短編 – 本当にやった復讐 修羅場編【98】
旦那の娘婚約者母はセコケチ
先日、夫の長女の結婚が決まり、家族の顔合わせがあった。
私たち夫婦はバツイチ再婚同士で、私の子は独立済みで今は夫婦ふたりで暮している。
夫の子は妻有責での離婚だったけれど親権が取れず夫の転勤もあり疎遠。
養育費の支払いが終わってからは数回しか会っていない、私はこの日初めて子供たちに会った。
長女たちはまだ若く、貯金もないので結婚式も新婚旅行もなし、顔合わせもお相手のお父さんがこれくらいはと、ホテルのレストランを予約してくれた。
もちろん夫が支払の半分を負担させてもらった。
夫は今まで寂しい思いをさせたし何もしてやれなかったからお祝いしてやりたいと言うので二人で相談してかなり豪華なプランに決めた。
内容は、浦安のホテルに4泊。
ハネムーンスイートなのは内緒。
+ホテルチャペルでの結婚式+写真撮影
TDRの2DAYチケット
往復の旅費
いつか結婚式の費用にと夫が貯蓄してあったので残りは現金で渡した。
海外挙式とどちらにするか迷ったものの、海外挙式するほど休暇が取れないというのでこのプラン。
夫の通帳を見ると、本当にコツコツと娘たちの為に貯蓄しているんだよね。
養育費の他に学費、結婚式費用、いつか孫が生まれた時費用…。
全部合わせると東京近郊でマイホームが買えるくらい。
今も小遣いからコツコツ積立しているらしい。
もうほとんど趣味。
娘ちゃんたちも婚約者も大感激で、すごく喜んでくれた。
10年ぶりに会った元妻も、さすがに驚いたようで、今更ながら過去の謝罪をしてくれたほど。
ところが、なぜか婚約者の母が騒ぎ出した。
ホテルチャペルでの結婚式なら、家族全員呼ぶのが当然。
私たちは東京住なので、全員招待するのが常識なんだそうです。
結婚式って言っても写真撮影の為の簡易なもの。
当日衣装合わせするんですよ。
確かに私たちは見に行こうとは思ってはいましたが。
もうすごかったです。
お祝いに渡した現金があれば婚約者家族を招待出来る。
4泊を2泊にすればあと4人泊まれる
あとは私たちの家に泊ればいい。
みんなで車で行けば旅費も足りる
もちろん私たちが招待するのが大前提で、これは代替案ですよ…。
どうしても結婚式が見たいと言えば、招待するのはかまわなかったんですよ。
もちろんホテルも普通の部屋だし飛行機もエコノミーですけど。
でも婚約者母の希望は結婚式じゃなくて、豪華東京旅行。
まるっとお断りですよ、そんなの。
でも夫の方は迫力負けしたのかどうにも折れそうな雰囲気。
オイオイと思っていたら、パコーンと、良い音が響きました。
婚約者の妹ちゃん、お盆で母の頭をはたいてました。
鬼の形相で…。
その後婚約者兄妹と父に母親は連れ出され、戻りませんでした。
婚約者祖父母のウンザリした表情は忘れられません。
その後婚約者両親は離婚したそうです。
直接の原因は母親の浪費と借金だそうです。
うちは接触はないですが、地元にいるご家族や長女夫婦は結構大変みたい。
クレクレというかセコキチというか、ああいう人って初めて会ったんだけどこっちの意見はきかないし、次にどんな事を言うか全くわからないから、ただただ茫然としてしまったよ。
正直なところ、家族は大変だなぁと同情します。
私の子のパートナー親は普通の人であって欲しい…。
旦那親友妻の逆恨み
毎年年末になると旦那が中学時代からの親友ABの2人と飲みに行っていた。
3人の住まいがバラバラなので市の中心地の駅近辺の店で飲んでいつも夜遅くまで飲んでて、Aの奥さんが車で迎えにきて同じ方向のBも乗せて帰っていたそうだ。
うちの旦那だけ駅から2人と逆方向なのでタクシーで帰っていた。
ある時A妻が運転していた車がカーブを曲がり切れずに電柱に正面衝突。
3人とも亡くなった。
ずっと一緒に飲んでた旦那も警察に呼ばれて事情を聞かれたりして大変だった。
旦那のショックは相当なものだった。
お葬式の時、お焼香する旦那にB妻が突然立ち上がって近づいてきたかと思うといくら親友でも余所の奥さんに運転させてわざわざ遠回りして遅らせたりせずにいい大人なんだから自分で帰れと(うちの夫に)言ってやってほしかった。
逆恨みだと分かっているけど、親友同士として一言注意してくれればこんなことにはならなかった、と要約するとそのようなことを言っていた。
旦那はひたすら
「すみません。すみません」
と謝ってた。
とても気の毒な状況だし、きっと怒りや悲しみの持って行き場がないだけなんだろうけどうちの旦那だって親友を一度に2人とも亡くして本当にショック受けているのに、それはないよーと言いたいのを堪えなきゃいけなかったのが私の心の修羅場。
大事件の被害者と同姓同名
とある大事件の被害者と同姓同名で大騒ぎになった。
事件が起きたのはウン十年前の夏休み中。
被害者は隣町に住んでいる同い年の同姓同名の人で全国区のニュースで報道された。
この時被害者の名前と住んでいる都道府県名までは報道されたが顔写真は出なかった。
そのため友達やご近所が大変な騒ぎになってしまったそうだ。
しかもちょうどその時、私は海外へ家族旅行に行っていた。
時代柄、携帯もネットも馴染みが薄い頃で連絡が取れなかった。
そのため余計に信憑性が高まってしまったらしい。
報道された2日後、のほほんと帰ってきてお土産を配りに行ったらたくさんの人に
「生きてる!?」
とものすごく驚かれた。
あれで初めて幽霊を見るような目って本当にあるんだなぁと実感した。
今では不謹慎ながら同窓会の鉄板ネタになっている。
酔ってるふりをして悪口を言う義母
10年ぐらい前の初婚の頃の話。
(面倒なので“元”は省いています)
夫も夫の両親も酒飲みだったが、私は飲めない。
なので外で飲んで食事をしたいときは我が家に声がかかった。
表向きは
「御馳走してあげるからおいで」
だけど、本音は無料の運転手が欲しいから。
それは別に構わない。
運転手ぐらいなんでもない。
ただ、帰りの道中がしんどい。
義父母も夫も酔って言いたい放題で、私ひとりが素面でそれを聞いている状態。
これが地味にストレス。
本音はこれを味わわなければいけないぐらいなら、ご馳走なんかいらないと思ってたがこれも付き合いなんだと割り切っていた。
義父や夫は明るいお酒なのでいいが、義母がとにかく口が悪くて、普段私に言えないことをこの時とばかりに嫌味や皮肉を投げかけてきたんだ。
だけど“酔っ払ってたから覚えてない”で済まされる。
夫にも何度も嫌だと訴えたけど
「酔っ払いが言うことをマトモに受け取るな」
と。
それってずるいといつも思ってた。
私のことをいくら言われても構わないが私の田舎や親兄弟のことを悪しざまに言われるのが辛いし腹が立つ。
弟が事故で片足を失くしたことを
「だから本当はこの結婚には反対だった」
とか
「私子さんの田舎は何もない所だから、お土産貰ってもパッとしない」
とか
「私子さんのお母さんは小さい人(148cm)だから貧相に見える」
とか。
義父や夫はその場では
「それは言い過ぎだよー」
とか言ってくれるが酔いがさめれば覚えていなかった。
ある時、義母がいつものように酔っ払って
「私子さんは普通ならまともな家には嫁げないんだから感謝しなさいよー」
ときた。
それまで私は自分が育った家庭はごくごく普通の家庭だと思ってたからビックリして
「えー?なんでですか?」
と聞いたら
「だってそうじゃない。あんな貧相なチビや足のない人がいるなんてご先祖さんの業を背負ってる家じゃないの。やあねぇ」
と。
思わずすぐそこにあったコンビニに車をいれて義母の方へ振り向き、
「じゃあおかあさんのその腐った人間性は何の業ですか?」
って言ったらスッと普段の顔に戻った。
なんてことはない、酔ってるフリしてただけだ。
「嫁がこの私に何てこと言うの!」
と言われ
「言わせてるんでしょ!」
と
「あんたを嫁とは金輪際認めない!」
と言われ
「どーもありがとう!嬉しいわ!」
と。
その間、義父と夫は
「ここどこだー?」
「もう着いたんかー?」
と脳天気。
3人を残してタクシー拾ってひとりで帰った。
その夜は夫は酔ったまま実家に泊まって翌日帰ってきた。
義母からしか話を聞いていないものだから、ものすごく私が悪者になってた。
私は言われたことをそのまま話し、義母が酔ってなかったことも言った。
その上で、それでも今後義実家と付き合えと言うのなら別れてくれと言った。
これまでの事も含め話し合いをして、とにかく今後夫が実家に帰るときはひとりで帰る、私は一切義母とは会いもしないし、電話にもでないことを了承してもらった。
そんな状態が続き、夫は夫で実家で色々言われることに疲れ私との板ばさみになるのが辛いらしく、2年ほど経って
「おまえから折れるわけにはいかないか」
と言われ
「義母からの謝罪なしにはありえない、折れる理由がない」
と答えた。
誰にだって、これだけは引けないプライドってものがある。
結局夫とは離婚した。
勉強って本当に必要?
私は京大卒の長女と薬学部在学中の次女もち。 二人共自分から勉強してたしそれが当たり前だと思ってた。 私は22で長女を出身したので、周りの同年代よりも子育ての先輩になりがちで、小中学生の子育て中のママさんたちから質問されることもある。 そこでよく聞かれ
私は京大卒の長女と薬学部在学中の次女もち。
二人共自分から勉強してたしそれが当たり前だと思ってた。
私は22で長女を出身したので、周りの同年代よりも子育ての先輩になりがちで、小中学生の子育て中のママさんたちから質問されることもある。
そこでよく聞かれるのが
「勉強って本当に必要?」
大抵この質問をしてくるママさんたちは言っちゃ悪いけど頭が悪い。
分数の足し算とかできない人、九九すら覚えてない人もいる。
どうやらお子さんも勉強しなくて落ちこぼれになり、勉強しろと言うと
「なんで勉強しなくちゃいけないの?」
と聞かれるらしい。
自分が勉強できないから、子供に聞かれた時に答えられないので私に答えを求めるようだ。
そして必ず暗に
「勉強なんて必要ない」
と言って欲しいのが見え見え。
必ず
「学校で覚えた知識なんて大人になってから使ったことがない」
と言う。
でも私の娘達は二人共勉強が必要な職だし、長女に至ってはバイリンガル並みの英語と微分積分レベルの計算は仕事で常に使ってる。
長女は新聞みて経済の流れを把握して大きな買い物を決めたりしている。
その子の将来、いつどこで何の知識が必要になるかなんて私たちには解らない。
無駄になる勉強なんてないんじゃないか。
毎回こう説明するんだけど、そうするとなぜかママさんたちは自分が批判されると思うのか、いつもいかに勉強は必要ないかを力説してくる。
力説するくらいなら聞かなきゃいいのに・・・と思う。
先日はご近所の高校受験控えたお子さんから直々に
「勉強って必要ですか?」
と聞きに来られた。
ママさんから
「私達の娘さんたちを見習いなさい」
と言われて口喧嘩してきたらしい。
もういい加減自分の子育てを他人の私に押し付けるような行為をやめてほしい。
女の「なんでもいいよ」の個人差
女の「なんでもいいよ」の個人差に驚いた体験。
俺と俺の友人が同時期に彼女ができた。
俺の彼女は飯処を探す際に何を食べたいか聞くと何でもいいと言う。
だから適当にその時俺の食べたいものをチョイス。
マックだろうがファミレスだろうが肉嫌いなのに焼肉店チョイスした時さえ文句言わなかった(肉が苦手だと知らなかった)
なんでもいいよって言う時は本当に何選んでも怒らない。
ある日友人とダブルデートすることになった。
ただ出先で
友人 &俺彼女→作家の展示会が目的
俺 &友人彼女→映画が目的
というわけで、一時的に二手に別れた。
映画が丁度お昼時過ぎたあたりなので、友人彼女とお昼食べてから見ることに。
何食べたいか聞いたら、なんでもいいと言うので目の前にあった天丼屋をさしたら嫌な顔をされた。
隣の蕎麦屋をさしたら不機嫌になった。
無難にマックでもいく?と聞いたら女の子連れてマックとか正気?と言われた。
困った末にイタリアンの少し高い店があったので適当にいったら、仕方ないか、と言われた。
更に俺の彼女でもないのに伝票渡してきて先に店外に。
相手の頼んだ料理サラダとスープとデザートとドリンクとかついて2000円、俺800円のパスタ。
伝票持ったまま追いかけるわけにもいかないので仕方なく支払いしたが、おごって当たり前でしょ、あんたの彼女も奢られてるだろうし、と言われた。
あとで友人から返してもらったけど友人は毎回デートはそんな感じらしい。
俺の彼女はなんでもいいと言ったら本当になんでもよくて、自分の分は全部自分で出してるのを見て
「俺の彼女と交換してくれ」
と真面目に言われてドン引き、その後友人はすぐ別れたらしい。
ちなみに俺の彼女の場合、俺もなんでもいいと言うと、彼女がいくつか店をチョイスしてそれから俺が選ぶという自然な流れができていたが友人が元カノになんでもいいと言ったりしたら、優柔不断男と罵られてディスられてたそうだ。
嫁が投資で1500万円の損失
元嫁が貯蓄1500万を投資でパーにして借金まみれになり、穴埋めにご近所さんに借金までしてたのが修羅場。
幸い学資保険と俺の財形貯蓄は無事、元嫁の個人資産(結婚前からの現金や嫁親からの贈与)も手付かずのまま。
なので生活が困窮するまではなかったんだが、話し合いしたときに嫁が開き直りをかました。
嫁の金から借金清算するように言ったら、自分の金は出したくない、俺の金(会社の財形貯金)をあてるべきと言う。
そこで俺の長年の不満が爆発。
どんだけ甘えてんだと。
時間が合わないからと言い訳して10年近く俺の食事も作ってないし、整理整頓もできないし、クリーニング屋フル活用で洗濯すら適当。
専業主婦の仕事は子育てだけか?
毎日口を開けば文句ばかり、自分のことを棚上げして周囲の人間への暴言を呼吸するかのように言う。
こんな嫁いらないと吐き捨てた。
嫁は青くなり、確かに私も調子に乗りすぎたかもしれないけど・・・と慌てたあとに、小さい声ですみませんと平謝りしたが、もう何も言う気が起きず、もういいと記入済みの離婚届けを渡した。
俺はご近所さんへの借金清算だけ済ませ、あとの借金は嫁に背負わせた。
嫁は親のつてで仕事を始めたが、家事もまともにできない嫁が仕事ができるはずもなく、みるみるうちに精神的にまいっていった。
子供たちはお母さんを助けてよ、お父さんは冷たいと非難しだした。
俺が嫁をいじめてると感じたらしい。
嫁も子達に泣きつき、家は3対1に割れた。
上の子供にお父さんは最低だ、弱いお母さんを助けずに放っておくのは人としてどうかと思うとまで言われた。
財形を解約して嫁に渡すと、俺は家を出ていった。
親権も向こうに渡し離婚。
養育費の振り込みのみで交流は一切しなかった。
あとで子供から来た手紙の冒頭に、元嫁が書かせたのであろう、お母さんが困ってるからお金を送ってと書いてあった。
読む気力が起きずにそのまま処分した。
元嫁の知人が流したのだろうが、子供と妻を捨てたとか、養育費も払ってないとか、色々悪評を流された。
今は俺も再婚してるし子供もいる。
もう前の家族と交流を持とうとは思わないが、がもっと冷静に振る舞えたら、もっと当事者が傷つかずに済んだのかもしれない。
ワイドショーで渡辺謙夫妻や子息の話を聞くと少々心が痛む。
お稽古の師匠が勘助
恋愛関係では無いんだけどお稽古の師匠が勘助だった。
某伝統芸能のお師匠で、30代後半。
イノッチを不細工にした感じで、性格は表裏が激しい。
表は、田舎出身の生真面目ぶきっちょ優等生でマダムに大人気、裏は、陰湿でセクハラ過多で肩書き出自や金をとても気にする。
私は20代なんだけど、何故か師匠に惚れてると思われてた。
というか若い女性はみんな師匠に惚れてる、そしてこの伝統芸能に命掛けてると思い込んでいるようだった。
教える時には手取り足取りで(若い独身女性限定)近い。
二人きりの夜の食事にも頻繁に誘われる。
だからって手を出してくる訳ではないんだけど、なんかそれが
「僕なりの生徒へのサービス★」
と思ってる様子でムカついてた。
誘われるときは
「お稽古の事でちょっと」
と言われるので断れない。
だから若い女性はみんなやめてっちゃう。
その事を
「僕は、最近の女性はマナーや礼儀を知らないので可哀想だと思う。
親から教わらなかったのでしょう。
僕という目上の人間に対して、メール一つでさっさと辞める。
これでは誤解されてしまいますよ。
みんな、とても良い人で僕を慕ってくれていたのに、<該当伝統芸能>の事も大好きで頑張っていたのに、マナーを知らないと言うだけで、そうではなかったと誤解されてしまう。
まるで僕達の関係が悪かった様に。
僕に誤解されてしまうって、損しているでしょう。
残念です本当に。そんな辞め方では、師匠である僕は気分が悪い、今後その方達にどこかでであっても優しくしてあげられないかもしれない…
マナーを教えてもらえなかった女性は不憫です…」
だっておwwww
我慢出来ずに
「誤解じゃないですよ、メール一つで辞めて行ったのが答えだと思いますが」
って言ったらキョトンとして、違うとか何とか反論していた。
丁寧なメールでしたから!丁寧なメールでしたから!
って連呼してたw
私はその芸能でプロになると思われていたようで(勿論単なる趣味でやってただけ)、仕事を辞めて本格的に修行する様に言われたので普通に断った。
そしたらその断り方はマナーがなってないとか言われた。
その場でいきなり言われてどう断れって言うんだよw
聞いたら、
「一席設けてきちんと謝罪すべき」
だって。
頼んでもいない事先走って一席設けろって、当たり屋かw
しかもなんでいつも二人っきりなんだよww
恐ろしい事にこの師匠は既婚(小梨)。
奥さんだけで満足してろよなあ。
完全に特定の生徒を愛人にするつもりでやってるんならまだ分かるが(もちろん駄目だけど)、ほんとファンサービスって感じなのがスレタイだったわ。
むしろ若い層からは嫌われてるのにw
マダムと食事いけよww
友達の彼女がドラッグクイーン
高校時代の部活のメンバーで社会人になった今でも時々集まるんだけど、
「今度彼女連れてくるから」
って言ってた奴(Aとする)が連れてきた女性が凄かった。
まずまモデルさんみたいに背が高くて、赤いロングヘア(かつら?)に黒いレザーの上下の服を着て、サングラス外して、
「ナ~~イストゥミィ~チュ~」
って言いながら待ち合わせの場所に来た。
一緒に来たAは石のような表情だった。
遠目で見て
「ドラッグクイーン?」
と思ったけど、近くで見たらミラジョボみたいに綺麗な人で、英語で返事したら、
「お~サンキュ~~!!私、半分日本人です。日本語全然大丈夫。むしろネイティブです」
と後半普通の日本語で返された。
メンバーはこの彼女に大喜び、色々話して盛り上がり、楽しい集まりになったのだが、Aは何を話しかけても暗い顔で、ほとんど言葉を発しなかった。
あとでAとわりと親しい奴から聞いた話だけど、Aはこの彼女と職場で知り合い付き合ったけど、彼女の家に半同棲し始めたあたりからモラハラ繰り返してたらしい。
もっと俺好みな格好にしろ、とか、ヒールの靴は俺が背が低く見えるから捨てろとか、髪は黒くてストレートが一番(彼女は元は濃茶の髪らしい。なら日本人と付き合えよと)とか。
そう彼女に言ってることも、平気で周囲に言ってたというのがすごいが。
その結果Aに冷めた彼女が、Aの友達の前で全然好みの通りでない過剰なハッチャケ姿で現れ、あとで2人になった時怒ったAに、
「あなたの好みでないなら別れるだけよね」
と言い残し、会えなくなったとのことだった。
Aと彼女が別れるのには賛成だけど、あんな映画の女スパイみたいな人にもう会う機会がないのは本当に寂しい。
ちなみにAの彼女への言動が段々部活メンバーに知れ、集まりにもやんわり呼ばれてないので、Aにも会う機会がない。
それは寂しくないけど。
見合いで会った衝撃的な人達
見合いを何度か重ねた上で結婚したんだけど、その内何人かが凄く衝撃的だった。
よく「見合いに来る時点で売れ残りの事故物件」言われるけどほとんどの男性は出会いがない、女性慣れしていないだけの普通の人だった。
むしろ自分の方がKY駄目女だと思う。
それを棚上げ承知で語ると
・初見合い相手は向こうのおっさん仲人が
「君写真より可愛いねスタイルもいいしデュフフ」
とあからさまに舐め回すような目付きで全身観察され先制パンチ食らう。
「君側から申し込んだんだから君がリードしたり奢るんだよ」
と言われちゃっかりおっさんの飲食代も払わされた挙げ句肝心の相手は欝な自分語りばかりであまり覚えていない。
なおこのおっさんには後にもう一人紹介してもらうのだが本人は挙動不審&両親がご近所に迷惑かけまくるDQNクレーマー&宗教BBAだった。
断ってしばらくは凸されるんじゃないかとヒヤヒヤしていた。
・何度か会ってそれなりに順調だったのがスケートで自分が転んで手首傷めても放置、異常に気が付いて傍に来声一つかけてくれてくれずギクシャクしたまま帰宅。
次会った時に
「あの時はさすがにちょっと悲しかったよ~」
とやんわり言ってみたら心に傷がある俺、とある宗教の人に救いを求めている俺語りが始まった。
車で二時間のその施設に隔週で通っているそうで
「同じ傷を持つ仲間たちを救いたい」
とか言っていた。
仲間も大事かもしれんが目の前の傷ついた人も救ってくれよwと思った。
言わなかったけど。
仲人を通して断りの連絡を入れた結果
「高い店ばかり行って奢らされる」
と告げ口された。
いつも割り勘or自分の分は自分で~だったのだが。
・正式に仲人を通してでなく、向こうの母親が自営業の実家に凸して見合いするはめになった。
個人のインパクトは過去最大。
途中で逃げたくなったのは後にも先にもこの人だけ。
なんせホテルのカフェなのにランニングシャツ(断じてタンクトップではない)登山帽、短パンに草履サンダルとラフ通り越して自宅レベル。
普通に夏用ジャケット+ワンピースで来た自分が道化のようだった。
「彼氏がださくて一緒に歩きたくない」
というスイーツ()の気持ちが初めて理解できた(彼氏じゃないけど)
まあ、外見だけで判断するのもどうかと思い話してみたが声がでかい。
仮にもホテルのカフェだってのに声もでかけりゃ身振り手振りもすごく大きい。
おまけにせわしなく貧乏ゆすり。
止まっていた時間はなかったんじゃないかな。
趣味は映画鑑賞と聞いていたが実際はネットで見てもいない作品を批判する事だった。
作品を楽しむより分析したいのかと好意的に解釈してみたがそれでも見ないと出来ないと思う。
さらにくちゃ食い犬食いのダブルコンボ、白いジャケットにチョコクリームケーキのかすを飛ばされた時点で帰らなかった自分を誉めてあげたい。
後にこの母親が婿養子取りの跡取り娘で父兄の間では有名な傍若無人女だったと聞き、むしろ母親の顔を見てみたいと思った一件だった。
・これでラスト。他はどうでもいいが、これだけはかなり嫌な気分を引きずった。
見合い市場では珍しい体育会系のアウトドア派。
最初は打てば響く、きびきびはっきりしている所に好感を持ったが高級レストランでスタッフが伝票を私の方に出してから一転。(単に上座にいたからだと思う)
「私さんの方が金持ちそうに見えたのかな~?」
と最初は笑っていたのだがその後もずっとねちねちと持ち出してくる。
それから色々あって互いに不満が募り腹割って話す事になるんだが
「元々顔はともかく体型が太っていたので気にいらなかった。母も妹も細いので太った女性は生理的に許せない(一応BMI22)」
「某資格職だからっていい気になるな(※なってない)無名大学出身なんだから大した事ない」
「某宮廷に入り努力してきた自分の方が偉い、お前の方が給料いいと言っても女医さんほとじゃないからいい気になるな」
「お前が軽自動車乗りという点だけは好感が持てた。これで自分よりいい車や大きい車だったら断るつもりだった」
「↑ただしママンと妹はおk、だって安全第一だし妹は昔から欲しがってた車種だもん♪」
「どうも写真や最初と印象違うな。お前友達いねーだろ!(いる)女は男の言うこと聞いていればいいんだよ!」
とにかくこちらがクチを挟む前に遮って黙らせようとする態度だった。
それで一言
「じゃあ今の話を仲人さんに伝えてお互い断りましょう」
と言うと可哀想なくらいきょどりだしてある事ない事仲人さんに告げ口していたな。
またこの仲人さんも女性だったからか全面的に向こうを信頼しこちらの言い分は全く聞いてもらえなかった。
これまた後に向こうが別の女性にやらかして親巻き込んだトラブルになり雲隠れ、仲人が連絡先を聞いてきてその時初めて
「やっぱりあなたの言った事が正しかったのね」
と謝罪してもらった。
やたら長くなってごめん。
自分の中では
「子どもの時ならともかく、社会人になってこんな人いるんだ」
と衝撃の連続だったんだよ…。
ちなみに最後の人はさんざん仲人さんに告げ口したと同時に
「断っちゃってごめんね!お互い大人なんだし狭い県内だし会っても変な態度とらないでね」
な釘刺しメール送ってきたのに会ったら上から目線で絡まれ、旦那が来たら逃げられたのも凄く衝撃的だった。
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