『親父と不倫していた嫁』など 短編10話【91】修羅場 – 本当にやった復讐の体験談

『親父と不倫していた嫁』など 短編10話【91】修羅場 - 本当にやった復讐の体験談

 

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短編 – 本当にやった復讐 修羅場編【91】

 

ファミレスの迷惑客

ファミレスでバイトしてた時の話。

その店舗は大学が近くで365日勉強部屋と化していた。

夏場に電気代節約の為にドリンクバーだけで24時間居座った人もいた。

空調温度は本社指示で決められた温度以下(夏なら冷房24度)にしてはいけないんだけど

「暑くて部屋出来ないからもっと下げて」

と言う人続出。

そんなに節約しながらキンキンに冷えた部屋で勉強したいなら誰かの家に集まれと思った。

10時~翌0時30分までいた人がその日の13時にまた勉強しにきて

「今日ドリンクバー頼んだからドリンクバーまだ飲めますよね☆!」

と言ってきた。

ちなみにこの人はやっぱりドリンクバーだけ頼んでこそこそ持ってきたおにぎり食べてた人。

もちろんそんな制度はないので

「一旦会計して店を出たらリセット」

と言う事を丁寧に説明したけど

「今日頼んでたのに」

とぐちぐち言ってた。

そんな事したらドリンクバー代1回払えば永久に飲めるじゃん。

9時から来て勉強、12時にやっとランチ頼んだ人が16時からいなくなる。

テーブルにはノート類が広げっぱなし、バックはあるけど勉強道具が入っただけのバック。

8人掛けのテーブルに2人で座ってたから、念のため1時間待って帰って来ないのでディナータイムと言う事もあって荷物は撤去して一旦預かりに。

19時くらいに帰ってきて自分たちが座ってたテーブルに人がいる!と騒ぐ。

店長が対応したけど

「夕食を食べに違う店に行ってた。1日中ここの食事じゃあきる」

と言ってたらしい。

所謂中抜けと言うやつだがファミレスでそんなこと通用するわけない。

「眠いから仮眠を取りに帰ってた」

と12時間後に帰ってきたバカもいた。

この時はノートが1冊テーブルにあっただけなので食い逃げで通報した。

お金を払ってでるとまたドリンクバー代払わないといけないから中抜けすることにしたようだ。

でもそれは食い逃げと思われても仕方ないと思う。

本当にこんな人ばかりで大声もすごくて一般客が大学にクレームいれたくらいだった。

案の定今、その店舗は一般客がいなくて学生相手に営業してる。

 

キラキラネーム「海鈴」

キラキラネームって言葉が出回る前、コトメが赤ちゃん産んだ。

命名海鈴。

名前見てウトメが、

「え・・・、ウミスズ?」

「これなんて読むの?」

コトメ夫婦は

「読めるでしょ?読んでみて?うふふ」

な得意顔。

子どもの幼稚園に、同じような名前の子が数人いたんで、

「まりんちゃん?」

と聞いたらあたり。

ウトメは

「変わった名前つけて・・・」

「これは読めん」

と困惑顔。

コトメ夫婦はその困惑を、むしろ待ってましたって感じで、夫婦で考えた世界にひとつだけの名前であることを熱弁していた。

でもウトメとうちの旦那は

「なに考えてんだ、読めない。珍名」

と困惑。

もうその頃から、幼稚園にはキラキラ子がウヨウヨいたから、

「珍名とか、全然そんなことないよ。読めるし、普通だよ。っていうか幼稚園に、同じ漢字のまりんちゃんが2人いるよ。よくある当て字の名前だよ。むしろ流行りの名前だよ。ね?」

と言ってしまった。

そしたらコトメの顔が般若みたいになって、

「出て行って!ウワァ~」

と泣き出した。

てっきりウトメや旦那が言われた、ほらねと思ってたら、コトメ旦那につまみだされたのは私だった。

夫婦で考えたすごく思い入れのあるオンリーワンの名前を、よくある名前だと言われたこと。

幼稚園に2人いるよと言ったこと。

当て字だと言ったこと。

むしろ流行りだと言ったこと。

すべてがコトメ夫婦を傷つけてしまったらしい。

それからずっと、ひどいこと言ったって責められてるけど、知らんがな~としか思えない。

だいたい自分たちもうちの子の名前披露の時には、

「ありがち」「かわいそう」って、聞えるようにコソコソ笑ってたくせに。

あの時はすごく感じ悪かったっけ。

なのに自分の時は、悪く言われたわけじゃないのに、これ?

意図したわけじゃないけど、私の言ったことってDQNかな。

でも名づけの悪口は向こうが先だからDQN返しか。

コトメはオンリーワンじゃなくなったから、可愛いと思えないって、トメに海鈴ちゃんの世話丸投げして今に至ってるから、結果みたら、そういうことになるのかも。

いまだに名前にこめたすごい思い入れがなんなのかは、分からずじまいだわ。

夏生まれでもないし。

※ちなみに海鈴は仮名です。これぐらい当時よくある当て字の名前でした。

ナイフを突きつけられた

今から20年ほど前、小1の時にあった修羅場。

田舎育ちだったのだが、当時はまだまだのんびりした時代だったので、普段は集団下校ではなく家が近い友達同士でバラバラに帰っており、私も近所の幼馴染と一緒に下校していた。

帰宅路は、途中で太い道路から外れて細い脇道に入っていく感じで、分かれ道付近から人気がなくなる。

ある日、幼馴染と二人でいつものように帰る途中、分かれ道のところでいきなり二人組の男が飛び出してきた。

学生服を着ていたから中学生か高校生、知らない顔だったと思う。

私たちの前に立ち塞がるので立ち止まったら、無言のまま一人が私にナイフを突きつけてきた。

あまりに唐突な出来事に、テレビなら

「手を挙げろ!」

とか言う所だよなーとか思いながらナイフを見つめて固まってしまった。

今でも覚えているけど、刃渡り10㎝くらいの柄の白い折り畳みナイフだった。

ナイフ男ももう一人も、私も幼馴染も誰も何も言わないまましばらく経って、無言のままナイフ男がどいたのでそのまま横を通り過ぎて家に帰ろうとした。

後ろから

「ダメだあいつ、何にもわかってねーよ」

とか言っていたが、呼び止められなかったのでそのまま普通に歩いて帰った。

少しして悲鳴が聞こえたので振り返ったら、別の子供たちがナイフ男に追いかけられているところだった。

家について、

「お帰り~」

と迎えてくれた幼馴染のお母さんに、さっきこんなひとがいたんだよーと話したところ、大慌てでどこかに電話して、車で学校に連れて行かれた。

入ったこともない校長室に通されて、たくさんの先生方からあれやこれやと尋問された時の方が緊張した記憶があるその後犯人は補導されたらしく、しばらくは集団下校になった。

なお、ボケていた私と違って幼馴染はちゃんと怖かったらしいが、怖すぎて声が出せず、足が震えて逃げもできず、立ちすくんでいたが、のこのこ歩く私に引っ張られて何とか家まで帰れた…と後から聞いた。

幼馴染のお母さんから話を聞いた私の両親は、我が子のあまりの危機意識の低さに頭を抱えたらしい。

反応の薄さに相手が呆れてくれなかったら…と思うと恐ろしい思い出。

 

粗大ゴミ泥ママ

先週、敷き布団を粗大ごみとして出した。

自治体に電話してスーパーで処理シールを数百円で買い、捨てたい物に貼って指定日に家の前に出しておくシステム。

先週出勤前に布団を大袋に入れて布団にシールを貼って出した。

そうしたら今日になってアパートに帰ったら斜め向かいの戸建てのママがドアの前に居た。

なぜか私が捨てたはずの敷き布団を横に立てて。

以下会話の大体な感じ。

ママ「この布団を捨てたのあなた!?」

私 「はぁ、そうですが(あれ回収されたんじゃ…?)」

ママ「まだ新しい感じの布団なのにシミだらけで臭くて子供が眠れない!」

私 「はぁ、おしっこ臭くなったから捨てたので相当臭いと思いますよ」

ママ「え!?あなたいい歳しておねしょするの?」

私 「いや、うちの猫が病気で漏らしてしまうので仕方なく」

ママ「病気の猫のおしっこ!娘に病気が移ったらどうしてくれるのよ!」

飼ってる猫には持病があって、月に1、2回は発作を起こして失禁してしまう。

ペットシーツやおねしょシーツも使っているが使い心地が悪かったり、油断して通常のシーツの時に失禁されたり。

おまけに雄猫で片タマが本来の位置ではなく体内にあって手術で取ってないせいか尿が臭い。

なので、対策を失敗して何回か布団本体にされたら捨てることにしている。今回は購入して1年半ほどだった。

ママ「こんな臭いのいらないから返すわ!」

私 「拾ったなら責任持って役場に電話して回収してもらうか、廃棄センターに持ってて下さいよ」

ママ「元々あなたのでしょう!なんで私がそんなことしなきゃいけないのよ!」

細かいとこはうろ覚えだけど、こんなようなこと言われて何で1度捨てた物を勝手に拾われた上に文句を言われてさらにうちの猫を病原菌みたいに言われててんだ腹を立てていたら、そこに丁度

「何してんだ?」

って声とともにそこのパパさんらしき人が帰宅してきた。

細かいとこはうろ覚えだけど、こんなようなこと言われて何で1度捨てた物を勝手に拾われた上に文句を言われてさらにうちの猫を病原菌みたいに言われててんだ腹を立てていたら、そこに丁度

「何してんだ?」

って声とともにそこのパパさんらしき人が帰宅してきた。

なお、なんで私が布団の持ち主とわかったかは捨てるところを丁度見てたらしい。

ママ「貰った布団が臭い!ひど!」

パパ「ただで貰っといてなんですが、ホントに臭いんで娘が嫌がってました。人に譲るならもうちょっと状態を考えてからに……」

私 「その布団、猫が粗相したから私はんですけど。処理シールも貼ってあったのを奥さんが勝手に持って行っただけですよ」

パパ「……」

ママ「嘘だ!あなたがくれるって言ったじゃないの!」

私 「いや、私あなたと喋るのは今が初めてなんですが。処理シールのレシートもあるし携帯に役所への通話履歴も残ってますよ」

ここでパパさんが鬼のような形相になり、不満顔のママを引きずるようにして自宅に撤収。

取り残される布団と私。

とりあえず、ここで私が布団を持って帰ったらなんだか負けの気がして、あちらの自宅の前に置いた。

30分後くらいにチャイムがなってモニタにパパさんが写ってたので、布団を突き返されるのかとこわごわチェーン越しに対応したら、すごく謝罪された。

家のゴミ箱から剥がしたシールが出てきたこと、布団は責任を持ってセンターに持ち込み処分することを約束してくれた。

一応は解決したんだけどトラブル元が近いし、ママさんと稀にだけど顔を会わせるし、そこの小学生の娘さんがうちの猫と腰高窓の網戸越しに時々会話してるのを知ってるし(部屋は1階で道路に面してる)私とも面識があるしでなんだか気まずい。

 

気の長い勘助

気の長い勘助?の話。

そして内容の割りに話も長くなってしまいました。すみません。

実家の2件隣にはAさんという60代くらいの夫婦が住んでいて家族ぐるみとまでは行かないが、おすそ分けを渡しあうような付き合いだった。

A夫婦の孫が勘助。当時小3くらい。

勘助家族は別に住んでて、勘助だけが遊びに来ることが多く、歳の近い私(幼稚園~小1くらい)が遊び相手だった。

家の前で二人で遊んだり、A夫婦の車に乗って、近所のスーパーで勘助と一緒にお菓子買ってもらって親に怒られたり。

月に1~2回そんなことがあり、時が経ち、やがて、勘助も遊びに来なくなった。

やがて、A旦那さんが亡くなると、A奥さんは家が広すぎると越していった。

勘助と遊んでた時期から20年経ち、私も結婚して、実家から越した。

勘助のことなどさっぱり忘れていたある日、母から連絡があった。

話を聞くと、突然、スーツを着こなした勘助が実家に訪れ、

「お母さん、ご無沙汰しています、勘助です」

と、挨拶しに来たという。

母も勘助のことを忘れてて困惑していると

「勘ちゃん(勘助のあだ名)です」

と言い直し、A夫婦の孫と判明。

まーまー懐かしいわねーと調子を合わせていると、勘助

「私さんのお父さんにご挨拶したい」

と言い出した。

母も変だと思ったので、父は不在と告げ

「なぁに?今はこの辺に住んでるのー?それともご用事?」

と探りを入れると、勘助

「やっとこちらの腹も決まりました。○○(実家の苗字)の方々にはお待たせして申し訳ないと思っています」

の返事。

ますます当惑する母。

極めつけは

勘助「私さんをお迎えに上がりました。絶対に不幸にさせません」

母、( Д ) ゜ ゜メダマドコー状態。

母、始めは私子はここに住んでないのよー、遠くに越しててねー、とお茶お濁そうとしたようだったが

勘助「一人暮らしを?それは危険ですね。今から伺います」

と言って話しにならない。

挙句に、母を説得するのに時間が要った、○○家では釣り合わないと散々言われたが、僕の心は広く、愛に身分の差は云々と、聞いても無い、実家sage話を喋り、母も頭にきて

「私子は『身分相応の』素敵な旦那様と幸せに暮らしてるからお気遣い無く!次来たら訴えるから!警察呼ぶから!」

と叫んだそうな。

すると勘助、その場でorzの体勢になって
「ウボァー!!」

とひとしきり泣き叫び母が

「どきなさい!近所迷惑!警察呼ぶから!つか、呼んだから!」

と言うと、泣きじゃくりながら帰って行ったそうだ。

父帰宅後、警察に相談&様子を伺っていたwktk顔のご近所さんには根回ししたそうだ。

今回私に電話したのは

「逆恨みに来るかも。今回帰省はしないほうがいい。余計な事言ってごめんなさい」

という謝罪。

勘助が、高速で4時間の場所にわざわざ来るとは思えないが、それでもちょっと心配。

つか、何で今更。いや、仮に独身時代でもお断りだけどさ。

 

親父と不倫していた嫁

打ってみたら長くなったんで数レス使わせてもらいます。

要所要所は適当にぼやかしてある。

結婚二年目突入した頃、嫁から衝撃カミングアウトがあった。

大学の頃、俺の父親と二ヶ月ぐらい不倫してたそうだ。

脳みそが信じるのを拒否った俺の第一声

「えドッキリ?」

俺と嫁はもともと家が近い幼馴染みで子供の頃はよく遊んでたが思春期になると疎遠になり高校卒業すると俺は県外の大学へ。

その頃は互いのメールも携帯番号も知らず全くの他人状態。

昔から俺の親父に憧れてたらしい嫁はこの頃、親父に告白し不倫。

でも二ヶ月ほどで報われない関係が虚しくなって別れたそうだ。

数年後に親父が病死、葬式で帰省した俺と手伝いにきてた嫁が再会。

昔話に花が咲いてメアドと番号交換、そっからちょくちょく連絡取り合い嫁に会いたくて以前より頻繁に地元に戻るようにもなりやがて交際スタート。

嫁は俺が地元を離れてる間も俺の母や同居してる姉夫婦と交流あって俺と嫁が付き合いだした時には母親めちゃくちゃ喜んでた。

嫁が今更カミングアウトしたのは、そろそろ子供も作りたいし母親になる前に秘密を告白しておきたかったのもあるし墓場まで持ってくつもりだったけど黙ってるのがしんどくなった、と。

俺は衝撃過ぎてドッキリ発言以降なにも言えない状態だったんだが嫁が

「お義母さんとお義姉さん達にもきちんと話すから」

と言ったため驚き

やめろ→何で?→説明→そっか…でもやっぱ言う→やめろ、のループ。

過去のこととはいえ夫の不倫を暴露され挙げ句にその不倫相手が息子の嫁という最悪の状況になるんだぞと再三言いきかせた結果嫁はかなり不満げながらもようやく

「言わないでおく」

と返事。

とりあえずこの件については明日以降じっくり話し合うことにし嫁の

「なんで?一緒に寝ようよ」

発言をスルーして車中泊。

翌日ゲロ吐きそうになりながら出社。

仕事で現実逃避できてたから残業もしようと思ったら姉から電話。

嫁が独断で動き、俺の母と姉に全部をぶちまけたらしい。

電話の向こうでキレまくってる姉にとにかくすぐ行くと伝えて実家に行くと呆然としてる母とわんわん泣いてる嫁とキレてる姉と姉が暴れないよう必死に羽交い絞めにしてる姉旦那。

その後の話し合いで、母は父の不倫自体は知ってたことが発覚。

(全く知らずにいた俺と姉はそのことで新たな衝撃を受けた)

当時、幸か不幸か俺も姉も地元を離れてたから心配かけないよう不倫の件は夫婦間だけで収め母は父のことを許し再構築を決意。

気力がなかったのと正直もう不倫の話をしたくなかったから相手を追及することはしなかったらしい。

当然ながら親父も相手が誰かは言わず、文字通り墓場に持ってった。

普段から俺の母、姉、嫁の三人で買い物したり食事に行ったりかなり仲良かっただけに母と姉にとっても相当な修羅場だったと思う。

不倫してたもう一人の当事者である親父はもう他界してるから問い詰めることも怒りをぶつけることもできない。

もちろん親父もまさか自分の不倫相手と息子が付き合い結婚までする未来なんぞ想像もしてなかったとは思うが。

最終的に俺と嫁は離婚。

嫁が親父と不倫してた頃は俺と嫁は他人だったわけだし不貞行為が直接の理由ってわけでもないんだが、過去に不倫をしててその不倫相手の妻や娘と平然と近所付き合いしたり不倫相手の息子と結婚できてしまう嫁と一緒にいるのが辛くなって別れた。

以上が4年前に体験した修羅場。

二度と墓参りしないと宣言し親父の話を禁句としてた姉がこないだ親父の思い出話をぽろっと零してたと姉旦那が教えてくれた。

しばらく参りきってた母も今は元の元気を取り戻してる。

実は俺もあれ以来親父の墓参りには行く気になれなかったんだが今年の盆は4年ぶりに行こうかとちょっと迷いつつある。

本心では親父を完全に許せてないのである意味まだ修羅場継続中だが大好きな親父だったし良い思い出が多すぎるから憎みきれず嫌になる。

間違い電話

まだ、携帯電話もポケベルも広まってなかった頃の話。

実家は間違われやすい電話番号のようで、いつも間違い電話がかかってきた。

酷いと

「お宅何番です?」

なんて聞く人も。

一番頭にくるのが、

「はい、もしもし、鈴木(仮)です」

と受け応えた瞬間、ガチャ切りする人。

なので、ある時から、受話器をとったら、

「もしもし」

とだけ応えるように教えられた。

「はい、もしもし、鈴木です」→(やべ、間違えた)→ガチャ切り

「もしもし」→「田中さんですか?」→「違います」 →ガチャ切りされることは無い。

自分から名前を名乗ったら、悪用されてしまうかもしれないから(その番号が鈴木さんと知れてしまう)、必ずそうするようにと、言 い聞かせられた。

ある日、家に一人でいるときのこと。

昼過ぎくらいに電話が鳴って、応対した。

私「もしもし」

相手「あ、もしもし?みーちゃん?」

私「違います」

相手は若い男の声だった。

もちろんみーちゃんは我が家にいない。

また間違い電話か~と思って応えると、この男は勝手が違った。

男「違う、か…。ま、そう思われても仕方ないっか…」

私「!?」

当時私は小学生ながら、声色なんかは大人とそんなに変わらなくなっていた。

(電話口で「旦那様ご在宅ですか?」と聞かれる感じ)

どうにも、その男は、夕べ会った女性のつもりで話しているよう。

こっちは黙ってるだけなのに(思考がとまった)、夕べの出来事を語る語る。

男「俺、 夢中でさ。君の気持ち考えられなくて…、本当に、悪いことしちゃったなって」

私「あの…人違いですよ?」

男「…ハハッ。嫌われちゃったなぁ」

私「!?」

何を言っても暖簾に腕押し。

普通に考えれば、一方的に切るなり、鈴木ですって名乗れば良かったんだけど

「こっちから名乗ってはいけない。悪用される」

「しつこい勧誘でも、一方的に切るのは自分を落とす行為だ」

と日々母に教え込まれた女児には、なかなか行動に移すことができなかった。

しかし、子供ながらにも聞いちゃいけないことを聞かされ続けて堪らなくなり(帰り際、無理矢理抱きしめてキスしたそうだ)ついに意を決して言ってやった。

「うちは、鈴木ですけど」って。

そしたら、長~い沈黙の後、

「…… すいませんでした」

と呟いて、男は電話を切った。

暫く経って、また若い男から間違い電話かかってきたんだけど(同一人物か不明)男が間違えて内線登録したのか、女の人がウソ教えたのか…。

書き起こしてみると大したこと無いけど、当時は

「電話を切りたいのに切れないよ~。聞いちゃいけない話だよ~」

と、半泣きだった。

恋は盲目っていうけど、男の解釈っぷりが衝撃的でした。

 

映画館でのセコケチ

先週遭遇したセコケチ。

ヲタ話注意です。

久しぶりに彼氏と休みが合ったので、お互い見たいと言っていた映画を見に行った。

(まあ私はその前に何回も見ていたのだけどw)

そこの映画館にはポイントプログラムがあって、貯まったポイントを鑑賞券や売店で売っている商品の引換券に交換できる。

レディースデーにせっせと貯めていたポイントがけっこう貯まっていたので、ポイントを使って見ることに。

鑑賞券にはポップコーンの引換券がついてくるんだけど、私も彼氏も映画を見る時に何かを食べる習慣がない。

でも勿体ないし…と、思いながら、(商品の引換券をジュースジュースに交換するため)売店の列に並んでいたら、前に小学生を連れたお母さんが並んでいるのを発見。

不審者と思われるのを覚悟で声をかけたら、最初すごい警戒されたけど、快くもらってもらえた。

…ここまでならただのほっこりエピソードなんですが、その後ろにいた子連れに

「うちも子どもがいるんですけど!」

と絡まれた。

知らんがな(´・ω・`)と思いつつ無視していたら、クレママがシカトすんじゃねぇよ!とどついてきて、前にいたお母さんが係りの人を呼んでくれた。

その場で軽く事情を聞かれていた途中、ヒートアップしたクレママがまた私をどついて来たので、クレママは係りの人にどこかへ連れて行かれてた。

その後ドリンクを引き換えて席に着いたら、隣にポップコーンの引換券をもらってもらった親子連れの方がw

お母さんにすごく謝られたけど、別にお母さん悪くないし…と申し訳ない気持ちでいっぱいに。

3種類ある入場者特典がかぶってorzとなっていたら、お子さんの片方が交換してくれて、お母さんがご自分の分をくださって、無事にコンプリート!あなたが神か(´;ω;`)

セコに絡まれなければいい話で終わったのになあ…

 

献血ルームで

採血が原因で病院送りにされたことある。

数年前に転職して半年間大阪の本社で試用期間&教育訓練という形で暮らしてたことがあるんだけどその期間中の休みの日にとある25階にある献血ルームに行って献血したんだよ。

まぁタダで血液検査できるしって今までも地元とかで定期的に行ってたんだけどね。

献血前に採血があるんだけどさ、20代前半位の女性だったんだけどそれが下手糞だったんだよね。

一度刺して失敗したらしく、抜いてもう一度刺したりさ。

まぁそこまでは別に気にしてなかったんだ、けどもう一度刺してまた失敗だったらしく今度は刺したままグイッと無理やり針を動かして血管に刺しやがったんだ 。

その後普通に献血し終わったんだけど、採血で刺したところの痛みが全く引かないから常駐の医者に相談したらあった出来事を話すその医者以外にそこの責任者と看護師?のトップの人が集まってきてかなり動揺してたのがかなり印象的だった。

結論だけ言うと、下手糞な採血のせいで神経を傷つけられたのが原因で時間が経つと痛みと共に痺れが出てきて流石にヤバイから献血ルームの人立会いで病院行きになったんだよね。

まぁ特別な治療方法も無く、痛み止めとシップで回復を待つしかないって診断だったんだけどさ。

全治2ヶ月ってとこだったわ。

採血用の細い針より献血の太い針を刺す方が痛くないってのは驚いたね。

誰がするかがどれだけ重要なことか。

あと病院に行くのが物凄い羞恥プレイだった。

立会いの献血ルームの人は看護師で婦長らしく50代のおばちゃんなわけよ、そんで俺は23歳の若造。

周囲から見たらいい年した男が母ちゃんに付き添ってもらって病院に来てるとしか見えないんだよ。

マジで泣きそうだったわ。

 

帝王切開の話

一人目妊娠の時の話。

義弟嫁と私との妊娠時期がほぼ重なって、予定日が2週間違い。

ただ、私は20代でモヤモヤ病の診断受けていたので最初から予定帝王切開がきまっていたんだけど何故か義弟嫁はそれを聞いた途端

「ええええ?帝王切開なんですか??普通分娩じゃないんですかあ?カワイソー!!」

と大げさに騒ぎ出した特に何も考えてなかったので

「まあ無事生めるんならどっちでもいいけどね」

というと

「いやいやー。やっぱり普通分娩が一番でしょ。普通でしょー。一人目から帝王切開ってことは今後も帝王切開確定でしょ?お姉さん、カワイソー!」

なんだかよくわからないけど、何故か可哀想っていわれると凄く腹たつんだなーとこの時思った。

ただ、何故かこれもよくわからないけど、隣にいた義妹が

「でもお姉さん(=義弟嫁)も逆子で帝王切開の可能性だってでてくるしそんなに可哀想可哀想って言うことないと思うけどな」

とフォローしてくれて義母も

「そうそう。うちも次男君(=義弟)と長女ちゃん(=義妹)は帝王切開だしね。元気に生めるならどっちでも同じよ」

とさらにフォローしてくれた。

後で義妹に聞いたら

「義弟嫁さんのわざとらしいカワイソーの言い方にムカついた」

そうです。

ところが、しばらくして義弟嫁が逆子で帝王切開確定出産前に顔あわせたら

「あーあ。帝王切開菌ってあるのかな。義弟嫁さんが帝王切開だからうつっちゃったのかもー」

だとさ。

イラッとしたわw

しかも出産直後にメールにて

「二人目は私Vバックかんがえてまーす」と宣言された。

どんだけ下から生むのに拘ってるんだ・・・と怖くなった。

でも結局二人目も帝王切開だそうな。

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