『アキバ兄ちゃん』など全5話|スカッとする話 まとめ Vol. 2【因果応報・復讐・武勇伝】

『アキバ兄ちゃん』など全5話|スカッとする話 まとめ【因果応報・復讐・武勇伝】

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スカッとする話 まとめ Vol. 2

 

頭ですか?

今日スーパーに買い物に行ったんだけど障害者駐車場に若いDQNが
爆音上げながら斜めに駐車してきた

ちょうどそこに巡回して来たパトカーが来てマイクで
「障害者の方大丈夫ですか?店内にご案内しましょうか?」って話しかけてた

車から降りて当然のごとく普通に立ってるDQNに
「歩けるのですね。どこの障害ですか?頭ですか?」ってさらに話しかけてた

DQNはなんかしゃべったようだけどすぐ車に乗ってどっか消えて行った
女子高生数人がパトカーに向かって拍手してた

 

日本人は素晴らしい

この間友達とフランスの教会へ行ってきた。当たり前だけど、色んな国の観光客がたくさんいた。
んで、写真撮ったりしてると、まわりにたくさん人がいるから、まぁ腕とかぶつかるの。
そんな事が続いてイライラしてるんだろうねみんな。謝っても嫌な顔すんの。

私達はそれ見てたから、ぶつからないよう気をつけて人混みすりぬけてたんだけど、
あまりにもキレイなステンドグラスに見とれて歩いて、前の白人男性(何人かわからない)
の背中に顔からぶつかった。「ブッ」って声も出た。不機嫌な顔しながら振り向く男性。

半ばパニックになって「ソーリー、パルドン、スクーズィ、あと何語で言えば、あああのすいません!すいません!」
って腰90度に曲げてペコペコ謝り倒したの。
そしたら手で肩をたたかれた。ポンポンって。
顔あげたら男性満面の笑み。隣の奥さんらしき人も。

んで一方的に英語でペラペラ話されてニッコリしながら去って行った。
許してもらえたのかなと思っていると、どっかの団体のツアーガイドさん?が寄ってきて、
「彼らはこう言っていたよ。君のような小さな女の子までも礼儀がなっている。日本人は素晴らしい。君に出会えて気分が良くなったよ、良い旅を!ってね。僕達も彼らと同じ意見さ!」
で、まわり見渡すとさっきまでイライラしてた人達が笑顔でこっち見てんの。
恥ずかしくなって、まわりにお辞儀してすぐ教会出た。後ろでナイスガールとか聞こえた。

すいません、私達はもうすぐアラサーなんです。

 

アキバ兄ちゃん

あれは俺が高校生のときだった。
俺がおもちゃ屋BANBANにグランツーリスモを買いに行ったときの話しだ。
開店前の店の前にはちょっとした行列があった。
先頭は3人の小学生、その次に俺、その後ろにはアキバっぽい兄ちゃん。
そしてその後ろは俺と似たような中高生の兄ちゃん達が並んでいた。
9時58分になったときだ、俺たちは色めき立っていた。
もうすぐ楽しみにしていたグランツーリスモが買える!
小学生もチンコをもみながら(?)シャッターが開くのを待っていた。
そこに金髪のDQNヤンキー高校生がやってきた。
そいつらは先頭に並んでいるのが小学生で、その後ろにいる俺たちも
ケンカが弱そうなオタクだということに気付くと、平気な顔して小学生たちに
「ハイハイ、ちょっとどいて~(プゲラ」って感じで列の先頭に割り込みしてきた。

俺が「クッソ~、ヤンキー達め!」と思っていると、俺の後ろにいたアキバ兄ちゃんが
額のバンダナとメガネを外して
「こら、そこのウジムシ。お前らに5秒やる。さっさと後ろに並べ」
とゴングを鳴らした。
そこで、俺は勇気が出てきて、列に並んでいる奴ら全員に
「おい!俺たち全員でかかればヤレるぞ!お前らも手ェ貸せ!!」
と叫んでアキバ兄ちゃんと共にヤンキーに襲い掛かった。

その姿を見て30人のゲームオタクが立ち上がった。

 

境内の鐘のひもにぶら下がってた

初詣に行ったとき、DQNが境内の鐘のひもにぶら下がってた。
「鳴らせないじゃないか」と憤って、じっと見ていると、
どうやらジャージのウエスト部分のひもが、どこをどうしてそうなったのか、
鐘のひもに絡まってほどけなくなっていた。
私の後ろにいたおじさんが、
「調子に乗って、ぶら下がったりしたから、天罰だな」と言っていた。

そうこうしているうちに、地元のやくざご一行がお参りに到着。
「お前、邪魔だよ」と言われても、DQNは身動き一つとれずに、
「とれねんだよ、ひっぱるんじゃねーよ」と口で威嚇するばかり。
「もういい、そのまま鳴らせ」と親分が言ったのを皮切りに、
子分達がDQNごとガラガラと鐘を鳴らし、無事に参拝終了。
その後に続く人たちも、みんなDQNごとガラガラ。

境内の人がハサミを持ってくるまでの15分間、DQNごとみんな鐘を鳴らした。
私も鳴らしてみたが、重たかったです。2往復しました。

 

魔族の人格

中学生の頃、妹は二重人格だった。
なんでも、火を見ると「影羅(エイラ)」という魔族の人格が現れるそうで、
真っ暗な部屋の中で唐突にマッチを擦っては、
「……ヘヘ、久しぶりに外に出られた。この小娘は意思が強すぎて困るぜ(笑)」
などと乱暴な口調で叫んだりしていた。
ある日、夕食の時に「影羅」が出たことがある。
突然おかずの春巻きを手掴みでムシャムシャと食べ始めて、
「久々の飯だぜ(笑)」と言った。
食べ物関係のジョークを一切許さない母が、
影羅の頭にゲンコツ振り落とすと影羅は涙目になっておとなしくなった。
それ以来、食事時に影羅が出たことは無い。
そして別人格とやらは、妹が高校に入った辺りでパタリと出なくなった。
最近になって、大学生になった妹にその頃のことを尋ねたら、
クッションに顔を埋めて、手足をバタバタさせてのた打ち回っていた。

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