『オカルト的復讐』など 短編5話【18】本当にやった復讐の体験談

『オカルト的復讐』など 短編5話【18】本当にやった復讐の体験談

 

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短編 – 本当にやった復讐【18】

 

 

子供に復讐

 

復讐は子にやるのが最良。
そいつの子供に小学校から中学までの恨みをぶつけてやった。
大勢から仲間はずれにさたと感じその子供は涙目。
親の因果が20年以上のときを経て子に降りかかる。

発端は小学生のとき、転校してきた自分は、学校に馴染めずにいた。
前の学校のかばんやジャージだったので、一人目立ち、無視とかされるようになった。
その首謀者だったのがkだった。前の学校とは一転、暗い学校生活になった。
時は大きく流れ、自分は地元少年団の指導員になっていた。
そこで指導する子の中にkの子がいた。

はじめは普通に接したけど、昔の怒りがこみ上げ押さえが利かなくなった。
子供に手を出すのは御法度と思うがどうにも我慢できない。
いろいろ小技でkの子に復讐したが、何も知らない子は私に相談してくる有様。

夏休み、団でキャンプに行くことになった。
キャンプは子供たちで計画し、子供たちで参加名簿を作り子供たちで実行する。
その上で指導者が監督するという形になっていた。
子供たちが書く団員宛に封書で案内を出すのだが、私はチェックの際、kあてのを捨てた。

k宛には参加申込書が届かない=不参加ということ。
「練習に身が入らないから」という理由で、
キャンプの話題は準備事項を除いて直前まで団内でも厳禁にした。
そして盆明けキャンプに出発、当然kの親子は不在。

キャンプから帰ってきたとき、kの子は「仲間はずれにされた」と涙目。
「子供に案内状を出させたので手違いがあったかも」と責任者が謝り、
kの親も「子供がやったことなら・・・」と矛を収めた。
しかしkの子は涙目・・・。

それ以来kの子は団員と仲違し、孤立。
パスをまわしてもらえなくなったり、パスをしてもスルーされるようになった。
私が指導者として仲裁に入り(心の中は爆笑)一度は収めるも、溝は埋まらず
退団していきました。
仲間はずれはつらいよなあwwwwwwww

 

 

オカルト的復讐

 

昔、彼氏と大喧嘩した。
きっかけは些細なことだったが、最後は容姿や親のことまで罵られ、泣いた。
彼氏は一言も謝らず、と言うか
「言い過ぎたけど、本当の事だからしかたねーだろ。」
これでこの件落着と思ってたらしい。
むかついたけど、表面上は忘れたフリしてちょこちょこ嫌がらせ。
彼氏の家(実家住まい)の庭にボロボロのこけし(バイト先のリサイクルショップの廃棄品)をこっそり撒いたり、
紙のヒトガタ(コーヒーで古びた感じに加工済み)を目立たない所に貼り付けたり。
カセットテープに赤ん坊の泣き声っぽい音(自前)を録音して、
古いカセットデッキに仕込んで2時間の間10分置きに響くようにしたり。
田舎だから夜は真っ暗、隣家も遠いので色々できた。

しばらくすると彼氏の元気が無くなり、私が尋ねると「いや、なんか最近変なことばかりで…」と言葉を濁した。
元気づけるために友達も誘ってカラオケに行き、隙をみて彼氏の服のポケットにヒトガタ忍び込ませたり、
途中で「ね、なんか赤ちゃんの泣き声聞こえない…?」とかやったり(すぐ定番の笑い話にしたが、彼氏だけは真っ青)。
2ヶ月くらいして彼の家族がお祓いする人を呼んだので嫌がらせはやめた。
十分すっきりしたが、お祓いした人が彼氏に「これは女性の生霊のしわざ」って言ったそうで、
「赤ちゃんの声がしてたから違うと思うけど…。お前にも俺、ひどいこと言った。ごめん。」と謝られた。
他にも何人か謝りに行ったり手紙書いたりしたらしい。
すっかり懲りたのか、激昂する前に気を静めるようにしたので、まあ良かったのかな。

 

アレルギー性ショック

 

看護士をしています。
まだ看護学生だった時に、合コンの後なぜか悪酔い。
気が付いたら、合コンで顔を合わせたばかりの男性の部屋。
もう後の祭りで、泣きました。数日続いた身体の痛みと違和感、出血に寝込みました。

警察に訴える事も考えましたが、もう一度これを話さなきゃいけないことが嫌で嫌でたまらなかった。
看護学生のくせに、と思われそうですが、医者に行く勇気も持てないうちに妊娠を自覚。
2か月のうちに堕胎。小さな命を自分で殺してしまった罪悪感と、
堕胎時の手術から感染症。予後の体調不良。
一年を棒に振りました。その後なんとかまた学校に復帰しましたが。
噂話で、薬を酒に混ぜて昏睡させて、あちこちで同じような
事をしている奴だ、と聞き、また悔しさに泣きました。

看護士になって数年目に、その男が急病で自分の務める病院に救急搬送。
スタッフの努力と本人の生命力でかなり回復。
ところが退院前夜に見回りをしていたら、声高にその男が
同室の男性患者と楽しげに武勇談を吹聴。
血が引くような思いで聞きました。
本来なら退院する筈の朝、その男性は突然急変。亡くなられました。
前夜に勝手に飲み食いしていた物(酒・つまみ)の
どれかににアレルギー性ショックを起こしたようでした。
男性は沢山のアレルギーをお持ちでした。
退院だ、と浮かれて、注意を怠ったのでしょうね。
病院では飲食を禁じています。

自分はその夜キチンと注意しましたから。
「今夜で看護士さんともお別れだから寂しいよ、こっそりどっかで一発やらせてよ」
「君の事を考えてて眠れないんだ、眠剤くれない?」
などと、自分を見憶えてもいないくせにふざけたことを言っていましたね。
個人の冥福を祈りつつ。

 

 

四面楚歌

 

職場の三十路ブリッコ女にずっといびられてた
二人きりになった時だけ絡んできて嫌味を言われたり
根拠の無い言い掛かりをつけられたりしたとにかく陰湿だった

その女は他の人の前ではいい子ぶっていたし、
私もいびられてる事を黙っていたから表沙汰になる事はなかった

ある日どうにも我慢できなくなった
絡まれている時の会話を数パターン録音し
(いつ絡まれてもいいように持ち歩いてた)本人が居る前で上司や職場の人達に聞かせた
「ずっとこんな酷い目に遭っていた」と涙ながらに訴えながら
嘘泣きだけどな

女は涙目、耳まで真っ赤にして「アタシじゃない!アタシ知らない!」を連呼
女に向けられる冷たい視線
しゃがみ込んで泣くふりをしながら、女を見上げると目が合った
一瞬真顔に戻して口パクで「バーカ」と言ってやった
その時の女の顔は何度思い出しても笑える

その後、私と同じ目に遭って黙っていた人達が次々と名乗り出てその女は四面楚歌状態になり
今はろくな仕事をさせてもらえず職場で孤立している
最近辞表を出したと噂で聞いた
そのうち居なくなるんだろう
ざまみろくそ女

 

 

ブラック会社の横暴

 

二年間サビ残強要してた会社にいきなりの解雇食らった
営業所たたんで遠方の本社に逃げ込んだ強みか
労基の警告もガン無視な相手にブチキレた俺は、本人訴訟にて報復を決行
もちろんタイムカード、日報等証拠は十分
毎月、俺の地元裁判所に社長呼びつけて、
子供みたいな言い訳してる姿は、見ててスッキリするわ

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本当にやった復讐短編
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