恥ずかしくて死ぬかと思った体験 短編10話【20】
1
先日、かなり人の多い路上で転んだ子どもが居たので、しゃがみ込んで助けてあげた。
子どもは見たところ、大した傷もなく、泣く様子も無く、一安心と思ったので、自分も本来の目的地に急ぐべか。
と、思い立ち上がろうとしたら、急な立ちくらみ。
倒れるまでは行かずとも膝を付く。
…今度は子どもの方に心配され、さらには周りの視線が生ぬるかった…
今度からレバーをしっかり喰います。
2
小学生の頃、友達とマクドナルドに行った。
お昼ですごく混んでいた。
当時は、並んでる人のとこに、従業員がメニュー持って、
注文を聞きに来ていたのだよ。
そのメニューってのが、プラスチックの、下敷きみたいな
物だったので、てっきり「下敷きプレゼント」かと
思って、従業員のお姉さんが差し出した瞬間、
手に持って、自分の物のように脇にはさみました・・・。
「メニューです!」って言われた時の恥ずかしさと言ったら・・・。
3
うちはマンションの3階にあります。ある日私は
学校から帰ってきていつものようにエレベーターに乗ろうとしました。
するとたまたまどこかの見知らぬオジさんが少し早く乗り込んでいて
(開)のボタンを押して待っていてくれました。
軽くお辞儀しながら乗って、3階に着いたのはいいんですけど
エレベーターから降りようとオジさんにお辞儀をした時
「ゴンッ!」と
まだ開いてない扉に頭を思いっきりぶつけました。
ちょっと大人ぶってすました顔しながらだっただけに
めちゃくちゃ恥ずかしかったです。
4
学生時代の話
体育の授業中、ボーっとしていたら
「○○ー」(俺の名前)と呼びかけられ、そっちの方を向いたら
バスケットボールが凄い早さで飛んできた。
「避けられねえ!どこに力を入れる!?」と思案して、とっさに胸の辺りに力を入れた。
予想は外れた。
下あごにクリーンヒット
激しい痛みの中、周りから「大丈夫か?」「今、顔面に…」という声が。
下を向いて、じんじんする下あごを押さえながら右手の人さし指を立てて前へ突き出し
「ちっちっちっ」という具合に三回降った。
「決まった!俺カコイイ!アブドゥルサイコー!」と心の中で唸ったが、急所のダメージは予想以上らしく後ろへフラついた。
すると足下にはボールが。
それに足を乗っけてしまい、スコアボードを盛大に倒しながら後ろへこけた。
みんなが俺の顔を覗き込んだ。
そして、「ちっちっちっ」とやって大笑いしていた。
俺の顔もニヤけていたが、死ぬ程恥ずかしかった。
その後、「ちっちっちっ」はクラスで流行った。
5
小学校のとき母に
私「ねえ、パスナある?」
母「は?」
私「だからパ・ス・ナだよ!わかんないの?パ・ス・ナ!」
母「・・・スパナのこと?」
なぜかそのとき機嫌が悪くてマジギレした自分。恥。
6
私の部屋はカーテンをしめていないと向かいのベランダから結構見えてしまう。
ある昼にお風呂から上がってパンツ一丁のまま、鏡の前でいろんなポーズをかなりノリノリできめていた。
ふと窓をみるとベランダで洗濯物を干している向かいのおばさんと目があった。
どうやら手を止めてずっと私を見ていたようで、パッと目をそらし、そそくさと洗濯物を干し始めた・・・。
急いでカーテンを閉めたがあとの祭り・・・。
近所に言いふらされてないか今でもビクビク・・・。
7
部活でおそろいのTシャツを新しく作ることになって、部長(男)が部員にサイズを聞いてまわってた。
でも、私は前日休んでいてその話を全然知らなかった。
で、部長に「××ちゃんはSだよね?」
ってきかれて、「エッ、エス?!!違いますっ!!」
と過剰に反応してしまった・・・。
いや違わないよ!サイズはSなんだけど・・・あああ。
そこに居合わせた友達に「・・・ドンマイ」
って慰められてとどめをさされました。
8
何故か痔になって、自分の部屋でオロナインを患部に塗っていた。
場所がよく判らなくて、鏡の前で結構すごい格好になっていた。
すると突然ドアが開いた。
父:○○(私)~小さい頃よく遊んでた△△おじさ…うおっ!
おじさん:うわっ!
そこには、オロナイン片手に鏡の前で尻のぞき込んでる女が一人。
ああああおっさん二人に尻の穴晒しちゃったよ…orz
父よ、ノックぐらいしてくれ。
それから五分間ぐらい、どうやって死ぬか考えたよ。
二十代女なのに…。来月から一人暮らししたい。
9
某動物園へ行った時の話
動物園へ入って、しばらく見学していたら、急にもよおしてきた。
便所を捜したところ、入り口の近くに便所の標識が!
漏れそうなのを我慢して駆け込んだ。スッキリして周りを見渡したところ、前の汚物入れのふたが半分ほど開いていて、女の人の使用済みの生理用品が?
あれ?ここは?と思うと同時に外から女の人達の声が聞こえ始めた。
それからの数分間、息をこらしてひたすら時の過ぎるのを待った。
しばらくして声が聞こえなくなった。チャンスとばかりそろそろと便所を出た。
ところが便所の入り口に女達の群れ。顔から火が出そうなのを我慢して猛ダッシュで逃げた。
10
大規模な工場でバイトすることに。
初日、駅前に送迎バスが来るということだったので予定より早く駅へ。
バスが止まってたので乗り込み数分後出発。
しばらくしたら、全然違う工場に着いた。
乗るバスを間違えていたらしく、担当者に電話連絡したり運転手さんに謝ったりでてんやわんやだった。
結局駅まで乗せていってもらい、駅から担当者の人に工場まで送ってもらった。
初日から大遅刻しました。それ以降ちょっと大変だったけど自転車通勤にした。
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