『元友人が許せない』など 短編5話【4】本当にやった復讐の体験談

『元友人が許せない』など 短編5話【4】本当にやった復讐の体験談

 

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短編 – 本当にやった復讐【4】

 

 

元友人が許せない

 

墓場迄持っていかなきゃいけない秘密が有りすぎて怖い。
長くなるから読み飛ばしてくれたら嬉しい。

大学生~大学院のころ、****と**クラブで働いてた。
理由は、自分と当時彼氏だった現旦那の借金返す為。
返し終わってからは、金の大きさに慣れきってしまったから。
****のときは客の社長ジイさんを引っ掛けて、2ヶ月で200万くらい貢がせて着信拒否→逃亡。
**クラブは女王様やってて、月70万くらい稼いでた。
デリヘルから流れてったから、キスもしない**嬢って何なんだろうって悩んだりしたよ。

しかも、この間普通に大学生やって、卒業してからも親にお金出して貰って大学院まで行った。
風俗やってる中には同い年くらいの子も居たけど、学費稼いでる子もたくさん居たのに。
特殊な学部で学費も高かったけど、自分では大学行きたい訳じゃなかったから単位取るのすら教授に頼んでた。流石に教授とは身体の関係は無かったけどね。
大学院に行ったのも、通ってた大学の名前が気に入らなかったから。
別に勉強したいことがあった訳じゃないのに、就職も面倒だし滑り止めの大学名を名乗るのが嫌で、やっぱり教授のコネ使って有名大の大学院に行った。
親には、まだ勉強したいことがある。現役のとき受からなかった大学で学べるチャンスだとか言って院出して貰った。その間も、結局**嬢してたけどね。

お金は風俗だからすごく稼げた。借金も1年くらいで返せたし、同棲してたからちょっと広い部屋に引っ越して彼氏はバイトもしてなかったけど、全然余裕だった。
今思えば、ほんとに貯金してれば良かった。月に30万とか買い物しても、余るのに。使い切らないと行けない気がしてた。
でも、借金は返せたけどその原因になった元友人が許せなくて、復讐した。
ココからの方が黒いと思う。
旦那(当時彼氏)に借金背負わせたのは旦那が大学行ってから知り合った女で、カルトじみたことして噂になってたやつだった。

その女に旦那は告白されたんだけど、断ったらストーカーになり、私にも嫌がらせ(アパートに卵撒いたり、郵便受けに腐ったキムチ入れられたり、地味に苛々するタイプだった)してくる様になった。
仕舞いにはカルトの仲間と闇金を差し向けて、勝手に旦那の通帳に金を振り込む→取り立てるって言うヤクザの手口で脅された。
警察行っても旦那は男だし、相手は女なんだから無視しろで取り合ってくれないし、追い込まれていった。
結局旦那親と結託してどうにか終息したんだけど、どうしても許せなくて、同じ目にあわせてやろうと思った。
簡単に言うと、そいつのバイト先を調べて金の使い込みを指摘→警察沙汰に発展→クビ。
そいつはカルトに貢ぐ為に横領じみたことをしてるって噂だったから、調べるのは簡単だった。
バイト先クビになるだけじゃなくて、警察沙汰になったから大学も退学処分させられた。

でも、其れだけじゃ足りなくて、そいつの鞄からこっそりカード抜いて、通帳の金全部抜いてやった。
友達に聞いてとある銀行だと0以下をおろせることを知って、150万位抜いた。
使ってしまおうかと思ったけど、汚い金だから匿名で寄付して消した。
警察は調べてた筈だけど、本人横領で捕まってるし自分の仕業になったんじゃないかな。
当時はやっぱり怖かったから、その女にちゃんと服装も似せていったけど、そんなことしなくても大丈夫だったかもしれない。
今は、最初に行った大学で勉強してたことで食べてる。院行った意味なんて無いと思う。
旦那と子供1人居るけど、私の稼ぎだけで暮らしていける。
子供が元々好きじゃなくて、義務感で産んだだけだけどそこそこ可愛くて安心した。
子供が私みたいにぐちゃぐちゃな人生を歩まなければ良いと思う。
今は幸せだからいいんだけどね。

 

 

暴力とカツアゲ

 

小学生の頃の話だけど、上級生のDQN女(表向きはぶりっこだった)に軽い暴力&ツアゲされてた。
ちなみにカツアゲされてるのは私だけじゃなくて、同じ地区に住んでる大人しい子達はみんなターゲットにされてた。

徐々に要求金額が大きくなり、数千円代を超えた辺りで母親が気付いてすぐさま学校の方に連絡。
DQN女は当然
「やってません」
の一点張り。
DQN女の担任も自分の責任になったら困るからと、私の胸ぐら掴んで
「お金なんて盗られてないのに嘘をつくな」
と、私に無理矢理「カツアゲの事実はなかった」と言わせようと脅してきた。
私以外に被害に遭った子達は、逆恨みが恐ろしくて泣き寝入り状態。

あまりに悔しくて、クラスの超お喋りな女の子達に↑の事を話して回ったところ、一週間もしない内に学年中に広まり、同級生の子達から
「喪山さんカツアゲされてるの?」
と声をかけられるようになったので
「私凄く辛くて怖くて…」
と、いじめられてる私アピールをしてみたり、遠巻きにDQNを見ると泣いたフリしたり必要以上に怯えるフリをして周りの同情を引こうとした。
気が付けばDQN女がカツアゲ女だと学校中で有名になってしまい、その情報はやがてDQN女の家族の耳にも入ることになって、DQN女と親御さんが私の家まで頭を下げに来た。
ここまでくるのに数ヶ月かかった。

DQN女は残りの小学校生活をカツアゲ女として過ごし、中学に進学。
小学校と中学校のメンバーはほとんど一緒のため、中学でもちょっと微妙な扱いに。
私が中学に入る頃にはDQN女は3年だったけど、知らない先輩から
「あんたE藤(DQN女の本名)にお金盗まれた子だよね!知ってるよ!」
としばしば声をかけられた。
でも、その頃のDQN女といえば、小学校の頃の面影がないくらいに弱々しくなっていて、私が
「先輩wwおはよーございまーすw」
みたいにふざけた挨拶しても俯かれるレベルになってた。

DQN女の事はもう恨んでないけど、あいつの担任の対応は本気で頭にくる

担任は、女でした。年齢は20代半ば過ぎくらいで、割と若かったと思います。
いじめが発覚した翌年にタイミング良く異動になったので内心ホッとしました。

 

彼氏×彼氏

 

結婚も考えていた、4年間付き合っていた彼氏に浮気されていた。
っていうか私が浮気相手だった。

本命は遠距離恋愛中の彼女で高校時代から付き合っていて、
結婚はその人とするつもりだったらしい。
別れる時、「だって本命とは別に近場で彼女も欲しいじゃん。
遠距離だからあんま会えなくてヤ◯ないし」
と言ってきたので頭に来て復讐を決意。
まず、元カレの経歴を全部調べ上げ、
奴の高校の同級生などから得た情報を元に本命彼女の名前や経歴も全て調べた。
すると、驚くことに私の知人が本命彼女と小学校の同級生だったということが判明した。

知人曰く、本命彼女は3~4カ月に一度元カレに会いにこちらに来ているということだったので、
今度こちらに来る時に、本命彼女を“久し振りに会いたい”と言って呼び出し、
そこに私が偶然はちあわせるようにセッティングしてほしいと頼み込んだ。
その日は知人と本命彼女がお茶しているところに自分が偶然出くわしたふりをして、
そこに混ざって恋愛話の方向にもっていき、元カレの浮気をばらした。
証拠の写真やメールも見せたので本命彼女はそれを信じてくれた。
本命彼女はしばらく号泣、その後元カレをその場に呼び出したため、
しばらく修羅場と化した。知人はいつの間にか帰っていた。
次の日、元カレと本命彼女はなんと別れてしまっていた。
私の携帯には元カレから俺の人生を返せとか殺してやるとかいう
とても恐ろしい留守電がいくつも入っていたので、
「私のことを殺してやるといいましたね。これは脅迫罪にあたりますので訴えます」
とだけ電話して一方的に切ったら二度と連絡してこなくなった。
また、その時に本命彼女にこっそり元カレの濃厚ホ◯キス写真
(高校時代にノリで撮ったものらしいが今と顔変わってない)をもらっていたので、
それを自分と元カレの共通の友人に見ていせたら、
いつの間にか元彼がホ◯ということになっていた。
で、3年たった今もまだ元カレに彼女はできないらしい。まあ、彼氏はいるかも知らんがね。

 

 

職場の嫌なおやじ

 

職場のおやじがすごい嫌なやつ。
定年後の再雇用で、支店をあちこちまわって書類の配達とかしてるんだけど、
各支店で耳にはさんだ噂を尾ひれをつけて言いふらし、
「俺は何でも知っている」気取り。
女でそこそこ出世した自分を疎ましく思ってるみたいで、
あることないこと言いふらされた。
社内一のイケメンに言い寄ってフられた とか
金に困ってるみたいで自分に金貸してくれって頼んできた とか
仲のいい後輩が教えてくれた。
その後輩もイロイロやられてるみたいで、二人で協力して復讐することに。

社長に直訴もしたけど、おやじは社長の親戚なもんでうやむやに。
まずは、おやじが支店から回収する書類を友達に頼んで「落ちてました」って警察に届けた。
社名の入った封筒だから、速攻本社へ連絡が。
中身は自分のいる支店から本社への書類だったので「いつも通りおやじさんに預けましたけど?」
同日におやじには後輩の支店からの書類を自分の支店からの物と言って預けたので、
おやじからしてみれば「預かった書類なくした」って思ったみたい。

全支店同じ封筒使ってるから、どれがどれかわかんないからね。
あえて超重要書類にしたので、めーーっちゃ怒られた。
んで私「前からちょこちょこおやじさんに書類預けたものが本社に届いてないことがあって・・・」と苦情

店内におやじがいる時、社用車からUSBメモリ拝借。
本社でおやじのデスクから時間指定で本社機密的なデーターを全支店に一斉送信
全支店から問い合わせの電話で本社パニック
PCに疎いおやじは自分が操作間違ってやっちゃったと思って平謝り。

あとは地味に社用車のワイパーのゴム外しといた。
社用車の後部座席に500mlの牛乳1パックしみこませといた。
2週間前のコンビニ弁当の空を助手席下に隠しといた。
社長を送迎したりするから、どうなったかな?結果がわからないけど。

一応関係ない人に迷惑かけて申し訳ないとは思う。
でも社内だしまあいいか。

 

 

ねえ今どんな気持ち?

 

勤め先の嫌な女が今月末で辞めるので、ここで吐き出す。

接客業なので、客がいる時は出退勤時に軽く会釈する程度だが、
勿論いなければ「おはようございます」「お疲れ様です」とスタッフ同士声を掛け合う。
だが、Aは自分にだけそれをせず、他の人が声をかけると笑顔で挨拶する。
Aと書類チェックをしていた時、1枚見当たらないものがあったというので、
PCのデータを表示して「これのことですか」と聞くと「いいです、何もしないでください」。
店で使っている鍵は何種類かあるので、それぞれ形状で「鍵」「カード」と呼び分けている。
Aが「鍵をください」と自分に言うが、自分のいたところで保管している鍵はカード状のものしかない。
それも場所によって鍵が違うので、どこのものか尋ねたら「あー、もういいです!!」。
いい加減八つ当たりみたいにされるのもムカついたので、何かやり返してやろうと思った。

でも、相手は外面だけは良く、プライベートでもスタッフと遊びに行っている間柄。
自分は「仕事は仕事、プライベートはプライベート」であまり飲み会も行かない。
嫌がらせを嫌がらせで返したら、自分のほうの立場が弱いのは眼に見えている。
なので、その女の仕事を、徹底的に手伝ってやった。
そいつが店のシステムを説明している間に、客に渡すチケットを準備しておく。
男女の二人連れが来たら、サービスで渡すアメニティを、あらかじめ女性へ渡す。
子供を連れて来ていたら、「予備のタオルなのでどうぞ」と親に渡しておく。
そいつの嫌いな人間=私に対して、否応なく「ありがとう」を言わざるを得ない状況にした。
礼を言えば、何で嫌いなやつに対して……とストレスが溜まるし、
言わなければ言わないで、周囲が「なんでAさんは(私)さんに何も言わないんだろう」
という印象を植え付けられるだろう、と計算した。
そうやって手伝うたび、クマーのAAみたいに、ねえ今どんな気持ち??って聞きたいぐらいスーッとした。

それが実ったのか判らないが、Aは退職する。新しい職場で私と同じ立場に立たされろ、ばーか。
無視のことを相談していた上司に、(私)さんはどうか頑張ってね、と励まされた。

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本当にやった復讐短編
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