『重役の娘が入職した』など短編5話 – スカッとする話

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

  1. スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話
    1. 旅行先での駐屯地祭 2年前旅行先での駐屯地祭で例によって変な団体が来て私はやーな気分。 その集団に向かって一人の女子高生とおぼしき少女が向かっていく。 少女「あんたら地元の人間か?」 団体「私達は全国から集まった市民団体で・・・云々」 少女「で、何しにきたんや?」 団体「憲法違反である自衛隊賛美につながる・・・云々」 少女「私は神戸の人間や。はるばる電車のって何しにここまで来たかわかるか?」 団体「・・・・?」 少女「地震で埋もれた家族を助けてくれたのはここの部隊の人や。寒い中ご飯作ってくれて、風呂も沸かしてくれて夜は夜で槍持ってパトロールしてくれたのもここの部隊の人や。私は、その人たちにお礼を言いに来たんや。あんたらにわかるか?消防車が来ても通り過ぎるだけの絶望感が。でもここの人らは歩いて来てくれはったんや・・・・」 最初、怒鳴り散らすように話し始めた少女は次第に涙声に変わっていった。 あまりにも印象的だったのではっきり覚えている。 団体は撤退。 彼女は門をくぐった時に守衛さんが彼女に社交辞令の軽い敬礼で はなく直立不動のまま敬礼していた。     ファミレスで一人昼飯食べてたら 近所のファミレスで一人昼飯食べてたら、隣の席の推定50代のババァが推定20代前半のアカンボ抱えた女性を執拗に、ほんっとーにムナクソ悪い感じにでかい声で嫁イビリしてた 「あなたの為を思ってるのよ」って言いながら「母親の育ちが悪いと」とか 「まあこんなのも作れないの?」とか「あなたが育ててるから発育が」とか 自分が入ったときには既に居て、注文を半ば食べ終えてもまだイビってた そんなフィクション内か!って姑がリアルに存在する事に驚いてたら、ババァ+女性+赤ん坊の後ろの席のギャル(ちょっと前に入って来たばっか)が携帯かけだして 「えーアタシーいまもう○○(店の名)なんだけどー、場所▲▲(三軒隣の別のファミレス)に変えていいー?なんかー後ろの席ですっげームナクソ悪いババァがキチ○イみたいに嫁イビリしててー。そーなのほんっとアレだよねこういうのホントに居たんだ!って感じひでーのもうババァだから生きてて恥ずかしいとかないんだろうねーうんうんそうじゃあ▲▲で待ってるー」 ババァ急に黙り込んだ。そんでホントに携帯切って出てった 入って来たとき「あとから2人くらい来るんで注文はそん時に」 ってジュースだけ頼んでたから本当に待ち合わせしてたんだと思う 出てくギャルに、店員さんたちが口々に「また今度是非お越しくださいませ!」 って何人も寄って行きまでして言ってた 店員さんからは腹立っても言い難いんだろうなあ… (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});   分譲マンションの見学 この辺で一番高額な分譲マンション建設中に見学に行ったときの話。 夫と学校帰りの娘と一緒に行ったんだけど、いきなり夫の職業を聞かれたので 「まあ、自営ですけど」って言ったら、半笑いで「ローン組めないかも知れないですねぇ」だって。 お見送りの際、夫の新車レクサスや、コートを脱いだ娘の制服を見て驚いてたけど、田舎のコネクション全部使って地権者やら施工会社社長にクレーム入れた。 「本当は候補に入れていたんですけど、ローン組めないかも、って言われちゃってw」 後日、その営業は本社会議でダメ営業の例として取り上げられたらしい。     アメリカに留学していた もう15年も前の古い話で良ければひとつ。 私はアメリカに留学していて、2年目を迎えた時の事でした。 成田からシカゴに向かう飛行機は今と違い、そんなに混んではいなかったのですが、比較的日本人が多かったのです。 又、当時、ジャパンパッシングが起こりかけていた時で、日本人を快く思っていないアメリカ人が増えていた、そんな状況でのことでした。 私が読書をしていて、後ろからドリンクサーブをしていたスチュワーデスが私の横に来たときに、ため息混じりに英語で言いました。 「英語もしゃべれない日本人ばかりでいやになる」 瞬間私は本気で腹が立ちました、でも怒鳴りつけるのもみっともない。 そう思い努めて冷静に優しい言い方で彼女に英語で言いました。 「今、スチュワーデスが言うべきで無い言葉が聞こえたけど、俺の聞き違いかな?」 彼女の顔が見る見る蒼白になっていきました。 彼女はしどろもどろに言い訳をして、小声であやまりました。 その後彼女はことある毎にシャンパンだなんだと、エコノミーに座る私にひきつった笑顔で色々サービスしてくれました。 英語が理解できて良かったと思った一番の出来事でした。     重役の娘が今年から入職した 今日心からスーッとした。 重役の娘が今年から入職したんだけど、こいつがまた「親の権力」という物をよーく分かってる女。 トイレで他の人にぶつかった時に、「あの○○課のこういう人です!あったま来た、お父さんと相談する!」と大声で息巻く。 仕事はほとんどしないし、してもギャル文字等馬鹿丸出し、しかもそれわざとやってる。(本人談) 理由は「上司がうざいから」。 勤務は五時半までなんだけど、5時には退出し、「五時半になったら私のタイムカードもお願いしまーす」と言って帰る。 さすがに上司が注意したら 「わかりましたーーーーお父さんと話し合ってきますーーーー」 とふてくされた。重役は子煩悩で有名な人だったらしいし、いつか被害者が出るんじゃないかと思っていた。 そんな彼女が先日、一生懸命pcの画面を覗き込んでいて、何やら頑張ってるようだったのでちょっと驚いた。 すると「あーソリティアって絶対クリアできるんですよね?、これ難しいーー、あーイライラするー、てかクリアできるまでがんばろ」 と言った。 もうさすがに皆真っ白…ソリティアかよ…って。 そしたら彼女が唯一弱い相手、会社の飲み会の道すがらスカウトされた事もあり、某有名国立大を卒業したイケメンSさんが彼女に 「こんな忙しい時にゲームなんかに夢中になられるほうが よっぽどムカつくよ。てかいつも通りタイムカード押してあげるから帰っていいよ。いやむしろ帰ってください、居て欲しくないんです」 とキッパリ言った。 彼女はポカーンとした後、 「私Sさんの事結婚してあげてもいい位好きだったのに!!」と号泣しながら帰って行った。 皆で思わず拍手したが 「俺の送別会よろしく」と言われて我に返り、ここで皆団結、重役に直訴状を書いた。 そしたら今日、彼女は無断欠勤だったが、なんと重役自身が直接謝りに。 そして娘はクビがふさわしい、と言い懲戒免職になったと言ってきた。 皆で歓声を上げてSさんにおめでとうおめでとう!と言ってたら重役は「ここまでなぁ…」と呟いてた。 そして「心機一転、また頑張ってください」と言って去っていった。 重役は辛かったろうけど、こっちは万々歳です。   【厳選】スカッとする話 一覧 【傑作選】スカッとする話 一覧
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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

旅行先での駐屯地祭 2年前旅行先での駐屯地祭で例によって変な団体が来て私はやーな気分。 その集団に向かって一人の女子高生とおぼしき少女が向かっていく。 少女「あんたら地元の人間か?」 団体「私達は全国から集まった市民団体で・・・云々」 少女「で、何しにきたんや?」 団体「憲法違反である自衛隊賛美につながる・・・云々」 少女「私は神戸の人間や。はるばる電車のって何しにここまで来たかわかるか?」 団体「・・・・?」 少女「地震で埋もれた家族を助けてくれたのはここの部隊の人や。寒い中ご飯作ってくれて、風呂も沸かしてくれて夜は夜で槍持ってパトロールしてくれたのもここの部隊の人や。私は、その人たちにお礼を言いに来たんや。あんたらにわかるか?消防車が来ても通り過ぎるだけの絶望感が。でもここの人らは歩いて来てくれはったんや・・・・」 最初、怒鳴り散らすように話し始めた少女は次第に涙声に変わっていった。 あまりにも印象的だったのではっきり覚えている。 団体は撤退。 彼女は門をくぐった時に守衛さんが彼女に社交辞令の軽い敬礼で はなく直立不動のまま敬礼していた。     ファミレスで一人昼飯食べてたら 近所のファミレスで一人昼飯食べてたら、隣の席の推定50代のババァが推定20代前半のアカンボ抱えた女性を執拗に、ほんっとーにムナクソ悪い感じにでかい声で嫁イビリしてた 「あなたの為を思ってるのよ」って言いながら「母親の育ちが悪いと」とか 「まあこんなのも作れないの?」とか「あなたが育ててるから発育が」とか 自分が入ったときには既に居て、注文を半ば食べ終えてもまだイビってた そんなフィクション内か!って姑がリアルに存在する事に驚いてたら、ババァ+女性+赤ん坊の後ろの席のギャル(ちょっと前に入って来たばっか)が携帯かけだして 「えーアタシーいまもう○○(店の名)なんだけどー、場所▲▲(三軒隣の別のファミレス)に変えていいー?なんかー後ろの席ですっげームナクソ悪いババァがキチ○イみたいに嫁イビリしててー。そーなのほんっとアレだよねこういうのホントに居たんだ!って感じひでーのもうババァだから生きてて恥ずかしいとかないんだろうねーうんうんそうじゃあ▲▲で待ってるー」 ババァ急に黙り込んだ。そんでホントに携帯切って出てった 入って来たとき「あとから2人くらい来るんで注文はそん時に」 ってジュースだけ頼んでたから本当に待ち合わせしてたんだと思う 出てくギャルに、店員さんたちが口々に「また今度是非お越しくださいませ!」 って何人も寄って行きまでして言ってた 店員さんからは腹立っても言い難いんだろうなあ… (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});   分譲マンションの見学 この辺で一番高額な分譲マンション建設中に見学に行ったときの話。 夫と学校帰りの娘と一緒に行ったんだけど、いきなり夫の職業を聞かれたので 「まあ、自営ですけど」って言ったら、半笑いで「ローン組めないかも知れないですねぇ」だって。 お見送りの際、夫の新車レクサスや、コートを脱いだ娘の制服を見て驚いてたけど、田舎のコネクション全部使って地権者やら施工会社社長にクレーム入れた。 「本当は候補に入れていたんですけど、ローン組めないかも、って言われちゃってw」 後日、その営業は本社会議でダメ営業の例として取り上げられたらしい。     アメリカに留学していた もう15年も前の古い話で良ければひとつ。 私はアメリカに留学していて、2年目を迎えた時の事でした。 成田からシカゴに向かう飛行機は今と違い、そんなに混んではいなかったのですが、比較的日本人が多かったのです。 又、当時、ジャパンパッシングが起こりかけていた時で、日本人を快く思っていないアメリカ人が増えていた、そんな状況でのことでした。 私が読書をしていて、後ろからドリンクサーブをしていたスチュワーデスが私の横に来たときに、ため息混じりに英語で言いました。 「英語もしゃべれない日本人ばかりでいやになる」 瞬間私は本気で腹が立ちました、でも怒鳴りつけるのもみっともない。 そう思い努めて冷静に優しい言い方で彼女に英語で言いました。 「今、スチュワーデスが言うべきで無い言葉が聞こえたけど、俺の聞き違いかな?」 彼女の顔が見る見る蒼白になっていきました。 彼女はしどろもどろに言い訳をして、小声であやまりました。 その後彼女はことある毎にシャンパンだなんだと、エコノミーに座る私にひきつった笑顔で色々サービスしてくれました。 英語が理解できて良かったと思った一番の出来事でした。     重役の娘が今年から入職した 今日心からスーッとした。 重役の娘が今年から入職したんだけど、こいつがまた「親の権力」という物をよーく分かってる女。 トイレで他の人にぶつかった時に、「あの○○課のこういう人です!あったま来た、お父さんと相談する!」と大声で息巻く。 仕事はほとんどしないし、してもギャル文字等馬鹿丸出し、しかもそれわざとやってる。(本人談) 理由は「上司がうざいから」。 勤務は五時半までなんだけど、5時には退出し、「五時半になったら私のタイムカードもお願いしまーす」と言って帰る。 さすがに上司が注意したら 「わかりましたーーーーお父さんと話し合ってきますーーーー」 とふてくされた。重役は子煩悩で有名な人だったらしいし、いつか被害者が出るんじゃないかと思っていた。 そんな彼女が先日、一生懸命pcの画面を覗き込んでいて、何やら頑張ってるようだったのでちょっと驚いた。 すると「あーソリティアって絶対クリアできるんですよね?、これ難しいーー、あーイライラするー、てかクリアできるまでがんばろ」 と言った。 もうさすがに皆真っ白…ソリティアかよ…って。 そしたら彼女が唯一弱い相手、会社の飲み会の道すがらスカウトされた事もあり、某有名国立大を卒業したイケメンSさんが彼女に 「こんな忙しい時にゲームなんかに夢中になられるほうが よっぽどムカつくよ。てかいつも通りタイムカード押してあげるから帰っていいよ。いやむしろ帰ってください、居て欲しくないんです」 とキッパリ言った。 彼女はポカーンとした後、 「私Sさんの事結婚してあげてもいい位好きだったのに!!」と号泣しながら帰って行った。 皆で思わず拍手したが 「俺の送別会よろしく」と言われて我に返り、ここで皆団結、重役に直訴状を書いた。 そしたら今日、彼女は無断欠勤だったが、なんと重役自身が直接謝りに。 そして娘はクビがふさわしい、と言い懲戒免職になったと言ってきた。 皆で歓声を上げてSさんにおめでとうおめでとう!と言ってたら重役は「ここまでなぁ…」と呟いてた。 そして「心機一転、また頑張ってください」と言って去っていった。 重役は辛かったろうけど、こっちは万々歳です。   【厳選】スカッとする話 一覧 【傑作選】スカッとする話 一覧

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