動物の感動する話『ずうずうしい野良猫』など短編10話【6】 – 実話体験談

動物の感動する話『ずうずうしい野良猫』など短編10話【6】 - 実話体験談 動物・ペットの話

 

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動物の感動する話 【6】

 

 

憎らしいやらかわいいやら

魚屋の生簀にいたフグ。
水槽の右上にブクブク泡が出るやつがあって、一匹のフグがそれに向かって泳いでた。
泡の大元にたどり着いたら、フッと力を抜いたように動かなくなり
そのまま水流に乗って左側へ流されていってしまった。
ヒレも一切動かないから、だんだんひっくり返ってお腹が上に向いてきてる。
召された瞬間を見てしまった!とドキドキしてたら、水槽の端まで流されたところで
元気よくまた泡の大元に向かって泳ぎだした。
遊んでんのかよ!と憎らしいやらかわいいやら・・・

 

 

つい犬に手を振ってしまう

つい犬に手を振ってしまうことをよくする
大概はスルーされるんだけど
今日会った飼い主さんは
しゃがんで犬の前足を取って
「こんにちは」って言ってくれた
すごくうれしかった

 

 

ずうずうしい野良猫

通ってくる野良猫が大変にずうずうしく、困っています。

始めは家の外でみゃーみゃー鳴いて飯をねだる程度だったのですが、この寒空、外は辛かろうと一度玄関に泊めたのが運の付き。

それから飯をねだるだけでなく、毎日家の中に入ってきて、6kgの巨体でホットカーペットを占領するようになりました。

野良の分際で、根が生えたようにホカペから離れず、

家人が部屋のドアを開け閉めすれば寒いと鳴き、

部屋から人がいなくなれば誰か来いと鳴き、

人が来たら来たで撫でろと鳴き、さらには膝に乗せろと要求する始末。

それでいて、自分が外に出たいときにはとっとと窓際に行き、夜中だろうが家人が寝てようが窓を開けるまでおらび倒します。

こやつ、一度私にとっ捕まって去勢手術されたのですが、拉致して痛い思いさせた相手の前だというのに腹出して寝ている姿を見ると、野良としての矜持はどうしたと小突きたくなります。

どうすればよいでしょうか。

>>
あなた以外はみんな気づいていると思いますが、その猫は野良猫ではなく、あなたの飼い猫です。いままでどおり、やさしく世話してあげてください。

 

たまに見かけるわんこ

会社帰りに駅でたまに見かける白いふわもこの雑種わんこがかわいすぎます。
お母さんと一緒にお父さんを迎えに来てるみたいなんだが
階段を下りてくるおとうさんを見つけると
「とうちゃん!とうちゃん!おかえり!」と言わんばかりに
くるくる回って尻尾ブンブンさせて大喜び。
お父さんもギューッとわんこを抱きしめて、じゃれじゃれのモフモフ。
愛!これが愛!
これが見られたら、嫌なことがあった日でも、すっごく和めます。

 

 

鰹節が空から降ってきた

さっき雑煮に鰹節を投入しようとしたら、
手元が狂って鰹節を床にぶちまけてしまった。
床に丁度ネコが寝てたのだが、空から1万円が降ってきた人のようになってた。

今うっとりした顔で体にかかった鰹節の粉を舐めてる。

 

 

ミドリという猫の話

中学生の頃、我が家で飼い始めたミドリという猫の話。
ある日私はミドリを散歩に誘ってみた。
猫のような気ままな生き物がリードなしで人間なんかと散歩するのだろうか?という素朴な疑問、そしていつもどこで遊んでいるのかが知りたかった。
私達は一緒に玄関を出てまず公園に行った。
もしかしたら私だけ置いてけぼりを食らってミドリだけどこかへ行ってしまうんではないかと不安になりつつ、ミドリと付かず離れず3mほどの距離を保って後を歩いた。
一方ミドリも私に気を使ってくれたのか、猫にしか通れない場所を避けながら案内してくれている様に見えた。
私達はミドリがいつも立ち寄るとおぼしき散歩スポットを次々と巡った。
公園の裏、公団住宅の植え込み(中はまるでトンネルの迷路の様だった。)その公団の奥にある更に小さな公園…
そこを抜けて生活用水の流れるあたりは小さな草原になっていた。
アマガエルやバッタが見渡す範囲のそこかしこに潜んでいる。
ミドリはここでちょっとしたハンティングを披露してくれた。
(結局捕まえる事は出来なかったのだけど。)
背の高い草が生えた場所でかくれんぼもした。
ミドリはかくれんぼが得意で自宅でも好んでよくやっていた。
大体一時間ちょいぐらい遊んだだろうか。
少し疲れて草原の近くの公園のベンチに座っているとミドリもやって来てベンチに腰掛けた。
首を伸ばしながら鼻をすんすんさせていた。
きっとミドリは夏から秋に変わりゆく草や土の匂いを嗅いでいたと思う。
私もそんな青臭さを吸い込みながらどこかから流れてくる晩ご飯の匂いをキャッチした。
お腹空いたから帰ろうか。
今度はどこにも寄らず近道を歩いた。
肌寒い時期だったからか疲れて満足したのかは知らないがミドリは黙って抱っこされていた。

今から17年前の話。
秋の思い出です。

 

 

留守中に飼い犬が粗相

家族の留守中に飼い犬が床に粗相

センサーで感知しルンバが自動出動

素早くうんこにのしかかり床に塗りたくりながら家中を徘徊

俺帰宅

( ;∀;) <震災被害より精神的にくるぜ・・・

 

 

スーツ姿で犬を散歩させてるお兄さん

クソ暑いのにピシっとしたスーツ姿でゴールデンレトリバー散歩させてるお兄さんがいた
犬は歩きながら上機嫌そうに「ウッオッオ~♪オオオ~オオッウォ~♪」って感じに
まさに歌うように頭フリフリしっぽフリフリで歩いてて、信号で止まった。犬おすわり。
犬「ウッオ~♪」お兄さん「歌うな」犬「オ……」
お兄さん見上げて黙る犬
しっぽも一旦止まったんだけど、ソワソワ→ぱさぱさ→しゃかしゃか→ブンブンって進化してって
フンフン言いながら尻尾振りきりお兄さん見上げてソワソワ
犬「フンフン!フンフン!……キューン……」
お兄さん「……」
犬「キューン…キューン!ピスピス!キューンキューン!」
お兄さん「……」
信号青に変わってお兄さん歩き出す
犬もすぐに立ち上がり
犬「ウッウッウッオ~♪」お兄さん「歌うな」
犬「……キューン!フーン!キューンキューン!」
そのままゆっくり歩いてった。リード常にたわんでたから躾行き届いてるんだろうな。

 

 

生後半年ぐらいの子猫

まだ暖かった秋の日
2歳の息子を連れて公園に行くと
陽だまりにくつろぐ生後半年ぐらいの子猫を見つけた。

家の猫たちに「猫に接するときのマナー」を厳しく仕込まれている息子は
子猫から距離をとってじっと見守っていた。

日差しを浴びてころんころんと転がる子猫を息子に目をやりながら眺めていると
子猫から少し離れたところに母猫の姿があった。

猫と人、母同士、お互いに子供を見張っているのがおかしくて
ちょっと会釈した。猫はもちろん返礼しないけど、いい気持ちだったよ。

 

 

母ちゃん鳥の熱い指導

夕飯の準備してたらキッチンの網戸に何かが二度体当たりしてきた。
しばらくして仕事から帰宅した旦那が、「鳥のひなが落ちてる、
どうしよー」って言うから見に行ったら、ムクドリの母ちゃんが
「うちの子に近付くんじゃないわよ!!飛ぶ練習してるの!!」って威嚇。

母ちゃんがいるなら安心だけど、車の出入りもあるし危ないなと
考えていたら、二羽で近くの電線へ移動した。
暗くなってきたし、そこで寝る事にしたらしい。
今朝、また練習してた。
母ちゃん鳥、熱い指導して頑張ってた。

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