『こんな事、知らないの?親の顔が見たいわ』など全5話 – スカッとする話 短編 – 傑作選【因果応報・復讐・武勇伝】

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

私の姉はずっとバカにされ続けた

私がスカッとした自分の武勇伝
私には7歳年の離れた姉が居る
姉は肌が弱くてアトピー体質で、服も綿100パーでないとかぶれるくらいだった
だから服とかも限られていて、しまむらとかユニクロみたいな、悪く言えばダサい格好で大学に行ってた

姉は忙しい母のかわりに、化粧なし、地味な格好で中学の参観日(とその後の保護者会)にきたりしていた
周りのお母さんはみんなきっちりしていて、姉はすごく浮いて、
しかも担任が私の姉を弄ったから余計悪目立ちして、一気に有名になった

私の中学は荒れまくった公立中で女子はアイプチや化粧が当たり前
中学生よりブスでダサい姉として私の姉はずっとバカにされ続けた

私だけに嫌がらせがとどまればよかったけど、家から出て駅まで歩いて通学する姉を盗撮して印刷、
それを朝掲示板に張り出されたりのかなり酷い実害まで出だした

復讐の機会がきたのは中3春の修学旅行生
私は姉をバカにして私をイジメまくるグループと同じ部屋割にしてもらった
お風呂を上がって皆がスッピンになるのを見計らい、素顔を盗撮しまくった
念のため大口あけて寝てる姿も撮影しておいた

二日目は友達に呼ばれたからとスッピンの頃合いを見計らい姉を盗撮したグループのいる別の部屋に入り込み、
友達と記念撮影するという名目でうっかり関係ない人のスッピンを沢山撮影してしまった

帰ってきたらスッピン写真を沢山焼き増しした
姉のことをバカにしてるくせに、日頃化粧をし続けてる人たちは顔中思春期ニキビだったり、
アイプチ外したせいで目がお岩さん並みだったり
よくこんなんで姉をバカにできたなという顔ばかり

その写真を本人にあげようと思って、うっかりお調子者の男子複数の机に間違って入れちゃった
そこからは私の姉がうけた屈辱を本人たちが受けることになった

私の姉に対する侮辱が酷くて、やり過ぎと思いながらも怖くて本人に指摘できない人たちがいたから誰も止めなかったし
そんな人たちは都合よく私の姉の時と同じで見知らぬフリをしてくれた

姉を弄った担任が叱ったけど、お調子者の男子の1人が当時その教室にいたから
「センセーだって○○子のねーちゃんのことスッピンブスっていってたやん!」
と言い返してくれた

本人は先生に反抗するつもりだけだったみたいだけど、その一言で黙り込む担任を見て本当にスカッとした
となりにお目付け役担当の体育教師がいて話を聞いてたから、後で私が呼び出されてホントかの確認があった
演技で大泣きながら先生の一言で姉をバカにされてイジメられていた、悔しいと訴えまくった
3年の2学期に急遽その担任が三年生の担当を外されて、話を聞いてくれた体育の先生がかわりに担当をすることになった

その後もイジメはあったけど、イジメよりも受験命!間違ってもこんなバカどもと同じ高校に行くか!と燃えていたので、
良い意味で周りが見えなくなっていた

教科書や美術の作品をよくトイレの水の中に突っ込まれたりしてたけど、
学校の教科書なんて塾の難関高校対策テキストに比べたらミジンコみたいなもんで気にもならなかった
勿論汚いものは全部捨てた

結局私は難関高校に合格したけど、イジメに熱を燃やしてた奴らは落ちこぼれた
高校で風俗に身を落とした奴もいて、しかも人気がないらしい
風俗に落とした男から聞いてダブルでスカッとした

 

 

こんな事、知らないの?親の顔が見たいわ

職場の上司の罵倒は
本人だけでなく、親の事もdisる。
朝、挨拶した時に機嫌が悪かったら一目瞭然な上司。

職場の全員を集めて
「こんな事、知らないの?親の顔が見たいわ」
とか
「親から教えてもらわなかったの?常識でしょ」
この辺りは、誰にでも何十回でも言う上司。

自分のミスで自分を悪く言われるのはしょうがない、と思うけど
親まで罵られるのは本当に悲しくなる。

そんな中、パートで入ってきた若い女性Aさん。
頭の回転も速くて、仕事もすぐに覚えて
上司からも可愛がられてたように思う。

そんな彼女もミスをした。
上司が十八番の
「親の顔がみたい」
が出た瞬間、Aさんが悲しそうな顔で
「黒縁の写真ですがいいですか?
親に色々教わる前に亡くなりました。
物知らずで申し訳ありません。
上司さんには色々と教わりたいです。
よろしくお願いします」

Aさんが親を亡くしてる事も知らなかったし
おとなしくて、黙って仕事するタイプだと思ってたから
言い返すの見て、結構びっくりした。

以降、親の事まで出して怒る事がなくなった上司。
相変わらず、機嫌が悪いと八つ当たりされるけど
人格否定とかが減ったように思う。

自分的には
よくぞ言ってくれた
と、思ってる。

 

中学の頃に糞な新任教師がいた

中学の頃に糞な新任教師がいた
俺が中1の頃に偏差値40そこそこのFラン大学から実習にきて、翌年そのまま正式な教師として働き始めた
そしたら正式な教師となったとたん、態度がガラッと変わりやがる

実習の時は俺様な空気漂わせてたけど一応下手にでてたが、
2年からは授業わからなくて質問に行ったら「俺の教え方が悪いんじゃない、お前らがバカなんだ」と逆切れ

生徒全員から嫌われ、就任一ヶ月後には本名で登録してたフェイスブックに全体公開してた彼女とのディープキス写真、
プリクラで彼女と上半身裸のエロ写真などなど、反吐を吐きそうなキモい写真を印刷されてばら撒かれてた
それでも辞めさせられないし辞めないのが公務員

結局俺様な態度は変わらずに画像ばら撒いたりそれ見て笑ってた生徒が悪いって話にすり替えられた
先生いじめ(笑)だってさ

あまりにも授業がわからなくて、みんな授業中は内職してた
俺のクラスには学校でも有名な品行方正、成績優秀なN君がいたんだ
彼は真面目で内職とかもしてなかったんだけど、その教師の授業の時だけ内職してた

糞教師は塾を目の敵にしてたうえ、真面目で有名なN君が塾の勉強をしてたから目の色を変えて怒りだした
N君のプリントを取り上げてビリビリに破いて怒鳴りつけた
「お前はそんなに塾が大事か!成績よりも塾が大事か!」

N君は冷静に言い返した
「受験までの時間は皆平等なんです。誰から学ぶか僕だって選びたい。
Fラン大学出身の先生から学ぶなら、京大出身の塾の先生から学びたい
僕は京大に行きたい。京大に行けなかった先生は僕を京大にいかせられますか?」
糞教師は怒りに任せてN君をビンタした
周りから体罰体罰とヒソヒソされたが、ビンタは結局なかったことにされた

糞教師は嫌がらせのように俺たちのクラスだけ成績を下げてきた
テストで100点しかとらないN君の成績が4だし、テストで50点と48点をとった子は1をつけられた
他のクラスだと祖の点数だとノートを出してなくてもせいぜい2なのに

三年生のころに教育委員会が視察にきてたので多分誰かの親が盛大に動いたんだろうね
糞教師はかなり大人しくなった

N君はその後偏差値70超える高校に進学していった
今でもたまに合うけど、京大本気で狙ってる熱意が伝わってくる

 

 

伯母(父の実姉)はセコい嫌がらせをする人だった

伯母(父の実姉)はセコい嫌がらせをする人だった。
うちに来ると、食器洗い手伝うわと言いながら、
洗剤をダバダバ使う。ほぼ全部なくなる。
泊まる時は、シャンプーなんかも丸っと使う。
バスタオルは冗談じゃなく5枚使う。ティッシュも。
伯母娘(私からしたら従姉妹)も一緒にやる。
私も母も気付いていたけど、
年に一度くらいだし、めんどくさくて黙ってた。

先月、伯母と伯母娘が泊まりに来た。
例によって詰め替えたばかりの洗剤を一気に使い切る。
一応私が「あれ?洗剤が切れてる!さっき入れたのに」
と言うと、伯母「もうなくなりそうだったよ、勘違いよ」と。
さらに伯母娘「ケチケチ使うから分からなくなるんじゃないw」
そんなはずない、証拠あるよ…と私が言うと、伯母親子は
「お風呂いただきまぁす」と逃げた。

そして、伯母親子はやらかした。
姉の使っている高級シャンプーリンス、化粧品類を
ごっそり使ってしまった。殆どなくなっていた。
姉は美容師兼読モで、いつもすっごい高いのを使ってる。
綺麗なボックスにまとめて別の場所にしまっていたのに
伯母親子は見つけ出してダバダバ使ってしまった。

今まで私や母が文句を言わなかったのは、
被害額が少なかったから。せいぜいが千円の話だから。
でも今回は違う。被害総額は数万に及ぶ上に、なにより
我が家族唯一の戦闘民族である姉に喧嘩を売ってしまった。

匂いで気付いた姉はお風呂場に行って確認、伯母親子を詰問。
伯母親子はヘラヘラしていたけど、姉が
「使っていいものは母が説明してましたよね。なんで勝手に
引き出し開けて別のもの出してるんですか?泥棒ですか?」
というと「ちょっとくらいいいじゃない!すっごいケチね!」
姉が、濡れた手でえぐられて1/5位になってる某高級クリームを
見せて、「これがちょっとなんですか?本気で?」と言って、
二人を風呂場に連れて行った。洗面所とお風呂場の配管が
クリーム状でドロドロに詰まってた。
高級シャンプーも、意味なく流したんだろうなって分かった。

伯母親子は「間違えて流しちゃっただけ」と言っていたけど、
姉は一言「今から弁償してもらいます」と言って、
風呂上りの伯母親子を引っ張った。
伯母は喚いていたけど、姉が
「人のものを勝手に捨てたんだから、弁償です。当然です。」
を繰り返し、本当に閉店間際の伊○丹に行って買い直させた。
全部で7万くらいだったって。

姉は、伯母たちが使った姉の化粧品の残骸を手渡して
「どうぞ。あなたたちの分です。自業自得です」と。
うなだれる伯母に、母が
「あの、洗剤とかのことならお気になさらなくていいですよ。
私ももちろん気付いてましたから、お義理姉さんたちが来る時には
全部すごく安いものに切り替えていたんです。だから大丈夫ですよ」
と優しげに言ってた。

ちなみに父はその後会社から帰宅して、母に謝っていた。

 

 

うちの両親は半分駆け落ち

うちの両親は半分駆け落ち。
母親の両親がとてつもなく固い思考の持ち主で、父とお付き合いを許さなかった
母は父と一緒になるために夜中身一つで家を出た
二度ほど連れ戻されたりしたけれど、最終的には縁を切るという形で決着した。

上記のことはそれなりに修羅場だったそうだが(父が頭をバットで殴られたりとか)、
そのなかで一番私が印象に残ってるエピソード。

母が家出して、父と共に父の姉(母にとっては義理の姉)の家にしばらくお世話になることに。
この義理の姉には子供が三人いて、一番下の子供が当時中学生。
義理の姉の仕事を手伝いながら暮らしてた。

そしたら母の父親が、義姉の家を嗅ぎ付けた。
そのとき家には母と義姉と義姉の一番下の子供しかいなかった。
当然母と母の父親は口論、というか強制的に連れ戻されそうになる

そして、母の父親が「親をなんだと思っとる!!」と怒鳴った
すると義姉の子供が「親は子供の踏み台だ!!」と言った
そして義理姉は「よう言った!!」と絶賛。

結局なんとか追い返すことができた。
そんなこんなでこの義理姉親子は色々と凄まじい。
そしてこんな親子関係にも、義理姉の子供にも憧れる

今日急きょ義理姉(私からみると叔母)が家に泊まりに来るので投下
ちなみに泊まり行くよって連絡きたの昨日
他県だしかなり離れてるのにすげぇよ…まさに台風
叔母はきっと各国首脳かなにかでサミットに参加するんだ多分

 

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