本当にあったずうずうしい話 短編10話【45】まとめ

本当にあったずうずうしい話 短編10話【45】まとめ

 

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本当にあった図々しい話 短編10話【45】

 

1

昨日伊丹空港発の飛行機に乗った時。
離陸時間になり飛行機が駐機場からバックし始めた時、前席にいた子連れ父が子を抱いて、トイレに行こうと立ち上がった。
スッチーに止められたんだが、「子供が我慢出来ないと言っている。大丈夫だから行かせろ!」と取り合わない。
結局周りに諌められて諦めたんだが、離陸してシートベルトランプが消えると、親父一人がトイレに行った。
結局トイレに行きたかったのは自分で、ガキをダシにしようとして図々しいと思った。

 

2

母が亡くなったのですが
とあるお稽古事の師範であった母は
義理等で色々な保険に入っていた為に
総額で宝くじの一等レベルの保険金が支払われた。

それ知った親戚連中、何かにつけ家に来ては
儲け話があるとか、昔世話したから都合して欲しいとかばかり
相続税の事があるから、暫くは銀行に入ておくと言えば
税金上手く誤魔化しすので、浮いた分から成功報酬出せとか
鬱陶しい事この上なかったので
相続税払い終えた後、全部処分して
隣の県の山の方に家買って、親戚の殆どと縁を切った。

いまだに唯一付き合いのある叔母の所に
俺の居場所聞きに来る親戚が居るらしいが
あわよくば金巻きあげようとする親戚連中の
図々しいさと欲深さにはホント気分が悪くなる

 

3

自分は工場勤務してる。
他工場に1週間応援出張に行ったのだが、その昼に社員食堂に行き
プレートに皿を取り空いてる席に座ったら
おばさん数人に
「そこはいつも私らが座るんだけど~」
と言われた。十人前後のおばちゃんグループでいつもそのあたりは座るらしい。
おばちゃんの中でポツンと食べるのも気まずいので譲ったが
どこでもそうなんだろうか

4

友達の家に遊びにいったときのこと。

夜中に友達の自転車を借りて買出しに行くことにした。
途中、パトカーに停められて自転車の持ち主の照会をされた。
警官「貴方の名前言ってくれる?」
友達の自転車なのにうっかり自分の名前を言ってしまう。

自分の名前と、防犯登録されている名前が違うと判明するや否や警官の態度豹変。

警官「どっから盗った!?」
友達のものを借りていると説明すると、
警官「じゃあ友達に今すぐ電話しろ」
電話するも、友達は出ない。
警官「何で出ないんだ?っていうか出れないよな。嘘に裏なんてあるはずないもんなぁwww」

パトカーに乗せられそうになるも、友達から電話かかってくるまで拒否しようとしたら
警官「別にいいんだぜ?ちょっと痛い目見てもらってもwww」
なんていう言葉が出てくる始末。
通行人はこちらをガン見してきて滅茶苦茶恥ずかしかった。

少しして、友達から電話が来た。
友達「しばらくかかりそうだから、風呂はいっていた。どうした?」
訳を話して、警官に代わってもらう。

友達が自分に貸したものであると判明し、誤解が解けた。

警官「あ、もう行っていいよ。」
その一言だけで済ませようとする警官に怒りを覚えて抗議したら、
警官「そもそも、持ち主の名前間違えた君が悪いんでしょ?これ、本当は公務執行妨害なんだけど今回は見逃してあげるからwww」
って笑いながら言われた。それでも謝罪を求めたら、
警官「何?文句あるの?」
腰の警棒に手をかけて、威嚇してきたので、身の危険を感じて引いた。

もちろんその後は友達に付き合ってもらって自棄酒でしたよ。

市民の些細なミスにつけこんで点数稼ごうとする警官がずうずうしい。

 

5

休みを満喫する為、昼間から風呂に入ってだらだらしていたら、玄関のチャイムが鳴った
誰かと思って対応したら、見知らぬ子供で「トイレを貸して」くださいと言ってきた。

今の自分は、どこから見ても恥ずかしいほどのすっぽんぽんだし、子供とはいえ知らん人を家に上げるのは絶対に嫌だったので
「近所の子かな?自分の家でするか、公園にある公衆トイレに行ってね。知らない人に家にあがりこもうとしちゃ駄目だよ」
といってお引取り頂いた。
ここまでが午前中の話。

昼すぐにチャイムがなったので出てみたら、見たことのない女性で
「なぜ息子にトイレを貸さなかった!!!」とすごい剣幕で怒られた。
ドアホン越しに、「相手は知らん子供だし、アンタも知らん人。家に招き入れてトラブルになるのは嫌ですよ」
と説明して後は放置。
しばらくチャイムを鳴らしたり、門柱でわめいていたりしたけど、諦めたのか帰っていった。

旦那が帰ってくるまで全裸で休みを満喫しようと思っていたのに興ざめして服を着ましたよ。

 

6

実家の婆さんの話

この人よくある「酷い婆さん」の集大成みたいな人で、孫の自分も正直やってられない部分が多かった。
エピソードがありすぎて困るのだが、かいつまんで言うと

 

  • 2世帯住宅だったんだが、両親&俺弟がいないとき、冷蔵庫の中を物色する。そしてその中身に関して健康面に気を使って無いと言って怒る。
  • 箪笥も勝手に開ける
  • 当時高校生の俺の高校に親を名乗って電話をかけてきて、授業内容に関して怒鳴り込む
  • PTAを名乗ってうちの両親が勤める学校に電話し、「あんなだらしない人間を教師として使うな。辞めさせろ!」と怒鳴る

 

というどう考えてもおかしい行動を「お前らに正しい生活を送らせるためだ!」という理由で押し通す。
で、ついに両親がキレた。同居してたんだが、二人して家を出てった。(当時俺は大学生で家を出てた。)
ところがそうなった時、婆さんがまたおかしな事を言い始めた。
「あんたら夫婦に任せてると弟が駄目になる!私がきちんとした人間に育てる!!」
と、弟を強奪。実際その後4年ほど俺は弟とは一度も会わなかった。
ちなみに婆さん目線では「弟には愛情が不足してる。」らしく、「どんなわがままも聞いてあげなさい!」と言う教育方針。
だから金を欲しがったら湯水のように与えたらしい。
んで、結果として高校生だった弟は見事にぐれた。昼は寝て、夜は悪友を呼んでどんちゃん騒ぎ。
ところが婆さん、この事態を招いたのは自分の癖に「お前らが弟を置いてったせいだ!」と逆切れ。
「さっさと連れてけ。」と仰るのでうちの両親の元に晴れて弟は戻ってくる事になったんだが。

その直前に弟が家出した。

両親は必死で探した。俺も知り合いに電話かけまくった。ちなみに婆さんは「お前らのせいだ」と怒鳴り散らしてた。

そしてようやく見つかり、弟から話聞いたら「両親のとこだと、まともな生活をさせられると思った。」との事
まぁ婆さんの言ってた事はある意味正しいわな。

まぁごたごたしたが、ようやく婆さん抜きの普通の家庭になるかと思ったら、別にそんな事は無かった。

今度は婆さんはうちら一家が出てった事に文句を言い出した。今更感満載だけど。
もちろん両親は拒絶。なぜならその時の発言が
「今までの事は水に流してあげるから、さっさと戻ってきて」
という、自分は全く悪くない前提。ちなみに家を出てた俺のところにも
「アンタは跡継ぎなんだから戻らないと駄目だ!仕事を辞めろ!」
と電話がかかってきてた。当然無視したが(ちなみに懲りることなく両親を名乗って職場に何度か電話かけてきてた。)

ついに誰からも見放された婆さんは老人ホームに送られる事になり、ようやく胸を撫で下ろしている自分がいる。
たまにまだ電話がかかってくるけどね。

7

ずうずうしいオバハンにめげた話。

内臓疾患の検査で、一週間ほど入院したのだが、一日遅れで入院して来たオバハン。
まず、6人部屋のベッドの位置に文句をつけ、窓側の人と無理やり交代。
(いびきをかくから、といっていたが、真ん中でも窓際でもかわらない)

荷物を置いたと思ったら、マシンガンのごとくしゃべりだし、同室の患者に
根掘り葉掘りの勢いで身の上を聞き出そうとしゃべりかける。

まあ、退屈してるだろうほかの患者も適当に話をあわせていたようだが、オバハン
は普通聞かないだろうということをまあ、ずばずば聞いてくることくること。
同室の人に聞いたことは、「離婚の理由」「退職金の額」「保険金の額」「なぜ子供を作らないか」

言葉を濁しても濁しても聞いてくるので、とうとう消灯時間と検査以外では、食堂に
逃げ込まざるを得なかった。

安静?それおいしい?状態。
退院して、あんなにほっとしたことはなかったわ。

 

8

小さなホテルで働いているんだけど、つい今しがたあったこと。

今日泊まれますか?と電話で予約を頂き、来館。
原則前払いなんだけど「明日の朝お金を下ろしてちゃんと払うので」
とのことで、迷ったけどチェックインを受け付ける。
すると40分程して内線で「用事が出来たからやっぱり帰る」と…イミワカンネ
「お部屋ご利用されたので、代金を頂かないわけにはいかない」と言うと
「何も触ってないからいいじゃないか!ふざけるな!部屋で何もしていない!」と発狂

いやいや、部屋に入った以上
明日メイクさんに清掃してもらって、シーツ代えなきゃ再販出来ないんだよ
っていうかフロントで騒ぐなよと思いつつ説得…収まらず。
「何も触っていないんだからこのまま売り出せばいい!
こんなんでキャンセル料なんてありえない!
普通のホテルではこんなのでキャンセル料とらない!上司を出せ!」
で、しょうがないので上司に連絡
上司「あぁ、メンドイね…今回はいいや。その人、今後出入り禁止ね」

颯爽と帰って行きました。

 

9

形見分けと称して古着を大量に送ってこられた話
旦那の伯父が亡くなって、その後伯母から電話があり
四十九日は内輪でするから来なくてもよい
形見分けがてらに伯父の遺品を送るから
「旦那君と旦那弟君とで分けてちょうだい」
何だろうとは思ったけど数日たってダンボール3箱、しかも着払い。
旦那が帰ってから開けてみたら古いスーツが10着も入ってた。
しかもかなり古い、伯父は定年後15年は経っているはずで
あちこち明らかに虫食いで穴があいてる。
伯父は亡くなる前とはいえ身長は160センチもなく旦那兄弟は170以上。
お人よしのバカ旦那は「仕立て直したら着られるかも」
箱から出してファッションショーしようとしてるし!
「やめてー!服についてる虫が飛び散る!」
とりあえず箱に戻して家にあった防虫剤を入れて密閉。
私の勢いに旦那、しどろもどろで伯母に電話。
「ありがたいんですが、どうにも小さいようで」
伯母はしらじらしく「やっぱりねぇ。適当に処分して頂戴」とあっさり。
バカ旦那はさらに「弟にも見せないと」
「すぐ処分するのは悪いからしばらく置いとけば?」
虫食いだらけのスーツをか?ただでさえ狭い家のどこに?
旦那弟に速攻電話して処分してもかまわないと許可をもらった。
旦那弟はかなりまともだった。
伯母はその後自宅を売ってマンションを買うらしいと他の親戚から聞いた。
「他にも送りたいものがあるんだけど」ってまた連絡があったが
「もう十分です。」と私が断ると「でもどうしてももらってもらいたい…」
旦那の会社にも同じ電話をしたらしいけど釘を刺してあったので撃退。
旦那弟がかなりきついことを言ったらしく、
以後伯母とは絶縁状態になっている。

 

10

一人暮らしだった母方祖母の遺品を母と二人で整理していたら
花持って故人を偲びに友人という人が来た。
無碍にもできず相手していたんだけど
「これは自分があげた物なので持って帰っていいか。」とか
「装飾品やバッグをたくさん持っていらしたけどどうされるの?」とか
言われたが、その日は「あげた物」といわれた物だけ持って帰った。
が、翌日母だけの時に来て洋服やらバッグやらゴミ袋数個つめて
タクシー呼んで持ってった。
ずうずうしいというより浅ましいだったかな?

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ずうずうしい話
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