【長編- 名作】ロミオメール体験談
幸せな場所に戻りたいと心から思う
５年前に妹宛ての妹の元彼からメール。
共に２０歳で妹学生、元彼浪人２年目
ロミオ成分少な目ですみません。
絵文字は省略、誤字は原文ママ。
元気にしてるかな？
無理なダイエット続けてないか心配だよ
俺はそのままの○○が一番可愛いと思ってるよ！
あの時の俺はそれに気がつかなかった馬鹿な俺を許しておくれ…
お前の魅力であるマシュマロを思わせる柔らかな胸、今となっては懐かしい限りだ
あの柔らかで暖かで幸せな場所に戻りたいと心から思う
なぜかって？
お前と離れている間告白してきた女たちに抱かれても○○の胸の中には叶わない
○○の胸の中でしか俺は本当の意味で安らげないんだ
おかげで夜は眠れない、俺を救えるのは○○だけ
今すぐ俺のベッドへ来て俺をその胸の中に抱いてほしい
そんなことを思いながら今日も１人寂しくベッドで寝ているよ
そうそう○○はワガママも言わなかったね
告白してきた女たちは俺の財布ばかりあてにして…
○○はどんな時でも自分でお金を出したがったし
お金のかかる場所にいきたがらなかった
お前とのデート楽しかったなぁ
また行きたいよ
俺欲しいアクセサリーあるんだ
バイト代入ってるよね？だからあの思い出の××(某ショッピングモール)でもう一度デートしよう
お前は察しがいいから店に入っただけで俺の欲しいものわかっちゃうんだろうなぁ
なあ○○、あの時からずいぶん時間が立った
いい加減お前の気持ちも固まってるだろう？まさかまだ子供みたいにいやだいやだと行ってるんじゃ…
そんなんだからいつまで立っても子供なんだよ
大人への一歩を踏み出そうじゃないか
一緒に階段をのぼってあげるから心配しなくていい
きっと天国へ行けるはずだから
お前を天国へ連れて行くための準備はできているんだ
とびっきりのおしゃれをして俺の部屋へおいで
記念日である××日はお互いにプレゼント送りあおう？
○○はたくさんワガママを言って俺を困らせた
だから○○だけじゃ足りないって頭のいい○○だったらわかるよね？
俺のお気に入りのものを教えたのは○○だけだよ
つまり２人だけの秘密…
２人だけの秘密のものと一緒に○○をくれたら許してあげるよ？
俺はもちろんお前の１番欲しがっている俺を送ってあげる
そして晴れて１つになった俺達は誰も引き裂けない中になるんだ
俺はここまでお前を思ってるんだからお前はかなりの幸せ物だね
でも２人でそれ以上に幸せになろうね
××日楽しみにしてるよ
お前の惚れた大事な△△より
補足としては子供みたいにいやだいやだと～、な部分は元彼が付き合って
１週間位の時にキスとか色々省いてヤろうとしたのを妹が泣いて拒否ったこと。
妹にとっては初彼だったため勿論キスもそれ以上も元彼が初めて。
いきなりそういう事はイヤ、せめて１ヶ月くらい心の準備をさせてと頼むと
「わかった」と言いその後待つかと思いきや友達の協力を得て妹を何度も襲おうとする。
それを毎回拒否っていたら「豚のくせにヤらせねーとかマジクソ」と２ヶ月で妹は振られた。
妹の名誉のため言っておくが、妹はおっぱいＧカップで肉付きいいだけ。
豚ではないのでダイエットも特にしてない。
自分から振れば妹が泣きながらヤらせてあげるから寄りを戻してと言ってくると思ったのに当てが外れて、自分と妹の友達巻き込んでセクハラしたり復縁迫ったりした最低男。
俺と俺の友達(ガテン系と見た目怖い人系)でちょっとゴルァしたら大人しくなった。
数日前、元彼が実家近くで待ち伏せ的な事してた＆新たなロミオメール送ってきたので昔のを晒してやりました。
今回送られてきたのは「元旦那の魔の手から救ってやる」系。
妹と元彼の共通の友達曰わく、帰ってきたって聞いただけで旦那と離婚したと思ったらしいです。
旦那と仲むつまじく手を繋いで出掛けるお腹の大きな妹みてさぞ落ち込んだことだろうなぁ。
まあ、とりあえずKの友達呼んで〆といたので大丈夫だろう思います。
□ □ □
妹から晒していいとお許しが出たので晒しにきました。
今回も中々長い。
久しぶりだね○○
いきなりのメール驚いただろう？
でもメアドを変えた後もずっと俺からのメール待ってたってこと
ちゃんと俺はわかってるから大丈夫だよ
俺の許可なく勝手に変更したことはこの際許してあげる
だって○○はあの悪魔の手から逃れようと必死なんだから
俺もひどい男じゃないからね
愛しいお前が苦しんでるのに手を差し伸べないわけないじゃないか
○○はあの悪魔の罠にハマってずっと苦しんでいたこと
俺に助けを求めていたことちゃんとわかってる
お前が汚れたことは全く気にしていないよ
俺が汚れを綺麗に落としてあげるからね
お袋も親父もお前のこときっと歓迎してくれるよ
なんたって俺の奥さんになるんだから
そして２人の娘にもなるわけだからね
もちろん兄貴も大喜び！仕事を手伝ってくれる妹だなんて理想だ！って(笑)
俺は仕事上パートナーになってあげられないけど
兄貴だったらまあ許してあげる
なんてったって家族だしさ
だから○○はなんの心配もなく嫁いできてくれればいいんだ
そうだ新しい住居と家具が必要だね
お前の車だったら小さい家具とか電化製品だったらもって帰って来れるよな
早速今度の日曜日に見に行こう
お前のなんだからお前の好きな家具、電化製品買っていいよ！
お金は結婚したあとに色々必要だからさ
アレ(旦那)から貰うお金を使おうね
お金といえどもアレ(旦那)の持ってたものをずっと持っておくなんて
いくら心の広い俺でも許せないから(笑)
あ、でも○○もお金かカード持って来ておけよ！
足りなかったら支払いの時恥ずかしいだろ？
○○も俺に恥をかかせたくないだろうから心配はしてないけど
補足
悪魔って旦那さんのこと。
仕事上のパートナーって部分は元彼の家が医者(専門はみんな違う)一家だから。
元彼は四浪の末に親から就職しろと言われ親の知り合いのコネで
小さな会社に就職したらしい。
そこは三兄弟で元彼以外は医学部に進学してる。
で、妹はというととある医療従事者(看護師ではない)で
多分自分が医者になれなかったから結婚相手は医療従事者でって
言われていたんだろう。
ちなみに旦那さんは妹が実習で行った病院の息子さん。
実習に来ていた妹に一目惚れしてじっくりじっくりアタックして
妹が社会人２年目になる年に結婚した。
旦那さん俺と同い年なはずなのになんだろう、この差は。
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