スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話
従姉にした仕返し
物心ついたときから従姉達とその母親に嫌みを言われてきた。
反論したり親や親戚に訴えようもんなら私が「冗談が通じない」「性格が悪い」「子供らしくない」と責められる。
からかわれた体型はダイエットで絞り、落ちると言われた大学よりいい大学に入り、友達も増やし…と自分なりに努力して嫌みは多少ましになった。
しかし傷ついたので、復讐として従姉たちのホスト通いもジャニ狂いも腐女子趣味も無職(orフリーター)も大学中退も彼氏なしも非常識な振る舞いも全部肯定することにした。
ニコニコしながら
「今時30で結婚しないのも普通ですよお?」
「バイトリーダーなんてすごーい」
「正社員でもリストラとかあるし、バイトの方が賢いかも!」
「結婚したら好きなことできなくなるから今のうちにしとくべきですよお?」
「若いから大丈夫☆」
「若く見えるから化粧しなくても平気だよ!」
ってな具合で。
従姉達はいい年してホストとジャニに狂った結婚の予定もないわがままな腐女子になり、従姉達の母親は悩んでいる。
勧誘電話
前に塾の勧誘電話がかかってきた。
勧誘:「私は、この勉強方法で早稲田に入ったんですよー」
自分:「ほぉー、早稲田入ったのにこんな仕事してるんですかー」 って言ったら電話切られた。
右折しようとしていた時
十字路で右折しようとしていた時の話。
俺は青信号で交差点に進入し、交差点の中間で対向車が途切れるのを待っていると、右折する先の道路の対向車線に白バイがいて、信号待ちをしていた。
対向車も途切れかけ、信号が黄色になったので俺が右折しようとすると、とんでもないスピードで直進しようとしてくるDQNムーヴ。
もう信号は赤になりかけていて、こちらも右折しないとまずいので、強引に行こうと(青で進入したのだから、こちらが優先になる)しても、DQNムーヴはスピードを緩めず、こちらがクラクションを鳴らしても突進してきて。
結局俺が右折する前に黄色→赤で直進して行った。
一部始終を見ていた白バイだが、何もアクションを起こさなかった。
しかし、俺の車はオープンカー。屋根も窓も全開で、姿が丸見えなんだ。
そこで俺は白バイに「行けっ!!」と、上半身を乗り出し人差し指を指してジェスチャーしてみたw
…すると白バイは、赤灯を点灯させ「ゥ?ウゥ??♪」と、あの厭らしく甲高いサイレンを鳴らし発進!
隊員は、俺に向かって「やったる」と言わんばかりのアイコンタクト。いいのかそれでw
Danger ZoneのPV冒頭シーンがそのまま再現されたような流れは、今思い出してもスカッとする。
うちの○○を預かって
以前一度だけ「うちの○○を預かって」と、同じマンションらしきママが来て、断ったことがあった。
その次の日ポストに『○○ちゃん預かり可能日』とタイトルのあるカレンダー式でチェックを入れる様な、月間予定表が入っていた。
そのままその人のポストへ入れようと思ったが、何号室なのかも知らない。
ふと目に留まったマンション自治会の掲示板に貼り付けて
「どなたか判りませんが、未来永劫預かりません。あしからず xx号室□□(私家名前)」
と余白に書いた。
託児旦那の目に触れればいいやって感覚だったんだけど翌日の朝、掲示板を見てみたら、貼り付けが増えていた。
みんなそれぞれ余白に
『Aさん、何度もお断りしてますよね。??号室○□』
『○階のAさん・・・』
『お隣のAさん・・・』
ってだんだん特定されていってたのには笑った。
その時で私のも入れて11軒分。
どれだけ入れたんだろうか。
その後ひと月ほど経つが、凸もなく引越しや離婚の話しも聞かないので、ちゃんと自分や身内でみているんだと思・・・・・う。
席を交換しろと言うキモオタ
東京駅から大阪駅までの高速バスを予約したら2Fの一番前の席だったんだ。
乗ったらいかにもキモヲタってのが座ってて、小さい三脚にビデオカメラセットして座ってる。
私の席ですよと言ったら撮影しなきゃならないから席を交換しろと。
たぶん話が通じないと思って、下に降りて運転士さんに告げたら一緒に来て移るように言ってくれた。
そしたらブチ切れて、10時に予約したのにとか席なんてどこでも同じだろとか言い出したので、面倒だから座席変わってあげたんだ。
その後キモヲタがトイレ行ってる隙にビデオの電源をオフにした。
翌朝4時頃だろうか、前の方から叫びが聞こえた。
コメント