『奴が面接を受けにきた』など 短編5話【20】本当にやった復讐の体験談

『奴が面接を受けにきた』など 短編5話【20】本当にやった復讐の体験談

 

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短編 – 本当にやった復讐【20】

 

 

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中学高校とすれ違う度に複数人にキモいと言われ続けて、
高3で精神崩壊して中退した。今は高認取ってそこそこの大学に通ってる。

去年の夏休みに実家に帰る途中の電車の中で、
中高一緒で俺にキモいと言い続けた奴が前の座席に座ってた。
俺は大学に入ってから20kg近く痩せたから相手は気づいてないようだった。
相手はいかにも田舎のヤンキーみたいな格好して
ユニクロの袋にペットボトルとか入れて漫画読んでた。
その時点で少し恨みも減ったけど、何かやり返さないと気がすまないと思ってたら
相手が降りてしまった。

その夜に実家近くのスーパーに行ったらそいつを含めた
キモいと言い続けた3人が品出ししてて思わず笑いそうになってしまった。
とりあえず一人がでっかい檻みたいなカート?を押して移動してたから、
それとなくカートに鞄をひっかけて商品棚にぶつけさせた。ふりかけ類の商品が床にぶちまけられた。
相手は「申し訳ありません。お怪我はありませんか?」とかめっちゃ謝ってきて面白かった。
そいつと一緒に商品を拾ってたら電車にいたやつも走ってきて、一緒に商品を拾い出した。
二人とも終始俺に謝りっぱなし。

商品を拾ってる時に話をしてみた。

俺「二人とも学生の方ですか?」

電車のやつ「いやいやフリーターですよ」

俺はカートにぶつかる前に貼り紙で時給が720円であることを確認していた。
俺「時給720円でこんなに働けるなんてすごいですね。私は学生ですが、時給1050円ですよ」
俺「私も○○高校を卒業していたらこんな生活してたと思うと怖いですね。中退してよかった」

二人とも顔を見合わせてポカーンとしてた。

「○○だけど覚えてる?キモいから忘れちゃった?」って言ったら
電車のやつが思い出したようで、小声でカートのやつに何か言ってた。

カートのやつ「死んだのかと思ってた…」
どうやらやつらの間では俺は自殺したことになってたらしい。

「恨んだまんま死ぬわけないだろ。自殺するくらいならお前らを殺してからやるわ」
とか言ってたら、
二人ともごめんごめん言ってきて楽しかった。

片付け終わったら二人ともそそくさと裏に戻ってしまった。
もの足りなかったのでお客様の声とかいう紙にやつらを名指しで苦情書いといた。

 

 

自主退学

 

俺は大学でゼミに所属しているのだが、単位が楽に取れるってことで適当なゼミに入っていた。
当然のことながらゼミには推薦上がりかDQNしかいなかった。
でも殆どの連中は悪い奴ではなかったので安心していた。
ただ、一人だけT山という奴だけが屑だった。柔道部のスポ選野郎って事だけでも警戒していたが
こいつは俺みたいな一般入試で入った奴にコンプを持っているらしく
相当な嫌がらせをしてきた。

適当にあしらっていたのだが、企業の最終面接の日に無理矢理酒を飲まされて
面接をポシャにされた事から本気で復讐してやろうと決意した。

その後、ゼミで飲み会があった為、俺はわざとT山の隣に座って、普段は
酒を全く飲まなかったがこの日に限って奴の言われるがままに酌を受けた。

普段、殆ど酒を飲まない俺が倒れるのは簡単だった。
ウイスキーの一気飲みの後、急性アル中でぶっ倒れ病院に担ぎ込まれた。
目が覚めた後に、無理矢理T山に酒を囲われたと言って即通報してやった。
警察に任意同行されたらしく、示談交渉してきたが全部突っぱねてT山に前科をつけてやった。

奴は推薦で相当大手の内定を確保していたらしいが当然ポシャになった。
大学からは停学処分が下されただけだったが、柔道部も活動中止処分を喰らった為
T山はOBにきつーい制裁を喰らったらしい。
その後、学校内でも居場所を無くして自主退学していった。

その後の事は知らない。我ながら無茶したと思う。

 

奴が面接を受けにきた

 

高校生の時に同級生の妹に告白された。
好きな人がいたので断ったんだが、それを知った兄である同級生に因縁をつけられ罵倒されたり、殴られたりした。

奴が受からなさそうな、そこそこのレベルの大学に進学した。
奴は受験に失敗して結局二浪。
俺は「二浪ざまあ」と少し溜飲が下がり、奴との関係は終わったと思っていた。
月日が経って俺は社会人になり、やがて奴にも就職活動の時期がきた。
うちの会社は若手の営業が面接官として参加するんだが、何の巡り合わせか俺の担当時間に奴が面接を受けにきた。
奴も気づき、俺も少し動揺したが、とりあえず面接が始まった。
俺の順番になったので
「学生時代に後悔したことはなんですか」
と聞いた。
もちろん奴は別のことを答えたけど、笑顔が消えて挙動不審になったから意図は伝わったと思いたい。

面接後、可愛がってもらっている人事部長にしっかり伝えた。
部長はちょっと笑って「わかった」とだけ答えて、紙に大きくバツをつけて落としてくれた。
胸がスーッとした。
部長には感謝してもしきれない。

 

 

無神経な発言

 

私たち夫婦は子供が3人欲しかったんだけど、2人目を産んだ後子宮筋腫になった。

幸い発見が早く、薬物療法で行けると言う話だったんだけど、トメに
「もう子供産みきったんだから取っちゃいなさいよ。
そしたら再発もしないしいいじゃない。子供は二人が一番!
使わない器官は取っちゃったっていいしね!」
と言われた。
夫はそんなトメを散々〆上げ、泣く私を慰めながら
「こんな無神経な事をいう親の子で恥ずかしい!」
とまで言ってくれた。
夫もウトも、私の「もうトメに会いたくない」という希望を聞いてくれて、本当にずっと会わずにいた。

その後治療の末、無事3人目を授かり、出産。

そして去年の冬、トメが乳がんになった。
その頃には一番下の子供も2歳になってて、お婆ちゃんに会わせたかったので会ってたんだけど、トメが大泣きしながら
「乳房温存手術をする。全摘になっても再建手術したい!」
と言っていたので棒読みで
「全摘したらいいじゃないですか。もう使わないんだし。
子供は2人で十分でしょう。使わない器官は取ったらいいじゃないですか」
と棒読みで言った。
トメは最初びっくりしてたけど、その後怒りながら泣きだしたので
「あなたが言った事と何も変わりません!」
と言い返したらやっと黙った。
「見える所と、見えない所だから違う」
とかグチグチ言ってたけど自分が無神経な発言をした事は分かってくれた様だ。

 

 

平凡な人生

 

小学生の時の武勇伝

運動会の朝、登校中に変態さんに出合った
「これナデナデしたら1000円あげるよ」
と最終形態に変形したちωこを見せられる

ビックリして「火事だーーーーー」と叫ぶ
なんで火事をチョイスしたのかはわからん(助けを呼ぶときは~よりずっと前の話)

隣家との距離約50cmな住宅密集地なので即飛び出てくるご近所さん
あわてて逃亡する変態
事情を聴いたご近所さんが両親と駐在さんを召喚、ありのままに起こった事を話す
で、男の特徴を伝えて始まる山狩りならぬ住宅街狩り
小さな田舎町の特に近所付き合いの濃厚な地域だからホシはすぐ割れた
最近単身で越してきた男だった
男は女児専門のアレな前科もち(爺さんネットワークで調べ上げたっぽい)
この件で再び御用、私は「小学生、機転を利かし痴漢を撃退」みたいな小見出しで地域紙の隅っこに載った
平々凡々な人生の中で唯一の武勇伝

ところでその日私は姉のお下がりを着ていたのだが 立 派 な 男 だ

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本当にやった復讐短編
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