本当にあった図々しい話 短編10話【18】
1
書店に勤めてるんだけど、今日、タクシーで乗りつけて来た客がいた
「おぉ!!何と金持ち!!」
と思ってたら、ぼろぼろの雑誌をどさっと置いて「返品したい」
当たり前だけど断った
すると「お金入らないから返品したい。引き取ってくれ」と泣き付いて来た
店長呼んで速やかにお帰り願ったが、数年に一度来る人らしい
・・言葉にできない
2
売れ残りの同級生や元職場の同僚がずうずうしい
30も半ばになって、婚活に焦り
何処で知ったのか超優良な物件 だからと、「アナタの義兄さん紹介して、デートセッティングして」と
言ってきた。
私が旦那と結婚するときにも、「お義兄さん、いい人だよ」と何人かに進めてる過去がある
そのときは、「30半ば過ぎたオッサンでしょwwwpgr」と笑っていたのに
ずうずうしいにも程がある。
3
10年以上ぶりにとった正社員女子たち(不況でずっと女子はバイトのみ採用だった)に、
一年浪人+四月生まれなもんで入社すぐに24歳になってた子がいた。
短大卒の子もいたくらいなので、当然女子内最年長。
歓迎会のときに自虐ギャグコミで、
「すいません、無駄に年だけ多めで・・。一人だけ女の子じゃなくてすいませんw」
ってやってみんなの笑いを誘ってた。
だがあの笑いは、自称「女の子」社員がいるからだったことを彼女は後で知ることになるw
「独身かどうかならともかく、“女の子”って単語が微妙になる人は正直いないと思って・・」
と後に語っていたが、彼女の次に年上の女子社員は33だったから無理はないww
33~35の女性たちが「24が“女の子”じゃなかったら私はどうなるのよ!」と思うなんて、
発想そのものがなかったらしい。
「女の子」って、むしろ失礼にあたるのかと。。って言ってたけど、至極真っ当な感覚だよね。
4
当時俺28
女 34 写真印象 関取
職業 家事手伝い
希望相手 年収1000万以上できたら1500~2000万以上、自営はいや。
専業主婦希望、
家事等 不得意
旅行好き、月一位で国内、年1回は海外リゾートに行きたい。
賃貸マンションいや。戸建か高層分譲(?LDK以上、ここは忘れた)で最上階。
国産車はいや。
あとなんだか言ってたけど、思い出せん。
おれが「家事手伝いってことはいま料理とかの勉強してるんですね」ってきいたら
「料理はお母さんの担当だから。わたしはしません」って答えた。
当時はこんな言葉知らなかったけど、本当にただのニートだった。
家事できない専業主婦希望って・・・ずうずうしいにもほどがあると思った女だった。
5
10年前の12月俺はバイト先の友人が年末ジャンボ買うと言うから、暇だしついて行った。
友人はどうせなら少しでも確率上がるから、一緒に金出して3万分買おうと言ったが、
金持ってなくて断ったんだ。
そしてそのことは忘れて、元旦の朝・・・
そいつから電話「1億5千万当ったから来てみ?」と!
急いで家に行くとホントに番号が合っていたんだよ・・・
俺「マジかよ!しかし俺は一緒に買うの断ったし・・・まあ上手く行けば100万くらいはくれるかも♪」
などと夢想していた。
しかし、その日にめし奢ってくれただけで、その後いくら一緒に居てもそれ以外何も無かった・・・
まあ、ココまでは仕方ないんだが、本題はココからなんだ。
そいつは、元々ギャンブルが大好きで、サラ金に200万、彼女に80万も借金していた奴なんだが、
すぐに現金で返して、親には2000万送ったらしい。
車は500万、マンションは3000万だか使って、そこから毎晩飲み歩き、昼間は競馬、麻雀、野球などやっていたんだ。
1年後どっかのお嬢さんと結婚したが、その時は既に7000万程度しかないのに、嫁に5000万は定期預金で取られたと言っていた。
残りはわずかなのに、仕事もたいしてせずに嫁に隠れてギャンブル三昧。
俺はといえば相変わらずバイトで貯金も無くしょぼい生活を送っていたのだが、
ある日、そいつがやってきて、「すまないがサラ金で50万借りて来て、それを貸してくれ!すぐに返すから」と言ってきたんだ。
そう、既に自由になる金は全額使い、更にサラ金でも借りられないほどになっていたんだ。
しかし、嫁には一切話していなくて5000万もそのままあるのに、俺にサラ金で借りて来いって・・・
「お前5000万持ってるだろが!ふざけるのもいい加減にしろ!!クズ!!」
と内心思いながら、ごめんできないよと言って、それ以来付き合うのやめたんだ。
6
とある友人の話。
自分はパン屋に勤めてるんだが、ある時その友人が子供会の集まりがあるから
パンを焼いて欲しいと言ってきた。
店に注文するのかと思って話を聞いていたら、どうも違う。
私を「パン焼き係」として家に呼びたいらしい。
子供たちがパンを作ってそれを焼いてほしい、とのこと。
まあそれくらいなら…と思って設備や材料はどうするのかを聞くと
「分からないから調べてよ、本業でしょ」と返ってきた。
素で「ハァ?」と聞き返してしまった。
家にホームベーカリーやそれなりのオーブンがあるのかと聞けば無いと言うし、
じゃあ生地どうやって作るのかと聞けば「やってくれるでしょ?」と言う。
しかも「子供が喜ぶのが嬉しいんでしょ?」とさえ言ってくる。
「手でこねて商売して、何十種類も作ってると思ってんの?
つーか一個○円と想定して×個でしょ、ホームベーカリーと
発酵するための装置もいるから、そしたらウン万円になるよ。出せるの?」
と見積もり出したら「もうやるって言っちゃったの!何とかしてよ」…
(本当は家でパン作るのに発酵の装置なんていらないんだけどな)
電話でのやりとりだったからそのまま切った。ついでに着信拒否。
あれから友人はどうしたんだろう。
7
今日母から聞いた話
社長の所に嫁いで何かと金持ち自慢していた伯母が
会社倒産ででかい屋敷も取られて市営団地入りした。
そこでつつましく年金で暮らしていればいいのに、
古い家具を捨てて新しい家具を買い、
親戚から用立ててもらったわずかなお金もあっという間に消えたそうだ。
そして伯母の実家である我が家へ電話してきて
屋敷から団地へ引っ越す時に預かった壷やら花器を買い取れと言い出した。
もちろん断ったが、その買い取れと言った家財道具の中に
我が家が貸し出して20年帰してもらえなかった父の遺品があったそうな。
もちろん断ったが、老人だけの別の親戚の所には漆塗りの食器を無理矢理
買い取らせたそうな。
電話ぶっちぎって、これですっきり縁を切れると母がすっきりしていた。
8
高校時代のこと。
英語の小テストのとき、大して親しくもない隣の席のDQN女がこっちのテストを思いっきりカンニングしていた。
もう隠す素振りとかなくて普通に見てた。
この時点で「えええ」って感じだったけど、当然嫌だから教科書と辞書を移動して山にし、
女の視線をさえぎった。ついでに肘と腕でもブロック。
これで安心だなと思いながらテストを解くのに集中しようとしてたら、突然隣の女に肘をつつかれた。
「ちょっと、テスト見えないじゃん?」(悪意のなさそうな笑顔)
そして女は私の腕を思いっきりグッと動かし、またテストをガン見しはじめた。
私は気の弱い方だったので狙われたのかと思ったが、どうやらそのDQN女は誰にでもそうであったらしい。
9
友人同士で集まって麻雀を打つことになった。
やる前に予め多少金を賭けてやると全員同意の元で始め
終わって誰が幾らプラスかマイナスかを計算した
結果的には3人プラスで一人がボロ負け
ボロ負けした奴がずっと黙ってて金払う気配ないから
「○○円マイナスな」と言うと「今500円しかないよ?」と返された。
「なら今は貸しにしといてやるから後で払え」と言っても
「自分は無職で収入ないから払えないよ?」と(当たり前のこと聞くなよ)みたいな口調で言われた。
じゃどうするんだ?って話になったんだが
周りの奴らが「払えないなら仕方ないから今日はノーレート(賭け無し)だった事にしよう。」
ってことであっさり話が流れた。
そいつに対しても金ないなら始めに言っておけと思ったが
何より周りの連中に対して「それでいいのか?」って思ってしまった。
10
大学の時、テストを一番前の席で受けていたら、隣にいたの(まぁ、友人だろうか)が私が終わって立ち上がろうとしたら、ぎゅっと袖を握ってきて
「ねぇ、答え教えて」
いや、先生目の前だし。しかも笑ってるし!
その後、色々やらかしてくれてこっちの精神がおかしくなり縁を切った
するとぎゃーぎゃー泣きながら自分の身の潔白と私の非道ぶりを先生に言いに行き、他の子たちに言い触らし、見ず知らずの人にまで言っていた
もう・・何て言うか
ずうずうしいって言うか、よく分からなかったけどこういうのをキチって言うのだろうか
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