『不倫のトラウマを乗り越えた』本当にやった復讐 – 修羅場【長編】

『不倫のトラウマを乗り越えた』本当にやった復讐 - 修羅場【長編】- 実際に行動した体験談

 

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不倫のトラウマを乗り越えた

 

自分にあった修羅場。

長くてちょいちょいフェイク入ってます。

自分が10歳の頃、母親と妹(当時6歳)の父親が子連れ同士で再婚。

自分の実父は物心がつく前に亡くなってしまったので覚えていなかった。

妹とは本当に仲のいい姉妹になれたけど高学年になってたから継父にはやっぱり遠慮があった。

そのせいか分からないけど昔から好きになるのはずっと年上の男性ばかりで16歳くらいから40代くらいの小奇麗にしている男性に惹かれることが多かった。

学生時代はそれでもよかったけど、短大を出て就職した先の上司に言い寄られそのまま不倫関係に悪い事をしているのは分かっていたけど止められなかった。

妹は当時私の様子がおかしい(沈みがちになっているのに服が増えた等)に気が付いて携帯を調べたりパソコンの履歴を調べたりして私が不倫していることに気が付き、私にではなく上司に凸。

まだ高校生だったから、大人の話し合いとかではなく本当に職場に激突して上司を呼びだしその場で姉と別れろと大声で言ったらしい。

呼びだされて私が駆け付けた時には警備員によって応接室に隔離されてたけど相当暴れたらしくてかなりの数の社員が私と上司の不倫の話を聞いてしまった後だった。

私の顔を見たとたん号泣してお゛ね゛え゛ぢゃ゛ん゛不倫はだめ゛だよ゛お゛!!!

みたいに泣き崩れて、私も泣いてしまった。

妹は学校をさぼっての突撃だったので親の耳にも入ることに。

これが第一の修羅場。

相手の奥さんにもバレ弁護士を挟んで話し合い、あちらは離婚、当然どちらも会社にいられるわけもなく退職、慰謝料は親が立て替えてくれた。

多感な時期の妹はしばらく家庭でも興奮状態で不倫は最低だ、不倫する人間は死ぬべきだってよく言っていた。

私もしばらく鬱状態が続いたけどカウンセラーに掛かりつつ別の会社に就職。

そこで知り合った3つ年上の男性と恋愛して、最初の修羅場から5年後に結婚が決まった。

大学を卒業したばかりの妹はそれはそれは感激して婚約者にも早々とお兄さん呼びでお姉ちゃんがこんなにいい人と結婚してくれるなんて嬉しい、本当に嬉しいって家でもよく言っていた。

私も妹に心配かけたなあと思っていたからそこまで喜んでくれて嬉しかった。

事件は実家に婚約者が夕飯を食べに来ていた時に起こった。

新婚旅行の話とか新居の話とか、楽しい話ばっかりしていた時にふと妹が改まって

「お兄さん、姉をよろしくお願いします。姉は本当に優しくていい姉です。幸せにしてあげてください」

と頭を下げた。

私も両親も婚約者もジーンとしているところに

「本当に、過去にあんな過ちを犯した姉を許して受け入れてくれる男性が現れてよかった」

と漏らしたところで空気が凍った。

私と両親は硬直してるし、彼は

「え?過ちってなに?」

状態だし妹は

「えっ、婚約したの不倫をしたことをまだ言ってなかったの?」

と驚いてるしで。

これが第二の修羅場

かなり混乱しつつ彼は

「今日のところはお暇させていただきます」

ってきっちり頭を下げて出て行った。

後を追ったけど今は混乱してそれどころじゃないから、落ちついたらまた連絡するからと私の顔を見ずに言った。

真面目な人だから不倫経験があるなんて軽蔑されたってすぐに分かって私は悲しくて腹が立ってすぐ家に取って返して妹を責めたけど、妹は

不倫をしたのを隠して結婚するつもりだったの!?

そんなの詐欺じゃん!

相手の人は離婚して会社も辞めて責任取ったのに自分だけ無かったことにして幸せになるつもりだったの!?
なんでそんな卑怯なことするの!?

と話しにならない。

結局話は色々こじれたけど彼の方から既婚者と付き合うような人とは思わなかったし申し訳ないけど人として信頼できないと言われて破談。

重大な隠し事をしていたとして式場や旅行のキャンセル料はうちが負担して結婚式に招待していた人たちにもお詫びをした。

会社では私理由の破談だと噂になって結局この会社も居辛くなって退職。

私は再びカウンセリングに通うようになった。

妹は絶対私は間違った事をしていないと言っていて母は泣くし義父は怒るしで家庭の空気は最悪だった。

だけどかかっている先生から母に、

妹さんも一度受診を受けて見てはどうか

と打診があってこの先縁談のたびにこんな騒ぎが起きるかもしれないという危惧から妹も別の先生に診てもらうことに。

妹は病院も私とは違ってかなり大きな大学病院に連れていかれてそこで色々テストを受けたらしい。

この辺りは私は両親からのまた聞きなのであまり詳しくはないんだけど、そこで妹が抑鬱に似た状態(?)だと診断された。

妹は明るくて社交的で友達も多いタイプだったから両親は驚いたらしいけどさらにカウンセリングを続けていくうちに、驚くべきことが分かった。

妹の母親も病気で死別だったと聞いていたんだけど、実は私の母と義父は妹の実母の生前から関係があったらしく、妹の実母はそれに気付いていたらしい。

それで妹は幼いころから実母に

「不倫する人間は許されない犯罪者」

「不倫する人間を許しちゃいけない」

という言葉を子守唄がわりに聞かされていたということだった。

妹自身4歳とか5歳くらいの頃のことだから不倫という言葉の意味を理解できていなかったし母親にそんなことを言われたことすら忘れていたのだけど、
母親が繰り返し言い聞かせいた言葉はずっと妹の中に残っていたらしい。

それが思春期の頃私の不倫で表層に出てきて、ずっと閉じ込めてきた記憶が妹の中で爆発したらしい。

ただこれは職場に凸、当時の彼を詰る、

暴れる→不倫が壊れる

と言う事で一時的に発散できたらしく、その後はまた記憶の底に閉じ込められていた状態ででも一度出て来てしまったものは完全に封じられなくなったらしく強烈な不倫に対する憎しみとして妹の中に根付いてしまったらしかった。

それが妹の心を抑圧していたということだった

私は両親が不倫の末の略奪婚(にはならないのか?)なんて知らなくて妹がもっと幼い頃にそんな事をされていたなんて聞かされて、変な話だけど覚醒。

ノイローゼ状態が一気に恢復して妹に謝って二人でカウンセリングに通うように。

私は私で

「母親を取られた」

「家庭内に気を許せない男性がいることのストレス」

など、子供の頃から積み重なったものが色々あったらしく、ひとつひとつ妹とそれを話し合ったり時には肩を抱き合って泣いたりした。

気が付いたら私は二十代後半になっていて、全てを知っている彼と結婚。

妹は今でも月に二度のカウンセリングに通いながらやっぱり色々と相談できる彼氏と二人で暮らしている。

実家には両親がいるけど、今は距離を置かせてもらっている。

両親に対して悪い感情は今はないけど、あと数年くらいは距離のある暮らしをしているほうがいいと家族で話し合った。

彼とは子供が欲しいねと話してるけど、自分がいい母親になれるかどうか自信が持てなくて保留にしてもらってたけど、先月生理がこなくて調べてみたら妊娠してた。

ちゃんと産婦人科にいって調べてもらって妊娠が確定したら、なんかすーっとああ、もういいんだなあ、幸せになってもいいって神様が許してくれたんだなあって思ってなんだかすごく泣けた。

特定の宗教を信じてるわけじゃないけどそう思えた。

赤ちゃんは順調に育ってて、旦那も労わってくれてる。

妹も来年には彼氏と結婚しようって話になったと聞いたので記念カキコ。

不倫に関しては本当に馬鹿な事をしたと思ってるし後悔してる。

今となっては償いはお金でしか出来な

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