『根性無し』『反撃』など 短編5話【8】本当にやった復讐の体験談

『根性無し』『反撃』など 短編5話【8】本当にやった復讐の体験談

 

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短編 – 本当にやった復讐【8】

 

 

大間違いだぜ!

 

夜道を歩いていたらひったくりにあったので犯人を追いかけてみた
自転車やバイクに乗っていたらさくっと諦めてましたが相手は徒歩
私は親から「お前は性根が腐っとる」と太鼓判を押されるくらい意地が悪いし仕事でムシャクシャしていたので、あえて犯人の後ろを一定距離開けて追いまわしながら延々電波な言葉を投げかけ続けてみた
「かえして……私の赤ちゃん」
「私たちね……いつもね、一緒にいるのよ」
「ヒャーッハッハアハハアハハ」
結局犯人は自ら人通りの多い道に出て、そこで通行人複数に取り押さえられ御用
暗闇でずーっと自分を追いかけてくるキチ女(私・10分ちょい走った)が相当怖かったようで、涙目で失禁していた
そいつが捕まってからひったくりの数は激減した

小柄な女性が皆か弱く大人しいと思ったら大間違いだぜ!
でも妖怪扱いはちょっとひどいと思うの

 

 

反撃

 

中学の頃いじめ?なのかなんなのか、
授業中に手紙を回されクスクスされる、雪の日の帰り道雪玉を投げられる、上履きにコン***
をいれられたりスレ違いざまに笑われるとか
そういうことを学年の一部の女子にされていた。
ずっと嫌な気持ちだった。
ある日歩いていたらグループと別れ一人で歩くリーダー格の女が前を歩いていた。
その子の家は団地の外れにある。
けっこうな距離をつけてあるいて、人のいない暗い道で一気に距離をつめてその子のリュックを思い切り引っ張った。
強気で来るかなーと思ったけどその子は目が泳いでいてあきらかにキョドってた。
これはいける!と感じたから、植え込みにドンッて押して、カバンで3発くらい叩いて、次は殺すって言った。
翌日もからかわれたけど、リーダー格の子だけ黙って、目も合わさない。
プライド高そうな子だから誰にも言わなかったんだと思う。
報復もされなかった。

高校にあがってからたまたまだけど、バスを降りたらその子が前を歩いていた。
私に気づいたら走って逃げた。

 

おだてる

 

6年かけて復讐完了した。

前の職場で知り合ってた年下のM子
家庭環境があまり良くないのを知ってたから
ワガママ言って甘えたいのかなと思ってた
それにしても、とにかく全て人任せのくせに上から目線で
金にも男にもだらしないわ
見ず知らずの他人の容姿をバカにするわ
機嫌悪いのをわざと周囲にアピールして雰囲気壊すわ
だんだん手に負えなくなってきた
そんな中、私の同棲中の恋人(現旦那)が病気になった
病気に加えて罹患したことによる精神的なショックが大きかったらしく
しばらく休職して療養することになった

その事をふまえつつ
今までみたいに仕事終わってから遊びに誘うのとか
休みの日にアポ無しで家来るとか
当たり前のようり晩御飯食べにくるのとか
少し遠慮して欲しいとやんわり告げた
そしたらM子がこう言った
あまりにも衝撃だったから一言一句覚えてる
「は?所詮他人でしょ。そんなんいつ死ぬかわからんのによくやるわ。あーあ、こらから晩御飯どうしよー。金無いのにさあ。」

怒りで手が震えたし吐きそうになった
ぶん殴ってやりたかったけど
ショックの方が大きすぎて何も出来なかった

元々のM子の性格もあるだろうけど
私の、事なかれ主義がM子のワガママを増長させたんだと思った
諭したり叱ったりするのは愛情が無いと出来ないと気付いた
だから誰も何も言わなかったんだ
それならもっと増長させてやろうと思った

とにかくM子の言う事に賛成する
M子をおだてる
彼氏や友達とのトラブル話もM子が正しいよ~全部相手が悪い
と言い続けた

そしたらなんにつけても
「私、怒られるのとか絶対プライド許さないしマジで無理」
と言うようになった
プライベートでも、もちろん仕事でも
上司は呆れ、同僚には影で笑われ成績も給料も下がり耐えれずに退職
ランクを下げたく無いというプライドが邪魔して
再就職先が見つからず結局バイト生活
彼氏が出来てもすぐフラレ
学生時代の友達にも次々愛想尽かされ
いつのまにか1人ぼっち

私を含め周りの皆は結婚して家庭があって、それなりに幸せ
誰よりも結婚願望強かったお姫様のM子は誰からも相手にされないまま30代突入
これから先もずっとこのまま生きていけばいいと思う

 

 

菓子折りの箱

 

高校時代のことです。

自分は普段から、ノートを取らなかったり提出物を出さなかったりで、
一部の教師から嫌われていました。
受験も近づき、これではまずいと一念発起。その前の期末では平均点に
届くかどうかの成績でしたが、実力考査で一気に学年4位にまで成績を伸ばしました。
各科目の教師から「やっと本気になってくれたな」とか褒められて次からも頑張ろうと思った矢先
地理の教師(仮にT)が答案を渡した後、私を指導室に呼び出しました。
カンニングしただろうと言われたわけです。
Tは日頃から私の事を毛嫌いしていましたが、指導室ではしつこく私を責め立てて、
そしてたくさん殴りました。 体罰とかそういうのが問題になる前だったからかも知れませんが…

結局、担任の先生が庇ってくれて何か処分をうけたわけではありませんが、
それがキッカケで眠れなくなり、しばらく精神病院にも通いました。
それでも学校で会うとヘラヘラ笑って「カンニングで優等生になれて嬉しいか?」と言ってくる始末。私は本格的に復讐を決意しました。

事件の1週間後にTや担任が、家に謝罪にくることになっていました。

それに備えて私は縄を2本用意しました。
輪っかにして、一つを菓子折りの箱に入れて綺麗に包装しました。

学校側は謝罪こそしますが、Tをクビにする様子はなかったので、
精神的にTを追い詰めようと思ったんです。

謝罪にきたTはやっぱり反省してない様子。
私は先生達の帰り際に「菓子折りの箱」を渡した以外は部屋に篭っていました。

先生方が帰ったあとは、残った一本の縄を部屋の真ん中にぶらせげて、
その前で睡眠薬を大量に飲みました。
「自殺しようとしたふり」です。

親が気が付いてすぐに病院へ運ばれ学校に連絡。

Tはそれ以降、私に優しくなりましたとさ

…オチもない話で申し訳ありませんでした

 

 

根性無し

 

小学生の頃にとあるスポーツを習っていたんだが
その教室には三歳の頃からやっていたというクラスメイトのA、B、Cが居た
元々その三人とは仲が悪かったので実力差を利用した嫌がらせを受けた
試合中に舐めプ的な事をされたりとか、下手だなんだと
学校のみんなの前で言われたりとか(体育会系は陰湿だからよくやるよね)
そんな事があったから一年もしないうちに俺は教室を辞めた。

まぁそれからも「根性無し」だのなんだの体育会系の常套句で罵られたけど
でも中学に上がってすぐAが病気でそのスポーツを続けられなくなって、B、Cとは別の部活に入った
それを知った俺は三人が一緒に居る所に近付いて「なんでAは○○続けなかったの?」って尋ねた
そしたらBが「Aは病気で~」とか不機嫌そうに言ってきたからすかさず俺は
「なんだ、根性が足りなかったのかーw」ってヘラヘラ笑いながら言ってやった
三人の間ではかなりデリケートな問題だったらしくてBとCはブチ切れ、Aは下向いて黙ってた
BとCが殴りかかってきたから俺は逃げ回ってたら
(当時は挑発した後の事何も考えてなかった)
捕まってBとCに殴られてる所を担任に見つかった
担任視点では見るからに体育会系の二人が見るからに文化系の一人を一方的に殴ってる
しかも担任はガチ文化系の部活の顧問で体育会系の事を良く思っていない
理由も聞かずに担任はブチ切れて二人は説教された

以後BとCは問題児扱い、俺はいじめられやすい子としてよく面倒見てもらえるようになった
BとCをおとしいれるつもりは全くなかったけどこういう結果になってラッキーだった

何故か今朝Aが夢に出てきてこのエピソードを思い出してしまったのでカキコ

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本当にやった復讐短編
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