彼の浮気で婚約破棄した
私子:OL 20代半ば
彼男:会社員 20代半ば
浮子:彼男の同僚、同期 20代半ば
私子と彼男は高校時代の同級生。
社会人になってからメアド変更の連絡をきっかけに急接近し、付き合うことに。
その後2年近く付き合った時に、彼男が他の支店へ異動することになった。
それまでも隣県にお互い住んでいたものの、電車で一時間もあれば会える距離。
しかし今回の異動に伴い彼は引っ越しをすることになったので、距離的にかなり離れてしまう。
結構離れてしまうな~なんて思っていたら、彼男から「色々考えたけれど、これを機に結婚しよう。ついてきて欲しい。ずっと一緒にいよう」とプロポーズ。
「いつか結婚したいね」なんて世間話程度に話したことはあったけれど、真剣に考えていてくれたことに感激し、私子はもちろんOK。
両家の顔合わせなど、とんとん拍子に進み、まさに幸せの絶頂ww
彼男は一足先に引っ越しをし、仕事が落ち着いたら私子も退職し一緒に住み始めることにした。
彼男は私と違って友達が多く、小学校から大学までとあるスポーツをしていたので、そのスポーツ関連の友達や、高校の同窓会、地元の飲み会など色々なところで婚約者として紹介された。
人見知りな私子は知らない人が多い場が苦手で「緊張するし、ちょっと嫌だな」と思いつつも(高校同窓会は除く)、それ以上にきちんと友達に紹介してくれたことが嬉しかったし、結婚をきっかけに彼男のように社交的になりたいと思い、明るく彼男の知り合いに接するよう努力した。
そんな中、彼男の同期会に誘われた。
職場の集まりだし最初は遠慮していたんだけれど、彼男に「普通に友達と飲む雰囲気だし、みんな私子に会いたいって」と言われ参加することに。
参加してみると、ひやかされたりするもののとても楽しかった。
が、飲み会の途中で私がトイレに行き個室に入ってしばらくすると、誰かが入ってきた。
どうやら二人ほど入ってきて手を洗いながら何やら話している。浮子と誰かのようだ。
浮子「彼男の彼女レベル低いね~!胸ちっさいしチビだし子供みたいw趣味悪ww」
同期「そうだね、浮子奪っちゃえば?」
浮子「ね、そうしちゃおっかなww」
そんな内容の話をすると、トイレから出ていった。
私がトイレに行ったことは分かっているはずなので、宣戦布告に間違いない。
飲み会も何事もなかったかのように終え、彼の家(私も後々一緒に住む予定の家だけれど)にお泊り。
浮子の言葉が気になり、それとなく探りをいれることに。
私子「ねえ、今日来てた浮子さんてどんな感じの人?」
彼男「よく喋る気の強い子って感じかな。何かあったの?」
この時にトイレでの出来事を言ってしまおうとは思ったんだけど、まだ実害はないし職場でギスギスしたら申し訳ないなと思い、何も言わなかった。
その後もしばらくは当時の職場で働いていたので、彼男と一緒には住んでいなかった。
ある日彼の家に遊びに行くと、私が普段使っていないメーカーのメイク落としや化粧水が洗面台の下に置いてあるのを発見。
「あ、浮子と浮気してるな」と悟った。
浮子以外ありえないと思った。
隙をみて彼男の携帯を見ると、…真っ黒w
「彼男大好き(はぁと)私子さんにばれてない?大丈夫?」
「全然大丈夫だよ(^^)今度また後ろの穴でさせて(はぁと)」
「もうw彼男のエッチww」
「浮子だって感じてたじゃんw」
みたいなメールがざくざく出てくる。
普段修羅場スレ見てて、「彼男の浮気を発見したら私は多分怒り狂うんだろうな~」と思っていたんだけれど、怒りというよりも、ただただ空しいって思った。
その後猛烈な吐き気がしてトイレで吐きまくる。
吐くだけ吐いたら、今度は彼男と浮子に対してふつふつと憎しみが。
当然もう彼男とは結婚はできないと思い、メールをコピーし、吐いてた私を心配する彼男にもいつも通りを装った。
夜のお誘いだけはしっかりお断りしたがw
その後は実家に帰って親に報告。
激怒した両親が、弁護士の叔父に連絡。
興信所も紹介してもらい、彼男と浮子の浮気証拠もGET!
こいつらほぼ毎日カーセクロスorお泊りしとるwあっという間に証拠も集まり、叔父も苦笑。
ちょうど興信所に依頼を始めたあたりで、当時の職場を(表向きは)寿退職。
同僚の方々に祝われるが複雑な気持ちだった。
当初の予定では退職後すぐに入籍して彼男と一緒に住む予定だったが、もちろん中止。
親の体調が悪いから、しばらく待ってほしいと伝えておいた。
そして、決戦の日。
結婚式についてとの名目で私子と彼男の両親も含めて食事会をした。
彼男両親「とりあえず、結婚式はまだ先になりそうだし先に入籍だけでも…」
私子「そのことですが、私は彼男さんと結婚できません。…彼男何でだか分かるよね?」
彼男「分かんないよ!早く籍入れて一緒に住んで二人で幸せになろうって言ったじゃん!」
私子「浮気する人とは結婚できないよ」
メールのコピーをテーブルの上に。
彼男真っ青。
彼男両親をちらりと見ると、彼母はメールコピーを読みながら涙目に。彼父も呆然。
彼男両親には婚約前からとても可愛がっていただいていたので、とても心が痛かった。
でもそれ以上に彼男が憎かった。
彼男「携帯見たの!?でもふざけてこういうメールしただけだし、何もないよ!俺の事信じて!」
私子「携帯を見てしまったことだけは申し訳ないと思ってる。でも浮気してるよね?」
彼男「証拠はあるの?!!俺本当にしてないし!私子と幸せになるために仕事だって頑張ってるのに!」
私子「あくまでも浮気したことは認めない?」
彼男「うん、絶対してないし」
私子「あるよ、証拠。それに彼男が頑張ってるのって仕事じゃなくて、浮子さんとのセクロスだよね。毎日毎晩お疲れ様。」
そう言いながら、集めた証拠(写真、二人の行動を記した文書)を出した。
彼男「っこ、こ、これは!違う!!」
彼男両親「…」
私子「ちなみに今日は持ってきてないけど二人が公園と車でセクロスしてる時の映像もあるよ。」
彼男「違う!違う!!」
この後は、彼男父が彼男をボコボコにしたり、私子両親が彼男を罵倒したり、彼男母が私子・両親に土下座したりとありがちなカオスに。
グダグダになって話が進まないので、近くで待機して貰っていた叔父(弁護士)を召喚。
私子「とりあえず婚約破棄をします、今後の予定としては訴訟を起こす、もしくは彼男に慰謝料を請求します」
彼男「そんな…裁判はやだ!慰謝料は私子を傷つけたし払ってもいい。でも俺は私子と結婚したい!一生をかけて償うから!」
私子「婚約破棄もしてもらうし、裁判か慰謝料かは両親と話して決める。とりあえず今後は叔父を通しての話し合いになるから。また後日浮子と浮子両親も同席の上で話し合いをしましょう。それでは、さようなら」
グダグダ言う彼男を無視して、私子一家と叔父は退席。
後ろからは、彼男父の怒号が響いていた。
そして後日、彼男と私の愛の巣になる予定だった部屋で、私子一家+叔父、彼男一家、浮子一家の話し合い。
浮子両親に事情を知らせるのが面倒臭いので、話し合い開始早々証拠を提出。
私子「浮子さんとは、彼男同期の飲み会で面識があります。私子と彼男が婚約していることもその場でお話しています」
浮子母「うちの子が…信じられない」
浮子「こんなの偽造よ!訴えてやる!」
私子「どうぞ訴えてください、私共も訴訟を視野にいれてますから。あと、写真や文書での証拠では不十分なようなので良かったらこちらも」
そう言って、DVD再生。
先日の彼男一家との話し合いで披露しなかった公園セクロスDVDです。
私も初めて見た時びっくりしたんだけど、夜にも関わらずすごくはっきり二人の姿が映っている。接合部もモザイクなしで。
浮子「くぁwせdrftgyふじこlp;@:」
浮子父「浮子!!この恥しらずが!」
浮子に殴りかかる。
浮子母「情けない!そんな子に育てた覚えはない!!」
浮子母も浮子に殴りかかる。
しばらく浮子一家がヒートアップしてて話し合いが進まない。私子イライラ。
彼男は彼男で、「もうこんなことしない」だの「愛してるのはお前だけ」だのテンプレ通りの発言。
「いい加減にしろ!」って怒鳴ろうとしたところで、私子父が机を叩いた。
私子父
「彼男くん、私は君がうちに挨拶に来た時に「私子を幸せにする」と約束してくれたから君を信じた。その結果がこれだ。
しかもこの間から君は、違うだの別れたくないだの言い訳ばかりで私子にきちんとした謝罪もしていない。
私子の意思を尊重したいから、この間の話し合いも今回もできるだけ黙っていようと思ったが限界だ。
そして浮子さん、君と彼男くんのメールのやり取りを見させてもらったがまるで罪悪感がないようだね。
彼男君、浮子さん、私子がなんと言おうと私は君たちが許せない。
彼男君に500万、浮子さんに300万を一括請求する。
もし一括で払えないなら、裁判で決着をつけよう。いいね、私子?」
事前に慰謝料貰うならこの位、揉めたら裁判にしようと叔父に相談の上で家族で話し合いをしていたので、私子「うん」と即答。
浮子「300万なんて無理!払えない!」
私子「無理なら、裁判しましょう。相手に婚約者がいると知った上での性行為は不法行為ですよ。いい大人なんだから、自分のしたことの責任くらいとらないと」
浮子「寝とられる方が悪い!」
私子「そうですか。まぁ私は彼男と別れるから今後は好きなだけセクロスして下さい」
彼男「私子!本当にごめん!!もう二度としない!!別れたくないよぉぉぉぉ!!!!」
その後は彼男や浮子が殴られまくったり、浮子母に鬼呼ばわりされたりしつつも、彼男・浮子ともに慰謝料一括でまとまった。
今後私に近づかない・連絡取らない旨の念書にもサインしてもらって終了。
本当は彼男・浮子の職場に知らせたかったんだけど、叔父に止められたので断念。
しかし後日知り合い伝いに浮子がメンヘラ化し、職場にて「彼男のせいで親に勘当されて借金まみれになった」と発狂し自爆したと聞いた。
結局彼男は左遷、浮子は退職したらしい。
以上が私子の修羅場です。
ちなみに彼男が浮気した理由は、初めて私とセクロスした時に私子の反応が微妙だったから結婚前に浮子と特訓したかったらしい。
彼男が挿入後、体感時間で1分くらいで前触れなく動かなくなったから、終了したんだと思わずに「どうしたの?」って聞いてしまったんだよねw
早漏気味なのをかなり気にしていたらしく、あとあと申し訳ないなと思って謝罪したんだけど、傷つけてしまったんだろうな。
だからといって浮気していいわけじゃないけど。というわけで、修羅場スレにて彼男の早漏暴露が私の最後の復讐です^^
昨日地元のショッピングセンターに行ったら彼男を見かけて色々思い出してイライラしたのでカキコ。
吐きだしたらすっきりしました。端折った所も多いので分かりにくかったらすみません。
蛇足かと思ったのですが、補足として投下させていただきます。
叔父が彼男達の職場へ知らせるのを止めたのは、下手すればこちらが名誉棄損で訴えられるからです。
また、浮子母に鬼呼ばわりされたのは慰謝料等の交渉に応じなかった事と、泣くことも特別怒ることもなく(話が進まない時に多少声を荒げたりはしたけど)、淡々と事務的に話し合いを進めるの私子の様子が気にいらなかった模様。
「鬼!冷血女!」と怒鳴られましたw浮子にも便乗して「そんなんだから、彼男に浮気されるんだよ!」と罵られw
(しかし浮子父に怒鳴られて反省したらしく、後日叔父を通して浮子母からは謝罪あり)
当時、彼男の浮気発覚後からストレスのせいなのか、心の中で泣いたり怒ったりしていても表情にほとんど出なかったんですよね。
上手く感情を表現できないというか…
特に話し合いの場では、「彼男や浮子の前で取り乱した姿は見せたくない」と気を張っていたので余計に無表情だったのかもしれません。
浮気のきっかけ自体はメールのやりとりを見る限り「早漏克服の特訓」することで間違いないみたいだけども、途中から完全にセクロス自体を楽しんでる感じでした。
(おもちゃ使ったり、浮子に対する露出調教?、SMなど。性病に感染していなかったのが唯一の救い。)
私自身は彼が早漏なことはあまり気にしていなかったし、謝罪したときにそれも伝えてました。
(デリケートな事なので、どれだけ彼に伝わったかは分からないけど)
二人で雑談している時なんかは、笑いをとる為に彼自身が早漏であることをネタにしたりもしていたので、浮気が発覚して彼男から浮気の理由を聞く瞬間まで「実はあんまり気にしてないのかな?」とも思ってたんですよね。
私子が彼男に対してもっと上手くフォローができていたら今とは違う未来があったのかもしれません。
彼男との共通の友達に会った時も、「反省してるみたいだからやり直してあげたら?」と言われた事もあります。
でも仮にやり直したとして、私は今後も何かにつけて彼男の浮気を疑うだろうし、彼男もそんな私と暮らしても将来的に辛くなるだろうなと思いました。
それにやっぱり彼男や浮子の事がどうしても許せなかったんですよね。
慰謝料の支払いを一括であることに拘ったのも、彼男・浮子との関わりを絶ちたいという思いからでした。
今後は穏やかな恋愛をしたいです。
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