恥ずかしくて死ぬかと思った体験 短編10話【15】
1
短大へ行くのに電車のつり革につかまっている時に
太もも(ひざの裏の上あたり)に何かがカサカサとあたる・・・???
スカートの後ろ裾を見てみると
家を出る前に着けたはずのオリモノシートがスカートに付いてる!!!
慌てて引き剥がしバッグの中に突っ込んで
何食わぬ顔をしてつり革につかまったけど
変な汗かくし、手も足も力が入らない。気を失うかと思った。
恥ずかしくて回りの顔も見れなかったけど
ラッシュ後のちょっと空いてる時間だったから
まわりも気が付いてただろうなぁ~。
友達にも「さっき、スカートに何故かオリモノシートがさ~」なんて言えるわけもない・・・。
2
うちに弟の彼女さんが遊びにきていたときのこと。
弟の部屋は私の部屋の隣で、仲良く会話しているのが聞こえていたが、
私は気にせずネットをやっていた。すると私は便意を感じてトイレへ。
用を足し終わって水を流すと、いつもは詰まらないのに何故か詰まった。
ここで直すのが面倒でそのままにしておいたのが良くなかった。
その約30分後、彼女さんがトイレへと入っていったのが聞こえた(トイレは私の部屋の隣にある)
でもさっき詰まったのをそのままにしておいたので、当然詰まったまま。
その直後彼女さんは「トイレがつまっている」と弟に告げに行って、
詰まったトイレを弟が一生懸命なおしていた。
女として、姉としてものすごく恥ずかしかった。
3
初めて入るコンビニでのこと。
そのコンビニの入り口はドアを入ってすぐに急な坂になってたのね。
それに気づかないでそのまま道があると思ってガクっとなってこけてしまった。
それがちょうど店員さんの目の前でこけてしまって。
店員さん、笑いをこらえながら「いらっしゃいませ」って言ってくれたよ・・・
アリガト
4
サークルの飲み会に遅れてった時のことなんだけど・・。
そこの店は座敷が二部屋あるんです。
いつも手前の部屋を使ってたので、てっきりその部屋だと思い込んでしまって、
「イエ~イ!おつかれ~!」みたいな変なテンション入ってったら、
知らない人達の冷たい目、目、目・・・。
もう、慌てて襖をしめました。
それだけでも恥ずかしいのに、動揺してなぜか同じ部屋の右側の襖を開けた私。
「さっきさー部屋間違えちゃって、超恥ずかしかったよ~。」なんて言いながら隣りの襖開けたら、
目の前にはさっきと同じ光景が・・・。ギャ-ッ!
襖って左右一対なのよね、まぎらわしいんだよ~。・゜・(ノД`)・゜・。
トイレでその部屋の人と会う度に( ´,_ゝ`) っていう視線が痛かったよ。
5
女子高生の頃、通学途中の交通量は多いくせに信号のない横断歩道のとこで車が途切れるのをぼーっと待っていたら、頭の上から声が降ってきた。
「渡りますか?」
何が起こったのか判断できずに固まっていると、再び
「渡りますか?」
そこでやっと警察のでっかいバスみたいな車両(上に赤のパトランプ、窓の鉄格子、桜の御門付き)が自分のためだけに止まってくれて、ご丁寧にスピーカーで声までかけてくれていると気付いて、顔を真っ赤にしながらなんとかお辞儀だけして渡った。
ちょうど地元ででかいイベントがあったときで、全国の警察のかたが警備に借り出されていた頃の話…
あんときの運転してた人に一言。アリガト
6
オービスに引っかかり呼び出された。
半開きの口で鼻糞を穿ってる証拠写真を傍らに淡々と調書を取られた。
7
駅で外人に
「秋葉原まではいくらですか?」
と英語で話しかけられ緊張した自分は
130円だったにもかかわらず
「サーティーン!サーティーン!」
と延々言い続けた。
その事を後日、こんな事があったんだよ~てな感じで友達に話したら
「あー知ってる知ってる。つーかその場にいたし。」
と言われた。
一緒にいた友達の事ぐらい覚えとけよ自分…。
Wで恥ずかしかった。
8
今さっき取った電話で、最後に「失礼します」と言われ
自分も同じように言おうとしたのだけどとっさに
「失礼しません」
と言ってしまった。
ヽ(`Д´)ノあああああああああああああああああああああ
9
学生時代のバイト先(ホテル)に、夫と子供と一緒に行った時のこと。
夫と子が部屋で休んでる間にロビーを歩いてたら
バイト時代お世話になった社員さんに会ったので挨拶した。
そしたら「やー、久しぶりだね、何年ぶり?え?8年ぶり。
そっかそっかー、ところで君、
○○(私が片想いしてたバイトの男性)の子と好きだった子だよね」
な ん で 知 っ て ん だ
その社員さんが、当時一緒に働いた人たちがいるところに案内してくれたんだけど、
行く先々でその社員が「ほらみんな覚えてる?○○のこと好きだった子だよ」と
余計なことを言う。
しかも、みんなが「あーそうそう、○○くんのこと好きだったんだよねー」
「ハハハ、そんな時もあったよねー」とか盛りあがってる。
なんでみんな知ってんだ?ともうパニック状態の私に、
女性社員が「あなた、休憩室のゴミ箱に友達に書いた手紙捨ててったでしょ
○○君大好き~とか書いてたの覚えてるよ~」と笑いながらいい、
マジで一瞬気が遠くなりました。
こいつらのことだ、絶対その手紙、回し読みとかしてるはず。
っていうか、その彼本人にも、間違いなく見せてるはず。そういう人たちだ。
今この場にいる全員の脳裏から、その記憶を消し去りたい。
そして私はこの場で死にたい、とまで思った。
っていうか、当時最もこの件でこっぱずかしい思いをしたのはその彼だよな~。
アホウなバイト女の落書きに自分の名前が出てて、
それを何十人という人たちに知られてんだから。
今でもこの件を思い出すと、彼への申し訳なさと、恥ずかしさに心臓がきりきり痛む。
10
小学生のころトイレが怖くて、いつも歌を歌いながらトイレに入ってた。
かなりの大声だったらしく、大きくなってから親に
「あんたトイレでいつも大声で歌うから、近所に丸聞こえで恥ずかしかった」
といわれた。
ここまでは良かった。
4年生の時、「トイレで歌を歌うと呪われる」という噂が流行った。
それまで歌いまくっていた私はおびえ、トイレに入る時には絶対歌わないようにした。
その上
「あたしは歌ってないよ。今は歌ってない。歌ってないから平気」
等と、誰に言ってるのかわからない言い訳を、怖いからずっとしゃべっていた。
親に・・・その言葉も丸聞こえだったといわれた。
自分の聞かれてはいけない独り言は、隣の家にも筒抜けだった。
これは恥ずかしかった。
でも、20歳越えた今でも、トイレでは絶対歌わないようにしていることは、さすがに秘密。
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