つまり、証拠が揃っちゃったんだよね。予想を超える速度で。
写真見たけど、手つないでラ○ホ入る写真とか、カーセ○とかもう満載。
その時点で悲しいとかは全く無くて、あーやっぱりって感じ。
間男の素性もすっぱ抜いてた。
32歳妻子持ち、若干32歳にして某企業の部長クラス。
まぁちっちゃい企業なんだけどね。
ついでに言うと俺の会社の下請け。
またまた例の友人に弁護士紹介してもらって、証拠見せて、作戦会議。
とりあえず、嫁実家間男宅間男会社に内容証明送付してもらうことにした。
あと、実家に行って証拠見せて俺両親に報告。
親父ものすっごく険しい顔してた。
お袋は泣いてた。
親父が一言。
「徹底的に、やれ。」言われなくともやりますとも。
作戦会議から一週間たった。
明日内容証明が一斉に届く手はずになってる。
俺は何事もないように過ごしてた。表面上は。
内心は、いつ首絞めてやろうかと、もう大変だった。
その日、嫁は例の「友達」とお泊り。
家にいてくれなくて逆に気が楽だった。
俺内容証明届いた後に嫁追い出して引っ越そうと思ってたけど、とりあえず服とか最低限必要なもの持って家でてビジホに泊まった。
で、次の日。何事もなく出社、そして帰宅。
携帯開くと、着信履歴29件。
嫁からが大半だったけど、嫁実家からも来てた。
とりあえず嫁実家に電話。
「もしもし、俺ですが。」
嫁父が出た。
「一体どういう事なんだ!!根拠はあるのか!?」
「あります。とりあえず指定した日時に俺実家に集まってください。」
こんな感じで通話終了。
そこに嫁から電話。とりあえず出た。
「もしもし」
「ちょっと!どういうことなの!?嫁実家から電話来たのよ!」
「だろうねぇ」
「だろうねぇじゃないわよ!一体何なのよ!」
ばれてないと思ってんのか、こいつ?
「まぁ落ち着いてよ。話は俺の実家でしよう。ご両親も呼んだから。」
「あ、あと間男さんも連れてきてよ。逃げんなよ。」
「逃げるわけないじゃない!間男さんまで巻き込んで!ただじゃおかないわよ!離婚よ!」
こっちから願い下げだっつの。
とまぁこんな感じで、三日後に俺実家にて会議を開くことになったのです。
三日後。
朝8時に全員集合。
嫁間男嫁両親うるさかった。
「侮辱よ!名誉棄損よ!」
「会社にまで迷惑かけやがって!覚悟しろ!」
この時点で間男は俺会社との関係を知らない。
まぁ、俺とは直接つながり無い部署だからなぁ。
会議開始。
俺「本日は突然申し訳ありません。お集まりいただいた理由は内容証明にある通りです。具体的には、嫁と間男さんの不倫関係を疑っています。お二人、異議はありますか?」
嫁「あり得ないわそんなこと!間男さんは友達の旦那で、決して不倫関係なんかじゃないわ!」
間男「ふざけるな!俺が不倫なんかするはずないだろう!恥を知れ!名誉棄損だ!」
てめぇが恥を知れ。
俺「では、こちらをご覧ください。」
俺、件のメールを印刷した紙を全員に配る。
嫁間男、目が点。顔色明らかに悪い。
嫁父「……なんだこれは……。どういうことだ!!!」
嫁「なによこれ!こんなのでっち上げよ!俺が勝手に作ったのよ!ふじこふじこ」
間男「……。そ、そうだ!でっちあげだ!」
嫁母「俺君、いったいなにがしたいの!?こんなことするなんて、何が目的なの!?」
ここまで、俺両親無言。
俺「そうですか。2人はこのメールは偽物だとおっしゃるんですね。では、こちらをご覧ください。」
爆弾投下。
ラ○ホ、カーセ○写真配布。
嫁間男真っ青。
嫁父顔真っ赤。
嫁母真っ白。
わー赤青白だー、なんて思って見てた。
嫁父「なんだこれは……。なんだこれは!!!!お前、今まで言ったことは嘘なのか!嫁!!」
嫁「違うの!違うのよ!あたしは悪くない!悪いのは俺ちょあsんfでうあいうぇdfr」
間男「そ、そうだ!俺たちは悪くない!悪いのはお前だぁぁfけwまにう、」
間男、おまえはなにか独自の意見を言えないのか。
嫁の言い分だと、寂しかった、家事ばかりの単調な毎日に刺激がほしかった、云々。
てめぇが専業を選んだんだろうが。
あ、俺とか俺両親とか嫁両親は嫁に就職勧めたんですよ。
でも、嫁が
「あたしは家庭をしっかり守りたい。家事もちゃんとこなしたい。温かい家庭を云々」
って言って、結局就職しなかったんだな。
せっかく大学出たのに。
で、嫁間男がファビョってると、嫁父嫁にビンタ。
間男に蹴り。
嫁父「貴様ら、大の大人が何を言ってるんだ!自分のしたことが分かってるのか!お前のような娘は勘当だ!二度と家の門をくぐるな!」
嫁「待って!違うの!遊びなの!私は俺を愛してる!だから只の遊びなの!許して許してbvygtcふrygヴ」
嫁父また嫁にビンタ。
嫁号泣。
間男うなだれてる。ざま―みろ。
嫁父「俺君、本当に申し訳ない。私たちの育て方が悪かった。嫁には誠意ある謝罪をさせる。私たちからも、謝罪をさせていただきたい。本当に申し訳ない。」
嫁父母土下座。情けない。
ここまで俺父母無言。
俺「義父さん、嫁には当然慰謝料その他の謝罪をしてもらいます。
もちろん間男にも。しかし、あなた方からの謝罪を望んではいません。
むしろやめていただきたいとさえ思っています。
嫁は最低な事をしましたが、義父さんたちには感謝しています。
ただ、その関係がこういう形で崩れてしまうのは、本当に残念です。」
就職の時、嫁父に助けてもらったんだよね。
そういう意味での感謝。人柄も好きだったし。
嫁父「そうか……。とりあえず、嫁にはきっちりけじめをつけさせる。」
嫁「………」
嫁なんか喋れよ。
とりあえず、具体的に慰謝料の話もすることにした。
俺「嫁に500万、間男に1000万請求します。あと財産分与は無し。マンションは解約する。」
嫁「そんな!払えないわそんな額!違法よ!」
間男「馬鹿げてる!」
嫁父またもやビンタ蹴り。
嫁黙る。間男怯えてる。
俺「分割でも良いんで払ってください。それ以上の妥協はしません。もし文句あるなら裁判でもなんでもどうぞ。」
間男「裁判だけは困る!しかしこの金額はおかしい!」
嫁「そうよ!裁判したってこんな金額とれないわよ!」
俺「だから文句あるんなら裁判するって言ってんだろ。あ、裁判記録って知ってる?残るからね。」
嫁間男「………。」
俺「あと、支払いが滞ったりしたら即刻訴えるから。きちんと払ってくださいね。」
2人とも観念したのか、弁護士作成の書類に署名・捺印。
サインしてから、嫁がなんか言いだした。
嫁「ちょっと……財産分与って事は、私たち離婚するってこと?」
俺「当たり前ですね。」
ていうか、書類に書いてるだろ。ちゃんと読め。
嫁「それだけは待って!嫌よ!絶対嫌ぁぁぁぁ!」
嫁絶叫。うるさい。
俺「無理です。私はあなたを信じることは二度とできない。結婚を続けるなんて到底無理な話だ。」
嫁「違うの!遊びだったの!心はあなたにあるの!私あなたを愛してるの!だから待ってmんjhびゅおkj」
嫁父「いい加減にしろ!!!!!」
パーンッ!という音が響いた。
嫁父が嫁にビンタした。
嫁「ひどいわ!なんで分かってくれないのよ!家事はちゃんとこなしてたんだから良いじゃない!私には何の権利も無いの!?ひどいわひどいわふじこふじこ!」
嫁またファビョリだした。
俺母「いい加減にしてよ嫁さん!」
ここで、俺母がいきなり口を開いた。
俺母「あなた自分が何をしたか分かってるの!?
遊びだなんて、こんな最低な遊びなんて許されるとでも思ってるの!?
夫を裏切って、両親を裏切って、私たちを裏切って、それが只の遊びで済まされるの!?
あなたがそんな身勝手な女だったなんて、そんなこと分かってたら息子と結婚なんかさせなかったわよ!」
俺母号泣。
まだ何も発言してない俺父に視線を送ると、
俺父「嫁君、もう黙ってくれないか。さっきから君の言い分を聞いていると、実に気分が悪いし、虫唾が走る。黙ってくれ。」
嫁黙った。
こうして俺夫婦の離婚・慰謝料は一応確定したわけです。
しかし、これじゃあ終わりませんよ。
唐突に、間男に間嫁の話振ってみた。
俺「間男さん、奥さんにはこのこと、当然お伝えしますよね?」
嫁父俺父「なんだと!お前既婚者なのか!?」
2人同時にほぼ同じことを叫んでた。
俺「そうです。間男さんは既婚者です。さらに、お子さんがいます。」
嫁父間男に殴りかかる……と思ったら、俺父が間男に蹴りいれた。
蹴りっつーか、顔面をふんづける?感じ。
俺父「貴様なんという男だ!ふざけるな!妻子持ちの身で、よくもこんなことを!許さん!絶対に許さん!」
間男ほんと顔真っ青。
鼻血すら出ない。
嫁父「間男君、君の奥さんはこの事を知っているのかね?我々は謝らなくてはならない。」
間男「え……」
話を聞くに、間男どうやら間嫁には今日のこと伝えてないらしい。
俺「まさか、隠すつもりじゃないですよね?」
間男「い、いや……。」
隠せるとでも思ってるのだろうか。
ここで俺携帯を取り出し、おもむろに電話。
「もしもし、俺です。はい。入ってください。入ってすぐ左の部屋です。はい。」
部屋に突然女性が入ってくる。
みんなポカン。
間男真っ青。
???「間嫁と申します。この度は主人が大変なご迷惑をお掛けしました。本当に、申し訳ございません。」
そうです。間嫁です。
実は会社の上司に話して、間男宅の電話番号ゲットしてたんです。
で、間男不在のすきを狙って間嫁とコンタクト。
で、先ほどの流れとなったわけです。
嫁父「間嫁さん、この度はうちの娘が大変申し訳ないことをした。お詫びのしようもない。」
間嫁「こちらこそ、本当に申し訳ない。嫁父母さんにも、俺さん俺父母さんにもお詫びのしようが無い。」
俺「間嫁さん、謝らないでください。あなたに責任はありません。悪いのは間男と嫁です。」
間嫁「そう言ってくださってありがとうございます。しかし、夫をきちんと管理できなかった責任があります……。」
間嫁ここで泣きだした。
裏切られたショックに耐えられなくなったんだろうか。
俺「間嫁さん、私たち夫婦は離婚し、私は慰謝料を嫁に請求しますが、間嫁さんはどうするのですか?」
間嫁「私たちも離婚します。
そして、間男・嫁さん双方に慰謝料を請求します。子供は連れて行きます。
嫁子さん(嫁の下の名前で呼んだ)学生時代からの付き合いだけど、あなたがそんな人だとは思わなかった。
勿論間男にも責任はあるけど、私はあなたに失望しました。
裏切られました。」
どうやら、友達の旦那と言うのは本当らしい。
唯一喋った本当の事がこれってどうよ。
間男「まってくれ間嫁!誤解なんだ!話せばわかる!だから離婚だけは待ってくれ!」
間嫁「話さなくても分かるわよ。あなたがしたことは、立派な不倫です。それ以外に何かあるの?」
間男「だからそれが誤解なんだ!誤解なんだ!だから話し合おう!」
間嫁「何が誤解だって言うのよ!立派な証拠があるのに言い逃れ出来るとでも思ってるの!?あなたいつからそんな馬鹿になったのよ!!!!」
間嫁号泣。間男ポカーン。
嫁父「間嫁さん、娘には誠意ある対応をさせ、私たちと縁を切る。バカ娘が本当に申し訳ない。」
嫁父母土下座。
嫁父「ほら!お前も謝れ!」
嫁父、嫁に謝罪を促す。
ここにきて、嫁でもでもだって開始。うざい。
俺父「いい加減にしろ!!!!!!」
再度嫁父に促され、嫁土下座。
しかし、気分悪い土下座だった。
後頭部思いっきり踏んづけてやりたかった。
とりあえず、間嫁と間男は後日双方の両親も交えて話し合うらしい。
勿論、嫁父のたっての希望で、嫁と嫁父母が同席して謝罪する段取りとなった。
これでひと段落……のはずだがあともう一つ、やらなければならないことがある。
ここで俺再びおもむろに電話。
俺「もしもし。入ってください。はい。申し訳無いです。」
みんな今度は誰が来るのかと待っていると、俺上司と間男の上司(専務)登場。
間男「な、なんでここに!?!?!?!?!?」
間男超びっくりしてる。
間男会社にも内容証明送ったんだが、勘違いだとかなんとかって言って、はぐらかしてたらしい。
俺上司「私、俺君の上司で、○○(社名の)上司と申します。」
間男「!!!!!!!!」
社名を聞いて、自分の会社の元請けだと気づいたらしい。
間男上司「俺さん、俺父母さん、嫁父母さん、今回は私の部下が、社会人として許されない行為をし、多大なご迷惑をおかけしたことを、深くお詫びします。本当に、申し訳ありません。」
実は、上司に間嫁に連絡取ろうとした時点で、間男の素性を明かして協力を求めていた。
元請けの強みですな。
間男上司「つきましては、我が社としては今回の間男の不祥事に対して、
厳しい処分を下す方針です。
まだ未確定ではありますが、今のところ懲戒免職で話を進めております。
また、俺さんとの接触を避けるという意味で、我が社と俺さんの会社と取引のあるすべての企業に対して、今回の事をお知らせする予定です。
他にも何かありましたら、精一杯の対応をさせていただきますので、お申し付けください。
この度は、誠に申し訳ありません。」
間男茫然自失。
まるで抜け殻。
まぁ、社の部長クラスがこんなこと起こしたら、ただ事じゃないだろうからこんなもんだろ。
という感じで話し合いはお開きで、嫁は嫁父母が連行、間男は間男上司が連行して、みんな帰った。
嫁父母は終わってからも謝りっぱなしだった。
いたたまれなくなった。
修羅場は終わりです。
後日談は、まぁお決まりコースです。
一か月くらい嫁からの電話・自宅凸等ありましたが、嫁父母に連絡したら止みました。
嫁のその後は知らない。
間男は完全に干されたところまでは知ってるが、やはりその後は知らない。
2人とも慰謝料の支払いはあるけどね。
風○にいったとか、借金地獄とか、いろんな噂があったけど、どーでもよかった。
ま、自業自得だからな。ざまーみろ。
という感じで、以上です。
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