『披露宴でバレた二股』本当にやった復讐 – 修羅場【長編】

『披露宴でバレた二股』本当にやった復讐 - 修羅場【長編】- 実際に行動した体験談

 

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披露宴でバレた二股

 

あんまり修羅場って感じでもないけど一応投下。

俺男…しがない会社員

友男…会社の同僚、俺男の友達、イケメン、普段は大人しい

同男…同僚(別部署)、あんま親しくない、イケメン

A子…同僚、友男の彼女、美人

B夫妻…共に同僚、つい最近結婚した

全員25?27くらい

A子は会社の中でもトップクラスの美人で、男性社員の憧れの的。

友男とA子は付き合ってるけど、冷やかされたりするのが嫌で秘密にしてる。

(知ってるのは親しい友人2,3人だけ)

先日B夫妻の結婚式に出席した時のこと。

挙式、披露宴共に恙無く終了し、2次会に突入。

会の中盤、ベアプルズ?(ブーケプルズのテディベア版)が行われた。

見事当たりを引いたのはA子。

で、B夫妻にお祝いの言葉を言った後、司会者がA子にインタビュー

「彼氏はいるの?」

の質問に

「います」

と答えると、会場の男性陣からブーイング。

更に「この会場にいますか?」の質問に(参加者の8割くらいは会社の人間)

少し考えてから

「…います」

と答えるA子、会場からはさらにブーイング。

最後の質問として

「その人と結婚を考えてますか?」

と聞かれ恥ずかしそうに

「はい…」

と答え、インタビュー終了。

A子を狙っていたであろう独身男達は意気消沈。

女性陣+既婚組はそのリアクションで爆笑。

B夫妻は盛り上がってるのが嬉しいのかニコニコ顔。

誰か分かってる俺は、ニヤニヤしながら密かに友男に親指立てて祝福した。

その後、ゲームの準備かなんかで雑談タイムに話題はA子の彼氏が誰か持ちきり。

俺は言ってしまいたい衝動に駆られながら、適当に話を合わせてた。

すると、隣のテーブルから

「俺がA子の彼氏だぜ」

との声が。

びっくりして振り向くと、同男が得意気に話してた。

まあ、見栄を張りたいだけだろと思い、ほっとく事に(でも聞き耳は立てておく)

そしたら、同男の話はどんどんエスカレート

「デートで何処に行った」

「プレゼントは何をあげた」

と事細かに説明。

挙句の果てに「好きな体位は?」とか話し始めちゃった。
おいおい、冗談でもやりすぎじゃない?なんて思ってたら、友男が動いた。

「そういう嘘つくと後でA子に迷惑がかかるからやめような」

と同男の肩を掴む。

同男ポカーン…けど、すぐに友男を睨みつけ

「何?w悔しいの?w残念だったねw」と反撃。

友男「A子と付き合ってるのは俺なんだけど」とカミングアウト。

「はぁ?ふざけんな!俺のオンナだ!」

って言って立ち上がる同男。

その後暫く

「俺の彼女だ」

「俺のオンナだ」

の応酬が続き、ついに掴み合いの喧嘩に発展。

流石にマズいと思って、友男と同男の間に割って入ったら

「てめーはすっこんでろ!」

って同男に突き飛ばされた。

飛ばされた先には料理の乗ったテーブルが…そこに激突。

パスタやらサラダやらを頭から被る俺、割れる皿、悲鳴が上がる会場。

幸い怪我も何も無かったけど、ワケわかんなくてしばらく呆然としてた。

そこでやっと店員登場。

喧嘩してる2人は強制退場、俺も一通り汚れを拭いたら追い出された。

俺何もしてない(´・ω・`)って思ったけど、スーツはベトベトだしあんな騒ぎの後だし、B夫妻に合わせる顔が無いので、素直に従うことに。

出口にいた友男が申し訳無さそうな顔してたけど、その時はかなりムカついてたので、無視して帰った。

家に帰りケータイの電源入れたら、B夫妻からのお怒りメールを受信。

事情を説明しろとのことだったが、俺も良くわかんなかったから華麗にスルー。

んで、不貞寝決め込んでたら友男からメールが来た。

「話があるから出てきてくれないか?」

こっちも言いたいこと山ほどあるわ!ってことで、友男のお話を聞きに行くことに。

待ち合わせ場所のファミレスに着くと、そこには既に友男がいた。

ついでに同男もいた。

入り口で固まる俺、それを見つけた友男が寄って来て事情を説明。

あの後、友男はちょっと冷静になって同男と話し合いをしようとしたらしい。

とりあえずファミレスに同男を誘導したはいいが、当事者だけだと埒が明かないので、ある程度事情を知ってる(巻き込まれた)俺男に間に入って欲しい、とのことだった。

さっき同男にぶっ飛ばされてるし、まだ友男にもムカついてたので、帰ろうと思ったけど、友男が平謝りして、

「マジで困ってる、助けてくれ」

って言ってくるので、渋々承諾。

そんなわけで、同男から色々聞き出すことに。

実はこのときまで、まだ同男のことを疑ってた。

場を盛り上げるためにウソついたけど、大事になって引き返せなくなったんじゃないか?なんて思ってたので、まずは同男に付き合ってる証拠を見せてもらおうとしたが、拒否された。

内心やっぱりなと思いつつ、まずは友男が付き合ってる証拠としてメールを同男に見せることに。

友男からケータイ借りて、A子とのメールのやり取りを見せる

「好きだよ」とか「今日は楽しかったね」とか「愛してるよ」みたいなメールを同男に見せて、友男がA子と付き合っていることを確認させた。

そしたら同男はスゲー悲しそうな顔して、自分のケータイを差し出してきた。

あれ?素直に差し出すの?ウソじゃないの?と思いつつ確認。

そしたらまぁさっき見たメールとほぼ一緒(ってか、名前が違うだけで文章は全く同じ)のメールがわんさかはいってた。

結論:A子がビッチ。

以後、同男は色々話してくれた。

付き合いだしたのは半年前(友男は1年前くらい)

メールのやり取りから段々遊びに行くようになった。

そして同男が告白してOKもらったらしい。

A子は彼氏はいないって、ずっと言ってたらしい。

仕事のある日はメールか電話のみ。

お互い休みの時はデート。
ってな感じ。

友男も大体似たような付き合い方してた。

同男はいろいろ話してるうちに冷静になったらしく、全部話し終わった後、俺に謝罪をしてくれた。

俺も同男と話してるうちに、同男に対する怒りは無くなっていった。

そして芽生えるA子への怒り。

んで、3人で話してるうちに意気投合。

お互い酷いオンナに騙されたねぇ…ってことで、2人ともA子と縁を切るって事で決着。

…けど、3人とも最後にA子にはどうしても聞いておきたいことがあった。

「何で二股かけてんのにあんなこと言ったのか?」

そんなわけで、A子を呼び出して真意を聞くことに。

呼び出しに応じなかったら、部屋に突撃も考えてたけど、A子はあっさり承諾。

数十分後A子到着。

3人で談笑してるところを見てびっくりしてた。

友男が迎えに行ったけど、どうやら俺がいるのが気に食わないみたい。

とりあえずテーブルに座らせて、尋問開始。

…って言っても1個しか聞くこと無いけどねw

俺が代表して

「なんで二股かけてる相手両方来てるのにあんなこと言ったの?」

と、問うて見たら

「なんでお前がいるの?」

みたいな目で睨まれた。

まぁ席を外しても良かったんだけど、友男が説得してこのままいることになった。

以下A子の弁解(要約)

「最初は同男のことはどうも思ってなかったけど、話してる内に段々好きになっていった」

「友男には悪いと思ったけど、寂しかった」

「2重生活を続けていくうちにどっちの方が好きなのか決められなくなった」

「B達が結婚すると聞いて私もしたいと思った」

「どっちと結婚してもいい」

「わたしが結婚したいと言えばどっちかはしてくれる」

「ちょうどいいのでインタビューで言ってしまおう」

「どっちと結婚できるか楽しみ(はーと)」

これを真顔でしゃべれるA子さんコワイです…

もう3人揃ってポカーンとしてたw

ホントにA子さんは真性のビッチでマジキチだったんだねぇ…って事を確認してここでA子さんとはさようなら。

店を出る時、A子がなんか喚き散らしてたけど、俺らにはもう関係無いんでガン無視。

まだやらなきゃいけないことも残ってるんで、A子に構ってる暇は無いのです。

A子を残して俺達3人が向かった先は、今回一番迷惑を被ったであろうB夫妻の所。

連絡をして、二人のいる新居へ。

まずは玄関で3人で土下座、そして事情説明。

最初は俺らにブチ切れてた新婦も事情を聞いて納得して、何とか許してもらえた。

そしてB夫妻に芽生えるA子への怒り。

特に新婦はA子とは以前から一緒に仕事して、結構トラブルあったみたいで怒り心頭。

絶交宣言をして、メールで根回しし始めた。

大人気ないから辞めろって言って新郎が止めようとしてたけど、聞く耳持たずで、なんかギスギスし始めて居辛くなってきたので退散。

やるべき事は全てやったので、解散することに。

最後に同男にもう一回謝られて、今度3人で飲みに行く約束をして解散。

次の日会社に行ってみると、既に新婦からのメールが回っているのか
みんな俺と友男を労ってくれた。

A子はというと、今まで持ってた権限も奪われ、村八分状態に。

それ以来定期的に俺の所に怨嗟のメールを送っていたが完全シカト決め込んでたら、この前ついに発狂。

俺のデスクの上の物をブチ撒け、奇声を発して暴れだして、医務室に運ばれていった。

その後暫く会社には来てたけど、ボーっとしてるだけの日々が続き来月ついに退職するそうです。

俺と友男、同男の3人は、あれから仲が良くなり定期的に飲みに出かけるようになりました。

って言っても、大半が別部署にいる同男にA子の動向を伝えたりあの時の思い出し話ばっかりなんですけどね。

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