スカッとする話 まとめ Vol. 8
運転手グッジョブ!
路線バス(後払い式)に勤めてる友人から聞いた話。
Aさんという始末書件数がトップな人がいるんだが、
そのAさんが運転する路線では、いつも決まった時間帯に
盲導犬を連れたおばさんが乗って来る。
おばさんはいつも笑顔で「おはようございます」等と
運転手に挨拶したりするいい人。盲導犬もちゃんとした
盲導犬なので吠えたり暴れたりせず、おとなしい。
ある日、いつもの様にそのおばさんが乗ってきていつもの様に
席に座るが、バスが発車してからすぐに偉そうなクソオヤジが
運転席の方まで来て、「○○電鉄はぁ~いつから車内にペットの持ち込みがよくなったのかね?」
と、おばさんに聞こえよがしに言い放った。Aさんはそれを聞いて、
「ペット?ペットなんてどこにもおりませんが?」とすまし顔。
するとクソオヤジは「ここに犬がいるじゃないか!ペットだろこれは!」
と激昴。Aさんは「あぁ、その犬はこの方の目ですから…」と答えた。
この時点で車内は「運転手グッジョブ!」な雰囲気に
包まれてると予想できるが、クソオヤジはひっこみがつかないのか、
「それは屁理屈だ!俺は犬のニオイが嫌いなんだ!
ごちゃごちゃいってないで早くこいつらを降ろせ!」
というような事を言ったらしい。この場合、通常ならなんとかなだめすかしてクレームが
こないように計らうのが運転手の間での常道。
だがそこは始末書件数トップのAさん。やおらバスをそこらの路肩に停車させると
「…あぁ、金はいらねぇからテメェが降りろ。
少し行けば次の停留所だ、あと30分もすれば 次のバス来っからよ、それに乗れ!」
と言ってクソオヤジを叩きだしたという。
当然その日のうちにそのクソオヤジからクレーム電話。
形式上、Aさんは始末書を書かなければならずAさんの
始末書件数がまた増えた。…が、上司や同僚も含め、会社内ではこの件について
Aさんを咎める者は一人もいなかったという。
心構えがありますか?
私が中1の頃、父親の不倫が発覚した。相手は20代前半の素人娘。
もちろん母は激怒、父は畏縮しつつ母か愛人どちらを選ぶか選択を迫られ
もともと火遊びのつもりだった父は愛人と別れ家庭に戻ってきた。
その後、女はストーカー化(当時はまだストーカーという言葉がなかった)して
家の前に張り込んだり、無言電話、イタ電、家族の中傷ビラなどが始まった。
当初は両親の不倫騒動を「なさけない…」と冷めた目でみていた私ら兄妹だったが
イタ電が頻繁に起こるようになると怖くなってきた。もしかしてサイアク本当に一家離散も
あり得るかも、と不安な日々を過ごしていた。でもある日を境にそうした騒動がパタリとやんだ。
その後私達子供が成人してから知ったのだか、母が女のところにカタをつけにいったのだそう。
その時母が女にきった口上は
「そこまで付きまとうほどウチの旦那が良いなら、一緒になっていいです。
ただし我が家の嫁の本分を守ることが条件です。旦那は長男です。
年老いた姑の面倒を死ぬまでキチンと見る事。小3、中1、高1の3人の子供がいます。
成人するまで道に外れないよう躾けて面倒を見て大学までいかせる事。
家のローンもあと15年残っていますのでよろしくお願いします。
私は旦那の下で働いているので会社に入社してもらい、私の引き継ぎもしてもらいます。
部下の面倒もしっかり見て、会社運営を傾かせないようしっかり勤めて下さい。
もちろん私が旦那と別れる時は高額の慰謝料請求を起こしますので
毎月の支払いは滞らないようにして下さい。
貴女にこれだけの事を出来る心構えがありますか?あるんですか??」
女はグウの音も出ないまま、あっさり引き下がったそうです。
その時の様子をほがらかに語る母親の横顔がなんとなく偉大に見えた。
馬鹿車
夜中に子供が急に発熱、ひきつけを起こした時のこと。
あわてて救急車を呼び病院に向かったら、救急外来の入り口に車を停めている馬鹿野郎がいる。
腹が立ったが運転手を呼んでいる暇もないので、子供を抱いて病院に入ろうとした所、
後ろで救急車の運ちゃんが「この馬鹿車停めてんの誰だ!どかせろ!」と車に蹴りを入れていた。
見ると後ろから救急車がもう一台入ってきてる。
すると2台の救急車からいかにも屈強そうな男達がわらわらと降りてきて、その馬鹿車を
ほぼ脱出不可能な隙間にえいほえいほと押し込めてしまった。
その後で件の運転手が現れて文句をたれてたみたいだけど、逆に看護婦さんに
「あんたここ何処だと思ってるの?一分一秒争うような人もいるのにそんな所に車停めるなんて
頭おかしいんじゃないの?」
とか怒られてシュンとしてたな。
子供が気になってその時は何とも思わなかったけど、運ちゃんも看護婦さんもカッチョ良かったなー。
子供の処置が終わって帰ろうとしたら、入れ違いにまた救急車が入ってきて、さっきの運ちゃんが
子供おんぶして駆け込んできた。
いやー、ホントに頭下がるわ。ありがとう。
汚ギャル2人組
電車内でたまに見かける黒木瞳似のお姉さんがいるんだけど
スタイルも良くて、ミニのタイトスーツ姿もかっこいい。
同性の私でも「腰のくびれ(*´Д`)ハァハァ 足~(*´Д`)ハァハァ」となるぐらい
で、昨日も帰りの電車で一緒になったんでコッソリ(*´Д`)ハァハァしてたら
斜前にいた汚ギャル2人組が
「ババアのくせにミニ履いてんじゃねーっつのpgr」
「ババアの汚い足なんか見たくねーっつのpgr」とか、明らかに黒木似の
お姉さんに向けて、聞こえる様に言い出した。
確かに30は過ぎてるであろうかと思われる女性だが
小汚い上に不細工で若いだけが取り柄の様なお前らが言うなっ(#゚Д゚)ゴルァ!!
とか思ってたら、その汚ギャルの斜後ろにいた大学生風なイケメン2人組が
「なあなあ、若いけどブスな女と 年とってるけど美人な女とお前ならどっちがいい?」
「そりゃやっぱ綺麗なお姉さんの方がいいっしょ?若いのが取り柄なだけの
顔も悪い、スタイルも悪い、口も悪い、その上性格も頭も悪そうな女は
お金貰ってもいらねーよpgrッチョ」
と汚ギャルに聞こえる様に喋り出した。
汚ギャルはバツの悪そうな顔して何処かに消えた。
割り込んできた
高校の夏休みに、東京の親戚の家に行った帰り。
東京駅でのぞみに乗る為、並んでいた。
俺は最前列に立っていて、後ろは、サークル仲間と思しき20人以上の大学生の集団。
乗車客の列は立錐の余地無く、延々と後ろに続いている。その時。
一人のオバサンが、俺の前の先頭に割り込んできた。あまりに堂々と
割り込んできたので言葉を失ってしまった。我に返り、注意しようとしたところ、
肩を軽く叩かれた。振り返ると大学生集団の一人のお姉さんで、
他の大学生達は、皆一斉に反対方向を向いて並んで立っている。
そのお姉さんが、小声で「皆と同じ方向を向いて!」と耳打ちしてきて、
訳がわからないまま、言われた通りにした。
すると、オバサンが振り返り、訊いてきた。「先頭ってこっちじゃないの?」
するとすかさず、そのお姉さんが前方を指差し、「ええ、あっちですよ。」とにっこり
笑って答え、オバサンはブツブツ言いながら、先頭(実は後尾)に向かって行って、
そのまま戻ってこなかった。
車中で聞いた話では、そのサークルって心理学の研究会(?)で、集団心理を
調べる為の実験を時々してるんだとか。確かにすごい連携の良さだった。
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