ほのぼの 和む話『おばあちゃんの卵焼き 』など 短編10話【4】 – 心がほっこりする体験談まとめ

ほのぼの 和む話『おばあちゃんの卵焼き 』など 短編10話【4】 - 心がほっこりする体験談まとめ 心が温まる話

 

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– ほのぼの - 和む話  短編10話【4】

 

 

かしこい猫

堤防で釣りしてたらネコがやって来た
釣り人の獲物を物色しようとするも、みんなに追い払われた
しばらくすると、同じネコが仔猫連れてやってきた
すると、打って変わってみんながどんどん魚あげてた
ネコの勝ちだと思った

 

 

おばあちゃんの卵焼き

俺は事情があって祖母に育てられたんだ。
学校の弁当もばあちゃんが作ってくれてた。
俺の弁当にはいつも卵焼きが入ったんだよね。
砂糖がたくさん入った甘い卵焼きさ。小さい頃から俺の大好物でさ。
ばあちゃんが知ってて毎回作ってくれてたんだよ。

中学生の頃のある日の弁当で他のおかずは食べて卵焼きだけ残したんだよね。
別に他意は無かったんだ。ただもう舌が少し大人になってきて甘いおかずを受け付けなくなってきてたんだ。
卵焼きだけ残した弁当箱みておばあちゃん笑いながら言った。

「○×ちゃんももう大人だもんねー甘い卵焼きは卒業かな?」

「うーん…そうかもねー」

と俺が言うと何か、ばあちゃん笑いつつも少し悲しそうだったんだ。
だから俺あわてて

「でも明日食べたいかもしんないから明日のおかずに入れてよ!」

て言ったらハイハイってさ。

でもさその日の夜中にばあちゃん急に体調悪くなったの。
持病悪化したの。
救急車で運ばれたけどそのまま眠るように……でね、病院に駆けつけてくれた近所のおじさんから言われて色々支度するのに一旦家に帰ったんだよね。
そしてなにげなく冷蔵庫開けたら中に卵焼きの具もう用意してあったのね。
俺何かわけわからず取りあえずその場で焼いてみたの、でもばぁちゃんみたいにうまく焼けないの。

あれから20年たちます。
俺は調理師になって小さい弁当屋やってます。
幕の内弁当には卵焼きを必ず添えます。
ばあちゃんが作ってくれたのと同じあまーい卵焼きです。

でもまだばあちゃんが作ってくれたような美味しい味には近づけないです。
だから時々ばあちゃんに味見してもらってます。

あの日から3日間の昏睡の後に目覚めた祖母は今年で98歳になりますがまだまだ元気です。

 

 

フィンランドからホームステイしてきた女の子

高校の頃、フィンランドからホームステイで日本に来てた女の子と同じクラスだったんだ。
俺の友人の家にステイしていたんだが、俺とその友人が同じ遊び仲間グループで そのステイしている娘もいつも一緒だったんだ。
で、帰る日に空港で俺にこう言ったんだ、

「私が言うことをまねしてください」

って。
その後フィンランド語で何やら意味わからんまま言わされた。
言い終わると笑顔で手を振りながら、

「モイモイ!!」

って言いながら去っていった。

彼女が帰った後、その言葉を調べると

「僕はあなたのことを愛しています。でも今は離れなければなりません。
いつか大人になった時、あなたが会いに来てくれることを、私は願っています。」

フィンランド語は翻訳サイトから適当に取ってきたので、あってるかは正直微妙

 

パフェとコーヒー

私が12歳ぐらい・父が50ぐらいの頃、2人でどっかの喫茶店(?)に入った。

その日私達2人が頼んだものは苺パフェとコーヒー。
どっちも父がウエイトレスさんに頼んでくれた。
そして当然私の前に置かれるファンシーな苺パフェ。
父の前に置かれるコーヒー。
父と私の間に漂う微妙な沈黙。

父はウェトレスさんが去ってからそっとコーヒーとパフェの場所を交換しておりました。

もちろんパフェは父の、コーヒーは私の頼んだもの。
父、コソコソと苺パフェを食べながら小声で

父「・・・○ちゃんもパフェ食べたい?」(気まずさをごまかすように言う)

私「いやいいよ。私コーヒーあるし。」(娘はクール)

食べ終わった後も父は空になったガラスのパフェの器を私の前にそっと押しやってきた。
しかも目をそらしながら。
そんな私の父、大学教授。

今でもパフェの話は家族内でのネタになり続けている。

 

 

弟の高いお酒

弟所蔵のたっかい酒を父ちゃんが飲んでしまった。

弟は烈火のごとく怒り、父ちゃんはそのくらいでと拗ね、母ちゃんと自分はおろおろするばかり。母ちゃんが酒はまた買ったげるから許してやって、と言っても弟は譲らない。

しかしじっくり話を聞いてみると、弟は酒を飲まれたことに怒っているのではなく、せっかく二十歳になって堂々と父親と一緒に飲めると買ってきたのに、先に一人で飲まれたことに怒っていたらしい。
2人は父ちゃんが買ってきた父ちゃんお気に入りの酒を一緒に飲んで仲直りしました。

酒を飲まれたことでなく一人で飲まれたことに怒る弟と、仲直りして楽しそうに飲むふたりの姿に和みました。

 

 

オタ調理師の兄

オタ調理師の兄がやっと就職したのは私の会社の寮。
管理人を兼ねての仕事なんだけど、前任者は食費とってるくせにまともにごはん作らないような管理人だった。(それでクビ)

兄が管理人になってから閑散としてた寮食堂はいつもにぎわい、寮生たちもメシうまーと通勤の同期に自慢している。
私にはいい兄だが不器用。
だけど一生懸命な兄が能力を活かせる仕事についてほんとうによかった。

寮生で私と同じ職場のオタ友A君を飲み会に誘ったら

「あっゴメン今日だめ!寮の夕飯ハンバーグだから!」

どこの小学生ですかお前は。

A君と兄は今度一緒にイベントにもいくらしい・・・

 

 

がんこじじい

職場のボスはモロに『がんこじじい』。

決算期にみんなで残業してたら、餃子の移動販売者が来た。

「へー、おいしいのかな」

「どんなんだろうね」

と言い合ってたら

「くだらんことに気を散らすな!仕事仕事!」

と怒られた。

二時間後、ようやく仕事を終えた従業員に

「ご苦労さん」

と出してきたのは大量の餃子。

ツンデレですかボス!
しかしいくらなんでも大量すぎますボス!

そしてアレ以来期待に満ちた様子で来るたびに事務所の前で長時間停車する餃子販売車どうするんですかボス!

 

おいしい?

ランチを食いに行ったファミレスで。
親子と五歳くらいの男の子の会話。

子「コレなんて書いてあるのー?」

母「んー、「なま」って読むんだよ。」

子「おいしい?」

父「おいしいぞぉ~」(多分ビールの事であろう)

店員「ご注文はお決まりですか?」

子「じゃあ、なま!」

母「な!ちょ!無理!ち、違います!ごめんなさい!
あの、すいません!違うんです!」

父「どこのサラリーマンだ、お前はw」

ほのぼの親子。

 

 

ごめんなさい

今まさに電車の中で見た光景
インド人ぽい外見の若いバックパッカー3人が乗ってるんだが、
若い姉ちゃんがよろけて1人に衝突

姉「ごめんなさい!」

イ「(大丈夫だよ、なジェスチャー)」

で次の駅で姉ちゃんが降りた途端、英語で

「生ゴメナサイだー!(・∀・)」
「響き可愛い!ゴメ…ナサイ?(・∀・)」
「男が言っててもカワイイ!(・∀・)」
「スミマセンよりいい!日本語で一番いい!(・∀・)」

のようなことを言って盛り上がりまくっている。笑いを抑えるのが大変…

 

 

ケガした雀

怪我したスズメを治るまでしばらく飼ってたんだけど
飛べるようになったからベランダから逃がしたら次の日カゴの前で待ってた
カゴ開けたら自分からカゴの中の巣に入って超かわいかった

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