【長編- 名作】スカッとする話
子連れのキチママ
自分はショッピングモールで働いてるんだが、昨日賞味期限が近い商品の値下げをしてたんだ。
その値下げをした商品はカートに乗せて値下げた商品専用の置き場に置いておくんだが
時々その置き場に生物(肉、魚、総菜など)を置いていくお客さんが居るんだ。
で、昨日なんだが1か月前新しく入った子に客数も少なくなってきて値下げのやり方を教えてたんだ。
まぁその子は読み込みが早くてねやる気もあって(以後「後輩」と書く)
「あとは自分で頑張ります!!!先輩は他にも仕事があるでしょ?そちらの方をやっててください!!!何かあればピッチ(社内専用小型携帯)で呼びますので!!!^^」
とまぁ可愛いこと張り切ってて、俺自身も「この子なら大丈夫だろ」と思って事務作業をしてたんだ。
事務作業中ピッチに電話がかかってきて
後輩「先輩…置き場に焼き肉用の大きいお肉が置いてあるのですが、これも値下げするんですか?」
俺「いやそれは裏から精肉屋さんに返しておいてくれない?」
後輩「すみません。精肉屋さんの裏の入り口が分からないので一旦来てもらえますか?言われるより実際に見た方が私覚えが早いので….」
俺「ん?そのくらいいいよ~w今から行くからちょっと待っててね?」
後輩「はい!!!ありがとうございます!!!」
と電話をした後、後輩の元へ行き肉を返して売り場に戻り作業の進行具合を見に行ったらほぼ終わってて関心関心。
俺「凄いやん?上出来上出来!!ここ数年働いてる上司より上出来だよw(ホントに役立たずで性根腐ってるw)」
後輩「先輩の教えは他の人より丁寧で分かりやすいからですよ!」
俺「またまたw」
と平和に話してたら後輩が老人のお客さんに声をかけられてその対応を見てたんだ
それで困ったら手助けってな形で老人の対応が終わった瞬間に
異様な音が耳に入り俺と後輩が同時に振り向くと異様な光景が目に映った
俺、後輩「「うっわぁぁ….」」
そこには何かを叫びながら置き場をバンバン叩きまくってる子連れのキチママ
キチママ「ほあいうgはd;g(バンバン);おghr;おg(バンバン)」
ちょっとここでスペック紹介
俺
21歳 アルバイト 性格 落ち着いてる 元介護職員(免許持ち)
介護職してたためか周りからもよく「おっとりしてる」とは言われる
だけど俺自身はクソ腹黒いことを隠してるだけw
顔普通….なのか?
後輩
20歳 新人アルバイト 性格 明るく元気 売り場ではよく子供に好かれる傾向あり。
母子家庭で3姉妹の長女のためかきっちりしてて明るく裏のない
自分から問題を解決しようと積極的に頑張る
顔は女の子らしいってな感じで可愛い
上司
32歳 部門長 性格 事なかれ主義で自分の思い道理にならないとガチギレをして
自分が失敗すると「ごめんなさ~い」と女だから許してくれると思ってるクソアマ
顔….決して可愛いとも美人とも言えないブタ
で、そうそう
最近キチママ系のサイトを読み始めてる俺はこの事態を見て
多分肉のことでふぁびょってるんだろうなぁ~
ってすぐに分かったから、ちょっと格好をつけて
「俺に任せて上司呼んできて」
と上司の性格を利用して解決させようと考え、言おうと思ったら
後輩が何も考えずに突っ込んで行った….orz
後輩「ど、どうなされましたか!?!?」
キチママ「お肉がいうfぎ(バンバン)なんで!!おいdfgんsflkg(バンバン)
後輩「お肉???あれなら常温で放置されてたので破棄いたしました」
キチママ「!!!!!!!(バンバンバンバ゛ンバキッ)」
※置き場は薄い板でできている
あっこいつ壊しやがったと呑気に考えつつ
どうしようか思ってたら
パァーン
えぇ…キチママが可愛い後輩をビンタしましたよ…
その時後輩の肩をよく持ってた俺はプチッと切れちゃって
俺「御客さ~ン???なぜ肉があることを知ってたんですかねぇ~????」
キチ「はぁ!?!?!?私が置いたっていうの!?!?!?」
俺「誰も貴女が置いたなんて言ってませんよ~?^^」
キチ「!!!!….だからなんなのよ!!!!」
俺「こちらがお聞きしたいのですよ^^何故ここに置いてあった肉にこだわるのかを」
キチ「だってここに置いてあれば安くするのでしょ!?!?だから置いておいたのにムキーッ!!!」
俺「(やった!運よく自白してくれた)ま、なんとなく分かってましたよ。
そこまで執着してたら周りのお客さんでもわかりますよw」
キチ「!!!!」
俺「今日はレジ特(通常より安くなるイベント)なので対象外ですよ^^」
キチ「!!!!!もういいわよあんな肉いらない!!!帰る!!!!」
俺「まぁ放置してあることは肉に限らず色々あるので目を瞑りましょう。
しかし俺の後輩を暴行した件、置き場を破壊した件ま だ で す よ ね ?」
キチ「ふぁびょー!!!!ふぁびょー!!!!!」
キチ子「言わんこっちゃない」
俺吹き出すw喋れたんか子供よwてか親www子供より馬鹿なのかよwwww
ここまで一人で話してたが後輩は俺の後ろに下げてスマホを取り出し
完璧にアプリの場所を覚えてる俺はメモ帳を開き
「上司呼んできて」と書き、呼びに行かせてた
そして数分後上司参上
ここからは客に対しての「事なかれ主義」が上手く利用できる上司に任せると
数分もしないうちに帰ってった
上司「ホンマああいうの嫌いやわ。うざったい」
あんたも大概やぼけぇなんて内心思いつつ閉店時間まで上司と後輩と3人で仕事
で、仕事終わり事務室へ行くと事務長が困った顔で
事務長「俺君。今日の昼のお客さんから「俺君」にクレームが来てるけど
事情は全部知ってるから適当に流す???それとも相手にする??w」
俺「流してください….」
事務長「そっかw了解wじゃあ後輩ちゃんと仲良くねw」
事務室内クスクス
俺「え?仲は悪くないですよ?」
と素のままに返したら部門長が隣で「はぁ….」とため息
「???」となりながら店を出ると後ろから後輩に呼び止められ振り向くと
手紙をくれたw
でもそん時俺はクタクタで疲れきって頭が追い付かないまま手紙をひろげると
「好きです」
の4文字があり「へ????」って変な声を上げると
「今日のことで決心がつきました!!付き合ってください!!!」
と後輩が頭を下げてるんだ
まぁすぐに気を取り直して「いいよ」と返した
後輩「今日先輩と一緒にいいですか?///」
その言葉で何かが切れて車に連れ込みお互いお初が無くなりました。
最後超惚気話になってしまったwつい嬉しくてw
DQNだと思ったのはめんどくさいからほぼほぼ無関係の他人に任せてたことかな
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