同級生のストーカー
つい最近の話ですが、同級生の女子Aにストーカーされてました。
Aは隣のクラスで、選択授業や習熟度別の少人数クラスが一緒だったため、会えば軽く話はしますが、特に親しいと言う訳ではありませんでした。
しかしある日、授業の流れで私とAの誕生日が一緒なのが発覚してから、Aが
「私たちすごく似てるよねー。誕生日も同じだし、なんか運命感じちゃう(デュフ」
と私に執着するように。
でも計算して驚いたんですけど、クラス内に誕生日が同じの人がいる確率って結構高いんですね。
まあそれ以来Aは無理矢理こじつけて私たちがいかにそっくりにしたがる。
私も周りの友人たちもそれを
「全然似てないよww」
と流していたら、それがAの執着心に火を点けたのか、Aは私を執拗に真似するようになりました。
持ち物を真似するのは勿論、ちょっとした癖やノートの取り方、さらには何故か誰にも教えていない音楽の趣味まで、ことごとく真似して、私に嬉々として報告する。
けど、中には失敗したものもいくつか。
・A「私ちゃんと同じ部活に転部しようかなー☆」
と言い出すが、私の部活の凄まじい運動量を知り、運動苦手なAは断念。
・軽度の近視で授業中だけ眼鏡をかけていた私が部活のためにコンタクトにする→Aも数日後に眼鏡からコンタクトに。
しかし元々清潔とは言い難かったため、炎症を起こし眼鏡へ逆戻り。などなど。
私がショートカットにして登校した翌日、Aも長かった髪をばっさり切ってショートカットにして来たのには流石にぞっとしましたが、ちょうどその頃部活が関東大会などで忙しかったため、
「まあ高校デビューの意欲が変な方向に行っちゃったのかなー」
と、放置していました。
そんな暢気な考えを一変するきっかけとなったのが、私が剣道部のBと交際を開始した事でした。
私もBも大会などで忙しくて、付き合った当初は全然時間が作れませんでしたが、やがてお互いに部活が一段落して、休日などにちょくちょく遊びに行けるように。
すると不思議な事に、遊びに行った先で度々Aと遭遇する。
でもまあこの辺で遊ぶ場所といったら限られてくるし、毎回遭遇するわけではないし、一緒に来たがるのも数回断ったら諦めてくれるし……で、その時はあまり深く考えない事に。
そうこうするうちに全国大会でまた忙しくなったので、結局この時はうやむやになりました。
そしてある日、決定的におかしい事が。
Bを含め友人たちと一緒に昼食をとっていた所にAがテンション高く登場。
A「ねえねえ、そう言えば(私)ちゃんって痴漢に会った事があるんでしょ?私も会った事あるんだけど、あれって滅茶苦茶怖いよねー!あの怖さって実際に会った事ある人にしか分からないよねー☆」
周りの友人は
「またAの構ってちゃんが始まったよw」
と苦笑していましたが、当の私は突然の事に頭が真っ白。
何故なら、私が痴漢に遭遇した事はAには勿論、中高の友人にも話した事がないからです。
小学生の夏休みに遭遇したので、知っているのは家族と警察と小学校くらいなはず。
なのに何でAは知ってるの??
誰から聞いたの??
と、もうパニック。
誰も知らないはずの私のトラウマをえぐり、目の前でニタニタするAが気持ち悪くて喋れないでいたら、友人たちが私の異変に気づき、Aを追い返してくれました。
Aがいなくなってようやく友人たちに、今Aが話していた事はAが知るはずがない事。
他にも言ってない私の好み(音楽やちょっとしたフェチ)をAが何故か知っていた事。
そしてBと遊びに行った先に何故か度々Aがいる事などを話すと、Bと同じ剣道部の男子が
「…それ、ストーカーされてるんじゃね」。
私「……あっ」
気づかないなんて馬鹿かと言われればそれまでですが、まさか同性をストーキングなんて発想は私にはありませんでした。
その後すぐ怒った友人がAのクラスに根回しをして、放課後Aを教室に足止め。
その日のうちにAを問い詰める事に。
Aは最初はシラを切っていましたが、私とBと友人たちだけでなく、騒ぎを聞き付けた他の生徒たちや先輩たちに囲まれ逃げる事もできず、やがて白状しました。
・(私)ちゃんは自分と家庭環境が似ているのに、自分と違って楽しそうで羨ましかった。(私)ちゃんみたいになりたかった。
・(私)ちゃんに段々近づいていって、いつかBくんと付き合えたら良いなとも思った。
・(私)ちゃんについてもっと知りたくて携帯を盗み見た。
……はい。
個人情報が漏れた理由がわかりましたorz
話によると、Aは度々私の携帯を盗み、中を勝手に見ていたようです。
私は携帯に一切ロックをかけていない上に、携帯を携帯しない事が多々あり、下手したら電源を切ったままブレザーのポケットや鞄の中に一日中放置しているので、こっそり盗んでまた返すのは簡単だったでしょう。
また、部活中にも部の更衣室兼荷物置き場となっている所に忍び込んで盗み見ていたようです。
さらには家でじっくり見て私について研究するため、メールやフォルダの中身を自分の携帯に転送していました。
調べたら交換した覚えがないのにアドレス帳にAのアドレスが入ってたよorz
Aは送信したメールはきっちり消していたとは言え、ここまでされていて気づかなかった自分の鈍さに情けなくて涙が出そうでした。
誰にも言ってない私の趣味嗜好……携帯の中にばっちり筋肉や絶対領域の画像、好きな着うたなど入ってました。
Bとの遊びの予定……Bとのメールのやりとりでばっちり分かる。
毎回は遭遇しなかったのは、電話で打ち合わせしていたり、私が携帯を携帯していたせいで分からなかったよう。
私のトラウマである痴漢の話……従兄弟との数年前のメールに残ってました。
別フォルダにしていたため、自動削除されてなかった。
もう携帯って個人情報の固まりですね。
即刻その場でロックをかけましたとも。
他にも私の家まで来て干してあった私の道着にスリスリしたり、庭をうろついて私が大事に育ててたカミツレを千切って持って帰ったり、家の窓から覗いて私の部屋の位置を把握したり、色々やってましたA。
私は、某図書館アクションにドはまりして大事に育てていたカミツレをAが盗んでいた事を知り、さらにそれで作ったという栞をAに自慢気な顔で見せられた瞬間にようやく
「あ、こいつヤバい奴だ」
と悟る。
そこに誰が呼んだのか教師たちが駆けつけました。
どんな説明をしたのか、Aの担任、私の担任、Aの部活の顧問、私の部活の顧問、学年主任、生活指導の先生までもが勢ぞろい。
そこで友人の一人が録音していたAの自供を聞かせると、先生たちはしばらく険しい顔で話し合っていた後、野次馬を解散させ、友人から録音のデータを預かり、Aと私に
「後で連絡する」
と言って全員を帰しました。
私は念のため他の友人から録音データを受け取り、そして翌日呼び出しを受け学校に乗り込みました。
顔ぶれとしては、私、私母、A、A両親、校長、副校長、各担任、私顧問。
部屋に入るなり、やべえええ!この緊迫した空気超やべえ!とか思いましたが、私の隣に座る顧問の先生が肩を叩いてくれ、緊張がいくらか和らぎました。
Aの思考回路はもうぶっ飛んじゃってるし、話し合いは難航するかと思っていたのですが、私が席につくなりA両親がAの頭を押さえつけるようにして土下座。
人生初の生土下座にドラマみたいwwwとか密かにテンション上がる私。
ああいう時って何て声かけて良いのか分からないものですね。
何かパニクってワタワタしか出来なくて、母がA両親たちを止めてくれました。
以下、話し合いの要約
A側の主張
・どんな理由があってもAのした事は許されない。Aには今すぐ髪型も持ち物も変えさせる。
・盗んだ物(カミツレ)は弁償する。慰謝料もいくらかなら用意がある。
・痴漢の件や(私)さんの個人情報については、絶対に口外させない。携帯のデータも破棄するし、必要なら念書も書く。
・Aは親が共働きでずっと寂しい思いをしてきた。その寂しさを(私)さんと仲良くする事で紛らわせていた。
・Aはこの学校で(私)さんと一緒に青春を過ごせるのを本当に嬉しく思っている。だからもし出来れば、Aとたまには遊んでやって欲しい。
私の主張
・持ち物については出来れば変えて欲しいが、髪型は今既にショートカットなのにこれ以上短くするのは女子として可哀想だから変えなくても良い。
・カミツレの栞は捨てて欲しいけど、カミツレは弁償しなくて良い。でもスリスリされた道着は気持ち悪いから弁償して欲しい。慰謝料は必要ない。
・おかげで痴漢のトラウマも乗り越えられそうだし、大した個人情報もないし、口外しないと約束してくれれば念書はいらない。
・仲良くしてくれ、と言われても元から話が合わなかったし、無理矢理関わるのは友達とは言えない。
・てか共働きで寂しかったなんて言い訳すんな。環境のせいにしてるうちは本当に反省しているとは言えない。
親や友人には散々甘いと言われたけど、関わりたくなかったのでここら辺で妥協。
Aは話し合いの最中ずっとめそめそ泣いていたので
「ガキじゃねえんだから親に謝らせてないで、自分の言葉で謝れよ」
と言ったら嗚咽混じりで聞き取りづらかったけど、謝ってくれました。
そうして話し合いは円満に終了。
Aは4日間の謹慎処分。
これで受験の時、指定校推薦を取れなくなりました。
普通推薦はどうか分かりませんが、それでも謹慎処分は心証が悪いでしょう。
学校全体としては、各部活の荷物置き場に鍵付きのロッカーが置かれる事になりました。
そして私も関係各位より貴重品の管理についてこってり絞られ、先輩に
「お前鈍すぎwww」
と散々笑われ、友人たちに貴重品の管理を監視されるように。
ストーカーされるよりこっちの方が精神的ダメージが大きかったです。
ぐだぐだ長くなりましたが以上が私の今までで最大の修羅場です。
自分の危機管理能力の低さに愕然としたのと、友人がAにぶちギレて殴りかかりそうになったのと、カミツレを盗まれていたのが分かった瞬間が特に精神的な修羅場でした。
二年に無事進級&全国進出決定したので厄落としカキコ。
–後日投稿–
やられました。あのクソアマぶん投げてやりたい。
新学期早々引きこもっていたAですが、ある日突然引きこもりをやめ、登校するようになりました。
ここ数日ひどく上機嫌で挨拶してくるので、少し警戒はしましたが、挨拶以外での接触も持ち物が盗まれた様子もなかったので放置していました。
ところが、休み明けで部室に行ったら何やら騒がしい。
ざわめく部員たちの輪の中心にいたのは、泣いている新入部員。
そのそばには壊れた私の道具(私の部は少し特殊な道具を使います)。
とりあえず泣いている一年生に話を聞くと、
「A先輩に、(私)先輩には許可貰ってるから、ちょっとだけ(私)先輩の道具を持ち出して欲しいって言われて……返してもらった時にはもう壊れてて、本当にすみません!!」
やりやがった、あのクソアマ。
まだ入学したばかりで事情を良く知らない一年生を使い、私の道具を持ち出させたのです。
数日前から一年生Cに声をかけて、
私とAが仲が良いと吹き込む→
土曜日の練習終わりにCに私の道具を持ち出させる→
日曜日の間散々好きなように遊んで壊す→
月曜日の朝に何食わぬ顔でCに返却→
Cが部活前に一応確認しようと袋から出す→
C「壊れてる、どうしよう!」←今ここ
声をかけられたのが女子だったら、Aの言い分は何かおかしいと気付いたのかも知れませんが、Cは男子。
Aに
「女子の友情は特殊なんだよ」
と言いくるめられ、まんまと持ち出してしまったようです。
Aはあり得ない事をさも当然の事のように喋るので、その空気に飲まれてしまったのかも知れません。
Cは私が来る前にもう2、3年生たちから
「人の物勝手に持ち出すとか阿呆か!」
「素人に道具触らせんな!」
など散々絞られたようだったので、とりあえず私は駆けつけた顧問に事の次第を説明。
急いでAの所に行きました。
Aは部活中でしたが、私の姿を見るとすごく嬉しそうに
「ねえねえ見て♪(私)ちゃんの道具ちょっと借りちゃったんだけど、私も結構サマになってると思わない?」
と、携帯の待ち受けを見せてくれました。
そこにはドヤ顔で私の道具と写るAの姿が…orz
何で自分の犯行をこうも得意げに暴露できるんだろう。
自分が悪い事をしてるって自覚がないのかな。
教師たちの事実確認に、Aは
「ちょっと借りただけ。盗んだわけじゃない」
「Cくんは私が好きで、私を喜ばせるために勝手に持ってきた」。
壊れてた事については
「わざとじゃないんだから、そんなに怒らなくても。てかCくんが壊した可能性もあるじゃん」。
あまりに発言がナナメ上過ぎて、埒が明かないので即刻A親を呼び出し。
平日にも関わらず、両親共に駆けつけました。
A両親は話を聞くなり土下座して謝りましたが、二回目なので効果なし。
しかも今回は窃盗の上、破損させているので前回よりも事は重大ですよご両人。
「弁償しますので……」
とか言ってますが、あれはただの道具じゃありません。
私の血や汗や涙が染み込んだ、大事な大事な相棒です。
少しでも長持ちするように、丁寧で正しい扱いを心がけ、毎日欠かさず手入れをしてきました。
それをAは乱暴に扱い、壊した。
Aに殴りかからなかった自分を盛大に褒めてあげたいです。
同時に、前回Aに甘い態度で対応した馬鹿な私をぶん殴りたいです。
泣き出したい気持ちでしたが、意地でも泣きませんでした。
私が泣いたらAはきっと喜ぶ。これからも絶対泣きません。
近日中に関係者で話し合いです。
今回はもう情けなんかかけない。
Aを徹底的に潰す。
Cはこの件の責任をとって部活を辞めると言っていますが、中学の時から打ち込んできた部活を続けるためにこの学校に入ったCがAのせいで、さらには甘い対応をした私のせいで部活を辞めるなんてあってはなりません。
幸い協力してくれる人たちが沢山いるので、もう地元を出歩けなくなるまで潰すつもりです。
地域密着型、人間関係第一の部活なめんなよ。
キチガイに情けをかけても、更生するどころか付け上がるだけですね。
本当に。
午後の授業を早退という形で話し合いに参加しました。
午後は調理実習だったのに悔しい。
話し合いの面子は私、私母、A、A両親、C、C両親、各担任、私顧問、校長、副校長と勢揃い。
A両親はまた土下座してました。
されるの三回目にもなると、もう一ミリだって心動きませんよ。
この人たちにとって土下座なんて簡単な事なんだろうなーと思ったら、そのまま放置したくなりました。
一応席について貰いましたけど。
CとCのご両親のひどく憔悴した様子には胸が痛みました。
実際に持ち出したとは言え、CもAの被害者なんですよね。
諸悪の根源Aはというと、仏頂面でずっと爪を噛んでました。両親が土下座してんのに無反応なのが、怖かった。
話し合いですが、CとCのご両親からは逆にこちらが申し訳なくなるくらい本当に丁寧な謝罪を頂きました。
特にCのお父さんがご自身もこの競技を学生時代から続けていて、道具の重要性については良くご存知だったので、修理や弁償について本当に良く気をつかって下さいました。
次の大会に間に合うよう、出来る限りの事をして下さるそうです。
Cは責任をとって退部すると言っていましたが、Cは騙された被害者なので、どうか残って欲しいと説得しました。
しかし、上級生に頼まれたからとはいえ、他人の物をほいほい持ち出してしまうその危機感の無さはいただけません。
顧問に、部員としての処分を決めてもらう事にしました。多分次の試合への出場辞退と、数ヶ月間の清掃活動くらいで手打ちになると思います。
こうしてCの処遇は難なく決まりましたが、問題はAたちです。
同じように謝罪を貰いましたが、言ってる事がちょいちょいおかしい。
・Aが申し訳ないことをした。でも悪気はなかった
・Aが(私)さんの道具を持ち出させて遊んでいたのには気がつかなかった。監督不行き届きだった。
・道具は弁償する。前回受け取って頂けなかった分も合わせて慰謝料を支払うのでどうか穏便に。Aは寂しい思いをry
色々つっこみたい事はありましたが、私が一番引っかかったのは、A両親が
「Aが(私)さんの道具で遊んでるのには気づかなかった」
と言った事です。
この道具というのは、野球ボールのように、そこらへんに置いてあっても違和感を覚えないような品物ではありません。
街中で持ち歩いているだけでかなり人目を引きます。
だからこそCもこんな目立つ物をまさか盗むなんて思いつきもせず、疑わずにAに渡してしまったのです。
それなのに、A両親はAが丸一日この道具で遊んでいたのに気がつかなかったなんて、おかしい。
私「え、日曜日はお二人ともご在宅だったんですよね?」
A母「ええ。でも私たちはリビングにいましたので…」
私「リビングの窓から庭は見えない位置にあるんですか?」
A母「いえ、リビングの窓は庭に面していますが」
私「じゃあ、Aは庭で私の道具を振り回してたのに、リビングにいるご両親が気づかないっておかしくないですか?」
A父「……カーテンを閉めていましたので」
私「見守らなきゃいけない娘が外にいるのにカーテンを閉めきってたんですか?それって監督不行き届きどころか監督する気自体ないですよね」
A両親「……」
黙ってしまったので、話し合いの最中にも関わらずまるで他人事のように携帯をいじってるAから携帯を奪いとり、その待ち受けを見せました。
私「てかこの写真、私の道具とAが写ってますが、一体誰が撮ったんですかね」
A両親の先ほどまでの申し訳なさそうな表情がみるみるうちに無表情に変わっていきました。
やってて良かった逆転裁判!
結論から言うと、A両親はAが道具で遊んでいたのを知っていました。
私の道具だということも、そして無断で持ち出したことも、分かっていた。
でも可愛い娘が楽しそうなので、まあいいかと放置したそうです。
(私)さんならきっと許してくれると。
つまり前回の甘い対応のせいで、私なめられてたんですwwww
いやもう言葉が出ませんでした。正にこの親にしてこの子ありって感じ。
そこから何とか話をまとめましたが、長くなるので省略します。結果だけ。
・Aは自主退学
・道具の弁償に関わる全ての経費はA家が負担
・Aは然るべき病院へ行き、必要な治療を受ける。治療の経過はA両親から私母に随時報告する。
・Aが私に近寄らないという念書を書く
・私に対して二桁万円の慰謝料を支払う
他にも細々ありましたが、大体はこんな感じです。
病院についてはA両親が散々ごねましたが、母が上手く言いくるめました。
何か、特別な子には特別な養育?が必要~とかなんとか。
Aが人格障害かは知りませんが、何となくヤバい雰囲気ではありました。
近寄っちゃいけない人って何となく分かりますよね、あんな感じです。
あの、何か読み返してみたら自分がすごい甘ちゃんにしか見えないので、言い訳しても良いですか?(笑)
自分語りになってしまうのですが、私は小学校の頃、母子家庭だからという理由だけで担任の教師に差別され、担任主導で様々なイジメを受けていました。
私が夏休み中に痴漢に遭った時も、元担任は二人きりの時に
「あなたがチャラチャラした格好をしてたからじゃないの」
とか
「あなたの母親がロクでもない男を捕まえて失敗したように、あなたにもクズ男を引き寄せる血が流れてるのよ」
とかねちっこく言い続け、そのせいで事件が酷いトラウマになり、大好きだった浴衣も着れなくなりました。
祖母からの御下がりですごく気に入っていたのに、今でも見るのも苦痛です。
母に迷惑かけたくなくて、嫌がらせに屈せず学校に通い続けていたら、そのうち
「学習障害児なんじゃないか」
と言いがかりをつけられ、授業中、教室にいても授業を受けさせて貰えなくなりました。
「学習障害児なんだから普通の授業受けても仕方ないでしょ」
と他の子たちが普通に授業をしている中、ひたすら漢字の書き取りをさせられました。
それも二学年も下の漢字ドリルを。
もう頭に入ってる簡単な漢字を延々と書き続ける作業は本当に苦痛だった。
それでも休み時間は図書室へ避難、勉強はすべて自宅で、という風に何とか卒業まで乗りきりました。
中学は持ち上がりだったのでイジメはほんのり続きましたが、猛勉強して地元からその学校への合格者が一人出るか出ないかという学校に合格して、地元から引っ越しました。
そうしてようやく勝ち得た高校生活は本当に楽しかった。
母子家庭だからなんて理由で差別するような人もいないし、部活もキツイけど楽しいし、友人も沢山できたし、こんな私を好きだと言ってくれる人もいる。
まともな学校生活を送れない辛さを知っているからこそ、Aには気持ちを改めて楽しい高校生活を送って欲しかった。
誰かの真似なんかしなくても充分楽しく生きられるんだって分かって欲しかった。
でも、今はそんな甘っちょろい考えは捨てました。
私はまだまだ人間が出来てないから、Aのために私の人生が滅茶苦茶にされるなんて我慢出来ません。
ましてや後輩の人生まで台無しになんかさせません。
この事でAの人生がこれからどう変わって行くかなんて知りません。
私は器が小さいので自分の人生を守るので手一杯です。
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