『出産時の修羅場』など 短編10話【68】修羅場 – 本当にやった復讐の体験談

『出産時の修羅場』など 短編10話【68】修羅場 - 本当にやった復讐の体験談

 

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短編 – 本当にやった復讐 修羅場編【68】

 

アバターに間違われた

今朝、通勤途中の電車の中で

「○○さんですよね、俺、神奈川の××です」

と見知らぬ猫背の男から早口でまくしたてるように声をかけられた。

私はそんな名前ではないので

「ちがいます」

と言ったけど、

「わかってるから!もう何度も君とすれ違ってるし、森で遊んでることもわかってるよ!」

とか、身に覚えのないことばかり言ってくるので本当に怖くなって、次の駅で降りたらついてきてまた何かギャーギャー言ってるので駅員さんに助けを求めた。

駅員さんに仲介されながら話を聞くと、DSで自分のアバターを作って通信で挨拶するゲームがあるらしく彼が毎日挨拶してるアバターの特徴が私に似ていたということ。

見せてもらったところ、髪型の感じとかほくろの位置がそれっぽいかな?とは思ったけど漫画みたいな絵だしそこまでそっくりだとは思えなかった。

「これは私ではありません」

って何度も言ったけれど

「嘘だ、そばに寄ったらビックリしてた、心当たりがあるけど俺がダサいから無視するつもりなんだろう」

とつかみかかられそうになり、

「駅員さんこの人の荷物を調べてくださいよ、DSがあるはずです!」

とかすごい勢いで怒鳴りだして、怖くて呼吸がうまくできなくなってうずくまってしまった。

「あんた、どっちにしても嫌がられてるからもうやめときなさい」

って駅員さんが押さえてくれたけどもう同じ電車に乗りたくない・・・

 

勝手なコトメ

コトメに第三子妊娠が判明。

普通ならおめでたいことなんだけど

・コトメの旦那がフリーターで、預金はマイナス

・すでにいる子供二人がまだ小さくてコトメも働きにいけない(雇ってもらえれば働けるけど雇ってもらえない)

・1DKの賃貸住まいで子供が騒ぐので何度も上下左右・大家とトラブルを起こしている

(たぶん次騒いだら出ていけって言われるけど新しいところに引っ越すお金がないらしい)

こんな中での第三子妊娠。

コトメ夫婦は喜んでいたしうちも

「まぁあまりかかわらない他人のことだし」

と思っておめでとうくらいは普通に言ってた。

でも月末に義実家に帰ったら、トメとコトメに

・コトメちゃんが里帰り出産するんだけど嫁子ちゃんはコトメ子の面倒を見るかトメ宅の家事かどちらか手伝ってほしい

・出産費用はうち(義実家)と夫君家の折半でカンパ

・産後は『コトメがいいと言うまで』上の子たちの子の面倒を見ること

具体的には、上の子たちを幼稚園に迎えに行って打出夜まで過ごさせ、パジャマを着せてコトメ宅に送るという謎の提案をされてびっくり。

夫とともに

「嫌です/無理です/『他人』の家のことまで見切れないです」

と繰り返して帰ってきた。

コトメの出産は9月らしいけどうち8月から遠方に転勤だしさw

誰にも言わないで引っ越していいような気がしてきたよ。

あまりしつこく言ってくるようなら本当に黙って引っ越すつもり。

愚痴ついでに書き足らなかったことをもう一つかかせてください。

うちの上の子とコトメの上の子が同じ学年で来年の4月に小学生なんだけど上記の通りコトメ宅は狭くて学習机が置けない。

「嫁子ちゃんちが机あるっていうとうちの子も欲しがるから机買うの禁止ね」

「洋服とか玩具なら同じもの買ってあげればいいけど机は物理的に無理なの。わかるよね」

と命令みたいに言われたのでこちらも華麗に断ってきた。

夫いわく

「昔から自分が家の中心と思ってるような姉」

だったらしいけどそれにしても勝手すぎる。

 

ヤのつく人に目をつけられた

休日のイオン、駐車する場所を探し駐車場内をぐるぐる回っていたときのこと。

入り口に一番近いところに差し掛かったところで、その近くに黒光りした高そうな高級車が停まっていた。

車に無知な自分でも、ヤのつく自由業の方の乗るものだとわかる車。

それに乗ろうとしていたダンディなおじさんと目が合った。

おじさんはこちらに手招きしてきた。

やっべえヤのつく人に目を付けられてしまった売り飛ばされるかも…と心臓バクバク。

ここが修羅場。

運転席の窓を開け

「な、なにか…?」

とビクビクしながら聞くと、おじさんは満面の笑みで

「ねえちゃんここ停めな、今出るから」

と、運転手のチンピラらしき兄ちゃんに合図し高級車はすぐに発車した。

いいヤのつく人もいるもんだ、人は見た目じゃないなと少しヤのつく職業に好感度アップした。

がその高級車の停まっていたところが身障者用スペースだったのでやっぱ人は見た目だと思い、高級車が完全に見えなくなってからまた駐車場をぐるぐる回る作業に戻った。

俺は知ってる嫁の浮気

6年ほど前、職場の上司がカラダを壊して彼の仕事が全部俺の所に回ってきた。

「給料丸ごと上乗せしてくれるんならやりますよ」

という冗談がそのまま通ってしまい、4年越しのデスマーチ。

休日出勤は60日/年を越え、毎週のように徹夜したが、本当に年収が跳ね上がった。

その間、正直言って嫁や子供のことにまで気が回らなかった。

でも嫁がぜんぶ上手くやってくれてた。

そのうち、嫁や家族にあまり興味がなくなったんだろうな。

家ではほとんど会話らしい会話をした覚えがない。

システムが安定して動き始めて、徹夜や残業も減った頃、仕事の内容も自分で動かなくてすむ管理職のみになった。

で、貯まった金を遣って家を建てた。

まだローンは残ってるけど。

ついでに部署を代えてもらい、効率よくやれば残業すらしなくてもよくなった。

給料は大きく減ったけど、残ったローンくらいは返せるからよかった。

カラダも大事だ。

嫁や子供とも接する機会が増え、改めて以前の俺は家族に興味をなくしていたんだと気付いた。

申し訳ないと思い、小さなケンカを機会に嫁に謝罪した。

反省点と改善案を提示しながら謝罪する俺を見て、嫁は目を丸くしていた。

俺の方から先に謝ったのは初めてだったかもしれない。

同じ頃、ふとしたことで5年前の嫁の携帯から浮気につながるメールを発見。

俺がタヒにそうな仕事に巻き込まれてから1年くらいで始まってた。

俺はこっそりと今嫁が使っている携帯までの3台の携帯の中身を抜き出して

間男1と浮気→間男2とも浮気→間男1がダメ男すぎるのでフッて間男2のみと浮気→

間男1とはメールと電話(ただし40分も話しているが)のみの関係→家を建てた俺を見直す→

間男2とも少しずつ疎遠になりメールと電話が主体の関係に。

これがそのときの状況。

それからさらに約1年。

嫁には黙ってメールの転送や通話記録の取り寄せなどをした。

少しずつだが確実に間男たちと縁を切ろうとしていたようだ。

今年になり、嫁はヤツらとは一度も接触がない。

やましいことがないからか、しょっちゅう自分の携帯を俺に見せ、メールやLINE、Facebookの操作法を聞いてくる。

当然履歴が見れるが真っ白。

調べたら間男どもはみんな通話もメールも拒否していた。

他にも数人の男が拒否されていたが、これはたぶんキープ君だったんだろう。

俺がまったく知らない間に嫁は浮気に走り、俺自身がまったく自覚がないうちに間男から嫁を取り返していたらしい。

浮気の事実は許し難い。

しかし、俺が仕事にかまけている間に家を守っていたのは嫁だ。

子供が立派に大学に合格したのも嫁のおかげだ。

4年も5年もフラフラと男遊びをしたのは事実だが、今は俺にべったりになった。

「少しずつお金貯めて、子供が卒業旅行をするときにグアムとかハワイにでも行こうよ」

と提案してきてる。

楽しそうだ。

たぶんもう嫁は間男1とも間男2とも接触することはないだろう。

俺が家庭ときちんと向き合ってる限り、間男3を作るようなこともしないと思う。

だから嫁の浮気に気付いていたことは黙っていようと思う。

黙ってさえいればうちはみんな笑っていられそうなんだ。

間男の誕生日とかバレンタインやクリスマスなどのイベントのとき、嫁と間男がどう過ごしていたかを想像させるメールの内容を思い出すのだけが苦痛。

間男の誕生日なんか覚えていたくないけどなぜか忘れることができない。

 

血のつながった姉がいた

父が生きていたら修羅場だった。

私の両親は私が高校と大学時代に亡くなり、祖父母も既にいず卒業から一人でやってきた。

そんなに社交的でもないし、喪だし、このままただ働いて死ぬのかと覚悟していら墓のある寺から連絡が来た。

両親の墓に参りに来た女性がいて、その人が私に会いたいと言っていると住職さんは言っていた。

その人が母が父と結婚する前に生んだ私の姉。

本当かどうか分からないので(財産目当てどそう言うのが時々あるらしい)住職さん立会いのもとに会ってみたら若い頃のお母さんそっくりの女性がいた。

私の姉に当たる人は、母が結婚前に生み、小さな頃知り合いに養子に出した人だった。

結婚して養父母が亡くなり私に会ってみたかったんだって。

自分と血が繋がった人なんかいないって思っていたから嬉しくつい泣いてしまった。

姉とは幸い気も合って時々連絡取り合ったり、法的なことを何かと助けて貰っている。

二人とも一人っ子として育ったからいきなり長年暮らした姉妹にはなれないけど、仲良しだし一人じゃないって心強い。

父は多分知らなかったと思うけど(自分の死後の私の行く末を大変心配して、頼れる知り合いの名前を教えてくれたけど姉の名前はなかったから)、知ったら大変だっただ。

 

出産時の修羅場

フェイクは入っている

その出産のとき、私は初めてではなくて、予定帝王切開で手術日が決まってた。

横のベッドの人(Aさん)は私よりも年上で初産、優しそうな旦那さんが毎日見舞いに来てくれてて何くれとなく奥さんの世話を焼き私たち同室の人に愛想もよく待ちに待ったお子さんの話を嬉しそうにしてて、いいご夫婦で羨ましかった。

うちの長女にも親切で、おなかの子が女の子らしいということもあり、

「うちの子もこんなに可愛いよい子になってくれるかしら?」

なんて言われてとても仲良くなっていた。

手術日、昨晩から断食して準備し、

「頑張ってね!」

と言ってくれた奥様に手を振って手術室に入った。

おなかをぐにぐにされて無事出産、そのまま麻酔効果で眠った。

目を覚ましたときはNSの横の処置室で、そこで一日過ごし、翌日から母子同室に移される予定だった。

その晩、横の病室がばたばたとあわただしくなった。

しかし自分は産後と言うこともあり大変眠く、誰かが産気づいたかなぁ頑張れ、とのんきに思ってまた寝た。

次に目を覚ましたのは明け方くらい。

横のベッドからの声に気付いて目が覚めたのだとすぐに解った。

誰かがすすり泣いてる…

細かな嗚咽の間に入る呪詛(言ってる本人への)、赤ちゃんへの侘びなどから「そういうこと」だと気付き、麻酔の残る腰が痛くてたまらなかったが寝返りも打てず、鬱々と3-4時間過ごした。

そのうちに泣いてるその人がAさんだとわかり、何ともいえない気持ちのまま眠れもできずに朝を迎えた。

このときが第一の修羅場。

朝になっても仕切りのカーテンは開けられず、かといって横からは物音もしない。

寝息が聞こえる訳でもなく大丈夫だろうかとドキドキしてると、A旦那がやってきた。

旦那さんにすがりついて泣き出すAさん。

一緒に泣いてなだめるA旦那。

マジいたたまれない誰かタスケテクレ…

と思ってたら赤来たよ!

「オパイの時間ですよ~」

って看護師空気嫁!

「うわぁぁぁあああっ」

とAさんが号泣しだして、看護師は手違いに気付き、慌てて私を別の病室に移した。

このときが第二の修羅場。

病室を移ろうというそのとき、A旦那が私のところに来た。

そして私の目の前で

「何て無神経なことをするんだ」

と看護師に怒り、

「この詫びにこちら(私)のお子さんをうちの子と言うことで処理してもらいたい」

と言い出し、目玉がポーンしたのが第三の修羅場。

Aさんは今は2児の母になっている。

A旦那は私に会うたびに土下座の勢いで詫びてくれる。

2人ともうちの子たちを自分の子みたいに可愛がってくれ、子供たちも仲がいい。

家族みたいに付き合ってる。

無事にお下がりが済んだのでカキコ。書き込みの許可は貰ってます。

 

バイト先にいたキチ

ちょっと前までファッション関連の販売をやっていた。

私は繁忙期の期間限定スタッフとして入った学生。

そして人手不足のため、期間限定スタッフはみんな揃って長期バイトに移行した。

私は就活の関係もあり、9月までの期間限定で働くことに。

私はアパレルの販売員経験があり、学生にしては珍しく即戦力。

人手不足だったこともありシフトもいっぱいに入れられた。

そして早いうちから閉店作業やお金の管理を任された。

また、同期にも仕事を教えるように店長にも言われるようになった。

ある日、私の個人ロッカーの鍵がなくなった。

ロッカーはショッピングモール全体で共同の更衣室にある。

私の店ではひとつのロッカーをを、二人でシェアして使っている。

鍵が悪用される可能性もあるから、鍵が見つからなければ鍵穴ごと弁償になる。

もちろんそれなりの額になるし、今まで頑張ってきたのに信頼も落ちてしまう。

探したが結局見つからず、悪用の可能性もあるため鍵穴ごと弁償をした。

次は印鑑もなくなった。

立て続けに名札やボールペンも無くなった。

特に名札は持ち帰らずロッカーに保管していたから、店内で無くなったはず。

その上、制服に安全ピンで止めていたから無くす方が難しい。

それでも見つからず仕方なく再発行。

それが5,6月のこと。

私はすっかりモノを良くなくす人。

という印象がついてしまい、そのまま9月末の退職日になってしまった。

そしたら退職した矢先に店長からいきなり電話がかかってきた。

なんと私が使っていたロッカーにどうしても見つからなかったの鍵がささっていたらしい。

私は鍵にキーホルダーをつけていたから一目瞭然だった。

しかし3ヶ月以上経って、やめた直後にこれみよがしに鍵が無事なままで刺さっていることになんだか不信感があった。

更衣室にはたくさんのロッカーがあるため、仮に誰かが鍵を拾ってもどのロッカーのものか特定するのは至難の業。

タイミング的に店長もおかしいと思ったようで、ちょっと浅はかだけど2人で同じロッカーだったAさん(ママ)を疑い始めた。

それでも証拠がなく、どうしようもなかった。

また少したって、再度店長から電話が。

私と入れ違いで入ったバイトのBさんが私のボールペンと同じものを使っていたらしい…

ご当地キ〇ィのペンだったから、キーホルダーも付いていて目立ったみたい。

店長がさりげなくBさんに

「それ可愛いー。〇〇に行かないと買えないよね。」

と話題にすると、Aさんからお土産でもらったと言う。

でもAさんは〇〇に行ったなんて聞いたこともない。

そこで店長がAさんを呼んで、一応事情を聞くことに。

私も同席した。

休憩室に入って私の顔を見るなり、ぎょっとした顔をするAさん。

でも店長が話を切り出すと、ふじこることもなく泣きだして、全て自分が盗んだとあっさり自白した。

動機を聞くと、

・年下で同じ時期に入った癖に私に仕事を教えられるのがウザかった。

・家計が厳しかったのに、自分のシフトがお前のせいで減った。学生が給料もらってもどうせ遊ぶ金になるんだし、私の方が優先されるべきだ。

・ここの店で働くことに憧れていて、店を愛している私が冷遇されて、お前ばかり可愛がられていてうざい。

・お前がモノをなくす人だと思われれば、信頼も落ちて、私に仕事が回ってくると思った。
最初は泣いていたのに段々口調が荒くなり、顔も真っ赤に。

休憩室にいたほかの従業員も驚いていた。

ちなみに私が閉店作業をしている時にレジ金が合わないことが頻繁にあったのだが、Aさんがこっそり抜いていたことも発覚。

店長が名札を再発行したり、印鑑などを買い直したときの実費を請求したら、Aさんは

「そんなもんくれてやる。貧乏学生は卑しいねー」

と野口さん一枚だけテーブルに叩きつけて、そのまま逃げてしまった。

大した金額ではないけれどさすがに野口さん一枚では足りないし、もっと大問題のレジ金のことも解決してないけど、私も持ち物の管理が甘かったし、何よりもう関わりたくなかったから店長にお礼を言って私も帰ってきた。

人に恨まれていたとわかって少し落ち込んだけど、解決してよかった。

それにしても何でBさんに私から盗んだペンをわざわざあげたんだろうか?とかまだ謎は多いけど。

他のバイト同期に聞いたところ、Aママは即クビに。

その後、Aママご主人から

「いきなり妻をクビにするのはどうなのか」

と店に連絡が来た。

店長がご主人に事の顛末を話すと、Aママが返してしていない備品なども彼が返していた。

後出しで申し訳ないけど、店長は今回の件は店側の責任だと言って、足りなかった分の実費を店から補填してもらった。

そしてAママご主人にその分を請求していたとのこと。

レジ金のことはどうなったのか不明だけど。

これで解決というとすっきりしたものではないけど、もう関わることをやめて学業と就活に専念します。

 

娘を欲しがる兄嫁

もう吐き出していいだろうって過去話。

兄嫁がちょっとおかしい人で、カワイイものとかが大好き。

動物好きとか言ってたけどペットとか完全にアクセサリー扱い、半年~1年程度で飽きたとかカワイク無くなったとか想像してたのと違うって言い張って保健所送りにしてた。

そのくせ次のを欲しがるような人で、親は同居してくれる嫁さんだからか何も言わず兄は言いなり状態。

さすがに気持ち悪くなって実家から距離をおいてた。

そのうち自分も結婚して娘ができたんだが、産んですぐに事故で嫁が亡くなってしまった。

義実家と他家に嫁いでる嫁の妹さんとか、まさかの兄弟仲悪かった筈の実妹とかがフォローしてくれて何とかやっていこうって流れができてきた頃に実家と兄夫婦が口端を突っ込んできた。

片親、しかも男じゃ育てるの無理だろうから兄夫婦の養子にしろって言われた時は目眩がした。

葬式の時に兄嫁が娘を見てカワイイを連呼してた時点で嫌な予感はしてた、飼ってるペット捨てて新しいの欲しがる時の反応そのままだったから。

「大事な嫁の忘れ形見を、半年くらいで飽きたとか言って生き物を捨てるような人に任せられない」

って言い張って実家と縁を切った。

最後の方は兄嫁以外全員こっちの味方なのに、欲しい欲しいとか言って子供みたいにゴネ続ける兄嫁がひたすら怖かった。

あとそれでも離婚も返品要求もしない兄と実親にも引いた。

6月に50前でお爺ちゃんになるので思い出して書いた、読みにくかったら申し訳ない。

自転車泥ママ

1年前ほどに泥ママに会った。

ホームセンターに文房具買いにチャリで行った。

鍵も閉めた。

買い物が終わってチャリ置き場に行くとチャリがなくなってた。

すこしあたりを見回すと明らかに自分のチャリを押しているおばさん(35くらい?)がいた。

子供はその隣でポッキーか何かたべながら歩いていた。

なんで自分のチャリかすぐ気づいたかって言うと、泥が後輪持ち上げて歩いてたから目立ったっていうのもあるし、私前まで陸上やってて、入ってたクラブチームでは自転車禁止だったんだけど、そのクラブチームやめて大学のクラブ入ったから晴れて自転車解禁、自分の貯金で自転車買って、父に紫色に塗装してもらったから。

100mくらい先に居たのを確保。

一応短距離で全国行ってたからかすぐ確保できた。

泥も子連れ&後輪持ち上げだったから逃げられなかったっぽいし。

私「それ私のですよね?」

泥「えっ違うけど 私のよ」

私「いや、じゃあなんで鍵あけてないんですか」

泥「自転車の鍵なくしたのよ」

私「いや私持ってますけど…」

泥「私の鍵とったのね!ふじこふじこ」

(ここらへんから声がおっきくなって周りの人が注目し始める)

私「ちがいます!防犯登録で確認してもらいますか?」

泥「そんなのいらない!これ私の!私の!」

私「ほんとやめてください警察呼びますよ」

泥「ふじこふじこふじこ」

ここで警備員さんが到着、事情を聞かれるために事務室的なところにつれてかれた。

泥子は無表情で食べ続けてる。

とりあえず事の顛末聞かれて、私は解放された。

その泥は万引き、チャリ泥棒の常習だったらしく警察につれてかれた。

店長か副店長どっちかはわからないけど迷惑掛けてすみませんでした、と商品券もらった。

と、それだけでした。

 

婚約者に浮気された

弟が婚約者Aに浮気されて別れた。

浮気相手はAの会社の既婚上司B。

口でしただけで挿入はなかったとかほざいてたけど、奥さんが妊娠中で色々溜まった男とラブホテルで2人きりで何もないわけないだろう。

結納はしていたのでこっちは慰謝料をとれる立場だったけど、弟はしなかった。

曰く、結婚はしない、付き合うのもやめる、でもまだ好き、困らせたくない、と。

私は会社にもBの奥さんにもばらしてめちゃくちゃにしてやりたかったがAが弟と別れたとBに打ち明けた途端別れを切り出されたということを知ったのと、今にも死にそうな弟のケアで精一杯で結局何もできなかった。

それから二年、弟はアル中になったり血吐いたり色々したけどようやく落ち着いてきた頃、私が仕事仲間と行った花見で、本当に偶然にAと出会った。

レジャーシートが隣同士だった。

会社の花見だったようで、遠くにBもいた。

同僚の男の腕にしがみついたり楽しそうだったAの顔が私を見てひきつった。

私はさーっと血の気が引いて頭が冷たくなって、気付いたら

「久しぶり、Aちゃん」

と声をかけてた。

顔をそらして無視をしようとしたAの隣のチャラ男が

「Aちゃんの知り合い?一緒に飲みましょうよ」

と声をかけてくれたので遠慮なくAのシートに上がった。

チャラ男が

「Aちゃんとどんな知り合いなんです?」

と聞いてきたので、一気に捲し立てた。

「Aちゃんはねえ、私の弟の元婚約者なんですよ。結納も済んでたんだけどね、Aちゃんが浮気して、破談になったんです。

ほら、あそこのハゲの、Bさんでしたっけ?Bさんと浮気したんですよ。

弟と別れた途端ポイ捨てされちゃったらしいですけど。Bさーん!こんにちは初めまして!

BさんがAさんと不倫してる時に、Aさんが別れた婚約者の姉の●●といいます!!」

みたいな感じで遠くに座ってたBにも大声で声をかけた。

家族で来てたみたいで膝に小さな子供乗せてたけど知らね。

Bは慌てて駆け寄ってきてバカなことを言うな!って怒鳴ってきたけど、後ろから鬼の形相の奥さんらしき人。

「Bさんの奥様?ちょうど奥様が妊娠されてる時の出来事ですよ。証拠もまだ残してあるんで、どうにかするんなら協力しますよ」

すると奥さんがBを思い切り蹴飛ばし、Aに平手打ちパーン!

Bは

「何年も前のことだ!」

と自爆。

奥さんはヒスるAは号泣Bは立ちすくんで動かない、地獄絵図でした。

最後に両手で顔を覆ってるAの手を引き剥がして睨みつけて、

「弟はアル中になったり胃潰瘍になったり苦しんだんだ。なんであんた苦しんでないの?苦しめよ」

そう言って、ぽかんとしてる私の仕事仲間に謝って別の場所でお花見した。

このことを弟に言うか悩んだけど、もし何か弟に危害を加えられたらマズイと思って全部話した。

そしたら弟は

「嫌な役をさせてごめん。本当は俺がしないといけないことなのに」

って泣いた。

それから時間がかかったけど、弟は専門家に頼んで少ないけど2人から慰謝料を取った。

その時点で2人は仕事を辞めて、Bは奥さんと離婚寸前だった。

女なんていらねと言っていた弟も、最近ようやく「気になる人がいる」と顔を赤らめていうようになった。

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