『全身ジャージのギャル』など 短編10話【53】修羅場 – 本当にやった復讐の体験談

『全身ジャージのギャル』など 短編10話【53】修羅場 - 本当にやった復讐の体験談

 

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短編 – 本当にやった復讐 修羅場編【53】

 

妊婦に席を譲った

妹の旦那(以下義弟)は1時間半かけて通勤しているんだけど、1月に妊婦に席を譲ったことがあって、そこまでは良い話だった。

それから続けて妊婦が前に立つようになり、義弟は優しいもんだから席を譲ったそうだ。

最初は同じ人だと気づかなくて、とりあえず妊婦が乗ってきて自分の前に立つので譲っていたらしい。

でも同じ駅からなので「あ、そうか」と気づいたらしい。

その妊婦は義弟が乗ってから20分くらいの駅から乗ってくるので、譲ったら義弟はその後1時間以上立つ羽目になる。

毎日譲るのは幾ら優しい義弟でもとてもじゃないけど無理だし、その妊婦の席とりのために座ってるわけじゃないので、心を鬼にして翌日は眠った振りをしていたら、かばんをさりげなくぶつけられて起きるように促されたとのこと。

仕方ないから翌日は別の車両に乗ったら、探されて前に立たれて「…探したんですよー」と小声でつぶやかれて、なんだかもうすごく怖くなって、明日から1本早めに行くそうだ。

妹は「笑えない話だよねー…」と愚痴ってた。

 

全身ジャージのギャル

先日、近所のモールに買い物に行ったらロビー付近にちょっとした人だかりが出来てた。

中央には泣きじゃくってる3歳くらいの女の子と、そのママらしき女性と怒鳴り合ってる全身ジャージのギャル。

初老の警備員がなだめてるけど、二人はますますヒートアップし、娘もギャン泣き。

野次馬の話に聞き耳立てたら、娘の持ってる鼠キャラのカバン(というかポーチ)をギャルがブン盗って、それを見たママが娘の一大事とやり返したらしい。

とにかく場所を移そうと警備員が促すも、

「恥かかされた!土下座するまで許さないから!」
と吠えるママ。

「ふざけんな!あたしのだ!泥棒のくせに!」
とすごむギャル。

「あ、それギャルのです」
と空気が読めず手を挙げた私。

あんなに人様の注目浴びたの学生以来です…。

とにかく別室に、と事務所のようなところに案内されて、まずママが口火を切った。

「このス●ィッチのポーチは娘と鼠園に行った記念に買ったもの!自分と娘の名誉に誓って(本当に言った)これは娘のもの!」

ギャルは「これは母親からもらったお土産で、買い物用の財布!絶対にあたしの!」と譲らない。

涙目の娘はポーチを服の中に入れて隠そうとしてて、傍目から見たらいじらくも見えた。

警備員から「いずれにせよ、ポーチには小銭とはいえ金銭が入っているので持ち主の証明ができないとお返しできない」

と言われ、私さんはギャルの知り合いか?と聞かれたけど、いえ、名前も知りません…と答えたら微妙な顔された。

無関係な第三者が首突っ込んできたと思われたらしい。

「あ、でもギャルのだって証明できる人はいます!」

と近所に住む義母に事情を話して来てもらった。

一時間後、義母と近所のおばさん2人、おじさん、子連れの主婦、ネパールカレー屋の店長がギャルの弁護人として集結。

私を含めて全員が、そのポーチは九州のギャルの母が去年初めて行った鼠園で買ってきたお土産!彼氏は色違いを持ってて、今は食費はその財布に入れて管理してると証言。

全員の言うことが一致してたから、警備員もママも呆然としてた。

連絡はつかないけど、本当はあと7人くらいギャルの事情を知ってる人はいる。

実は地元ですっごく美味しいけど規模が小さくて、午前中には売り切れてしまうパン屋があるんだけど、わたしもギャルも駆け付けた人も皆そこの常連。

開店の20分くらい前から並び始めるから自然と顔見知りが出来て、半年経つ頃には挨拶とか世間話するようになった。

最初はギャルもすましてて我関せずって顔してたけど、年配の義母の風上にさりげなく立ったり、子連れ主婦の子を構ったり悪い子ではなかったし、もともと話好きだったから慣れたら向こうから挨拶してくれるようになったんだよね。

初めは私とギャルを胡散臭そうに見てた警備員だけど、お金はいいからポーチは返して…って泣き出すギャルと、もういい!そんな汚いのあげるからさっさと帰してよ!と般若の顔してるママを見比べてだんだんと疑念が移ったらしく

「(ギャルの)お母さまか、(ママの)旦那さんに連絡していいですか?」

の一言で発狂して娘の腕掴んで立ち上がった。

ママを出入り口にいた別の警備員が止めて、他の部屋に引き摺って行った(泣きやんでた娘はビックリしたのかまた号泣…)

号泣したところでオメエの母親が泥棒だって事実は変えようがあるまい。

こういう泥母の子の成長後の懺悔って読んだことないな。

英才教育されたまま大人になるのかね

その後は、警備主任?からもう少し詳しく話が聞きたいといわれたギャルに近所のおばさんが同伴して、私たちは帰らされた。

その週末にいつものパン屋でいつものス●ィッチポーチを持って並ぶギャルがいたんで、何となく小声でkwskしたら、モールのトイレで財布から食費をス●ィッチに移し、そのまま持って手を洗いに行って鏡台にポーチを置き、ふと気づいたらポーチが消えていた。

慌てて飛び出したら小走りで逃げていく親子をハケーン!⇒ギャル全力疾走で追い付き、娘から奪い返す、って流れだったらしい。

モールの事務所にはあれから30分くらいいて、彼氏が迎えに来てお母さんとも電話で話して、モール側も納得し謝罪。

親子がどうなったかは分からないが、ギャルたちが帰るときも娘の泣き声が廊下で反響してたらしい…。

 

痴漢扱いされた

見知らぬ女に痴漢扱いされた。

深夜、オヤジを迎えに駅まで車で行ったんだよ。

田舎の駅なんで、人気はあんまないけど、ポツポツと俺みたいな迎えの車が数台あった。

電車が駅に入って、そろそろ出てくるなと思って車のロック外してスマホ弄ってたら、ドア開けて知らん女がいきなり助手席に座ったんだよ。

女は座ってすぐ自分でドアロックして、今日の晩御飯がとか喋りだしたんだよ。

俺がえ?とか言うと、なになに誰?とか言ってドア開けようとしたけど、自分でロックしたの忘れたんか、開けてお願い開けて誰かとか騒ぎ立てた。

いきなり入って来てなんだよと思いながら、こっちで解錠したらちょうどオヤジが来てドア開けた。

女は外に出ながら、

「この男に車に閉じ込められて何かされそうになった」

とオヤジに事実無根言いやがった。

んでオヤジが、うちの息子が何を?て聞いたら、その女

「親子でグルなのねっ」

て喚いて、警察とか叫んで目の前の交番へ行った。

けど交番のお巡りさん、ずっと交番の前に立ってて、俺の車に女が自分で入るとこ見てたんだな。

あと俺の後ろの車がその女の親の車で、女のオカンらしい人が、

「あんた目の前にアタシおるのになんで違う車にに行くね?」

て言って俺の潔白は証明されたんだが、女はそれでも閉じ込められたとか言い張って腹立った。

帰りにオヤジが

「ありゃあ良いチチだが一番引っ掛かったら厄介なタイプやぞ。ワシの前のヨメがあんなやった」

と言われても、オヤジがバツイチなんて初耳でどう返事したらいいんか分からんかった。

女をチチで選ぶなといつか息子に伝えようと思ってたと言われても、だから母さんは控えめだとか言われて返事しろと言われても、困った。

幼い頃誘拐されかけた

30年くらい前の話。

当時私は幼稚園。

園にいたら先生に呼ばれて

「お母さんが職場で怪我したらしい。同僚の人がお迎えに来てるから一緒に行って」

と言われた。

裏口に知らない女の人が立っていて、

「おかあさんが大変なの。連れて行ってあげる」

と言うので車に乗った。

初めての事態に怖くて口もきけず、お母さん死んじゃうの?どうなるの?と無言でパニックになっていた。

気が付いたら全然知らないところに来ていて

「ごめんね。タイヤの調子がおかしいからちょっとおりて」

と言われ、おりたら車はそのまま走り去った。

待てども待てども車は戻ってこなくて、途方に暮れた。

アホな子だったので置き去りにされたこともわからず、おばちゃんは何か勘違いして走って行ってしまったんだ…と思っていた。

その後、地蔵のように道端から動かない私を近くの商店のおばさんが不審に思ってくれ、どうしたのかと声をかけてくれた。

事情を話すとおばさんが警察を呼んでくれて、アホはアホなりに名前と住所は言うことができたので、そのまま交番に連れていかれて、迎えが来るまで待つことになった。

そしたら母と祖母が迎えに来た。

私「あれ?お母さん怪我したんじゃないの?もう治ったの?」

母「怪我なんかしてないよ。それよりあんた、何もされなかった?どこも痛くない?」

私「痛くないよー」

なぜか泣きだす祖母。

わけがわからないままに家へ帰った。

家に帰ったら応接間のガラスのテーブルがなくなっていて、祖父がいなくなっていた。

両親と祖母に「おじいちゃんどこ行ったの」と聞きたかったが、なんかまずいような気がして一度も口に出せなかった。

中学になって、おじいちゃんは戻ってきたけどまた数日でいなくなった。

成人してから、私を車で連れ出した人は祖父の浮気相手だったと知った。

どう見ても母と同年代か、それよりちょっと若いくらいだったんだが…。

ガラスのテーブルが消えたのは、激怒した父が祖父を追い出そうとしてとっくみあいになり割ったらしい。

祖父はもともとすごく女ぐせの悪い人で、祖母も父もだいぶ泣かされてきたらしい。

私にはダジャレ好きな優しいおじいちゃんでしかなかったんだが。

浮気相手は、祖父がなかなか離婚してくれないから、そんな家庭、いっそ壊してやる!と思って私の誘拐をたくらんだらしい。

場合によっては私を殺すつもりだったと警察で証言?したとかなんとか。

でもいざ面と向かってみたら幼稚園児ってけっこう大きいんだなと思い、1人じゃ殺すのは無理そうなのでやめたんだって。

よけいなこと言って刺激しなくてよかったとつくづく思った。

 

友達の修羅場に巻き込まれた

長くなっちゃった。
読みにくかったらごめん。

自分=男

A子=自分の友人、派遣。

彼氏=A子の彼氏

蒸し暑い夏の日、真夜中の3時ごろにA子から電話があった。

翌日仕事なんで寝てたがとりあえず出てみる。

A子「助けて・・・」

こりゃーただ事じゃないと話を聞いてみると、同棲中の彼氏がプー太郎でA子のヒモらしいんだが、

「今の稼ぎでこの先やって行けると思ってるのか、将来の事を考えろ」

みたいな事を言われ、当然A子も反発して、

「無職に言われたくない、お前が将来の事考えろ。て言うかお前との将来なんか無いわ」

と言ったら殴られたので、携帯引っつかんで着の身着のまま逃げてきたそうな。

ちなみに何で自分にかけて来たのかと言うと、同棲開始直後は脳内お花畑状態で、プー太郎との交際に苦言を呈した女友達とみんな疎遠になっちゃったから男友達で一番仲が良かった自分にしたんだと。

その日はとりあえずお金貸して漫画喫茶に泊まらせた。

翌日相談して、会社は数日休みを取り、A子はひとまず実家に帰る事に。

もちろんお金は無いので俺が貸して切符を取った。

同棲してた家に、自分に金を返す為に財布やら通帳含めて荷物を取りに帰らなきゃいけないが、一人で行くと多分また殴られる。

だからと言って男の自分が一緒に行くとそれはそれでややこしい。

知らねって突き放すのも寝覚めが悪いので(正直言うと女の子にエエカッコしたいと言うのもちょっとあって)家の前までついて行き、、危なくなったらA子が大声を出して自分が突入すると言う事に。

んでA子が玄関開けたら2分で絶叫。
自分が突入。

彼氏「誰だてめぇ!」

自分「(うわっモヤシみてぇ)どうも友達です。まあまあ落ち着いて」

彼氏「A子!てめえ男作ったのか!なめやがってぶち○すぞ!」

なぜか素手じゃなくてPS3のコントローラーでA子を殴ろうとする彼氏。止める自分。

彼氏「テメーもあとで○すから大人しくしてろオルァ!話せばわかるだろ話せば!!(?)」

話が出来ないのはおめーだろと思いながら揉み合い。

コントローラー投げられて目の端切ったのでブチ切れ。

モヤシみたいな彼氏を無理矢理お姫様抱っこしてベッドに投げつけてマウントポジション取った。

彼氏は抵抗するがモヤシなので大した事もなく、やがて暴れ疲れたのか大人しくなった。

あんまり意味無いかなと思いつつ自分とA子はただの友達である事、A子一人では危険なのでついて来た事だけを説明した。

彼氏は納得して無い様子で睨んでたが、とりあえず大人しくなったので解放。

んで、ふと気付くとA子が居ない。

どうやら、自分と彼氏がちちくりあってる間にさっさと荷物まとめて逃げ出したようだ。

別にK察呼ぶでもなく、後で聞いたら隣人にお別れの挨拶までしてったそうな。

ついでに彼氏の財布からも万札2枚抜いて行ってた。(まあ、元はA子の金だけど)

残された自分と彼氏、ポカーン。お互いどうしていいか分からず、

自分「じゃ、じゃあ、とりあえず俺、帰るね?」

彼氏「あっ、うん。お疲れ」

みたいな会話して帰った。彼氏玄関まで見送りに来てた。

その後数ヶ月A子に電話もメールもシカト(着拒はされなかった。ただシカト)され続け、最後に自分の口座番号と「お前の良心に期待しとく」と書いてメールして、金はパチンコか何かでスッたと思って忘れる事にした。

そしたら昨日になってA子から連絡があり、思いがけず貸した金が返ってきたので記念に書いてみた。

–お金が返ってきた状況–

昨日電話が来て、

「ビビって逃げたけどずっと返そうと思ってた。新しい家借りるのにサラ金で借金してそっちを先に返済したから遅くなった。気まずかったのと彼氏に殴られたせいで男性恐怖症になって電話もメールも出来なかった」

って言ってた。

本人談だし今更裏を取るつもりも無いので男性恐怖症だの本当に返す気あったのかは分からない。

 

パソコンを盗まれたが

一昨日解決した取れた手ほやほやの泥話。

自分はデザイン系の仕事をしていて、パソコンを2台持っている。

一つは仕事用でもう一つはプライベート用に使っている。

自分の持っているパソコンは2台とも自分でパーツを選んで組んだ自作PC。

自分で組んだら、市販のものより安く、ハイスペックな物が手に入るが、5年前に組んだ仕事用パソコンは、3Dモデリングもできるくらいのスペックだったから、当時としてはかなりのハイスペックで、お値段も結構なもの。

どこからか高いパソコンを持っているという話を聞いた、近所の斜向かいの家に住む泥ママに仕事用のパソコンを泥された。

一週間前、買い物に出かけ、家に帰ると、鍵を閉めたはずの玄関が開けっ放しになっていた。

すわ空き巣か!と思い、無くなった物をチェックする。

すると、自分の仕事部屋にあったはずの仕事用のPCが無くなっていた。

しかし、なぜかモニターは盗られていなかった。

すぐに旦那に連絡して、警察にも通報。

現場検証などをして警察が帰って少ししたら、件の泥ママが足を引き摺りながら凸してきた。

(この時はまだ被害届けは出していない。)

「あんたのとこのパソコン壊れているじゃないか!」

「テレビにさせないなんて不良品だ!」

「運ぶ時に足の上に落として怪我した!治療費と慰謝料をふじこー!」

と捲くし立てながら掴みかかってきた。

正当防衛ってことで、学生時代にやっていた柔道技で転ばせて、関節極めながら押さえ込み。

その場で旦那呼んで、通報してもらった。

K到着後、泥ママお持ち帰り。

その次の日に、泥ママの旦那が真っ青な顔して謝りに来た。

「おたくのパソコン妻が盗んだ挙句、壊してしまったとかで・・・大変申し訳ありませんでした」

と、すっごい弱々しい声で謝ってきた。

「それと・・・・・被害届けは・・・・・・」

とこちらが被害届けを出すかどうかを気にしている模様。

こちらとしては、パソコンを弁償することと、精神科に連れて行くことと、今後一切かかわらないことを約束するのであれば、被害届けは出さない旨を伝えた。

で、一昨日、泥ママの両親と名乗る人物と、泥夫が菓子折りと慰謝料 パソコン弁償代(合わせて7桁以上)持って謝りに来た。

どうやら今月中には泥ママ両親の実家へ引っ越すことになったみたい。

実は、泥ママに盗まれたパソコンは、以前から調子が悪く、今度買い換えようと思い、別のHDDに必要なデータを退避させていた。

泥される前々日に起動させようとしたところ、電源部分から煙が上がり、お陀仏になった。

壊れているパソコンと知らずに、盗んだ挙句、パソコンを落として足を怪我した泥ママ。

自業自得です。

–後日投稿–

侵入経路を書くのを忘れていました。

寝室の窓が庭に面していて、その窓にガムテを貼り、割って侵入したみたいです。

で、帰る時はパソコンを持っているため、両手がふさがっていた為だろうか、玄関を開け放ち、開けっ放しにして出たんだと思います。

足を怪我していた為、泥を地面に倒すことは簡単でした。

ただ、泥ママに関節極めて押さえ込んだことを警察に怒られました。

 

盲目の人のポケットまさぐってた

昨日の帰り道、いつもは自転車だったんだけど、その日はたまたま歩きで帰っていた。

そしたら前方からサングラス掛けて白い杖ついて、点字ブロックふみながら歩いてる人がいたんだ。

一目で「あ、目が見えない人なんだ」って分かって、多分信号渡るんだろうな、手伝おうかな。と思ったけどなかなか恥ずかしくて出来なかった。

「まぁ大丈夫だろう」と少し後ろ髪をひかれたがそのまま進んだ。

すると後ろから「誰ですか」「やめて下さい」と声が聞こえてきた。

振り向くと小学校低学年ぐらいのガキとババァが盲目の人のポケットまさぐってた。

俺は「え!?」と思って固まってたら、ガキが「母ちゃん金ねぇよ!!」って叫んだ瞬間、助けなきゃって思って、「おい何してんだ!!」って駆け寄ってった。

すると、すぐに逃げようとしたババァとガキだったが、普通に俺の方が早くてとりあえず母親の方を捕まえた。

「おいてめぇ何してたんだ!!」って声荒げながら聞くとババァが「いいじゃない!障害者なんだから!!」とかぬかしやがった。

実は俺の兄弟には障害持ってんのがいて、それきいた瞬間姉まで馬鹿にされたようになって「ふざけんな!警察行くぞ!」といった。(

実際はこれ以上に凄く汚い言葉使ったけど…orz)

警察って聞いた瞬間逃げようとしたけど、10センチ以上身長に差があったし、毎日運動している俺にとっては片手で抑えるのも簡単だった。

それで、盲目の人には「すみません、少し待って貰えますか。今警察くるんで」って説明して110番した。

その間にガキに「母ちゃん話せくそ野郎!!」って言われたけど「黙ってろくそガキ!!」とかなんとか言ったら泣き出して何もしなくなった。

警察はすぐ来た。

俺は「この母子があのおじさんから財布としました」とか説明した。

それから一緒に警察署まで行って、少し調書とられた。

恥ずかしい話だが、説明に興奮してしまい泣いてしまった。

(その障害持った兄弟とか思い出したりして)

警察には「ありがとう。もう泣かないで良いよ。頑張ったね」と言われ、帰りをパトカーで送ってもらった。

そこでは結構ドキドキしたw

パトカーの中で、「あのおばさんはどんな罪になるんですか?」って聞いたら「まぁちょっと詳しくは教えられないけど、たぶん執行猶予はつくだろうなぁ・・・」
と言われた。

悔しかった。

あのクソババァにはホント死んでほしいわ。

 

男の子の前だと私を貶める

大学で知り合った女友達(A)は派手好きな私とは好対照なタイプだったけど、何故か気が合って仲良くなった。

面白いし、優しい子だなーと思って楽しくやっていたんだけど、だんだんAのある言動に、私は傷つき始めた。

Aは男の子の前だと、私を貶めるような発言をするようになったから。

例えば飲み会で、男の子が私を「キレイだね」と誉めると

「だから男とっかえひっかえしてるんだよーw頑張っても遊ばれるだけだよ」
とか
「オシャレでしょ?いかにも男ウケするものばっかり着るんだよねー。」
とか。

「クラブ行くと毎回お持ち帰りされちゃうんだよね」

なんて言われた事もあったり・・・。

確かに、結構好きになってくれる人たちはいたし、服装も大学生の王道・JJやCanCamを参考にしていた。

クラブにもよく行って、そこでDJと仲良くなったり友達を作ったりしてたけど、男をとっかえひっかえしたり、お持ち帰りされたりなんてしたことなかった。

でも、なんか日ごろの私が調子に乗ってるのかな?なんて思って、反省もしてみた。

が、ある時決定的な出来事が。

付き合い始めたばかりの私の彼氏に、Aが

「名無しちゃん、この前告ってきた人と浮気してるよー」

と吹き込んだことが発覚。。

話し合いの末、事実無根だと分かってもらえたけど、私はどうしてもAを許せなくて、彼氏と一緒に「何故そんな事を言うのか?」と問いただす為にAの部屋を訪ねた。

私の追及に「彼と別れさせたかった」と答えるA。

もしかして私の彼氏を・・・?と思ったけど答えは意外だった。

Aは私が好きで、彼と別れさせたかったらしい。

私には何人か外国人の友達がいて、その中にゲイの男の子もいるので同性愛に偏見はないつもりだったけど、いざ自分がその対象となると、面食らってしまった。

「嘘でしょ?」と言う私に、Aは自分の持っているレズもののDVDの数々を持ってきて見せた。

でも更に驚いたのは、Aの日記とアルバム。

日記には私への想いや、私との出来事が連綿と書き連ねられアルバムは私の写真だけでびっしり埋まっていた(気に入った写真は引き伸ばしていた・・・)

私と彼氏は絶句。

Aはちょっと泣きながら、彼氏を憎憎しげに睨んでいた。

その後お互い口もきかなくなって、間もなく卒業した。

今でも思い出すと、何とも言えない気持ちになるなぁ。

ハート泥棒!

まだ彼氏とバカップルだったころ(この時点であぁ~ってなるけど。

縁日のくじ引きで当たった割とリアルなモデルガンを使ってのドッキリを思いついた。

彼氏が一人でいる部屋に銃を構えて飛び込み。

「ハート泥棒!逮捕しゅるぅう♪」
とか言ってやろうとかその程度。

で、彼氏の家にアポなしで押しかけ、銃を構えて合鍵でそっとドアを開け、

「手を上げろ!」とわざとドスの効いた声で叫んで飛び込んだら・・・

知らない女と彼氏が裸で、ひとつ布団でいちゃいちゃしていた。

あまりのことに唖然。

彼氏も女も呆然。

しかしひっこみがつかなくなったのと怒りで

頭が変になったのか私は「V.S.O.Pだ。動くな」と、なぜか淡々と芝居進行。

銃火器に疎いせいか、本気でビビる女の太ももや頬を銃の横腹でピタピタ叩いて

「説明してもらおうか」

「腰浮かせろ。ぶちこんでやる」

とか淡々と脅す。

結局「携帯出せ、お前恋人いるんだろ。今電話しろ。別れろ」と命令。

その通りにさせ、

「私を不幸にしたんだから、二人で死ぬまで添い遂げろ。そのくらいの覚悟あってのことだろうが」

と吐き捨てて、モデルガンと合鍵をその場に投げ捨てて部屋を出た。

当時はまるで映画みたいなシチュエーションと「被害者な自分」に酔ってしまい、この話を酔うたびに友達にしまくってた。

余談だが、気づいたら私のあだ名は「軍曹」になっていた。

さらに余談だが、V.S.O.Pが特殊部隊の略称でもなんでもないことも後から知った。

 

姉が泥棒をフルボッコ

前提として

・うちの姉ちゃんは短気でよく喧嘩して、前の職場も上司と殴り合いしてクビになって今ニート。

・けど家族や部下には絶対に手を出さないが、卑怯や理不尽なことを我慢できない性格。

・そんな姉がゲームセンターで置き引きされ、自宅の鍵や免許証などをカバンごと盗まれた。

・自宅の鍵を変えるまで姉ちゃんは泥棒対策に家に缶詰。元々オタ趣味だしニートなんだけど最後の方はやたら外に出たがっていた。

さてここから。

鍵を変える日まで缶詰の姉ちゃんは家で料理をしていた。

そんなとき、玄関から物音…鍵を開ける音が。

けどその日は私を含めて両親とも仕事でいないし、そもそも家はチェーンをしているため、帰ってきたら電話をする手はずになっていた。

置き引きされていたのもあって姉ちゃんは泥棒と判断。

まず警察に電話をして…包丁を持って玄関へ。

案の定そこにはチェーンを切り裂こうとする犯人の姿が。

姉ちゃんまずはチェーンを外し、ドアをおもいっきり開けて犯人を攻撃。

怯む犯人に包丁をちらつかせる姉ちゃん。

だが女と見て犯人は勝てると思い立ち上がり襲いかかる。

しかし姉ちゃんはそいつに包丁を投げつけ(!)更に玄関にあった杖(おじいちゃんの)で犯人を打ちまくる。

警察が来た時はまず姉ちゃんが捕まえられたw

結局その泥棒は置き引きをした奴だったんだが、姉ちゃんにボコボコにされたのが心の傷になったらしく、若い女を見ると恐怖を感じて後ずさりしてしまう状態になった。

姉ちゃんも過剰防衛で裁判にかかったんだけど、情状のお陰で前科付きとはならなかった。

(まぁ警察の人には思いっきり怒られたけど)

ここまでは修羅場とは言いがたいんだけど問題はその後。

犯人の両親登場!!これがまた酷い。

偶然私も家にいた時、突如屋内に響き渡るインターホンを連打(高橋名人超えたね)

慌てて出ると、見知らぬ老夫婦。

「うちの子は心に傷を負った!!」

「泥棒ぐらいで殺そうとするな!!」

「この殺人犯め!!!」(意訳後はフジコフジコ

とりあえず無視して警察に通報した。

そしたら翌日はそいつの兄を名乗る男が「俺の弟を返せ!」>通報

とまぁ毎日のようにそいつの家族が来襲して殺人犯だの騒ぎ立てた。

これが修羅場。

流石にまずいと思ったので、警察の人に頼んで張り込んでもらうことにした。

その甲斐もあって家族来襲は落ち着いた(相手の弾切れかもしれんけどw)んだけど、うちらは引っ越すことにした。

後で聞いた話なんだけど、どうも空き巣した奴は、会社でも結構良い位置にいる部長さん。

けど、気弱で仕事のミスも多く、社長には怒鳴られ、同僚には馬鹿にされてたらしい。

そのストレスを発散するために、家族がらみで盗みをさせたりしてたとかどうとか。

だけど今は精神が崩壊しているらしくて酷いらしい。

父も母も私も、そこそこ大きい会社だからそういう事情ならと、わざわざ東京や埼玉の支社に移転させてくれた。

姉ちゃんはまだ就職できてないけど内職で頑張ってるらしい。

他の人の修羅場に比べたらショボいかもしれないけど、毎日鬼の形相をした奴らが攻め入ってきて正直怖かった。

最も来襲があった時、自然に包丁に手をかけた姉ちゃんが一番怖かったわけだがw

終わりです。

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